MONTPARNASSE
２０１８年１１月訪問
モンパルナスは兵庫県尼崎市御園町にある喫茶店です。阪神尼崎駅の構内にあり、ある名物がとても有名でテレビなど各メディアで取り上げられることも多いお店です。
その名物というのが「ピロシキ」で、お店のホームページでも「モンパルナス一番のお勧め商品は、ピロシキ！」と断言するほど。ピロシキに関しては電話での取り置きだけでなく通販も行っています。
※追記１：２０１９年(平成３１年)２月２０日に喫茶室も全席禁煙になるなど、リニューアルオープンされたようです。
店内に入ると、まず正面にケーキのショーケースがあります。左手から奥に向かっては喫茶コーナーで、ランチやデザートを楽しんでいるお客さんで満員でした。
ケーキコーナーの右手にはベーカリーらしく焼きたてパンを陳列する棚があります...が、目的のピロシキが見当たりません。
お昼のピーク時間を過ぎていたので売り切れかと焦りましたが、振り返ると入口側の棚にモンパルナスの看板商品ピロシキと、その派生商品であるカレー風味ピロシキがありました。
もちろん店内で食べることもできますが、昼食が中華料理の大貫本店だったのでこの時はまだ満腹...ということでテイクアウトにしました。
今回購入したのは、モンパルナスピロシキとカレー風味ピロシキを２個ずつ。各１６０円(税込)。
もともと、ピロシキというのはロシアをはじめとした東欧などで食べられている惣菜パンで、小麦粉を練った生地の中に様々な具材を包んでオーブンで焼くか、油で揚げたものだそうです。
かつてのパルナス製菓では、「パルピロ」という名でロシア風調理パンを製造販売していたそうで、モンパルナスのピロシキは先代社長がパルナス製菓時代にロシアの職人から教わった製法をそのまま受け継いでいるとのこと。
ピロシキは楕円というか、ラグビーボールの様な形を勝手にイメージしていましたが、モンパルナスのものは野球ボールを少し小さくした位の球体です。程よい色に揚げられた生地の中の具材は、玉子、玉ねぎ、牛ミンチで、これを塩・コショーで少しピリッとさせた味付けとなっています。
最近主流の、様々な素材を使った複雑な味わいの総菜パンも美味しいですが、こういう昔ながらのシンプルで飽きの来ない味付けが、多くのファンを獲得するロングセラーの秘訣だと納得の一品でした。
なお、家での再加熱は電子レンジでもできますが、お店のおすすめはオーブントースターでの加熱だそうです。
●モンパルナス ホームページ(通販あり) →http://www.pirosiki.com/mon/frame.html
車の場合は、国道２号線「十間」を南に約３００ｍ、または国道４３号線「五合橋」交差点を北に約４００ｍの「阪神尼崎駅前」交差点を東へ。１００ｍほど先のモンパルナス前に入口のある、駅南側地下の市営阪神尼崎駅前駐車場が最も近いコインパーキングです。
※追記１：２０１９年(平成３１年)２月２０日に喫茶室も全席禁煙になるなど、リニューアルオープンされたようです。
※追記２：コロナ禍による客数減少のため、２０２１年(令和３年)３月３１日をもって閉店し、５月１日に大阪府豊中市の阪急宝塚線庄内駅近く(庄内西町２丁目)に移転・オープンされるようです。豊中市にはかつてパルナスの本社工場があり、パルナス最後の店舗「パルナスブッフェ曽根店」も豊中市曽根東町にあったそうです。
そもそもこのモンパルナスというお店は、ある年代以上の特に関西人にはお馴染みだった洋菓子店「パルナス」と関係があります。パルナス製菓株式会社は大阪に本社を置いていた洋菓子チェーンを展開する会社で、１９４７年(昭和２２年)に兵庫県神戸市で創業されました。パルナスは「モスクワの味」のキャッチコピーと印象に残る歌でCMを流していたことでも有名です。１９８０年代の最盛期には兵庫や大阪を中心とした近畿圏に２００店以上のチェーン店を展開していましたが、２００２年(平成１４年)に解散しました。
ちなみに、パルナスがロシア風菓子をメインに製造販売していたのは、戦後日本の洋菓子界はドイツ菓子やフランス菓子が主流だったので独自色を出すためだったとか。
そんなパルナス創業者である古角松夫氏の実弟、古角伍一氏が１９７４年(昭和４９年)にパルナス製菓から独立して開店したのがこちらのモンパルナスというお店です。
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| モンパルナス(尼崎市) |
そもそもこのモンパルナスというお店は、ある年代以上の特に関西人にはお馴染みだった洋菓子店「パルナス」と関係があります。パルナス製菓株式会社は大阪に本社を置いていた洋菓子チェーンを展開する会社で、１９４７年(昭和２２年)に兵庫県神戸市で創業されました。パルナスは「モスクワの味」のキャッチコピーと印象に残る歌でCMを流していたことでも有名です。１９８０年代の最盛期には兵庫や大阪を中心とした近畿圏に２００店以上のチェーン店を展開していましたが、２００２年(平成１４年)に解散しました。
ちなみに、パルナスがロシア風菓子をメインに製造販売していたのは、戦後日本の洋菓子界はドイツ菓子やフランス菓子が主流だったので独自色を出すためだったとか。
そんなパルナス創業者である古角松夫氏の実弟、古角伍一氏が１９７４年(昭和４９年)にパルナス製菓から独立して開店したのがこちらのモンパルナスというお店です。
なお、店名の「モンパルナス」はフランス語でパルナス山という意味ですが、パリのモンパルナス地区などでも有名で、パルナス山はギリシャのパルナッソス山から付けられたそうです。
Bakery & Tearoom
阪神尼崎駅には何度も行っていますが、モンパルナスは初めてでした。お店の入口の上には「BAKERY TEAROOM MONTPARNASSE」と書かれ、とても分かりやすいところにありました。 |
| ケーキのショーケース |
店内に入ると、まず正面にケーキのショーケースがあります。左手から奥に向かっては喫茶コーナーで、ランチやデザートを楽しんでいるお客さんで満員でした。
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| パンコーナー |
ケーキコーナーの右手にはベーカリーらしく焼きたてパンを陳列する棚があります...が、目的のピロシキが見当たりません。
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| 購入後のピロシキ売場 |
お昼のピーク時間を過ぎていたので売り切れかと焦りましたが、振り返ると入口側の棚にモンパルナスの看板商品ピロシキと、その派生商品であるカレー風味ピロシキがありました。
もちろん店内で食べることもできますが、昼食が中華料理の大貫本店だったのでこの時はまだ満腹...ということでテイクアウトにしました。
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| ピロシキ(左)とカレー風味ピロシキ |
今回購入したのは、モンパルナスピロシキとカレー風味ピロシキを２個ずつ。各１６０円(税込)。
もともと、ピロシキというのはロシアをはじめとした東欧などで食べられている惣菜パンで、小麦粉を練った生地の中に様々な具材を包んでオーブンで焼くか、油で揚げたものだそうです。
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| ピロシキ(左)とカレー風味ピロシキの断面 |
かつてのパルナス製菓では、「パルピロ」という名でロシア風調理パンを製造販売していたそうで、モンパルナスのピロシキは先代社長がパルナス製菓時代にロシアの職人から教わった製法をそのまま受け継いでいるとのこと。
ピロシキは楕円というか、ラグビーボールの様な形を勝手にイメージしていましたが、モンパルナスのものは野球ボールを少し小さくした位の球体です。程よい色に揚げられた生地の中の具材は、玉子、玉ねぎ、牛ミンチで、これを塩・コショーで少しピリッとさせた味付けとなっています。
最近主流の、様々な素材を使った複雑な味わいの総菜パンも美味しいですが、こういう昔ながらのシンプルで飽きの来ない味付けが、多くのファンを獲得するロングセラーの秘訣だと納得の一品でした。
なお、家での再加熱は電子レンジでもできますが、お店のおすすめはオーブントースターでの加熱だそうです。
●モンパルナス ホームページ(通販あり) →http://www.pirosiki.com/mon/frame.html
アクセス
阪神電鉄本線「尼崎」駅西出口改札を出てコンコースを左(南)へ約２０ｍ。駅の南側出入口に面してモンパルナスがあります。 |
| テイクアウト用の袋 |
車の場合は、国道２号線「十間」を南に約３００ｍ、または国道４３号線「五合橋」交差点を北に約４００ｍの「阪神尼崎駅前」交差点を東へ。１００ｍほど先のモンパルナス前に入口のある、駅南側地下の市営阪神尼崎駅前駐車場が最も近いコインパーキングです。
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