公的年金は少ないと言われるが、どれくらい貰えるのか?。

平成15年3月以前と平成15年4月以降で計算式が異なるので、
単純にするために平成15年4月以降に厚生年金に加入した人のケースで
計算してみる。

厚生年金の保険料は標準月収額で決まり、1等級から32等級までの32段階あり
この標準月収額で厚生年金の報酬比例部分が決まります。
標準月収額は、一番低いのが1等級の98,000円未満の88,000円から
一番高いのが32等級の635,000円以上の650,000円になります。

一ヶ月標準月収額に対する保険料を払うと、
「標準月収額×0.005481」に該当する金額が年額増えます。
1等級では約480円、32等級では約3560円です。

現実的にはありえませんが、40年間働いた場合、、
報酬比例部分は40年間1等級と40年間32等級のケースの範囲に入ります。

1等級40年間の場合、 230,400円 
32等級40年間の場合、1,708,800円

老齢基礎年金の780,900円(R4年)なので、
貰える年額は1,011,300~2,489,700円です。

月額にすると、84,200~207,400円くらいです。
実際には40年以上働いたりするので、変動はありますが、
貰えて月額20万円程度が現実的な最大の年金です。