インドラネット

パソコンが壊れる度に全てが消えるデジタルデータ。このブログをクラウド代わりに活用させてもらいます。

岡目八目

2019-08-10 23:30:25 | 日記

前回ブログをアップしてから20日もたってしまった。

ちょっとまじめに仕事をしたら、

腰は痛くなるわ、バイオリズムはおかしくなるわ

やっぱり、年のせいかしらん。

その間に、とっても幻想的な写真が撮れたので

とりあえず、貼り付けときます。

向こうに見えるのは、「奄美大島」です。

 

 

さてと、

いろいろ書いておきたいことはあるけど、

今日は、「岡目八目」的生き方です。

 

よく『正論』を読んで、愛国心が高まって熱くなる人たちがいます。

「正論」は立派なメディアで、日本にとって有益な存在ですが、

こういう人たちに「正論」は、むしろ危険なように思います。

 「シナも朝鮮も許せない!」、

「こんな奴らは日本から追い出せ!」、

「社会の悪だ」 と、単純にこうなりがちです。

 彼らは、自分で考えないから簡単に思い込むことができるし、

他人の意見や世間の風潮にあっさりとなびきます。

 戦前、新聞にあおられて

「自分たちは正義の戦争をしているのだ」

「鬼畜米英だ」

と、感情にまかせて行動したタイプと同じに思えます。

この考えが別に間違っているわけではないですが、

この手の人たちは、集団心理に落ち易く

思考が停止するから困るのです。

「極右」にも「極左」にもなり得る人たちです。

 

こういうタイプは、時代が変わると

米国が大得意のGHQ的情報戦略にコロリとやられてしまうことにもなります。

教科書に書かれたことを鵜呑みにし、

批判や疑問を受け付けず、

新聞やテレビ、権威あるものの言うことをそのまま信じる人たちです。

右から風が吹けば左になびき、左から風を送れば右になびく。

為政者からすると大変扱いやすい

従順な「庶民」なのです。

昔から「民は草。風が吹けばなびく」という格言があって、

今も為政者の常識です。

あなたもそうなってはいませんか。

 

我々庶民が気をつけること、一番大事にすべきことは「バランス」で、

常に自分をニュートラルにしておくことを心がけること。

感情のままに動かないこと。

「国家とは何か」、「国民とは何か」

をしっかりと理解しておくこと。

そうしないと右にも左にも簡単に洗脳されちゃいます。

いったん洗脳されたらもうだめです。

眼が覚めるまで(つまりすべてが終わるまで)、

何も見えなくなります。

価値観が単純化するために、結論が一目で見えるようになり、

注意する者を小バカにするようになります。

自分の頭で

「それは本当か。裏の目的があるのではないか。」

といった冷静な分析ができなくなるのです。

 

普段から一歩、渦中から離れ、

他人事のように

別の場所や上空から眺めなおしてみる癖が必要です。

これが、この情報戦争だらけの社会で、

右往左往しないで済むコツです。

現代のようにどんなに情報があふれていても、

その中にニセ情報がまぎれていても、

ぼんやりと眺めてみれば、「おやおや」と見えてくるものです。

大掛かりに仕掛けられている情報戦略の場合には、

もそっと高みから見なければわからないわけですが、

そんな時には、自分には見えなくても、ちゃんと分析のできる人はいるものです。

彼らの言葉に耳を傾けることさえできれば、

地に足を付けていられます。

 

情報氾濫のネット社会ですが、

耳を澄ますことさえできれば、

そのネットのおかげで

とても貴重な意見や、重要な情報を知ることができます。

数十年前なら本屋で探し求めるか、

直接、これはと思う先生に教えを受けない限り、

真実など知ることなどできませんでした。

 

もちろん大手マスコミや「電通」が支配していた時代でも、

その洗脳作戦に影響されず、

その危険性に警鐘を鳴らし続けた少数の知識人たちがいました。

実際はもっといたのでしょう。

然し、庶民にその情報が伝わることがなかった。

今や世界は「インドラの網」と同じ環境が現実の社会で張り巡らされ、

地球の裏側のことまで、手に取るようにわかる時代になりました。

これからはもう二度と、かつての「為政者の時代」はやってこないかもしれません。

「風」を吹かそうにも、

穴の開いた鞴で風を送るようなもので、

米国のような巨大国家やユダヤ人が支配するマスコミでさえ、

うまく庶民をコントロールすることができなくなりました。

「情報」や「分析」があちらこちらから漏れ伝わりますから。

 

彼らに残された手法としては、

10年以上の期間をかけて、組織力とお金を使い、徐々に情報量を増やし、

人々を「感化」させる方法のみが残されているといっていいでしょう。

為政者(ある目的を持った組織)側からすると、

非常に根気の要る長期計画になります。

しかも、どこかでばれたら終わりですし。

相統巧妙に、かつ謙虚に静かに、時には弱者の姿で、

粘り強く、神を信仰するかのごとく、強い意思をもって継続し続けることになります。

 

 

ところで、

「脳内爆発」という言葉があります。

一定期間同じテーマで勉強したり、

運動したりしていると、

突然何もかもが旨くできるようになることです。

脳内にバラバラに保存されていたデータが、

突然に連携を取り合えるようになる瞬間を指します。

これと同様に、インターネットの社会もこれだけ情報が飛び交うようになると、

「脳内爆発」と似た現象が起きる可能性が高い、と思います。

それがどのような形で出現するのかはわかりませんが、

その視点でこのネット社会を見つめておく必要があります。

AIも同様です。

人や国家による独裁者は現れにくくなりましたが、

代わりにインターネット網の発達が

ある種の「脳内爆発」を起こすような気がするのです。

 

 

話を戻します。

一番怖いのは「思い込み」です。

人間ですから「思い込み」はあってあたりまえですが、

これが一番「思考」を狭めます。

そこで少しリスキーですが、

ぜひ「投資」をやって見ることをお奨めします。

資産の1/5程度を「投資」に回してみるのです。

失敗しても、成功しても自己責任です。

でもとても勉強になると思います。

そこでわかることは、

失敗する原因の最大のものが自分の「欲」、

そしてそこから発生する「思い込み」だということです。

「上がるはずだ」、「下がるはずだ」というやつです。

社会的、政治的、経済的な諸条件や

過去のデータ推移などを検証はするのですが、

それが正しいわけではありません。

多分に「情緒的」であったり、

「気まぐれ」であったり、時には「故意」であったりするのが「市場」です。

10年以上かかるかも知れませんが、

そのうち、一切自分の「思い込み」を信じなくなります。

 

「投資」の世界で有名な言葉に

「まだは、もうなり。もうは、まだなり」という言葉があります。

これはまさにそのことを表しているように思います。

多くの人が「まだ、上がるだろう」とか「もう、下がるだろう」と言うときは、

その逆が起こる前触れ、と言う意味です。

「投資」の世界では、一切の「欲」から離れ、

シンプルに物事を見る努力が必要です。

 

 

こういった精神状態を端的に表した言葉が

「岡目八目」です。

仕事でも、投資の世界でも、普段の生活でも、

何か自分で判断が必要なときに必要となる、大事な考え方です。

いかにして、「自分」から離れた状態を保ち続けるか、

上等な生き方をしている人は、それができているんだと思います。

私など、わかっているのにすぐに気が緩むから、すぐに「自分」に捕まっちゃう。

人生はいつだって油断大敵玉手箱なのです。

10回のうち8、9回は、「自分」への拘りから離れて

冷静に「判断」や「行動」ができるのに、

どうしても1,2回はうまくいかない。

こういうときは、気が緩んでいるときで(今まさにそれ)、

すべてをオジャンにしてしまいます。

ああ、「俺」ってやつは懲りないなあ、と思うのです。

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