デジタルハリウッドの地域のICT教育力向上支援に考える柔軟な考え方と学習能力の醸成

【今日のポイント】

ICT教育のeラーニングを展開するデジタルハリウッド社のセミナーの記事。

背景として、STEAM(科学、技術、エンジニアリング、アート、数学)など総合的かつ自律的な学習能力の育成が必要と述べています。

個別スキルだけでなく、学習する能力や意識自体の醸成が個人・組織双方のレベルで必要とされていると改めて感じる次第です。

● [『企業向けセミナー|『地域のICT教育力をいかに高めていくか~小中高世代のプログラミング・デザイン教育への対応~』福岡で開催|デジタルハリウッドアカデミー』

2019/8/20に、ICT関連及びデジタルコンテンツの人材養成スクール・大学・大学院を運営するデジタルハリウッド株式会社は、同社がが展開をする、 eラーニングを活用した教育活性化サービス「デジタルハリウッドアカデミー」が9/13に開催する表記のセミナー案内をリリースしました。

(引用は『』でくくります。 太字と改行は筆者挿入、以下同様)

『「デジタルハリウッドアカデミー」では、 地域のICT教育向上に関心を持たれている企業様(学習塾やプログラミングスクールなど)を対象としたセミナー『地域のICT教育力をいかに高めていくか~小中高世代のプログラミング・デザイン教育への対応~』を、 福岡・天神にて開催いたします。

第4次産業革命が叫ばれ、 様々な変革が身近な場面でも見られるようになりました。

今、 日本では社会に変革とイノベーションをもたらす無数のチェンジメーカーが求められている中、 教育の「STEAM(Science, Technology, Engineering, Arts, Mathematicsを統合的に学習すること)化×プロジェクト化」と「個別最適化×自立化」が必要とされています。

その文脈で、 小中高世代向けのICT教育(プログラミングやデザイン等)の内容、 教材、 講師人材、 実施体制の在り方が模索されています。

今回のセミナーでは、 小中高世代向けのICT教育において、 公教育の現況から地域の教育力向上が必須である理由とその対応例をお伝えいたします。

また、 デジタルハリウッドが各地で小中高世代向けのICT教育の基盤を作っていく上での、 九州・中四国地方の企業パートナーも募集いたします。 』

ICTのスキルだけでなく、STEAM(Science, Technology, Engineering, Arts, Mathematicsを統合的に学習すること)も取り入れた学習プログラムの展開を見据えた取り組み。

新しい物事に取り組める柔軟性や総合的な学習能力を養う機会としても期待をする次第です。

デザインや感性も取り入れた総合学習

『「HELLO DESIGNデサインと日本人」に学ぶ誰にでも必要なデザイン思考とパッケージ力』や、
『『ニュータイプの時代』を読んで、自己改革の重要性』

でもお伝えしたように、世界の複雑化、不確実化(VUCA化)の中で、「尖ること」と「人格を総合的に成長させること」の両立が求められるという、学習する側にとってもそれを支援する側にとっても、難しい課題を突きつけられていると感じます。

また、『Life Shift』に代表されるように、人生100年時代では学習による自己変革を「継続的に」行うことが必要となっていることも、個別のスキルを資格試験等で身につけるだけでは対応できなくなってきていると感じるところです。

このような状況の中で、個別のスキル以上に「学習するスキル」や「学習する意識」の醸成が非常に重要になってきており、今回のデジタルハリウッドのセミナー等においても、この流れの中で出てきている取り組みと捉えることができるかと思います。

また、樺沢紫苑さんの『アウトプット大全』『インプット大全』などがベストセラーとなっていることからも、学習能力や自己成長力を高めることに多くの関心が集まっていることが窺えるかと思います。

学習能力の向上を人材育成に取り込む

企業においても、人材の継続的な育成や自社の事業状況に応じたスキルの確保は、今まで以上に重要になってくるかと思います。

知的資産経営においても、人的資産との面からだけでなく、

社員の学習能力、それも現在必要なスキルだけでなく、感性や価値判断も含めた総合的な学習能力を高めるための評価を含めた仕組みという構造資産や、

今回のデジタルハリウッドのような企業を活用する関係資産も含めて、総合的な取り組みが必要となっているものと考える次第です。

 

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