今回の渡仏で気になっていたもののひとつにガレット(そば粉のクレープ)があった。
フランスの北西部に位置するブルターニュ地方では、古くより中国から伝わったとされる蕎麦の栽培と加工が行われており、麺でなくクレープとして蕎麦の食文化が根付いているというのだった。豊後高田市が西日本有数の蕎麦生産地であるということと、訪日外国人観光客につきまとう蕎麦アレルギーの不安を現地事情を直視することで考察してみた。
訪れたのは、フィガロ紙で「パリで一番おいしいクレープ屋」に選ばれたこともあるという名店「ティ・ブレイズ(Ty Breiz)」。
モンパルナス駅から歩いて5分ちょっと
家族連れで賑わっていた
席に座った私に、ジャポネーズ・メニューを持ってきましょうか?的なことを女性店員が尋ねてくるので、「Sil vouus plait.」と返す。
1970生まれということは私と同い年
牛の挽肉入りをオーダーした
しばらくして運ばれてきたガレットは、かなりの大きさだった。この国のアラカルトは、とにかくデカい。卵とチーズ、ベーコンだけだったら食べ飽きていただろう。
感想・・・、うまい。
違う日に違う店で食べたという相方は、そんなに美味しいものではなかったとの感想だったが、私は充分に楽しめた。あるサイトでガレットの食べ方のような記事があり、最初は蕎麦粉の焼きあがった皮だけを味わい、少しづつ具を乗せて食べるべしみたいなことを書いていたので、具の多いメニューを注文したのは正解だった。
我々の宿泊したモンパルナスエリアというのは、クレープ屋が多くひしめくメッカのような地域だったというのもあり、ついつい注文してしまった相方は残念な選択をしたのではないか。
やはり、ラーメン同様にこういう類は、店を絞るべきだと思う。
Ty Breiz
営業時間/11:00~15:30、18:00~23:00
定休日/月曜・日曜、8月に1週間
でわ!