まきば公園でジャンボバーガーを食う | 八ヶ岳ゆるふわ日記

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八ヶ岳南麓大泉と東京を行ったり来たりの毎日。日々のよしなしごとを綴ります。

(まきば公園からの富士山)

 

 氷点下の寒空の中、「まきば公園」に行った。ひとつには参加の意思表示はしていないにもかかわらずなし崩し的に参加扱いとなった奥会津行の事前体ならし、もうひとつの目的は「まきばレストラン」の名物「清里ジャンボバーガー」を食ってみようという食い意地のためである。

 

(まきば公園の夏景色)

 

 まきば公園は標高1100~1700mの高地にあり、その中心のまきばレストランが1400m。牧場が造成されたのが1926年だから、もうすぐ開設100年を迎えるという八ヶ岳南麓で最も古い施設のひとつである。

 そんな沿革もあり、まきば公園の住所は「大泉町西井出8240-1」である。私も含め大泉町住民の多くの方の住所が「西井出8240」だが、そのトップがまきば公園なわけだ(大泉の奇々怪々な住居表示の謎に関する記事は → ここ )。

 

 我が家から15分ほどでまきば公園に着いた。

 

(まきば公園の冬景色)

 

 ここは八ヶ岳、富士山、南アルプス、奥秩父連山が一望できる絶景スポットでもある。

 

(八ヶ岳の主峰赤岳(2899m)がすぐそこに 権現岳(左2715m)と赤岳の間に阿弥陀岳(2805m)が小さく見えている ふだん見慣れた八ヶ岳の山容とは大きく異なっている)

 

(異形の瑞牆山(2230m)と金峰山(2599m) 瑞牆山の手前は飯盛山(1643m))

 

 残念ながら公園は冬季閉鎖中(11月11日~4月19日)で散策はできない。となればレストランに直行、さっそくお目当ての清里ジャンボバーガーを注文した。

 

 待つこと10分、ジャンボバーガーが厳かに登場した。

 「おお!」、と周囲から感嘆の声があがると注文冥利につきるというものだが、残念ながらお客さんは我々だけである。あ~残念。

 バーガーは上から、

 バンズ、

 大玉トマト、

 特大ベーコン、

 レタス、

 バンズ、

 チーズ、

 ハンバーグ、

 大玉トマト、

 レタス、

 バンズ

という10層構造となっており、それを金属の矢で貫いて固定してある。 

 

(見よこの雄姿 つけ合わせはザワークラウト)

 

 ウエイトレスの女性二人が面白そうにこちらを眺めている。名物とはいうものの、滅多に出ないシロモノなのだろう。

 「あの、すいません、これバラして食うんでしょうか」

 「そうです。矢を抜いてください。危ないですから」

 「・・・」

 「・・・」

 「あの、恥ずかしいからあまり見ないでください」

 「は~い」

 

 さっそくバラす作業に取り掛かった。バラす前から気がついていたが、バラしてしまえば何のことはないただの「ハンバーグとベーコンステーキ パンと生野菜添え」である。

 

 

(第1層バンズと第2層大玉トマト(ピクルス添え)を食ってみたがこんなもの旨くもなんともない)

  

 大量のナプキンをベトベトにしながら殆ど手づかみで食い終わったが、マックの廃棄物目当てに裏口でタムロするホームレスになったような、何ともうらぶれた気分になった。

 

(家内の甲州ワインビーフヒレステーキはすこぶる旨い)

 

 「名物に旨いものなし」、これはハズレ。

 まきばレストランの名誉のためにつけ加えておくと、清里ジャンボバーガー以外のものは家内が注文したステーキだけでなく、ビーフシチュー、カレー、キッシュなども旨そうである。

 まきばレストランは「寒いほどお得フェア」(1月11日~2月16日)にも参加するそうだから、年明けに

また来てビーフシチューを食ってみようと思う。