八ヶ岳南麓大泉は久しぶりの晴天。さっそくアナベルの支柱を施した。
「どう咲きゃいいのさ、この私」などと恨み言を聞かされてはたまらない。
(意外と頭が重いので縦の支柱には防獣杭を使っている)
体高はまだ1mちょっと。これからどんどん伸びるだろう。
そんなことを考えていたら庭の草花の背丈が気になってきて、芝のサッチング用熊手(全長1.4m)を使って身体測定をすることにした。
二つのアナベルはカサブランカの横でいじけていた方が1.1m、隣家との境界近くの方が1.5mほどに成長している。
日当たりなどの生育環境はほぼ同条件にもかかわらず成長に差があるのは、隣家近くのアナベルは
5年前に新築祝いとして当時お世話になったペンションブロッサムから株分けしていただいたもの、カサブランカ脇のやつはその翌年に水戸のご老公がわざわざ届けてくれたもので、1年の差に加えそもそも水戸育ちのアナベルがこの地に馴染むにはそれ相応の時間が必要ということなのだろう。
(日当りはほぼ同条件だがカサブランカ脇(左)の方が成長が遅い)
最終的には2mに達するヒメヒマワリは現時点では私の背丈をちょっとこえる1.75mほど。さすがに
夏の花を代表するだけあって日増しに伸びている。
(支柱が狭く高さも不十分だったが、まあいいか)
恐るべきことにカサブランカが鬼のように成長している。既にヒメヒマワリを凌駕して1.8mに達しているではないか。
ABABAで買った球根をほったらかしにして2シーズン目だが、一体どこまで巨大になるのだろう。よく見ると幹も葉もなんだかジュラ紀の植物のようで、ちょっと不気味である。
(4本がひしめきあって屹立している光景は異様だ)
というわけで、「現時点での計測ではカサブランカが意外な勝利」、といいたいところだが思わぬ伏兵が
いた。アスパラガスである。計測してみると一番高いところは2mを楽に超えている。
庭の草花はどれも可愛く依怙贔屓などはもとより存在しないが、そうは言っても来年の収穫につながるアスパラガスの成長は応援したくなるのが人情というものだ。
新芽を食いつくされた哀れなアスパラガスだが、その分の栄養がこれからどんどん本体に回ってくるだろう。来年も楽しみだ。
(どんどん伸びて天まで届け!)