皆さまこんにちは。
オータムクラシック2019が終わりました。前記事にも書きましたが、まだ書き足りないことがありましたので書かせていただきたいと思います。
羽生選手のフリーのプロトコルのアップしたものをご覧下さい。
↓↓↓
そう、
エレメンツの「9」がない!!
って、それはどうでもいいんですけど。
(どうでもいいのかよ)
エレメンツ、フリーは12までしかないんですけど、このプロトコルは13まであるし。
どうでもいいということもないのかな。
まぁ、こんなところからいい加減なのかな、とか思ったり。
で、ここからは真面目な話。
アンダーローテーション
<
それについて語りたいと思います。
〜試合内容より先に結果を知り、プロトコルを見ました。
『羽生選手には珍しく回転不足が3つも付いてる!!!』
いったい何があったのだろう?
何が起こったのだろう?
得意なアクセルのコンビネーションにもアンダーローテーションを取られているなんて、体勢を崩したか何かしたのだろうか?
そう思いながら動画を見に行きました。
すると、最初の2本の4回転(4Lo、4S)での着氷の乱れはあったものの、その後はうまくいっているようにしか見えませんでした。
???
・・・、
!!!
なるほど、これでは『観戦者たち』が騒ぐわけです。(騒いでいるのはファンだけではない、多くの観戦者たちも同じだと思います)
クリーンに見えるジャンプに『<』の記号。
それになぜか付く『<』。
これはちゃんと確認しないと気が済みません!早速動画を再確認させていただきました。
問題のあるとされたジャンプの着氷を何度も確認。そして動画を何度も止めて角度を確認してみました。
動画のキャプもしてみました。
貼っておきますのでご覧下さい。
↓↓↓
4Tの着氷
入りの角度から見て、回転は4分の1未満に降りているように見えました。
(※不足している回転が4分の1以上2分の1未満がアンダーローテーションとなります)
こちらもギリギリですが足りているように見えます。
動画で見るとかなり足りているようにしか見えません。
(CS放送からの角度だとギリギリに見えますが、こちらの角度からだと余裕に見えますね)
動画のキャプをより細かく止められるといいのですが、私ができる範囲で確認したところ、いずれも足りているように見えました。
カメラアングルによってはギリギリのジャンプの判定は難しいですが、素人の@しろ@から見ていずれのジャンプも
回転は足りている
ように見えました。
観戦者の皆さまもそう思われている故に色々分析や意見、抗議の声を上げていらっしゃるのですよね。
(@しろ@も上げます、抗議の声を!)
しかし抗議の声を上げるにも、論理的にいかないと通じないものがありますよね。
(@しろ@の苦手分野ですけど)
それからちょっと気になったので、乱れた着氷だった最初の2本の4回転ジャンプの着氷もキャプしてみました。
4Loの着氷
あ、十分足りてました。
こちらも十分足りてますね!
足りているのに着氷が乱れたのはなぜだろう?
とても参考になる記事を教えていただきましたので貼らせていただきたいと思います。
↓↓↓
羽生、着氷時かかとに重心乗りすぎ もったいなかった冒頭4回転
2019年09月16日 08:30
【フィギュアスケート オータム・クラシック最終日 ( 2019年9月14日 カナダ・オークビル )】
冒頭の4回転ループとサルコーはもったいなかった。ジャンプ自体は良かったのに、降りる時に少しカクンと深く沈みすぎたような感じになってしまった。着氷時に重心がかかとの方に乗ってしまうと足が滑らない。どちらもかかとの方まで体重が落ち込んでしまい、ステップアウトしてしまった。羽生は以前から時々腰が深く沈み込むような着氷をすることがある。着氷動作さえしっかりとしていれば普通に成功できていたはずなので残念だった。
後の要素は淡々とこなしたものの、4回転トーループでは両方とも回転不足を取られた。少し回転が足りないぐらいのほうが後の流れがつくりやすくはあるのだが、こういう降り方をするとダメだということが分かったのは収穫。自分のことはよく分かっているクレバーな選手なので、十分に修正は可能だ。
全体的にフリーは入っているものも難しいし、内容も濃い。まだ要素をこなすことに一生懸命で、SPに比べるとプログラムの細かいところまでは手が回っていないような印象を受けた。ミスがあったこともあるが、演技点も伸びていないので、これから対策を練ってGPシリーズに臨んでほしい。(ISUテクニカルスペシャリスト、プロコーチ)
なるほど、着氷時にかかとに重心が乗りすぎてステップアウトしてしまったのですね。
これは回転不足による着氷の乱れではなく、重心位置の問題による乱れだったと。
それから@しろ@は、このオータムフリーの回転不足があまりにも多かったため、昨季の『<』マークがついたジャンプを全て確認してみたんです。
◆フィンランド大会フリーでの4Lo<は堪えた形のジャンプでした。
◆ロシア大会フリーの3A<は転倒。
◆世界フィギュアフリーの4Sもなんとか着氷させたジャンプでした。
それから更に遡って
◆2017オータムフリーの4Tには<<のマークが。これはダウングレードでした。この時のジャンプは両足着氷、乱れたジャンプ故の回転不足でした。
こうして過去を振り返ってみると羽生選手の回転不足『<』の付いたジャンプはいずれもなんらかの形で乱れたジャンプだったのです。
ということは、羽生選手の回転不足を見分けるのは実に簡単!!
乱れたジャンプのみ、確認していけばいいのですから。
それに比べて今回のジャンプはどうだったでしょう?
4Tも4T-1Eu-3Sも3A-3Tも乱れていますか?乱れていませんよね?ならば回転は足りているということ。
もともと羽生選手は回転不足が少ない選手です。クリーンに降りていれば回転が足りていると言っても過言ではないのでは?
もし仮に、それでも!これらのジャンプが曖昧であったというのならば、この文を再度ジャッジには読んでもらいたいです。
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ISU ジャッジングシステム
テクニカルパネルハンドブック
ジャンプ・明確化
回転不足判定またはダウングレード判定のジャンプコールより
『すべてのはっきりとしない場合にはテクニカル・パネルはスケーターの利益になるように務めるべきである』
回転不足で苦しんでいるのは羽生選手だけではありませんが、時々目に余る判定を見るにつけ、なんとかできないものかと思います。
少しでも、尊敬する羽生選手の力になりたいです。
ここで無良君の記事を貼らせていただきます。
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スポーツ報知
◆フィギュアスケート オータムクラシック 最終日(14日、カナダ・オークビル)
【オークビル(カナダ)14日=高木恵】平昌五輪で66年ぶりの連覇を達成したフィギュアスケート男子の羽生結弦(24)=ANA=が14日、3連覇が懸かる2022年北京五輪について「そのままやっていたら出ます。常に強い自分でありつつ、その先にそれ(北京五輪)があったら」と、出場を視野に入れていることを初めて明かした。フリー180・67点、合計279・05点で優勝した今季初戦後に報道陣の質問に答えた。
(ここからは無良君の話し)
↓↓↓
他の選手を見ていても、今大会はジャンプの回転不足に対してジャッジが少し厳しかったです。羽生選手も4回転トウループ2本と3回転トウループで回転不足を取られましたが、今季のルール変更の影響もあるかと思います。ジャンプで乱れが目立ったものの、ステップやスピンは全てレベル4。ポイントはしっかり抑えています。選手にとってシーズンの初戦は緊張感もあり、フワフワするような不安定な部分も見られますが、羽生選手の演技は仕上がっている状態です。
フリーの後は北京五輪に向けた言及もありました。ソチ五輪から平昌五輪の間で急速に4回転ジャンプの種類と本数が増えたように、残り3年間で戦い方にどれほどの変化が起こるかは想像がつきません。ただ、自分の中で何か手応えがあるからこそ「五輪」という発言は生まれる。4回転アクセルや4回転ルッツなどつくり上げている大技を、勝負の場で出したいという気持ちも次の「五輪」につながっているのではないでしょうか。(14年四大陸選手権優勝)
無良君の目から見ても今回のジャッジは厳しいと感じたのですね。というか、本当は足りていると言いたかったのでは?
大会によってばらつきのある採点では困りますよね。そして選手によってもばらつきのある採点など以ての外です!
最後に羽生選手の一問一答記事を貼らせていただきますね。
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悔しさ込め「いいジャンプが跳べてナンボ」「(右足に)ありがとう」
2019年09月15日 07:13
<オータムクラシック最終日・男子フリー>
【フィギュアスケート オータム・クラシック最終日 ( 2019年9月14日 カナダ・オークビル )】 男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)首位発進の羽生結弦(24=ANA)が180・67点でトップとなり、合計279・05点で今季初戦を優勝で飾った。昨季から持ち越した「Origin」を新衣装で舞った。冒頭の4回転ループ、4回転サルコーにこらえて着氷(ステップアウト)。回転不足を3つ取られたが、総合力の高さを見せた。演技後の一問一答は以下の通り。
――ループもサルコーもいけたと思ったか。
「入ってくるまで調子良かっただけに残念だなという感覚はありますし。いいジャンプが跳べてナンボだと思うので、この構成ではやっぱりクリーンに滑りたかったなと思っています」
――朝の練習で感覚が狂った?
「あまりループで苦戦してこなかったので。ここまで来るのに。なので、ちょっとビックリはしていたんですけど。まあでも、そのためのルッツだったり、アクセルの練習だったりもするので、入れようかなってちょっと考えもしたんですけど。でも、朝の練習だったということもあったり。練習と試合の間の時間が普通の試合よりも全然なかったので。ケガのリスクもありましたし。今回はルッツじゃなくてループで。とりあえず形として、まとまればいいなという風に思ってやっていました」
――6分間練習もうまくいかなかった?
「今朝の練習の時点で、最初の方よかったのにだんだん悪くなっていく傾向がアップの時からあったので。もう自分の中で1発だけを集中しようということを意識してやった結果が良かったのかなと思っています。(スピードがなかった?)ちょっと最初の2つ(のジャンプを)かなり無理して耐えていたので。その分の疲れはちょっとあったと思います。
――滑り終わって右足をポンポンと叩いていたが。
「いやもう。本当にあのループと、あのサルコーは本当によく立ってくれたなと思ったので。ありがとうと思っただけで。別に痛いとかではなくて。とりあえずフリーとして、後半は特にですけど、形として整っていたので、そういう意味でありがとうという感じでした」
――体力的に後半はどうだった?
「前半、集中して飛ばしてはいたので。その分の疲れはちょっとあったとは思いますけど。ここまでいい練習をしてこれたというのもあって。そんなに苦しいわけではなく、冷静に詰まったジャンプではダブルにして。その次のアクセルでちゃんとリカバリーすることもできていたので。その点に関しては、問題なかったと思います」
――新しいジャンプを練習しているがゆえに感覚が違ってきたことはあるか。
「それはないと思っています。本当に単純に、試合だけっていう感覚なので。試合に向けての段階が良かったとしても、試合の準備だとかがうまくいかなかった試合だと思っている。せっかくグランプリの前に見つけられているからこそ、いろいろ修正していきたいなと思っています」
――今季初戦でやむを得ない部分があるか?
「それはないんですけどね、やっぱりノーミスしたい気持ちが凄く強いので。自分の中では、あの6分間練習とあの公式練習でループをよくあそこまで固めたなという気持ちがあります」
――回転不足3つというのは。
「そんな刺さってました?トーループが2つ、刺さってます?あれで刺さるの?4ループが刺さっているわけじゃなく?それで点数が出ないのか…。アクセルトーは3、3の方ですかね。普通に降りたなと思ったんですけど。トーループに関しては自分の感覚としては疑問がないので。あまり深く考えてないです」
――感覚、イメージでやったものが、頭でっかちになってきた?
「そもそも、凄い理論武装しているんですよね。感覚人間だからこそ感覚に自信を持ちたいから理論武装するんですよ。だから緊張した時にどうするかとか、負けた後にどうするかとか。ショート悔しい後にどうするかとか。いろいろ全部言葉にして、理論として固めて、感覚を確かめたい部分があるので。もろいんですけど、そういうところがまた強さに変わってくると思うので。そこはうまくまたコントロールしたいと思います」
羽生結弦ご本人も回転不足の自覚はなし!
それって、
『回転不足じゃない』から
ですよね?
トーループは得意ジャンプ!
次はジャッジにこんな判定をさせないために、更に完璧なジャンプを降りてくれるでしょう!
逆境に負けるな!
逆境を乗り越えろ!
(あ、これっていつものこと?)
ファンは貴方の味方です!
すべてを吹き飛ばすような演技を待っています!!
更に更に
羽生結弦選手
全力応援させて
いただきます!!
最後まで@しろ@のお話にお付き合い頂きましてありがとうございました!
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