今年も南高梅を買ってきて漬けています。
梅干し。。。甘いのがこの頃の主流のようですが。。。
私は甘い調味液が苦手で、昔ながらの塩漬けをします。
市販の甘い梅干しには添加物も多いので、できれば手作りでと思っています。
といっても、塩分が多いとしょっぱくて、塩抜きすると味が落ちて・・・となるので、9%
このパーセンテージはおいしいです。
今回2㎏を付けたので、180gの粗塩を使いました。
ただ、塩分が少ないので常温にしておくとカビが発生しやすく、冷蔵保存を心がけますが。
作り方の手順ですが、私流をお知らせします。
1.買ってきた梅は、黄色になり柔らかになるまで常温で待ちます。黄色になったものは順次冷蔵庫に入れて熟れるのを止め、残りが黄色になるのを待ちます。
こうすることで、仕上がりの硬さが均一化され、柔らかくおいしい梅干しができます。
ひと手間ですね。
2.黄色になった梅は、度数の高い焼酎(ホワイトリカー)などで表面を拭き、ヘタを取ってカメに入れ、3倍以上の重石を載せます。
ペーパータオルなどにホワイトリカーを浸して、それで拭きます。
これもひと手間ですが、表面の雑菌を殺し、カビが生えづらくなると思います。
3.ふつうは、2~3日で梅酢が上がってきますが、9%なので倍の時間がかかります。
それでも、ちゃんと上がってきます。
4.赤紫蘇が出たら入れますが、昨今は便利なものがあるので、こちらを使っちゃいます。
5.こんな感じになります。この時点で保存容器に移し、冷蔵庫に入れて梅雨が明けるのを待ちます。
6.梅雨が明けて、強い日差しになったら土用干。
冷蔵庫に入れていた梅は、赤く染まっていますよ。
これを取り出し梅用の竹ざる(丸竹ざる 梅ざる 直径74cm)に乗せ、干します。
7.昼夜そのまま干し続けても良いのですが、分量が少ない場合は保存容器の梅酢に戻し、朝になってからまた取り出して干します。
そうすることによって、赤い色がより鮮明になりきれいな梅干しが出来上がります。
いかがですか?
梅は時期の物なので、今年はもう間に合いませんが、来年挑戦してみては?
こうしてできた梅は、練り梅にしてみたり、焼酎に入れて梅焼酎にしたり、お茶漬けに入れたりと使えます。
胃腸が弱ったときにおかゆに入れて食べると、また美味しく、食欲が増すので不思議な食べ物です。
妊娠中などに胃腸が弱ったときによく食べたものです。
ある程度の体調不良なら、治ってしまいますから。
このようにして作った昔ながらの梅干しも売っています。
参考までに載せておきますね。
ただ、塩分濃度は15%。味はかなり良いと思います。
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