だって、できないもん

 

子どもは何にだって

臆さずチャレンジする

 

なんて軽々しく

言われるけど

 

 

多くの親が

気づいているように

 

大人の目の前では

なかなかその姿を現さない

 

 

幼児期はまだ

自己肯定感が充分に

育っていないから

 

○○が苦手なところも含めて

自分のことが好き

 

なんて思えるはずもなく

 

できない自分を

正面から受け止める

器のデカさは、ない

 

 

かといって

 

できない自分を

軽く受け流す

心の余裕も、ない

 

 

もちろん、幼児期から

 

自分は○○が苦手

 

なんて思っちゃうと

 

おそらくそれは

一生、苦手なままに

なってしまうから

 

もしかしたら○○が

苦手かもしれないことは

子どもにはバレないに

越したことはないけど

 

 

小学生くらいになったら

できない自分もちゃんと

受け入れられるようになるから、大丈夫

 

 

とにかく、周りの大人から

 

ほれ、チャンレジは大事だよ

 

やってみないと分かんないじゃん

 

きっとできるよ、うん、できる

 

なんて軽々しく言われたって

絶対に、やりたくなんか、ナイ

 

 

でもね、でもね

 

ここだけの話

 

実は、大人たちは

気づいていないけど

 

 

無理矢理、やらせるのを

あきらめて

大人たちだけで

お喋りを始めたり

 

おうちに帰って

夕食の準備をしていたり

 

そろそろ寝る準備なんかしていて

 

こっちをガン見

していないとき

 

子どもはコッソリ

練習しているんだよ

 

 

だってさ、本当は

やってみたいんだもん

 

 

おもしろそうなんだもん

 

 

できるように

なりたいんだもん

 

 

　でもね、ひとりで

やりたいんだ

 

 

何回か練習して

どうやらできそうだって

思えるようになったら

 

次は堂々と

チャレンジするからさ

 

 

もし練習しているところを

見つけちゃっても

そっとしておいてね

 

 

約束だよ