こんちはKimikoです。

今日は映画やアニメ、漫画で大人気のエヴァンゲリオンが大好きなライターさん7人に考察文を書いてもらいました!
それではどうぞ。

エヴァンゲリオンの考察7選!

エヴァンゲリオンは人によって大きく解釈が違うエンターテイメントです

元祖アニメ版エヴァンゲリオンはリアルタイムで視聴していました。最初は「ガンダムみたいなものだろう」
と思っていましたが、第一話を視聴したときに「このアニメは一体なんなのだ」という強い衝撃を受けました。
アニメも映画も全て視聴していますが、物語が複雑すぎて「人類補完計画」に関して未だによく理解できていません。
TVアニメ版では、ラストの数話は何度も見ましたが、何が言いたいのかわかりませんでした。最終回ラストでは、死んでいったNERV(ネルフ)の仲間たちが「おめでとう!おめでとう!」とシンジを囲んで拍手をします。
つまりは「精神」や「魂」が別世界で隔離されて、そこで永遠に生きていけるという意味合いなのかと感じました。

アニメが終ってから続編が発表されましたが、ラストシーンのアスカの「気持ち悪い」という言葉は、「シンジとの生き残る世界は望んでいなかった」その理由はアスカが昏睡状態であるときに、シンジがアスカに対して行った行為から来るものと予想すれば納得はいきますが、彼女はそれを知らないはずです。そこも未だにわかりません。

やはり多くのファンが納得していなかったのか「序」「破」「Q」というエヴァの新作が作られました。「破」は本当に面白かったです。「こういう分かりやすいのでいいんだよ」と友人と絶賛していました。レイもアスカも普通の女の子でシンジも病んでおらず、万人受けする作品でした。終わり方も良かったです。

そして満を持して登場した「Q」ですが、唖然としました。なぜシンジが敵になっているのか。内容全体がさっぱり理解できないまま終了しました。破が素晴らしかったので映画ではなくてこちらの頭の中が「Q」だらけです。正直あまりにつまらなかったので「Q」に関しては内容をほとんど覚えていません。庵野秀明さんがプレッシャーから病んでいたためこのような作品になってしまったという話がありますが、いくらなんでもこれはないだろうと当時感じたのを覚えています。

当初エヴァンゲリオンは制作陣がヒットするとは思っていなかったそうです。そう考えると難しい設定を作り上げて、あとは視聴者のご想像にお任せします、というよくある手法が「アニメ版」だったのかなと感じます。「シン・エヴァンゲリオン」で4部作は完結するそうですが、Qの伏線は絶対回収できないだろうとういうのが私の予想です。
庵野さんには是非とも万全の状態で、ファンが納得できる有終の美を飾っていただきたいと強く願っています。

シン・エヴァンゲリオンの「赤い海」は旧劇場版のものか、新劇場版のものか

エヴァンゲリオンで大問題となったシーンといえば、「Air/まごころを、君に」のラストシーンーー「赤い海」と「気持ち悪い」を連想する人は多いと思う。

自分もずいぶんとあのシーンを見直したくちだ。「赤い海」は「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」公開当初も旧シリーズとの違いとして大きな話題となり、おそらく「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」でその謎が明かされる部分だと思う。その証拠に、予告版は赤い海の上空のワンシーンで構成されている。

そもそも旧シリーズでは赤い海は南極周辺に留まっており、「Air/まごころを、君に」でLCLの海として「赤い海」となってしまう。

対して、「序」では「赤い海」はセカンド・インパクトの影響によるもので、「海洋生態系保存研究機構」が元の青い海に戻すために実験を行なっている。

このことから、新劇場版と旧シリーズは別の世界の物語とされているわけだが、「Q」で大きく話が変わる。

アスカが「Air/まごころを、君に」で負った傷を象徴するような眼帯とツギハギだらけのプラグスーツというの出で立ちで表れたからだ。「序」「破」では別の世界の「エヴァ」だと思われていたものが、旧劇場版とのつながりを感じさせる内容となっている。

映像的には同じ「赤い海」でも、それが何が理由で赤いのか。「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」を観る上で、注目すべき点のひとつだ。

登場キャラクター達が感じている思春期の葛藤の場面が共感できる

思春期の若者の共感を呼ぶアニメ作品であり、心理描写が巧みな点が魅力的な作品だといえます。
従来のロボットアニメにはないような独特の世界観でストーリーが展開されるので、先の予測が出来ない点も引き込まれてしまう理由の一つだと感じました。

ストーリー上で重要となる用語や登場キャラクターに対して、説明が足りないような印象を受けることがありますが、わざわざ固定した解釈を加えずに、見ている人の独創性や創造性に任せているところも魅力でしょう。

歳を重ねてから改めて見返してみても、すごく面白いと感じる場面が多く、思春期の青臭さを思い出すことが出来ます。
アニメストーリーを追っかけても、いまだに使徒が攻めてきた理由、人間と使徒が戦う理由、人造人間エヴァンゲリオンとは
何なのかが理解しきれていないので、その点が飽きの来ない理由となっているように感じます。

登場キャラクターたちも魅力的な人が多く、女性キャラクターに関しては多くのファンに根強い人気があり、コミケなどでコスプレをしている人も多い点が魅力を物語っています。

映画バージョンなどでも新しい女性キャラが出てくることがありますが、やっぱり不動の人気は綾波レイであり、つかみどころのない雰囲気にグッと来てしまいます。

エヴァンゲリオンは青春に対する欲望を体現したアニメであるという考察

アニメ「エヴァンゲリオン」は、青春時代に未練のある大人の鬱屈した妄想が投影されているのではないかと感じます。
例えば、綾波レイの存在です。碇シンジの母親のクローンであるレイは、シンジにとって時に厳しく、時には命を張ってシンジを守る、無性の愛の象徴です。恋愛感情を抜きに、友情を超えた存在を身近に感じていたかったという気持ちの現れなのではないでしょうか。

そして惣流アスカラングレーは、レイとは対称的に我が儘でシンジを振り回すものの、なぜか憎むことのできない、シンジが愛を注ぎたいと感じている相手です。対称的な女性をそばに置く方により、愛され、愛する喜びを得ようとしているのでしょう。そしてエヴァンゲリオンとシトの戦いは、心の中にある現実と妄想の葛藤ではないでしょうか。そして物語の要所でシンに勝利することにより、碇ゲンドウ、すなわち、シンジの中では絶対的権力を持つ父親に認められたいという気持ちがあるのかもしれません。

シトの見た目が時に気持ち悪く感じるのも、現実の残酷さを体現しているかのように感じます。エヴァンゲリオンが子どもよりも大人に受け入れやすいアニメであるのも、そういった青春に対する欲望が爆発した人々の心に刺さるからなのではないかと思います。

未だに全ての謎が明かされない福音の言葉たちの正解を探して

放送からまもなく四半世紀が過ぎようとしている「エヴァンゲリオン」
著名人、思想家、哲学者、宗教家、評論家たちがこぞって、あーでもない、こーでもない、並べるのがエヴァと言う作品だ。
自分もあの当時に見た衝撃から未だに冷めず、気づけばミサトさんより年上になってしまった。

よく言われる言葉として、TV版に対し、新劇場版ではスーパーロボット大戦のようなシンジくんになったと言われるが、果たしてどうだろうか。

TV版ではシンジの周囲の大人たちは、どこか完全に大人になりきれなかった不器用な人間が多く描かれている。
リアルタイムに子供だった自分もかつては、なんでこんな未熟な人たちが偉そうぶっているのだと憤慨していたが、彼らと同じ年頃になって気づく。
あれは彼らなりの精一杯だったのだと。むしろ、劇中で描かれていた大人たちよりもずっと子供っぽい自分がいると気づくほどだ。

新劇場版になって、その違いは顕著になる。誰も彼も大人になった、いや大人をやろうと自覚的になった。その結果、全てがプラスに働いているとは言えないが、確実にシンジに良い影響をもたらしている。
シンジ自身は本質的にTV版となんら変わらない。周囲の大人が変わる、すなわち環境が変わることで、表面的に前向きになったのだと言える。

エヴァンゲリオンに登場する使徒は、人類に何を伝えようとしているのか

エヴァンゲリオンは、当時の日本の若者に大きな影響を与え
それは今も続いています。

それはエヴァンゲリオンにが込められている強いメッセージが
こめられているからこそ今現在でも多くのファンが
存在しているのだと思います。

エヴァンゲリオンの一番の見所は、地球人と使徒との
戦いですが使徒の存在は人類にとってどういう意味を
持っているのでしょうか。

これはアニメの話とほとんどの方が認識していると
思いますが、しかし、使徒という存在ははっきりしないもので
神出鬼没であることを考えると、現実世界でもるのか
しっかりと存在しているように思います。

まず一つとして挙げられるのが大規模な天災です。
世界はこれから温暖化が進み、その影響で大きな天災に
見舞われることが予想されます。

それ以外にも人類を襲う様々な要因は数多く存在し
これから起こるかもしれない恐怖に常に怯えて
生活しなければいけないちっぽけな人類はまさに
エヴァンゲリオンのような世界と同じなのではないかと思います。

その恐怖の存在と常に向き合いながら、時には翻弄されて
人類同士がトラブルが発生することも、非常に
現実世界に酷似しています。

エヴァンゲリオンでは、主人公の碇シンジやその子供たちが
日々の恐怖に対しての心の葛藤がリアルに描かれており
個人個人がどのように対応していくのかも
エヴァンゲリオンの魅力です。

その一人一人の感情を紐解くことで、これからの変化に
どう対応しているのか一つのヒントになるのかもしれません。

エヴァンゲリオン劇場版の予想等につきまして私の意見について

エヴァンゲリオンの作品としましては、私が中学生の頃に現役でアニメで放送されて、そこから、ファンになり、激情版等を見る形になりました。テレビ版の終わり方としましては、「シンジ君おめでとう!」と言う形で全てが夢であったような終わり方で、いきなりストーリー展開がぶっ飛ぶような形で分からない形でありましたが、その後の劇場版では、シンジとアスカだけの二人の世界だけになったり等、終わり方が大きく割れる形になりました。

今回の劇場版では正当なラストとしまして期待しているのですが、何が起こるか分からないと言うのがエヴァの世界であると思っておりますので、私としましては、また、大きな展開が待ち受けているのではないか?と思っております。ラストとしましては、チルドレンだけの世界になってしまったりするのではないか?

もしくは、原始に戻ると言う意味で、地球が生まれた世界に、何もない自然に満ち溢れた世界で最初の人間としてチルドレンたちだけが生活していくのではないだろうか?と言う風に今までの歴代の劇場版を見て何となくそう思ってしまいます。

シンジたちにとって本当に戦争のない平和な世界が訪れるように劇場版を控える形で毎回の願いであります。