師走の最中、出張で関西へ。

 

 今回はアポイントが(2日間で)2件しか取れず、しかも私はいつものようにフェリーさんふらわあで大阪入りするので、早朝の着岸から晩の出航までやたらと時間が有り余っていた。

そこで、これ幸いと普段から気になっていた観光スポットを訪ねてみることにした。

 

 まずは、難波八坂神社

 

 巨大な獅子殿が目を惹く関西でも有名な神社である。たまにB級スポット的に取り上げられることもあるが、実は由緒正しい神社で、公式サイトをみると、スサノオノミコトをはじめ多くの神々を祀っていて、ご利益もやたらと幅広い。総花的というか幕の内弁当のような何でも取り入れることを良しとする日本人特有の宗教観をあらためて感じちゃうな。

 京都の八坂神社にも境内にいろんな社があったことを思い出した。

 私の地元の野坂神社(やさかじんじゃ)もある意味独自の進化を遂げた感はあるが、こちらも京都の本家とはかなり回避したように思えてならない。(=そこが面白い)

 

 御堂筋線「なんば駅」から歩いて数分・・・

 

 そんなに期待もしていなかったのだが、

 

 所感は、、、、「凄っ!」

 

 これを発案した人って、とにかくスゴイとしか言いようがない。

 

 

 

アジアの観光客で賑わっていたが写真を撮るばかりで参拝する人は皆無

 

ここで奉納される神楽とか見てみたい

 

 

 まず驚いたのは、獅子殿の機能。目の部分が殿前(客席?)を照らすライトを備えているそうで、鼻の穴にはスピーカーを搭載しているとのこと。舞台の高さなども絶妙な設計である。

 さらに・・・建物裏手にまわってみると、控室やオペレーションルームのようなつくりになっていた。トイレもここの裏手にあったりしていて、つくづく溜息の出る獅子殿であった。

 

 

大分で良く見る八幡式鳥居のリングが根元についていた

 

 これまでは、中世以前の寺社仏閣しか興味がなかったのだが、このような体験をすると、現代の寺社仏閣も面白いと痛感した。

 

 

 

 でわ!