大分県豊後高田市は、西日本有数の蕎麦生産地であり、六次産業化の成功事例としても知られている。中でも『そば打ち職人養成講座』や『豊後高田手打ちそば認定店制度』といった技術や質を高めるための施策が功を奏していると感じる。

 

 と、そこまでは知っていたのだが、昨日たいへん興味深い場面に出くわした。

 地元高田高校の『そば打ちチーム』。

 聞けば、全国高校生そば打ち選手権大会(通称:そば打ち甲子園)という大会まであるらしく、4人1組で4分ごとに交代しながら1台のそば打ちの技量を競うものらしい。

 

 その実演を披露していただいたのである。

 

ギャラリーは台湾の高校教師の皆様

 

 無駄のない動き、機械で切ったかのような精密な麺の細さ。

 寡黙な表情と時折見せる笑顔のギャップが高校生らしくて初々しい。

 

 先生方から「将来はお蕎麦屋さんになりたい?」との質問に全員が「なりたくない。」と答えていたのも可笑しかった。

 

 

 豊後高田市というのは地域の産業や生業を学校教育に活かすということを徹底しているなとかねてより感じていたが、部活動にまで及ぶとは思わなかった。

 高校はいっそのこと、市立にするべきじゃないかとつくづく感じたのである。

 

 

 

 でわ!