ジルとうなぎの 風に吹かれて気ままにキャンプ

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捨てるデジカメで見た日本の技術力

2018-12-10 | 気になる内部構造

このデジカメは、以前にブログで紹介したレンズにゴミが入ったキヤノンのIXY。

年末の片付けで、処分しようと一度はゴミ箱に投げ入れたが、そのまま捨てるのは惜しい気がした。

どうせなら、どんな構造になっているのか分解して見てみよう。

 

 

このデジカメで撮影すると黒いぼやけた線が出る。

何が入ったんだろうと思いながら、揺さぶったり叩いたりしたがいっこうに取れなかった。

 

 

組み立てるのは難しいが、分解するのは得意。

うーむ。さすが日本のデジカメ。

この小さな筐体の中にびっしり詰っている。

まん中右の黒いのがレンズユニットでその右下がイメージセンサーと言ってフィルムの役目をする。

 

 

デジカメの心臓部であるレンズとイメージセンサー。

 

 

イメージセンサーをレンズユニットからはぎ取った。

問題の黒い影の正体が見えてきた。

 

 

これはボクの髪の毛?  それともうなぎの毛かな?

手前にガラスかレンズが一枚あって、その向こうに髪の毛らしきゴミがある。

 

 

これはデジカメの心臓部のイメージセンサー。

とても小さなものだが、イメージセンサーでは日本が世界一。

iPhoneにもソニー製のイメージセンサーが入っているよ。

 

 

電子基盤もすごいが、見過ごされやすいのがソケットの技術。

ユニットどうしの接続に使われる。

弱からず強すぎずで、長期間安定した接続を維持しなければならない。

 

 

ソケットに付属したフレキシブルプリント基盤。

薄い基盤に銅箔でプリントされた配線は髪の毛よりも細い。

年々基盤の厚さが薄くなる。

 

 

 

先ほどのレンズユニットをさらに分解してみた。

レンズユニットに付いている左上がレンズの繰り出しモーター。

 

さらに分解すると、マイクロモーターはピント調整か、それとも絞りかな。

驚くのは部品はほとんどが噛み合わせで組み立てられている。

パチンパチンと組立てて、ビス等使われていないこと。

 

 

追加でレンズの一部と絞り、絞りを動かすモーターの画像をUP。

 

このマイクロモーターは直径が4mmくらいで分解できないのでニッパーで無理矢理にこじた。

 

 

捨てるデジカメを分解してみて、日本の技術力の高さを目の当たりにした。

デジカメでは日本は世界一だが、その寄せ集められた部品一つ一つの技術力の高さにも驚いた。

 

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2 コメント

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Unknown (ザイッちゃん号)
2018-12-10 17:06:22
流石物作り日本の技術ですね

私達老人が技術の基礎を磨いて来て、今花が咲いているのですね
ザイッちゃん (うなぎ)
2018-12-10 17:33:51
このような技術を見るとさすが日本と思います。

一朝一夕で出来たものではなく、長い間の技術の積み重ねの賜物ですね。

日本人の細かさがそのまま生かされているような気がします。

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