パリでこんなの、食べてます。

2015年末からパリ暮らし。パリで食べるのはフランス料理だけじゃない、あの国この国の味を求めて彷徨う、日々是、パリめしへの道。

ハズレなし、韓国の本場の味〜「Joayo Assas」

パリにいてもアジアめしをメインに生活する我が家。そして、おいしいご飯はできるだけ家の近くが望ましい…という我が家。

うちから徒歩30分ちょいの場所は、決して近所ではないけど、昨今の状況下で徒歩生活の日々を送る中では、全然許容範囲(でも本当は近ければ近いほどいい)。

その30分ちょいの場所にある韓国料理「Joayo Assas 」。Joayo→ 좋아요→「いいね」という意味。海外にある微妙な店名あるある。

ホールは全員韓国人女子、厨房から2回出てきたのは韓国人男性&女性(アジョシとアジュマ)。アジュマのパーマヘアに、本場韓国の味への期待が高まる。

一人遅れてくるので先に始めようと、まずは韓国ビールとチャプチェ。 f:id:kanakanamm:20200907195138j:plain うまい!春雨は細め。1つ1つの味付けが丁寧で、甘さもしっかり。友人とあっという間に完食。久しぶりに、ご飯に合いそうなチャプチェだった。

オジンオ、イカのプルコギ。 f:id:kanakanamm:20200907195144j:plain こちらも濃い目の甘辛さでおいしい。ばんばん焼いて食べる。セットでついてきたごはんが雑穀米なのもいい感じ。

キムチジョン。チヂミは何種類かあったけれどキムチをチョイス。 f:id:kanakanamm:20200907195127j:plain これがカリふわで、またまたとても美味。チヂミはじゅうじゅうぎゅうぎゅう押し付けて焼くのだけど、個人的にある程度のふわっと感があるのが好きなので、さらに好感度上がる。

1人(夫T氏)来たので、メニュー追加。久々にユッケ。 f:id:kanakanamm:20200907195132j:plain 写真ボヤけたけど、こちらも絶品。タレの甘さが本場感。T氏、テンションだだ上がり。めっちゃ韓国の味やん!と今でも絶賛。

他に、写真はないけど豚のプルコギも。とにかく全部ハズレなし。やはり厨房のアジョシアジュマパワーか? ホールの女子たちの「若い女の子独特の韓国語の話し方」も、久しぶりに聞くとちょっとだけ懐かしかった。

というわけで、パリの韓国料理1位@うちのランキング。ここに書いていない「まあ美味しいかな」という韓国料理店は何軒かあって、今まで行ったのは10軒くらいだからそんなにたくさんの韓国料理店に行ったわけじゃないけど、もうここをロックオンしておけばいいことにする。

Joayo Assas

54 Rue d'Assas, 75006 Paris, フランス

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満足度高すぎるNew ADRESS!「restaurant Alleudium」

パリにはものすごい数のレストランがあって、その中にもnew adressが次々登場して、そういうのを見聞きするたびに「ああここは食の街なんだなー」と思う。

昨夜は友人たちと、最近注目のピガールエリアに先月オープンしたばかりの「restaurant Alleudium」へ。

数々の有名レストランで腕を奮ってきた、篠原敬一シェフのお店。美味しいものと食べることが大好きな方から教えてもらったお店なので、いつも以上に期待高まる。

以下、当方インスタのストーリー写真より。

さすが最近できただけあって f:id:kanakanamm:20200730174027j:plain エアコン完備であることに感動…西日で汗だくだったのでしばし涼をとる。

20時に入ったときから23時半にお店を出るまで前を通る人たちがみんな足を止めるのを見て f:id:kanakanamm:20200730165617j:plain 食いしん坊大国だなーと実感。

友人たちが到着したので、アルザスワインを1本オーダー。お任せのディナーコーススタート。 f:id:kanakanamm:20200730165759j:plain お通し、イワシのつみれみたいな和テイスト。ソースが美味しいので、この後に続くお皿にわくわく。

前菜一皿目。 f:id:kanakanamm:20200730170009j:plain 色んな素材(忘れた)が入っていて、ソースに絡めていただく。全員、凄い勢いで食べて、ソースはパンで綺麗に、余すところなく。

前菜二皿目。 f:id:kanakanamm:20200730170243j:plain タコ、たこー!サッとグリエされていて、風味も絶妙。ワインに合うけれど、決して濃くは無い味付け。

前菜三皿目。 f:id:kanakanamm:20200730170554j:plain 蕎麦の実のリゾット。とろりとしていて、上品な和風。無類のリゾット好きな私、小躍り。そして前菜とは思えないくらいボリューミー。 これだけ単品でも食べたい。

メインのお魚。 f:id:kanakanamm:20200730171954j:plain 私は食のプロではないからわからないけれど、白身魚がよく登場するフランスにおいて、魚の美味さは火入れが全てだと個人的に思う。で、このお魚は肉厚、しっとり、淡白な白身とうまく一体化するスプーマで大満足。

メインのお肉。 f:id:kanakanamm:20200730172227j:plain ここまで来て、このボリューム感!でももちろん食べる。ナイフがいらないくらい柔らかい牛頰肉、ちょっと甘めのソースがよくあって、付け合わせのジャガがまた美味い。ああ、胃袋がもう一つあればペロリなのにー!と言いながら、TVチャンピオンの大食いの人たちの話になる。

デザート。 f:id:kanakanamm:20200730172532j:plain ヨーグルト風味なクリーム、下はメレンゲ。どーん!とお肉が来た後に、軽やかな一皿。イチゴがたくさん添えられていて、こちらもクリームと一緒にぱくぱく。

お腹がはちきれるくらいパンパンになったところで最後にシェフとお話ししていたら、こういう形でお料理出すのが初めてなんで、量の加減がまだわからないんですよねーでも食べ終わって足りないなと思うよりいいですよねーと言われて、全員高速で首を縦に振る。

コストパフォーマンスがめちゃくちゃ高いので、人の流れが戻って来たら、あっという間に人気店になるんだろうな。ディナーも超お得だけど、ランチはさらにお得らしい。レストランでお得、という言い方もどうかと思うけど、本当にそうなんだから仕方ない。口コミでフランス人が全員満点つけていた理由がよくわかった。

早めに再訪しなくては…

「restaurant Alleudium」 24 Rue Rodier, 75009 Paris

https://alleudium.com/

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夏はセビーチェ「La Cevichelia」

外国生活を送る日本人にとって、生魚問題は避けて通れないと思う。日本なら普通のスーパーの鮮魚コーナーにも、安くてイキのいいお刺身やら、バリエーション豊富なお寿司やらが並んでいるけれど、ヨーロッパではそうはいかない。ちなみに韓国には白身魚ばかりで、いつも赤身に飢えていた記憶が… 韓国人といえば、魚はすぐ真っ赤に煮込んでコチュジャン味にしてしまうわりに、寿司が好きだと言い張る人は多く、微妙なネタの寿司に真緑の粘土みたいなワサビもどきを満足そうにつけて食べていた。いまでも変な回転寿司屋はたくさんあるのだろうか?

そんなわけで、お店にカルパッチョやセビーチェがあるとつい頼んでしまうわたしと友人。 本日は最初からセビーチェ狙いで、友人の職場近くにあるペルー料理の「La Cevichelia」でランチ。 f:id:kanakanamm:20200710002138j:plain 店頭のテラス席はいっぱい、店内は空いているというパリあるある。

ちなみにセビーチェというのは、簡単に言えば魚介のマリネで、南米の名物らしい。今日は2種類を2人でシェア。 f:id:kanakanamm:20200709235932j:plain dorade(鯛みたいなやつ)のマリネ。香ばしいナッツがいい仕事していて美味しかったけれど、マリネソースが多かったせいか、酢漬けに近くてちょっと酸っぱめ。

こちらはThon、ツナのセビーチェ。 f:id:kanakanamm:20200709235941j:plain 全体的に程よい酸味。本体は主張弱めで、フライドオニオン、赤玉ねぎを一緒に食べるとちょうど良い感じ。ツナがあるとつい醤油をかけたくなる…のは仕方ないか、日本人だから。

ご飯のように食べるキヌアサラダ。 f:id:kanakanamm:20200709235936j:plain 見た目よりボリューミー。キヌアサラダにありがちなコリアンダーたっぷり、ではなくイタリアンパセリたっぷり。いいぞいいぞー(コリアンダー苦手な人にはうってつけ)。 そういえば、フランスに来てからしょっちゅうキヌアを食べている気がする。ライスサラダの感覚。うちでは全く食べないけど。

あと、写真はないけれどデザートにパイナップル。

盛り付けが美しく、店内も広くて綺麗、お店の人も親切。ただ内容のわりにちょっとお値段はお高めかなーというのが私たちの感想。 あ、でもレストランチケットOKだったので何となく得した気分。

「La Cevichelia」 14 Rue Bachaumont, 75002 Paris

la-cevicheria.fr

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美味しいカンプンギ。「Bong」

在パリの日本人には有名なリュピュブリックの韓国料理店「Bong」。なかなか行く機会がないまま今に至っていたのだけど、スト真っ只中のときに「元気があればBong行こう」とお誘いがあったので、乗っかってみた。

元気があれば…というのは、まだ交通機関が通常モードに戻っていなかったので、オール徒歩の人、途中までメトロが使える人…などさまざまだったから。でも無事に5人集合(1名日にちを間違えていて欠席)。

みんな常連だったのと、みんな年下だったので、ここぞとばかりに丸投げ。 そして久々に食べたカンプンギ。 カンプンギはコリアン中華代表、酢豚の鶏バージョン。これが甘辛さも衣の加減もちょうど良くて、かなり好きな味。

ビールはもちろんHite。韓国語流にいうならハイトゥ。ばんばん頼んでがんがん飲む。 外せないチヂミも普通に美味しかった。 ハイトゥは軽いので、韓国料理に合う〜と思いながらついお店のおじちゃんに韓国語で注文。 もちろんみんなフラ語で。

ああ、愛しのユッケ。 生肉ラブにはたまらない… フランスのタルタルもいいけど、やっぱユッケ最高。

つまんだあとは、焼肉焼肉。 写真はこれ1枚だけだけど、牛や豚、お肉の質も悪くなくて、いろいろ食べて大満足。パンチャンも美味しかった。

パリで韓国料理はあまりハズレはないのだけど、ここは評判が良いだけあって満足度も高かった。次回はお得だというランチに行ってみたいなー。

「Bong」 6 Avenue de la République, 75011 Paris

魚介が美味しいフュージョンフレンチ「le 122」

まだストライキ真っ最中だった先週、所用で南アフリカから1週間パリに戻っていた友人夫婦を囲んで夕飯を食べることに。

ストライキ真っ最中、ということは…集まるメンバー全員に都合の良い場所という条件はマスト(19時半集合時はタクシープライスが爆上がり、道も混むので、タクシー以外でたどり着けることは必須)。さらに、南アでは食べられないようなフレンチテイスト、1歳半のちびっこがいるのでそこそこカジュアルであること。

私が以前から気になっていた店が、その全部の条件をクリアできそうだったということで、決定。「restaurant le 122」 この店の前を通った時に、パリにしてはテーブルや椅子の配置がゆったりしているなー…と思い、検索してみたらなかなかの高評価だったので、機会があれば訪れたいと思っていた場所。

メニューはアラカルト、またはコース(内容は選べる)。コースは前菜、メイン、デザートで39€(基本プライス)なのでお手頃な方。 ロフト風に造られた2階もあるので、天井が高めなのもうれしい。

フランス人3人、日本人3人(と、ちびっこ)というメンバー。すかさず魚介系のメニューに食いつくのはやはり日本人メンバー。 前菜のカルパッチョ(白身魚)、ソースと合わせたらめちゃくちゃ美味しい。果汁ではなくみかんそのものがのっているという、割と斬新な仕立て方なのに、味わいはなんとなく和風。日本酒も合うに違いない(私たちはシャンパン、からのワイン)。

ちなみにマグロのたたきはごま仕立て。

ちなみにちなみに、こちらは見た目は完全にケーキの「オペラ」…なのに実はフォアグラ! ビターチョコレートとフォアグラのアバンギャルドな組み合わせ。添えられたコンフィチュールとともに口に運ぶと、ワインを飲まずにはいられない魅惑の一皿。

メインには大好きなホタテを。カレー風味のソースで。 ホタテのポワレ、こちらも美味。ソースとの相性も抜群。やはりフレンチはソースが決め手。

こちらは魚(種類は失念)のポワレ。 焼き上がりがふっくらしていて、絶妙な火入れ加減に感心。当たり前だけど、プロはすごい。

そして、デザートのオレンジタルトがこれまた斬新な仕立て方。 上からチョコレートアイス、オレンジクリーム、サクサクのタルト生地。確かに全部重ねたらオレンジタルト。個人的には、ケーキよりもデザート感があったかと。とても美味しかったし、ボリュームもなかなか。

店内のデザイン、空間使いがよく計算されていて、周りを気にせずゆっくり過ごせる雰囲気。 メニューはどれもフュージョン、ネオビストロ調で、たまに行くならこんな店、にぴったり。 これはアタリだったかも。また行こう。

「Restaurant le 122」 122 Rue de Grenelle, 75007 Paris, フランス

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FF感覚で鴨肉バーガー&フォアグラ「Canard Street」

鴨を食べる、というと身近なのは鴨南蛮くらいだった私。それがソウルに住んでいた頃は、鴨肉(オリコギ)の鍋とか串焼きとか食べる機会が結構多く、ああ鴨肉って美味しいんだなーと思うようになったのだけれど、パリに来たら鴨(Canard)がメニューにあることがさらに普通になった。あーほんと、人生ってわからない。

日本から友人が旅行に来ると、食べたいものリクエストに大抵フォアグラが入っていて、どんな形の食べ方でもいいという場合は気軽に行かれる「canard street」が便利。

このお店の看板メニューといえば、ジューシーな鴨肉のバーガー。 見た目以上の食べ応え。牛肉とはまた違う旨味が味わえる肉のレア感もごちそう。ローズマリーをまとった付け合わせのポテトもたっぷり。

バンズまで食べ切れないかも…という場合はサイドメニューでタルタルも。 まあ、こちらも山盛りの付け合わせでお腹いっぱいになるのだけれど。

そして鴨肉にのったフォアグラ、どーん! バーガーなどと一緒に食べるので、サイズ的には充分。見た目も味もストレートにフォアグラ!!

鴨、かも、カモの鴨づくし。お店はこぎれいなfast food風で便利な立地。ちょっと鴨肉食べたいなー大仰なメニューじゃないもので…というときにも。

「Canard Street」

16 Rue des Petits Champs, 75002 Paris

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美味しいステーキをたっぷりと。フレンチレストラン「Gaston」

この1年も、ほんとーによく食べた。 フランスでも日本でも、ほかの国々でも。 いいお店、おいしいご飯にもたくさん出会ったのに、早くUPしないと記憶がうすれるーと思いながら、気づけば年末。あらあら。

一気にUPしたいけど、年内All Upはもう無理なので、ぼちぼちと。

フランス人は本当によく肉を食べる。パリに住むまでフランスやヨーロッパの食について考えたことがなかったので、肉=アメリカ人と勝手にイメージしていたのだけど、来てみたらメニューにステーキが多くてびっくり。熟成肉のある老舗から「WAGYU」を扱う店までさまざま。

17区のブロシャンにある「Gaston」は、括りとしては「フレンチレストラン」らしい。 ただ、もとはカフェだった店舗を使っているので雰囲気はいたってカジュアル。

ここのステーキが美味しい!ということで、女3人(&1歳児)でお肉を食べに。 肉のボリュームがハンパないらしく、ポテトも付くので、前菜はシェアすることに。 アーティチョークを使ったサラダ、これもなかなかボリューミー。

ランチタイムだったので店内が混んでいて、時間がかかりそうだねーと話していたのが聞こえたのかどうか「お待たせしてごめんね」と、サービスでテリーヌ登場。 これが臭みもなくとても美味しかったのだけど、いや待てもうすぐどーん!とステーキ来るけど? 追い肉? という不安が過ぎる日本人女3人(&何も知らない1歳児)。

きーたー! 2人前にしたけど、かなりの量!そしてニンニク祭!!

やたらテンションが上がり、3人で皿をくるくる回しながら写真を撮る。 アメリカのステーキもそうだけれど、こうやって一皿にどーん!と盛られるので、見た目も美味しそう、ザ ・肉って感じ。

こちらの肉は血抜きをしていないのが普通なので、レアだと食べにくいことが多々。 でもこれはとても柔らかく、臭みもなくて美味しい。とても美味しくてちょっとびっくり。そして量が多いので食べても食べても減らない…

ということで、残りは持ち帰りにしてもらった。3人で2人前だったのに。 持ち帰った肉は醤油とみりんでサッと煮て。ご飯にのせて食べました。めでたしめでたし! あ、もちろんニンニクは全員で食べれば何も怖くはない、例えそれが昼間であっても。

フランスの赤身肉のステーキを食べ慣れると、あんなに好きだった霜降りより好きかも?と思えてくる(美味しかった場合に限る)。もともと脂身が苦手だからだろうか?

あー、また行きたい…肉がつっと食べたい…

「Gaston」 11 Rue Brochant, 75017 Paris, フランス

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