2019.0917
素朴感が歴史を語っている
阿波國 一宮神社
四国霊場13番札所大日寺の正面
阿波國一宮の石塔が目を惹きます
一宮神社
もとは上一宮大粟神社(名西郡神山町)が
阿波国一宮でしたが、
参拝に不便であるため平安時代後期に
国府の近くに分祠が作られ、
こちらが一宮となったとのことです。
その後、一宮城が隣にあったため
一帯焼がけ野原になりましたが、
江戸時代初期には阿波三代目藩主
蜂須賀光隆により復興しました。
明治初年の神仏分離以前は当社が札所で、
大日寺が別当寺であり、
納経所として機能していていましたが
明治初期の神仏分離以降は、
当社の本地十一面観音像は
大日寺の本堂へ本尊として遷座し、
札所も大日寺に移されました。
本殿
寛永7年(1630年)建立
国の重要文化財に指定されています
境内全体に歴史を感じる趣きがあります
太鼓橋
蜂須賀侯が入国した時に
「国が丸く治まるように」という願いをこめて
奉納したことに始まると伝えられています。
御朱印は書き置きをいただきました
また、東方にある山の頂上にはかつて
「一宮城」という山城がありました。
神社の横に一宮城跡(日本百名城のひとつ)への
登山口があります。
時間があれば登ってみたかったです…