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【乳がん体験記】乳腺穿刺検査~MRI~PET検査

2023/12/27

photo AC

乳がん検診でシコリが見つかり、乳腺穿刺検査をする事になりました。

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乳腺穿刺検査

エコーでシコリの場所を確認し、局所麻酔をした後、
穿刺用の針を刺し、内部3か所から細胞採取。
採取後は圧迫して止血を確認しガーゼで固定して検査終了。

検査当日は入浴、飲酒、激しい運動は禁止。
翌朝、ガーゼを外した後は通常生活でOK。

検査結果

ステージ/乳がんⅠ期

  • しこり1.5~1.7m(2㎝以下)で転移は見られない。

サブタイプ/ルミナルA型 LuminalA

  • 乳がん(女性ホルモン受容体)
  • HER2タンパク質×
  • Ki67 細胞分裂 5%以下

おとなしいタイプの乳癌との事でした。

後日、詳細検査は
シコリの大きさ、リンパ節、遠隔転移が無いか、MRI、FDG-PET検査を
LSIクリニックで行うと。

検査結果によって手術方法を決定するそうです。

造影MRI

検査の3時間前から絶飲食。

造影の予定でしたが、気管支喘息持ちだと造影剤が影響するらしく
気管支喘息持ちの私は造影剤なしでのMRI検査になりました。
時間は30分位。検査中は工事現場の様な音が鳴っていて
最初はビクッとしましたが、そのうち その音にも慣れて睡魔が襲う…。

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PET(ペット)検査*ポジトロン断層撮影法

PET検査とは(LSI札幌クリニックの説明文より)

FDGという放射性物質を注射し、体内のブドウ糖が多いところに集まり、
PET装置で撮影すると、ブドウ糖が多い心臓、脳、肝臓、腎臓では
赤や緑の色が付いた全身(頭から膝上まで)の写真が撮れます。
身体の中に癌があった場合、癌はブドウ糖を多く使うのでFDGはその部分に集まります。
撮影した写真で通常集まるはずのない部分に赤や緑色が付いていると
そこが癌の可能性があります。
PET検査では頭頚部癌、肺癌、大腸癌、食道癌、膵癌、などの消化器系の癌、
子宮体癌、卵巣癌などの婦人科系の癌、甲状腺癌、乳癌、悪性リンパ腫、骨腫瘍、
悪性黒色腫などの発見や診断に威力を発揮し、まだ進行していない段階で
発見する事ができれば、早く対処できる可能性が高まります。

PET検査で全ての癌が分かるのか?というと、
胃癌、ある種の肺癌などはFDGが集まらない性質の癌や、炎症や良性腫瘍にも
ブドウ糖を多く使うものもあるので一概ではないらしいです。

PET検査の注意事項

検査の6時間前から絶食。飲み物はOKですが、糖分の入っているものは×
検査前日は激しい運動は×
当日、重い荷物などの持ち運びは×
糖尿病の人は当日インスリン、内服薬は×(詳細は主治医と相談)
妊娠中の人は×
空腹時の血糖値が150mg/dl以上の場合、検査中止になる事があります。

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検査の流れ

  • 放射性物質(FDG)を注射し、身に着けている金属類は外し、
    検査着に着替え、1時間くらい個室↓で安静にしています。
  • 500mlのお水を渡されるので、その間に水分補給。
  • PET検査室へ案内され、(途中、膀胱を空にする為、トイレタイム)
    仰向けに横たわり検査開始。
  • 開始直ぐに息を吸って、はいて、止める(数秒)の指示。
  • 最後は息を吸って、止めて(数秒)の指示。

30分位の検査でした。

検査後、看護師さんに
「前日に運動されましたか?もしくは重いものを持ち歩きましたか?」と。
何やら、肩腕のあたりにマーカー?が集まっていたよう。
運動もしていないし、重いものも持っていない…。
心当たりと言えば、2日前に整骨院で首、肩、腕、背中の施術を受けていた。
その事を伝えると「もしかすると、その影響かもしれません^^;」と。
PET検査をする際は、整骨院の施術も気を付けなきゃなりませんね(・・*)ゞ

検査後注意

放射性物質の注射をして身体が軽く被ばくしている状態になっているので
検査後、3時間は人混みに入ったり、乳幼児との接触は控える。

PET、MRI検査結果&今後の治療

乳癌以外、遠隔転移は無く、乳癌の周りにも小さな癌や
リンパにも転移は見られないとの事でした。

  • いずれにしても、手術は必須で
    乳房温存(部分切除)か乳房切除(全摘)かの二択。
  • 乳房温存の場合は術後、放射線治療で2~3週間の通院。
    放射線治療は乳房を色んな角度から放射線をあてる際、
    どうしても肺にもあたるので肺炎を起こす可能性はゼロではないとの事でした。
    他、皮膚が日焼けした感じになると。
  • 乳房全摘の場合は放射線治療は無く、全摘後の乳房再建(自家組織か人工物)
  • 女性ホルモンを抑える薬を7年間服用。

乳房温存手術はこの病院で、乳房全摘&再建の場合は
がんセンターで形成外科の先生も加わって行うそうです。

部分切除か全摘&再建…悩むところです(-"-)
幸い、この病院には乳がん看護認定看護師がいるので とても心強いです。

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母と妹に乳がんの報告

妹は驚きながらも、早期で良かったと。
入院等、その後の治療で手伝える事があったら協力する!と言ってくれて有難かった。
母はテンパっている様で(←こうなると全く人の話を聞かない)
乳癌経験者の親戚や母の友達やらに片っ端から電話をしていたようだ💧(後に知る)後日、
母「もう話してあるから。乳がん手術をした親戚の〇〇ちゃんに
体験談や解らない事を聞くといいよ!」と。
私が行っている病院には乳がん看護認定看護師がいるって言ってるのにスルーなんだよな。
しかも、私の知らないうちに親戚の友人(医師)に
紹介状を書いてもらおうってところまで勝手に話が進んでいるし(-∀-`; )
心配してくれるのは有難いんだけど、私の意に反して動かれるのはちょっと…。
大ごとにはしたくなかったのにな…。もぅ本当に面倒くさい(-"-)

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