マキナ社のミーティング・テック カオスマップ にみる、ユーザーも巻き込んだ業界動向とその利活用

【今日のポイント】

「会議の効率化」のソリューションを提供するマキナ社が関連する他社の商品・サービスを俯瞰できるマップを公開しています。

自社のサービスが提供する価値を補完する他社のソリューションの情報提供は、ユーザーからのフィードバックの機会を増やすと共に、一種のプラットフォーム構築にも繋がるものと考える次第です。

 

働き方改革に役立つ「ミーティング・テック カオスマップ 2019」を公開

2019/11/20 ミーティングの効率化、生産性向上に関するサービスを提供しているマキナ株式会社は、表記のリリースを公表しました。
(引用は『』でくくります。 太字と改行は筆者挿入、以下同様)

『マキナ株式会社(東京都台東区、代表取締役:植川 悠、以下「マキナ」)が運営するクラウド・ドキュメントツール Savetime( https://savetime.jp )では、ミーティング・会議領域の業務改善、生産性向上に関心を持つ方やミーティング・会議の領域に参入を検討する事業者のために、国内外の代表的な製品・サービスをまとめた「ミーティング・テック カオスマップ 2019」を作成、公開しました。

(中略)

「ミーティング・テック カオスマップ 2019」では、ミーティング・会議領域における各カテゴリーの近年の動向や、ツールの利用によって実際にどのような領域の業務改善や生産性向上に繋がるかまでを含めてご紹介しています。』

自社の商品・サービスの業界内ポジションの可視化と、お客様の商品選びや自分のニーズ・課題の認識の双方に役立つ試み。

自社のコンテンツの利活用としても参考になります。

事業者、ユーザーからのフィードバックへの期待

このサービスのように、自社の商品の周辺に関する他者商品・サービスを、具体的な評価も含めて紹介することは、自社の取引先だけでなく、それら周辺のサービスを提供している他社にも喜ばれる事が期待されます。

また、その紹介サービスのユーザーや紹介される企業からも、自社の事業に関連する情報のフィードバックを受けられる機会を増やすことが可能になってきます。

知的資産経営でいえば、「関係資産の構築と利活用」ということもできるものと思います。

自社のソリューションを補完する他者の動向把握とその情報の利活用

ITスキルアセスメントツールGAITにみる「検定」の活用』

『ミニメイド・サービスの資格ビジネス進出にみる、知的資産の転用方法』
などのトピックスで、自社の暗黙知を含む知見や顧客データを「検定」や「資格」の形で利活用したり、自社の知見の有効性を検証するフィードバックに利用したりする方法をご紹介しましたが、

今回のマキナ社のマップは、自社の「会議の効率化」というソリューションに関する他社の情報を一元的に俯瞰できる、プラットフォームを提供するものと捉えることもできるかと思います。

自社の提供価値を上位概念で捉えて、関連する他社のソリューションも含めて顧客に情報提供するという、「知見・情報提供のワンストップサービス」としても、参考になる事例と考える次第です。

 

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