ボケの予感④懐メロと歴史小説に気持ちは傾く | 八ヶ岳ゆるふわ日記

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八ヶ岳南麓大泉と東京を行ったり来たりの毎日。日々のよしなしごとを綴ります。

(早くも春爛漫といった風情の紅梅・白梅 近所の寺の境内にて)

 

 先日亡くなられた梓みちよさんの追悼番組で伊東ゆかりさんが「恋のしずく」を唄っていた。私が小学校5年生の時のヒット曲だ。

 肩をぬらす~ 恋のしずく~

 濡れたままでいいの このまま歩きたい

 きっと身体の中までしみるわ

 そしてあなたの あなたのことばを~

 忘れないように したいの~

というやつ。私はあまりの懐かしさに画面を食い入るように見つめた。 

 

 

(伊東ゆかりさんは子供心に「なんだか幸せが薄そうなおばさん」に思えたっけ

1968年リリース 作曲:平尾昌晃 作詞:安井かずみ)

 

 いつからか、懐メロ番組を楽しんでいる自分がいる。

 囲碁の後のカラオケで披露して高齢者連中を喜ばせてやろう、という企てのつもりだったのだが、どうもそうではなくて私自身が純粋に楽しんでいるのである。

 

 先日の由紀さおりさんの「歌恋!音楽会」(BSTBS 月1回放送)ではゲストの布施明さんのミニコンサートなんかもあったりして私はすっかり魅了されてしまった。

 

 

(次回は3月6日放送 ゲストは夏川りみさんほか 「星降る街角(敏いとうとハッピー&ブルー」、「時の流れに身をまかせ(テレサテン)」、「愛して愛して愛しちゃったのよ(マヒナスターズ)」、「そして神戸(内山田洋とクールファイブ)」など豪華絢爛な懐メロの数々が披露される)

 

 思い余った私は4月放送予定の番組収録参観を申し込んだ。あわせてTBSに、

『歌恋!音楽会』を毎週1回放送して欲しい」旨の嘆願を行った。

 それだけでは万事熱しやすく冷めやすい性分の私の気はおさまらない。6月に開催される由紀さおりさんのコンサート(6月中野サンプラザ)にも出かけることにした。

 

 何故こうも懐メロに惹かれるようになったのか。

 これは明らかにボケの進行であろう。新しい物事を脳が受けつけなくなりつつあるのだ。事実音楽に限らず新作のテレビドラマなども全く見る気が起きない。ドラマの質が悪くなったせいだと思っていたが、どうやらそういうことではないらしい。

 

 ボケの予感そんな気分

 いつもと違うでしょ

 春に誘われたわけじゃない(まだちょっと早いからね)

 だけど気づいて I've been mellow

                                                 (この項続く)