モバイル回線運用でのTVer視聴はフジテレビの番組に注意しよう

過去の書いたものの中に、最大500kbpsという決して早くはないものの、You Tubeの標準画質だったらとりあえず止まらずに見られるmineoのオプション「パケット放題」を利用しても民放各社が放送された直後の番組をしばらくの間無料で見逃し配信する、TVerの番組を見られてしまうことを紹介しました。
この事は色々な番組を見ているうちに一つの例外があることを知り、その例外が「フジテレビの見逃し配信」であることがわかりました。なぜこんな事が起こるかというと、フジテレビだけはTVerの仕組みを使っての見逃し配信を行なってなく、フジテレビが独自に提供するアプリ「FOD」へのlinkを貼る形であたかもTVerアプリから動画を見ているかのように見せていることに原因があります。

TVerアプリの動画は回線のスピードに応じて自動的に画質が変わり、500kbpsでも何とか止まらずに見られるのですが、フジテレビの番組の場合はTVerの設定ではなく、「FOD」の設定を変えなくてはいけないということになります。

これは「FOD」アプリの動画視聴設定画面ですが、ここで「自動選択で再生」ではなく、「軽量版で再生」を選ぶと、番組再生のデータ量が1時間で最大150MBに抑えられます(自動にしておくと最大400MBに繋ごうとした時に頻繁に画面が止まってしまい、ほぼ実用には耐えません)。ただ、この方法だとテレビ放送時にコマーシャルに切り替えられるタイミングで入る、フジテレビの番組や商品のお知らせが流れる際、最大速度で通信しようとして低速から中速で見ようとすると、頻繁に画面が止まり500kbpsではかなりのストレスになりますが、それを我慢してテレビ番組に戻れば止まることなく見ることはできます。

これは、Rakuten UN-LIMITの低速である最大1Mbpsにしていても同じで、最大500kbpsよりはましですが(少し待ては割と早く動画が動き出します)、番組のお知らせ時にはスムーズな動画視聴をするのは難しいということは理解しておいた方がいいでしょう。

個人的には、こういう仕様でTVerに参加しているフジテレビについては、せめて「FOD」の動画視聴環境をTVerに合わせてくれないと、ほとんどの番組がTVerに参加しているものの見られないNHKとともに、モバイル運用時の自分の視聴番組から外す流れになるかも知れません。今回のRakuten UN-LIMITの新プランの影響で、UQモバイルやYモバイルでも制限時の最大速度が1Mbpsのプランが追随する中、逆に最大1Mbpsでそれなりに利用できるサービスの方に自分は流れていくと思うので、どうしてもモバイル環境でフジテレビの見逃し配信を見たい場合には、TVerを使っていたとしても「FOD」の動画視聴設定を事前にいじっておきましょう。


カテゴリー: モバイル活用ガイド | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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