2019年1月、バルセロナへ向かった。真の目的は、お隣タラゴナ県のバイスという村に伝わるカルソターダ祭りの視察だったがバルセロナ市街地に宿をとったので、初日の朝一番でサグラダファミリアへ向かった。天才建築家アントニオ・ガウディが生涯をかけて手がけ、1882年の着工から今だに完成していないという壮大な建築物である。

 

 ホテルから歩いていける距離なのだが、隣に建っているサン・パウ病院というのも世界遺産らしく、開店前のお店や朝の並木道など目に飛び込むもの全てが新鮮に映ったおかげで到着が9時を少し過ぎてしまった。

 チケットはネットで事前に購入しておいたが、すんなりと中には入れず、まずは手荷物検査と厳しいボディチェック。上着やセーターまで脱がされ、上半身はTシャツって、、、厳しすぎやしないか!?中国の空港以上だ。

 

1882年に着工した聖家族にささげる教会は2026年の完成をめざす

 

 聖堂にはふたつのファサード(生誕のファサード、受難のファサード)のうち、どちらかを選ぶことが出来、日本語のオーディオガイドを入手して塔のエレベーターで上層部まで登り、見学ポイントでガイドを聴きながら歩いて階段を降りてくるという仕組みになっている。

 我々が選んだのは生誕のファサードで、ガウディが生きているうちに唯一完成したものでイエスの生誕から幼少年期を表現しているらしい。

 

エレベーターを降りると工事中。おー、やってるやってる

 

バルセロナの街並みが一望できる

 

この階段を歩いて降りるのは結構タイヘン

 

 

 ファサードを降りたら、聖堂内は観光客でごった返していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 我々は他にもグエル公園やカサ・ミラ、カサ・バトリョといったガウディ建築も見学してみたがサグラダファミリアは突出していた。一説では、「サグラダファミリアが完成すると思い込んでいるのは日本人だけだ」なんていう噂もある。そういえば、平日だったのに工事現場にはヒト気がなかったなあ。熊本城みたいに「今しか見れない!」と100年以上前から建築現場を売りにしているのなら、それこそが世界遺産じゃないか。そんな気がしてならなかった。

 

 

 

 

 

 でわ!