飽食の三連休①十六夜(いざよい)は優しく更けて | 八ヶ岳ゆるふわ日記

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八ヶ岳南麓大泉と東京を行ったり来たりの毎日。日々のよしなしごとを綴ります。

(三連休中に2度訪れた「Night Market」 )

 

 三連休の前日、八ヶ岳南麓大泉での3日間をそらとともに過ごすことになった私は、連休中の激混みを避けるため「ひまわり市場」で大量の食材を買い込んだ。

 さっそく「夏野菜(の名残り)カレー」を大鍋でたっぷりこさえる。あわよくば連休中の昼夜計6回をこれで乗り切ろうという壮大な構想である。不思議なことだが、壮大さは滑稽さとコインの裏表だ。万里の長城しかり、ギゼのピラミッド然り。

 

 それはともかく、壮大な営みのその後の展開は・・・。

 

(8月10日の記事の夏野菜カレー 

 今回も絵ヅラは同じだがシシトウの代わりに万願寺唐辛子をぶち込んだ)

 

 連休初日昼メシは予定どおりカレー

 観音平の下見から戻ってきて昼メシは予定どおりカレー。今後のことも考えてご飯は3合まとめ炊き。

 たらふく食って囲碁部の碁会へ向かった。

 

 晩メシはどんぐり+Night Markt

 碁会の後ブログ友のYさんが愛犬と遊びに来てくださった。「これはぼっちメシ解消か」と期待したのだが、お二人は別に予定ありであった。残念~。

 3人+2匹で石堂交差点から「洋菓子Marron」方面に歩いていくと、ブログ友Oさんの別荘にクルマが停まっていた。電話してみると、今宵の食事は見た目はショボい良店「あめみや」を予約しているとのこと(「あめみや」の記事は → ここ )。

 これは朗報だ。上目遣いで同伴をお願いしたところ(演技したところで電話なので見えません)、紳士のOさんはイヤな顔もせず(電話だからこれまた真相は不明)快諾してくださった。おかげ様で晴れてぼっちメシ解消である。

 

 ところが約束の時間の30分前、自宅から「あめみや」まで歩き始めたとたん股関節がうずきだした。前日のプール、観音平の散策、愛犬の散歩の疲れがドドっと噴き出したのだ。

 「もしもし、すみません、恥ずかしながら『あめみや』まで歩けそうもないです」

 「じゃあ、あめみやはササっと済ませますから、お近くの『Night Markt』で飲みましょう」

 どこまでも優しいOさん。肌寒さを感じる初秋の黄昏に人の温かさが身に染みる。

 

 とはいえ今から家に戻ってカレーを食う気力はない。そこでNight Market の向かいにある韓国レストラン「どんぐり」へ。奥様の新作ジャージャー麵が今宵の晩メシとなった。

 

 Night Markt は8月に続いて二度目である(その時の記事は → ここ )。

 ここはOさんご夫妻もひいきにされているとのことだが、洋菓子Marronのお近くに住むOさん宅からは登り道を30分近く歩くことになる。酔っ払った帰りは下りなので逆パターンと比べてそれほど苦にならないとおっしゃるのだが、私に気を遣わせないための方便のようにも思える。

 

 赤ワインを頼んで、ツマミは生ハム、ドライフルーツ、トルコ風春巻き。

 

(生ハムとドライフルーツ(レーズン、パイナップル、イチジク、もう一つ))

 

 

(トルコ風春巻き 「トルコ風」は外見か味か聞き忘れた)

 

(パルマ産プロシュートの巨塊 中々お目にかかれないサイズ)

 

 Oさんご夫妻の優しさと旨いツマミで連休初日の夜は優しく更けていった。

 

 千鳥足 

 夜市を辞せば 秋雲に

 見え隠れにし 十六夜の月 (詠み人しらず)

 

 

(肉眼では月がはっきり見えたのだが)