真夏のナルゲンボトルを一工夫して冷たさをキープするには

一昨日は日本各地で30℃を超える天気になり、梅雨を前にして真夏の気候になってしまいました。さらに今年はマスクを付けたまま外出することで体の表面に熱が溜まりやすくなるので、感染症だけでなく熱中症対策も必要になるでしょう。

このブログでは実に様々なボトルを紹介しているのですが、保冷・保温の性能が高い真空断熱のステンレスボトルは水かお湯を入れることで長持ちさせており、コーヒーやお茶・麦茶を直接入れることはしません。やはりそうした色の付いた飲み物(スポーツドリンクも含む)をこれからの季節持ち運ぶには、洗いやすくてニオイも付きにくいナルゲンボトルの優位性を生かしたいところですが、言っても普通のプラスチックボトルなので、「保冷」という点がウィークポイントになります。

ただ、今水の持ち運びに使っているボトル用に購入した内部に銀マットのようなシートが貼ってあるボトルカバーは、朝持っていけば午前中いっぱいくらいまでは冷たいと飲んで感じるひんやりさをキープしてくれるので、それならそれでいいかなと思っていたのですが、今回扱いやすいナルゲンボトル500mm丸形にピッタリとハマるボトルアクセサリーを装備したボトルに100円ショップのダイソーで遭遇してしまいました。この裏技を使うと、ある程度真夏のナルゲンボトルでも冷たさをキープできる時間を長くすることができると思いますので、ここでちょっと紹介させていただきたいと思います。

その商品とは「冷んやり水筒」という名前で売られている100円のボトルです。ボトルはかなり柔い感じですが、フタはカラビナを使えばどこにも吊るせる形状をしていて、容量は400mlです。写真を見ると中に何か棒のようなものが入っているのがわかると思いますが、これがこの製品のキモです。

中味を分解すると、このようなパーツに分けることができます。左上はフタですが、上中央はボトルのボトルの直径にはまるサイズの小さな呑み口のついた中フタで、写真にある何かが付けられるようになっているのがポイントです。

ちなみに、ダイソーにある他のボトルの中フタもこれと同じ構造になっているので、このボトルのパーツを付け替えて利用することは可能になっています。右上のパーツは下にある棒状のパーツのフタになるもので、このフタを中フタの下に固定してセットできます。ではこの棒状のパーツには何をするかと言うと、水を7~8分目まで入れて凍らせるのです。ここまで書けばおわかりかと思いますが、このボトルに凍らせた筒を中フタの下にセットすると、通常のプラスチックボトルよりも長く冷たい状態を保たせることができるというわけです。

ただ、これはダイソーにある同じ中フタを持つボトル同士でなら付け替えはできるものの、果たして目的のナルゲンボトルにこの中フタが合うのかどうかが心配ではあったのです。ちなみに、このボトルとナルゲンボトル500ml Tritanに合うのかどうか、自宅に持って帰ってすぐに試してみました。

結果、最初はかなり挿入するのがキツく、一回入れてしまうと中フタを壊さずに取れるかなと心配するほど入りにくかったのですが、何回も出し入れを繰り返していくうちに、スムーズに付けたり外したりすることができるようになりました。ナルゲンボトル用に直接ボトルからではなく小さな呑み口を空けた専用の中フタも売ってはいますが、これはボトルと冷却パーツまで付いて100円なのですから、最初だけ何とかこの中フタをナルゲンボトルに慣らしていただきたいと思います。

実際に、全てのパーツを付けてナルゲンボトルにセットしてみました。実際に持ち出す際には中に銀マット仕様の保冷対応になっているボトルケースにセットし、さらに冷気が逃げないようにタオルで巻いて持っていき、ボトルケースに入れたまま使えば、ナルゲンボトル自体を凍らせなくても十分冷たさをキープでき、ナルゲンボトルのウィークポイントの一つを克服できるでしょう。

こうしたシステムができるなら、ぜひ次にはこの筒状のパーツに細かい穴を開け、中に茶葉を入れてお手入れのしやすい水出し茶メーカーなんかもぜひ出して欲しいと思います(^^;)。旅の途中で何回も使うわけにはいかないとは思いますが、毎日自宅から持っていくものとしては、ナルゲンボトルは中に何を入れても洗えばニオイもしませんし、様々な冷たい飲み物を入れてこの夏には活躍してもらいたいと思っています。とりあえず中フタだけでもあると便利ですので、お近くのダイソーでぜひ探してみて下さい。


カテゴリー: ボトルに関する話 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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