日々是日常

日々是日常

日々のあれこれ趣味の事など気の向くままに

舞台については期間の短いものは千穐楽後に更新、もしくは東京公演終了後の更新

 来たぞやったぞ池袋!!

 ヲタロード、いや乙女ロードはいつもいっつも活気があるね!?

 そんなことはどうでも良いんだ、方向が違うからね!?間違えるなよ私!!

 

 相変わらず「いけふくろう」(東口)にたどり着くまでドキドキするよ、改札出たところからが戦いだよね!まずどの方向に行けば良いのか迷っちゃうよ!!

 

 からの1階(地上)に出た時も油断ならない笑

 こっち、いやこっちはシアターK△SS△Iだ……ってなりがち、そして本当にK△SS△Iに行く時は行く時で、こっちはグリーンか?ってなる不思議

 

 それはともかく、サンマルクカフェが無くなってちょっとショックでしたが、そんなショックも吹き飛ばし!!来たぞ!!行ったぞ!シアターグリーン!!

 

 テンション爆上げで池袋まで出かけた理由はこちらっ!!!

 

ENG第18回公演 

gagap

2023年11月22日(水)〜26日(日)

シアターグリーンBIG TREE THEATER

 

 作・演習:

 竹村晋太朗(劇団壱劇屋)

 出演:

 氏家  蓮:花房堅悟

 松木わかは:宿木メイ

 高田  淳:怪人0号

 栗生 みな:春夏秋冬

 岸本 尚子:村田

 守上 慶人:怪人10号(怪刀)

 鵜飼 主水:怪人24号(怪軍)

 松藤 拓也:怪人35号(怪食)

 椎名 亜音:怪人43号(怪医)

 シミズアスナ:怪人56号(怪談)

 梅田  悠:怪人69号(怪色)

 福地慎太郎:怪人77号(怪電)

 末野 卓磨:怪人82号(怪僧)

 芹澤  良:怪人98号(怪老)

 柏木 佑太:怪人K

 持田千妃来:怪人J

 西分 綾香:怪人P

 伊藤マサミ:白

 石部 雄一:奴

 GAPLE:

 晨火

 有賀太朗

 上島純也

 熊野ふみ

 黒田ひとみ

 佐竹正充

 日置翼

 藤島望

 ※敬称略

 

脳汁ブッシャァァァァァァァ!!!!

うわ!すご!やば!

はっ!?やばっ!!すごっ!!

えっ!?やっば!すっご!

 

 と、のっけからハイテンション(安定)に失礼します

 舞台が始まった瞬間からIQと語彙がマイナスになる勢いですんごい舞台でした

 

何を観せられたんや?

何を観たんや?

もしかして……

……夢?

 

 と、いうように、なぁんだ夢かと冷静さはすぐに取り戻しましたよ?(戻せてない)

 

 目が追いつかないアクションの連続に複雑な人間(怪人)関係、壱劇屋さんとENGさんのテイストが綺麗に融合されて観終わった後は心がほんわかする素敵な舞台でした

 ヨリソウ重力で配られたパンフレットで発表されたキャスト様を見た時から期待値が高く、ビジュアルの発表でさらにテンションが上がり、情報公開の度にUPする期待値とわくわく感
 そして初日、その全部を遥に凌駕する熱量と物語が目の前にありました

 

 ENGさんのエンタメと壱劇屋さんのエンタメの見事なマリアージュ!

 

 定番ののぶさんの前説からの、のぶさん退場と思ったら掃けようとするのぶさんの前に立ち塞がる怪人P

 避けようとするのぶさんの前に立ち塞がってズイズイと迫る怪人P

 おもむろにメガホンを持ち上げて……

 

 おわぁぁぁぁ!!!壱劇屋さんだぁ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!

 

 ニコニコ動画、略してニコ動のように流れていくコメント(台詞)弾幕

 プロジェクションマッピングではなく、文字を持ってGAPLEさん達が流れていく舞台上

 

 いや、のっけから人力ギミックフル稼働

 

 各キャスト様の役名紹介も人力です

 怪人にやられていくGAPLEさんが滑り込んだり倒れたりしながら文字に切り抜かれた紙をキャスト様の頭上や横にばん!

 

 怪人◯号用の紙を舞台上で放り投げキャッチし、滑り込み定位置にかざす、壱劇屋さんでした

 OPダンス後のタイトルもGAPLEさんさんによる人力で笑

 

 ここまで大活躍のGAPLEさんをパンフ上とかSNS上で8人しか紹介しないの事務所の縛りとかなのかな?ひどいよね?後の100人の人達もどこかで紹介して欲しいです、パンフだとページの問題とかかな?……………………え?8人で正解?……………………嘘……だろ?

 

 ってなるぐらい縦横無尽のGAPLEさん達1人1人が分身してた……え?忍者?

 

 あと、この紹介のしかた良いなぁと思うのはめっちゃわかりやすい!

 プロジェクションだと客席によっては見え難かったり、画面に大きく写り過ぎて文字が読みにくかったりがあるのですが、きっちりとキャスト様近くに『怪人◯号 怪◯』って出るので、何号かとなんと呼ばれる怪人かがびたっと頭に入る

 

 しかも止めで「怪人◯号、怪◯」って音声も入るのアニメのワンシーンみたいな

 漫画なんかでキャラを見開きとかで紹介する感じで、文字含めて1コマ!みたいな

 どの怪人もめっちゃ強そうに見える感じ好き

 

 かっこいい演出で初日にテンション上がった笑

 

 個人的に石部さんの横にでた「???」が好きです

『「???」石部さん「奴」』っていう並びに石部さんの強キャラ感出まくり

 

 そんなこんなで

 

 個人的にはこの舞台のイメージは「サKラ大戦」とかそんな感じの大正ゴシック系な世界

 あのゲームの時代って蒸気技術が発達した架空の「太正時代」なんだけど、gagapもなんか、謎に発達した技術とかありそう

 賢人機関的な妖しい(笑)組織もありそうなやつ笑

 

 そんな世界に跳梁跋扈する怪人とかロマンよね……

 怪人は見た目が人間と変わらないモノも多くて、逆に怪人を名乗る人間もいる感じ

 

 

◯人◯号

 ◯人◯号といえば「鉄人28号」やろ?からのただいま頭は「怪人24号」でいっぱいです!

 

 物語の舞台では怪人と呼ばれる人ならざるものが暗躍し、市民は不安な日々を過ごす、そんな中で政府が立ち上げたのが怪人対策特別課して怪対屋(で、あってるかな?台本を手に入れられなくて確認出来ていないので通販届くの楽しみ!)

 

 国都は軍出身の花房堅悟を任命、助手には宿木メイ

 

 怪人は謎が多く、発見、存在が認められた順に番号が割り振られている感じ

 なので、怪人歴が浅くとも発見されれば番号が付くし、逆に怪人古参でも見つからいと番号は付かないので、数字=活動歴ではないらしい

 

 市民を危険に晒す存在

 10年前の大震災以降増え始めた怪人の数に花房達は日々頭を悩ませる中で、怪人0号を名乗る自称怪人を確保したところからお話は始まります

 

 怪人0号(怪人GS / 補佐男):

 高田のずん様ズルすぎ案件

 おちゃらけた狂言回しかと思ったら心の奥底にめっちゃドロドロした感情を持つ人間

 本心を隠して花房や白、奴を観察し、怪談に情報を渡してさらなる混沌を作り出したり

 でも宿木ちゃんの真っ直ぐさにきちんと向き合えるところもある大人

 怪人として覚醒しちゃった花房を追いかけて追いかけてガバッと花房を抱きしめるのもうね

 途中どうやっても止められない花房にガックリと膝をついて蹲る0号と、その横を駆け抜ける怪軍さん

 駆け抜けた怪軍さんを目で追ってまたよろよろと駆け出すの、その先に花房がいるはずだと確信して、そして我を忘れて怪人を攻撃する花房を確実に止められる人物としてのある種の信頼感があったように思う

 とにかくカッコ良い、絶望して淀んで、でも根本は真っ直ぐで捻きれ曲がりきれなかった大人

 こういう役のずん様ほんまズルさしかない勢いでカッコよ……惚れる

 牛丼屋で幸せに暮らして欲しい

 

 怪人10号(怪刀):

 元は刀匠で白達が作り出した怪人ベイビーちゃん

 つまり……バブちゃん?(やめろやめろ)

 豪快に刀を振り回す、体躯が良いのでそれに見合ったような大剣での殺陣がすごく映え!

 最初ビジュアルを見た時にナRトのイRカ先生ってなったとか内緒

 

 ヨリ重でアクションすっごいと思ったら今回もえぐかった

 登場時の花房との戦いの豪快さ凄いよ、その後も怪医の傀儡としてめっちゃ戦いますが、あのサイズの刀のぶん回し殺陣は絶品でした

 ご本人はお茶目で大変良きでした

 怪刀の宅急便、大きなリボンのあの子が来てくれるならぜひ利用したい笑

 

 怪人35号(怪食):

 え?すご……

 松藤くん、ヨリ重の時もお芝居上手いなぁと思いましたが、今回は本当に凄かっった!!!

 カニバ愛の怪食

 凄みとちゃらけたような言動のメリハリ、花房にそれ以上考えると「ブレるゾ?」って言った時のあの凄み

 声の抑揚とか演技が兎に角!良くて凄かったです!

 狂ったように笑ったかと思うとピタッと止まって、凄みのある声で話すのゾクゾクしました

 ヨリ重の時は無重力の住人でしたが、今回は無重力ではないのでふわって感じではなく重さのあるアクション

 怪老が刀を真横にはらった時に開脚で避けるの、あの高さまで飛べるの凄いし、人間離れした身軽さと動きがさらに怪食の不気味さを後押し

 階段の上にジャンプからのその姿勢のまま後ろに飛び降りるとか、「いつでもカットイン」の説得力!!!

 怪人の中でも1番の怪人だったと思う

 

 怪色を文字通り食べちゃいたいほど愛してた感じがする、ある意味で純愛の人

 奴が怪色を殺した時に我を忘れた感じで飛びかかるの、怪色を本当に好きだったのかなと

 

 中の人が怪軍さんに懐かしさ感じちゃうもんで、アクキーをつなげてあげるべきなのか?ってなる笑

 

 怪人43号(怪医):

 オカッパに細かい三つ編みという妹とは別の意味で凄い髪型

 ベルトにメスを収めてるのカッコ良くて好き

 糸で傀儡にした相手を操るコトでも戦える上にめっちゃ天才外科医

 

 怪人に怒りを覚えて攻撃しまくってた時にそのあとを追いかけて怪人達を助けて、宿木ちゃんも助けちゃう超!!有能なお医者様であり白チームの参謀

 

 そして先生を慕って、怪人になるコトも厭わない女性

 

 両目かっぴらいて迫って行くの好き

 最後は仲良く牛丼屋で花房と働いてて、なんだかんだと幸せになって欲しい

 

 怪人69号(怪色):

 奴への純愛で怪人を名乗る人間の女性

 梅ちゃん完全復活!!ガンガン戦う姿がカッコよく美しい!!!!

 ぼんくら坊ちゃん3人に囲まれての登場シーン、ただひたすらに良い女、本当に良い女

 からの腕をとってた男に、腕を振り払うのではなく振り上げた足で攻撃するのすげぇでした

 怪食に狙われつつ、それを退けて怪人達とも対等に戦うの凄いよ……

 

 怪医との最初の戦いでも怪人であるはずの怪医を圧倒する強さで、怪人フェスでは臆するコトなく戦いに身を投じていくのが凄い

 

 最後、怪食と戦うの、蹴り付けた足を怪食に取られてそのまま押し倒されるの、エロくて良かったです、なんというか健全なエロ

 

 奴をひたすら愛して、生きていく強さが凄いし、最期は満足そうな笑顔で死んでいくのがもう美しさと儚さ混在の姿で涙腺にきます

 

 劇中で明かされた本名は四季

 

 怪人56号(怪談):

 妖怪ちゃぶ台返し(違)

 可愛い

 邪悪で可愛い

 人間の時は講談師、事実と事実の間を推察、考察し物語を紡ぎ幻を生み出す能力を持つ彼女

 キャラキャラと高い声で人を小馬鹿にしたように話すかと思えば急に低い声で凄みがでるの

 

 物語を紡ぐためなら怪軍さんにもちょっかいかける良い性格

 舌を突き出してアハ!アハ!アハハハハ!!って狂ったように笑うの本当にもう好きしかない

 

 怪食とは違う方向にぶっ壊れて狂ってるの怪人として凄いよね

 

 そして、彼女のおかげで怪軍さんのコトが判ったので感謝をお伝え申し上げたい

 

 怪人77号(怪電):

 電気もじゃもじゃさん、癒し……

 福地さんの77号めっちゃ良かった

 電気系ヲタクで春夏秋冬のファンであったが故に、頭部を損傷した後も春夏秋冬の歌を聞いたおかげで気付かぬうちに怪人化

 

 強い本能がヲタク気質だったおかげで凶暴化もしないで生活してた

 宿木ちゃんのヲタク友達であり、本当に普通の人だったのに白のおかげで電気怪人に

 自分が怪人だと紹介された瞬間の驚き方が彼の人の良さを表している感じで良かった

 

 最後は牛丼屋でほのぼのしてて、これからも人畜無害に生きていって欲しい

 なんというか、普通に歳をとって大往生しそうな怪人笑

 

 怪人82号(怪僧):

 大震災の悲惨さに心を壊した僧侶から怪人化

 gagapを生み出す春夏秋冬ですが、その歌声に救われたと恩の為に白についてる

 

 長物を使った殺陣が素敵でした

 末野さんの舞台を拝見したの久しぶりな気がする……

 

 カッコ良い

 今は離れられておりますがJAE(ジャパンアクションエンタープライズ)に所属されていた方

 JAEと言えばみんな大好きJACが前身なので、つまりアクション良いよね……

 

 ぶん!と振り回す槍型の錫杖がカッコ良いのと立ち方とか佇まいがお綺麗で2mぐらい身長のある怪僧に見える

 弁慶みたいなイメージ

 

 でもね、Jちゃんぶん投げた罪は重いと思うのよ笑

 

 怪人98号(怪老):

 白と春夏秋冬に感謝して2人についている老人

 ふわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!

 芹さんの殺陣しゅてきぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!

 

 腰の曲った老人姿で鬼強とか!仕込み杖とか!!!

 怪食と戦った時の「品のない若造」がもう本当に老人なんだけど、その若造と渡り合うパワー

 この時の「品はどこかに落としたぁ」って怪食も好きですが、仕込み杖をサッと抜いて構えるるのに腰はちゃんと曲った老人感を無くさないままなの本当に凄い

 

 あれだけの立ち回りでもあくまで強い「老人」感がなくならないのが本当に凄い

 

 怪人J:

 その日人類は思い出した……

 お猫様に支配される幸せを、肉球に囚われている幸福を……

 

 可愛さしかなさすぎて、全てが尊い

 にゃ〜ってもう、何その全てが可愛いで構築された生命体

 そのくせ、最初の方で怪僧に「舐めるならもっと若い男舐めるわ!」とか言っちゃう声の凄み

 ちー様の殺陣も大好きなのですが、まさかの武器『肉球』

 ねこパンチ食らっても戦える怪僧と怪老凄いな……(尊敬)

 

 要所要所で大活躍、あと良く飛ばされてたのは小さなぬこ様だから仕方がない、黒猫ちゃんで可愛いのに人型でうにゃうにゃしてるの、本当にもう癖に刺さります

 

 ネコミミ最高←

 

 怪人K:

 0号と違う意味でずるいwwwwwww

 やんちゃ時代のKちゃん、めっちゃ熱くて良いやつ感凄い

 ビジュアルめっちゃうるさいんですが、そのうるさいビジュアルを見事に着こなしてるのほんと凄い

 何がうるさいって特に胸元が←

 

 そんなKちゃんの使う武器が難しそうでしたが重みのあるアクションが素敵でした

 

 怪人P:

 西分さんしゅき

 奇抜な格好とヘアスタイルと飄々とした態度で、でも自分プロデュースの怪人に愛情を注ぐ人

 怪人0号に「お上の預かりになって嬉しかった」って伝えるの0号の心の内を察していたからだろうし、花房に「花房たれ!!」っていうシーン胸がジンと熱くなりました

 

 最後の戦いの時に逃げまくって、割り込んで来てくれた怪軍さんに思わずすがりついちゃうの可愛いし、怪軍さん対応が塩www

 

 事務所の為にバイトに勤しむ良いプロダクション社長であり、怪人Jを作りあげた神

 

 田村:

 人間だけど強い、蹴りが綺麗のと怪軍さんと戦うシーンで、上手の階段上で踏み出そうとした怪軍さんの足の前に自分の足をがん!て、差し出して体勢崩しながらも春夏秋冬を追うのを阻止したのが凄いかっこいい動きだなと

 飛び蹴りめっちゃ綺麗でスーツ姿なのがキュンです

 

 そして割と器のでかいマネージャー笑

 

 HUNTER×HUNTERのキルアの家の執事さん感ある強さで春夏秋冬を守っていただけに最後のあのシーンはぎゅってなるし、そこからの花房と怪軍さんのやりとりでゾワッてなる

 

 

歌姫

 もうね、くりゅちゃんの演じる春夏秋冬(ひととせ)が儚い天然さんな序盤からの謎が解けてしまうと涙無くしては語れない人生……

 

 ちなみに「ひととせ」って1年のコトなので「ひととせ」と打つと春夏秋冬って変換が普通に出てくるの日本語って綺麗だなと思う、四季がめぐる1年(ひととせ)ってなんか良いよね

 

 そしてこの名前がすごい似合う女性が春夏秋冬だと思う

 妻である「春」に白がどんな思いでこの名前を彼女に付けたのかなと思うとそれも泣ける

 ただ健やかに常に笑っていて欲しい春だけじゃなくて夏も秋も冬もって感じかなと

 

 そんな春夏秋冬、我らが歌姫くりゅちゃんのお綺麗さよ

 

 登場した時から人気のアイドル(歌謡女優)なのに薬指に指輪があって、思わず左手?の、薬指だよね?って舞台見ながら自分の指で指輪の場所を確かめた笑

 

 あの春夏秋冬の秘密が怪談によって暴かれた瞬間ゾクゾクした

 弱々しくてちょっと天然な彼女が禍々しく見えた瞬間とそこからの声の音質の違い

 

 倒れた村田を抱き寄せて歌い切るのもう最後の声の伸びが最高です

 

 くりゅちゃんの歌唱力と演技力の合わせ技の威力が凄い

 

 大震災の時に疲れた人々の心を歌で救ったヒロイン

 そう思われていた彼女がgagapの根元であり、怪軍さんが国家の敵として認識する相手だったのはほんともう、脚本天才だな!?

 

 頼りなさそうに見えて記憶がなくても母としての強さをしっかりと持っていた女性

 最期は白と一緒に逝けて良かったとなる一方でもう少し奴フォローしてからに!ともなった

 

白と奴

 春夏秋冬の夫と子供

 白で「いちなし」と名乗ります

 なんでこれで「いちなし」かというと百の上の「一」を取ると「白」一がないから「一無し」

 小鳥が遊べるのは敵(鷹)が居ないから、小鳥遊で「たかなし」って読むのと似た感じ?

 

 奴は「やつ」誰だろうね?奴なのよ……

 親に捨てられて、親戚をたらい回しにされてそんな中で人も怪人も殺してしまえという思考になっているわけですが、白と春夏秋冬を見た時に怪人に殺された両親と同じ顔をしているコトに怒りを覚えて2人を殺すコトを決意

 

 春夏秋冬をめぐって戦う中で2人が自分の実の両親であるコトを悟り、殺せないまま大泣きして去っていく奴

 

 最後は白の罪も背負って自首した模様

 

 白は愛する妻の為に全てを捨てて、奴はそこで切り捨てられた為に最後まで「愛」が分からずに泣く結果になったのが切ない

 

 gagapになると記憶の一部が消えたりすることがあるようで、白が捨てた「一」が子供のコトだったら良いなぁとか

 記憶はないけど、春夏秋冬みたいにどこかで覚えていたのなら良いなと思うのです

 

 でな?

 

 伊藤マサミさんの殺陣が優雅で超!素敵!!

 武器が白い鞘のサーベルなのが素敵!!

 サーベルには日本刀の所謂「鍔」の部分が半円に伸びて柄の部分を覆う「護拳」がついているのですが、護拳の下の部分に指をかけてくるくる回して戦うのめっちゃ厨二が滾ります

 

 もうねマサミさんの全てがどストレートに私の中の厨二を刺激してきてやばかった

 あと、階段を上り下りするのにちょっと袴を持ち上げてるのが優雅で良かった

 

 殺陣での剣の切り返しの速さと動きの速さが人外だな!?あ、人外だわ怪人だわ!

 片目を隠すように戦うの本当にもう、好きだろみんな!!!

 私は大好きだぁ!だぁ……だぁ…………だぁ………………ぁ

 

 石部さんとの戦いはほんともう全私が絶叫を上げて大歓喜

 目が足りない舞台上で全てを捨ててガン見一択

 

 石部さんの殺陣も好きなのですが、今回はもうサーベルの勝ち(え?)

 

 終戦後、gagapを排除しようというなら、人間を排除しgagapを増やすコトで怪人こそが普通の世界を作ろうとした白と人間も怪人も同じように殺そうとした奴

 

 春夏秋冬が奴に頭を下げて、白にも促すの「溜まった澱を流しましょう」その思いが伝わってまた始める為に奴が自首したのだと思うので、このあとどんな判決が出るにせよ奴が1歩先へと進めたのなら良いなと思うのです、お月様を綺麗だと見上げられるように

 

 

公僕(笑)コンビ

 怪人をぎゅっと抱きしめて確保する、逮捕方法がなんかおかしい花房と、そんな確保の方法が

ちょっと羨ましい宿木ちゃん笑

 

 良いコンビです

 

 実直で真面目な花房とその行き過ぎた感じの真面目さも含めてまるっと包み込める宿木ちゃん

 宿木ちゃんの真っ直ぐさが花房も0号も救ったのだと思うのですよ

 

 大震災の時に頭部を損傷したものの鼓膜が破れていたので春夏秋冬の歌は聞いていないと思いきや、その純粋な正義感で怪人にる要素を持っていた花房

 

 宿木ちゃんが傷ついたのを見てブチギレからの怪人としての力が本格的に覚醒

 

 この宿木ちゃんを抱き上げるシーン、春夏秋冬の歌が流れる中で両耳を塞いでるんだよね?

 頭部を損傷してるから歌で怪人になる可能性があるから、電車が止まったあと焦って耳を確かめてるのあれ、耳栓が取れて焦ってるんだと思ったんだけど……どうだろ?

 

 宿木ちゃんも真っ直ぐさで怪人になりそうだけども笑

 

 事件の責任を取らされる形で懲戒免職になった2人は怪人Pのところで民間で怪人対策をしていくコトに

 でも舞台に出てきた怪人でいうと怪軍さんしか残ってないのでは笑

 あとはみんな怪人Pのところにいるコトに、こうなると早く怪軍さんもぎゅっして欲しい

 

 めっちゃ無表情に花房みおろしそうだけど……笑

 

 花房の氏家くんがめっちゃにあってた

 生真面目な感じと不器用な真っ直ぐさがすごく伝わって、良い男でございました

 武器になる手袋をコートの内ポケットに入れてるの何回かコートから落ちてましたがw

 怪人10号と戦う前にきょろきょろ探すのちょっと可愛かった

 

 わかはさんはもうね、元気でくるくる動く表情が可愛い

 花房が好きなのが全身からつたわるし、怪電を助けようと必死になったり0号の為に泣いたり

 確保に行くのに「女子はいかーん!」と止めに入る乙女心笑

 

 裏表のない真っ直ぐな気持ちがすごく伝わるから0号も彼女に思いのたけを打ち明けれたのかなぁと

 

怪人24号(怪軍) 

 ビジュアル大優勝な怪軍さん、公開された軍服姿にヲタクが瞬殺

 千穐楽後にはX(旧:Twitter)で煙草姿を披露でヲタクが瞬殺、あの瞬間の私のTLの阿鼻叫喚をご覧いただだけないのが残念です笑

 息してない人続出で、私もしっかりクリティカルで即死でした

 

 もうね、10号捕縛から11、12!確保!!13、14と怪人確保カウントアップにわくわくです笑

 22……23……!!24までもうすぐ〜〜〜!!!というテンションのまま、わくわく待機

 

 からのか

 

カッコ良すぎかっ!!!

 

 客席通路から現れるのカッコ良すぎて全私が尊死した

 ほんともう、ありがとうございますありがとうございますありがとうございますありがとうございますありがとうございますありがとうございます……

 

 登場シーンの全部がカッコ良いとかある?舞台上にいる間は常にかっこいいとかある!?

 

 この興奮と嬉しみを胸にのぶさんと竹村さんに五体投地すれば良い??(真顔)

 

 作画が優勝すぎてビジュアル発表された時からテンション盛り盛りですがそれを上回るポテンシャルで現れる怪軍さんにテンション振り切れます

 

 殺陣!殺陣!殺陣!!ねぇぇぇぇ!!!!!!

 もうね牙突なんよ……生身で牙突!壱式と四式は確実にあったYO!!!

 

 最初の春夏秋冬襲撃時の花房の拳を顎を上げて顔を上に向けるコトで躱した体勢のまま刀振るのとかもう、最高かよ……

 

 動きが速過ぎて人外だし駆け抜ける時の体勢を低くした走り方も好き

 

 もう、うん、全人類よ刮目してくれ、これが鵜飼主水の殺陣だ!!

 厨二心をぐわんぐわん揺さぶるだろ?厨二の好きなやつだろ?正直になれよ……

 

 戦争に軍人として出兵、頭部に被弾したものの生き延びた結果、療養所で春夏秋冬の歌を聞いてしまいgagapへとなるわけですが、同時に周りがgagapへと変わるのも目撃

 その瞬間から彼の中で春夏秋冬は国民を怪人に変える「国家の敵」となったわけですな

 

 ドセンで怪軍さんの突撃からの撃たれて赤い紙吹雪散るのがすこぶる性壁に刺さりました

 ド真ん中にぶっ刺さりました、ありがとうございます……

 大変美味しゅうございました、好物です

 軍帽を脱いだら額にある銃創とかそんなの、そんなの……良すぎなんよ……良すぎなんよ……

 

 あとgagapに変わる時のびくんびくんも好きです、ぐって体が海老反るの凄い好き

 

 花房と出会って国務を司る人間が現場に来たのは良いっていうの、gagapの根元、怪人の生まれる訳を国、国家に知らせたいけど怪人が出ていけないからの予告状

 大々的に発表された怪人対策特別課が出てくれば国に伝わると踏んでの予告状からの、フェス開始の時には花房側の戦力として頼られるの凄い良いなぁと

 

 あと、予告状めっちゃ達筆で書いてありそう「御霊を喰らう」とかカッコよすぎな厨二案件

 

 怪軍さん1人で厨二が好きな設定が二郎系ラーメン全部乗せぐらいの山盛りさ

 

 人間を喰らうのではなく、怪人を問答無用で殺すのでもなく、国家に仇なすと認識した怪人を敵に定めているので民間人にも自分を邪魔しない怪人にも手を出さないからね

 

 怪人Pの仲間以外で信頼できる怪人さん

 花房が怪人Pに頼んだ予告状で怪軍さんも登場

 

 怪人をぶん殴りまくるバーサーカーモードの花房を見て追いかけていくの、あのね怪人Pもあとを追いながら花房が倒した怪人を怪医と一緒に助けているんだけど、怪軍さんも怪人を殴ろうとした花房の腕を鞘に入れたままの軍刀でいなして、かーらーの抜刀でその怪人ぶった斬るの

 

「貴様は私と違うだろう!」って、ここでやっと止まるの良いよね

 

 まぁ、怪人覚醒状態の花房を止められる実力があるの怪軍さんだけだとはいえ、気にかけてるのが良い、尊い……←

 

 怪人Pは医学で倒された相手を助けていくけど怪軍さんは手出しを止めた上で相手斬るのが、なんかもう「お父さん!!」という感想←

 

 べそべそ泣いてる奴を前に通り過ぎながら抜いてた軍刀を納める時の静かな納刀とか、怪人ではあるけれど軍人としての矜恃を失ってないところが良い!!

 

 中央から登場して春夏秋冬に化けている怪談をぶった斬る

 この時の群衆の間から見える春夏秋冬が一旦人波に飲まれて次に怪談になって現れる演出とかアニメみたいですごく好きです

 

 春夏秋冬が消えたので怪軍さんも……って可能性もありそうですが、ここはとりあえず国家の敵を求めて行っていただきたい

 

 怪医さんが「私は不死身か!」ってラストで言ってたし花房も0号が死にそうにないって言ってたから、同じ理由で怪軍さんもある意味では不死身という方向で……

 愛国心が原動力だから彼の場合は国が滅んだ時が朽ちる時かな?からの、それはそれでエモいとう話になる笑

 

 ところで凄い細かい話ですが、OPの中で上の段で0号の前にぐっと身をかがめて刀を構える怪軍さんすげぇ好きなのと怪人PがJとKを連れて現れた所で2階に移動している怪軍さんがうるさそうに耳を指で塞いでるの、無表情な怪軍さんの人間味あるところで好きでした

 

 三勢力揃い踏みシーンでの「喰らうぞ人間」「人であって人でなし」「さぁ来い怪人」とポスターの構図になるの、どこにも属さない怪軍さん入れないのはわかるけど、ちょっと寂しい……

 ので、一方その頃、怪軍は甘味処であんみつを堪能していたと思うコトにします←

 

 

よしなしコト

 ところで梅ちゃん演じる怪色さんの番号はあれ的なそれ的な?って気になり過ぎた

(わからない良い子は調べずそのまま清らかでいるんだぞ?お姉さん(え?)との約束だ!)

 

 いや、怪軍さんの24に「第24師団」(大日本帝国時代の陸軍師団の1つ)が浮かびまして

 他の怪人さんの番号にもなんか意味があるのかな?からのあれでそれです(いや、24の意味が本当にそこかわかんないけど)

 怪電さんの77は国鉄時代に70系車両で77型っていうのが走ってたからそれかなーとか

 

 怪「刀」で「10」とか?って考えるの楽しい

 

 舞台上で名前がわかるのが怪色の「四季」と春夏秋冬の「春」

 奴が関わる女性の2人が季節になってるの意味深だよね、奴には四季が巡って春が来て欲しい

 あと、色と四季で音が同じなのも良き

 

 壱劇屋さんの舞台のお話を初日の前説でのぶさんがお話されたの、何それめっちゃ観たいってなった素敵演出のお話

 のぶさんが本当に楽しかったんだろうなって判るから、めちゃ観たくなった笑

 

 壱劇屋さんの舞台は「猩獣」しか拝見したコトないのですが、その時から思ってた通りの凄い演出がもうね、なんだろう人力でアニメみたいなシーンって作れるんだなって

 

 刀で壁を水平に切ったり、拳で地面割ったり、あと袖にはいったりせずに室内と外の移動を表現したり

 

 路地を駆ける時の板の動きっと電車の車両の表現すごい好き

 板が流れていくのに凄い電車のスピードが感じられるの、本当にアニメとか漫画みたいなの

 それを人力で表現できるのが凄いです

 

「猩獣」の感想でも書いたな、って思ったらちゃんと書いてましたが、大きな劇場の舞台で観たい!けどこの運動量ででかい舞台は体力の限界のその向こう案件ですね、今回もそう結論がついた所で終わります笑 

 

 浅草だ!花やしきだ!WINSのそばだ!

 っていうか、浅草寺!お寺でしょ!お寺の周りの道は碁盤の目でしょ!?

 と、浅草の地図をぐぐるさんで見るたびになる関西人です皆様ご機嫌よう

 

 碁盤の目というと京都が真っ先に思い浮かぶと思うのですが、奈良もですし、大阪も古くから中心地になっていたミナミ(150年ほど都だったのよ)は道が碁盤なので、道に関して脆弱です

 

 そんなこんなで花やしき!は、遊んだことがありますが今回はその花やしきの敷地内にある「花劇場」さん初体験

 

 初体験の劇場さんへお出かけした理由はこちら!

 

おだともあき

HALL ONE MAN LIVE 2023

リーディングライト

2023年11月20日(月)

浅草花劇場

 

 バンドメンバー

 池田 拓真:ギター

 友田ジュン:ピアノ

 山下あすか:パーカッション

 菊地 理恵:ヴァイオリン

 木村 珠海:チェロ

 

 スペシャルゲスト

 萩原 成哉

 鵜飼 主水

 上遠野太洸

 佐藤 弘樹

 ※敬称略

 

 久しぶりの浅草に真っ先にどこで何を食べようか考えたとか内緒

 うななさんも考えたのですが、時間的に無理か〜と今回は「宿六」さん狙いで笑

 平日だったことも幸いしたのか店内でほっこりできました

 

 大きな海苔で包まれた、絶妙な硬さと塩加減のおむすびとお味噌汁は最高の組み合わせだと思うのよ、中の具材に関しては個人的に「あみ」が好き

  ( ˘ω˘)゛

 

 それはともかく(本当にな)MNOPへの楽曲提供などでもお馴染みのとんちゃんさんのLIVEです

 

 大阪にいてた時は、小さなライブハウスとか含めてライブ行ってたし、そもそもジャニヲタなのでコンサートやライブには行ってましたが、東京に越してからは観劇と映画中心でライブとか久しぶりすぎました

 

 ステージ上に楽器が置いてあってメンバーが1人1人入って来る、あの瞬間は舞台とはまた違うワクワクと緊張感がありますよね、あの短い時間が結構好きです

 そこからバンドのメンバーさん達が目配せして「行くよ」って感じになるの凄い好き

 って、わかる人いませんかー!!

 殺陣で構えた後に呼気で呼吸合わせる感じとかも好きなので、このタイミングを図る呼吸というか間が好きなのです

 曲終わりにボーカルとドラムが2人で顔を見合わせて「終わる?」「まだ」「そろそろ?」「もうちょっと」みたいに読み合って最後「ジャン!」ってするのも好き(判りにくい感想)

 

 個人的なライブ好きポイントが久しぶりに堪能できて、体揺らしつつ手拍子して、歌って、というライブの醍醐味超絶堪能した2時間でした

 

 客席だけで歌って〜って、ホールに客席の声だけ響くの凄い好きなのよ

 マスク越しだったけど楽しかった

 

 そしてあれですよ、とんちゃんさんですよ

 知ってましたけどね?生歌聞くの初めてじゃないし、今年の1月にあった『朗読×生歌ライブ「路と共にある歌」』も参加しておりますし、それ以外の場所でも何度も聞いておりますけれどもですね……

 

 心が洗われすぎて、客席で浄化されてました

 (´・ω・`).;:…(´・ω...:.;::..(´・;::: .:.;: サラサラ……

 

 心にダイレクトに歌詞が響く感じで、とんちゃんさんの歌声が沁みます

 

 舞台「悪を以って愛と成す」では出演もされていたので、舞台の中での生歌は涙腺崩壊の最終兵器でした

 

 話すように歌うというか、お話を聞いているように響くというか、ご本人もとても雰囲気が柔らかい方で、一度あるイベントにゲストで出られた時に、外で友達を待っていたら他のゲストの方達よりも一足早く出て来られて思わずペコっと頭を下げたらそれ以上に腰低く「今日はありがとうございました〜」って言われて「いやいやいや!こちらこそなのですよ!」と焦ってさらに頭下げたら、とんちゃんさんにさらにペコッてされて、なんか互いにペコペコした思い出www

 

 話し方も柔らかくて、一言一言考えるように言葉を選んで丁寧に伝えてくださる方です

 

 後、もしかしたらそうかなーとは常々思ってはいたのですが……かなりの天然さん

 ここ、諸先輩方いかがなんです?

 

 これ、当日のセトリなんですが(間にMC挟みますがここでは割愛)

 

 つなぐ手

 恋人繋ぎ

 もしも

 トライアゲイン

 レインブーツ

 強い人

 〜朗読劇〜

 今夜は月が綺麗だよ

 〜朗読劇〜

 ライト

 〜朗読劇〜

 雪桜

 全部、嫌になってさ

 今を結ぶもの

 Enc……

 おつかれさまのうた

 

 お分かりでしょうかね、3曲目に「もしも」が入っているんですよ

 先にも書きました「悪を以って愛と成す」で使われていた曲で、とんちゃんさんが生歌を披露してくださった曲

 曲聴きながら頭の中ではスーツに日本刀を構えた男達が戦い、倒れて行く場面が走馬灯……

 ぐすぐすと涙をぬぐいながら聴き終わり、か〜ら〜の「いぇーい」は辛いwwwww

 

 なぜここに入れようと思ったのか……というか、なぜこの後の展開がいぇーいだったのか

 MNOPを見習わなくって良いのですよ、情緒バグらせに来なくて良いのですよw

 

 でもレインブーツの前の傘をさすとんちゃんさんが可愛すぎたのでしょうがないなってコトになりました、可愛さは全てにおいて正義←おい

 

 

朗読劇パート

 やらかしてくれましたよね、誰がって萩原成哉とかいうお方がっ!がっ!!がっ!!!

 

 弘樹さん、上遠野くん、主水さんという並び、上遠野くんと主水さんが隣で弘樹さんが2人と少し間を開けた間隔、上遠野くんと弘樹さんの間にとんちゃんさんが立って歌う感じ

 

 3人が着席した瞬間に主水さんの座り姿勢を見て「あ、女性だ……」って思っていたのですが、

上遠野くんの初っぱなの入りで「彼女おらんやん!!」はい涙腺がウォーミングアップです

 

 切なくて、辛そうな、悲しそうな表情に心鷲掴みにされるし、主水さんの彼女はもう、幸せになってくれぇ!!(混乱)

 

 ライブ中もですが本当に照明が綺麗で素敵〜と思っていたら照明が和田さんだった笑

 そりゃぁ素敵な照明になるよね、安定の光で心に訴えてくる照明 ( ˘ω˘)゛

 安心安定の和田照明、まじ素敵

 光だから透過されてるものなんですが、例えるなら透明感のある照明、光に透明感てとなりますが、透明感なんよ、透明なんや……

 

 そんな和田さんの綺麗な照明に照らされての朗読劇

 

 彼と彼女の会話が進んでいくのですが、合間にとんちゃんさんの歌が

 

 当然ですが、歌うとんちゃんさんにライト、上遠野くんにも光があたり……弘樹さん?

 弘樹さんにもライトがあたっているコトはわかるのですが、表情が動かないんですよ

 

 歌も含めての朗読劇なので歌の間も上遠野くんは苦しそうな切ない表情だし、主水さんはふわふわした印象で微笑んでるのよ、そんな2人と対照的に無表情な弘樹さん

 

 もうね「今夜は月が綺麗だよ」はあかん……上遠野くんの彼の心情そのままであかん

 めちゃくちゃ涙出てきた 

 

 でも、上遠野くんと弘樹さんの表情と佇まいの違いと弘樹さんの正体に???です

 無表情なだけじゃなくて、なんていうかピタッと止まっている感じ

 

 上遠野くんの表情に泣きそうな私、弘樹さんの表情に?な私

 そしてとんちゃんさんの歌声に泣く私……

 

 とにかく「今夜は月が綺麗だよ」の歌詞がすごくはっきりと耳から入って心に届くから、その内容が彼の心情、想いが上遠野くんの表情と相まって観ているこちらの情緒がダメです

 

 彼と彼女の2人がいると「結婚はしないのかい?」そう語りかけるおじさん

 好きな人が居ない過去ではなく、居ない「今」が寂しいのだと語るおじさんに戸惑う彼

 逆に彼女は居なくなられてどう思うのかとか、逆に置いて行く側ならと色々質問

 

 彼の生活の至るところに散らばる彼女との思い出、それを思い出しては寂しさに襲われる彼

 

 うるうるしながら観ていたら、居酒屋シーン

 友達の弘樹さんからの結婚報告、おめでと〜〜!!と盛り上がる3人

 3人の中で一番結婚が遅いと思われていたそうですが、1番に結婚を勝ち取り

 めでたいと盛り上がる中、多分一番先に結婚するだろうと思われていたであろう上遠野くんの話になると、実は彼女が病気で1年前に亡くなっていたと報告

 

 なかなか2人に言い出せなかったという上遠野くんに気を使いながらも、飲もうぜ!!と元気付けるの、良いお友達よね

 

 もう吹っ切れたという上遠野くん、それでも生活のあちこちにある彼女の思い出に囚われているのが辛たん

 

 家でも道でも公園でも見つかる彼女の残滓

 思い出の中の彼女は本当に幸せそうで、それが辛いのに主水さんの彼女が可愛すぎて尊いの、本当に彼は辛かろう(号泣)

 

 からのですよ、からのですよ……

 

 そんな話を弘樹さんが始めるところで、弘樹さんが大人?中年?初老?ぐらいに差し掛かった彼に役がスイッチしたコトがわかります

 つまり上遠野くんと彼女の話は弘樹さん=彼の思い出話

 

 出かける時にエレベータと階段で競争しようという彼女、途中の階で人がいっぱい乗ってきたから負けちゃったと頬を膨らまして拗ねる彼女、そんな思い出が語られた後ですよ、後なの!

 

 弘樹さんの彼がエレベータに乗るとね?

 

 いやぁぁぁぁぁエレベータがホテルに繋がったぁぁぁぁぁ(涙腺崩壊)

 

 MNOP朗読劇『箱シリーズ』では舞台はホテル

 人生の中で会いたい人に会えるエレベータがあるホテル、会いたい人の年齢まで遡って、その日、その時のあの人に会えるのですが、本人は「そこには居ない誰か」として存在するだけ

 自分の祖父や父が若い頃に会いに行った場合、その祖父や父の側にいた誰かの姿で存在してるので息子だとかは名乗れません

 

 で、彼は不思議なコトもあるもんだな!とエレベータへ

 

 そこから冒頭のシーンに繋がるのは卑怯だろぉぉぉぉぉぉ!!!!(号泣)

 結婚しないのかい?って聞いていたおじさんが彼自身だったのもうねあかんのよ……

 

 あの時点で彼女は結婚しても良いと思っていたのに自分が決断が出来ずにいるうちに、消えてしまった彼女の、まだ生きている姿をどんな思いで見て、どんな思いで会話していたのかなぁと

 

 このね!ホテルのシーンのね!弘樹さんの演技がね!もうね!ばちくそ良すぎて大号泣!!

 普通にエレベータに乗ったら見知らぬ場所について、出迎えるドアマン

 会いたい人はいますか?と聞かれて即答だし、不思議なコトもあるもんだ!?っていうけど、もう場所の不思議さとか、左と右で雰囲気の変わるドアマンの不気味さとかもうそんなのがどうでも良くて、彼女に会える!っていう一点に食いつくの

 

 本人として会えるわけではないという説明も「わかった!わからないけどわかった!!」ってもう本当に彼女と会えるというコトへの必死さと歓喜が胸にドストレートにくるのよ

 

 表情が本当に嬉しそうなの、彼女のコトを思い出しながら暗い表情で乗ったエレベータからのドアマンからの説明に「会えるのか!?」って、ぱぁぁって表情が輝く瞬間に涙腺決壊した

 

 ホテルのエレベータはその人が人生で出会った人の数、エレベータの大きさはその人の中での重要性

「一番大きなエレベータ」なのよ!

 一番っ!!大きなっ!!エレベーターーーーッ!!!!(うるさい)

 

 ドアマンに促されてエレベータへ「下に参ります」からの

 

 おじさんとの会話に繋がるの天才すぎだろ〜〜〜〜〜〜!!!!!

 

 しかもこの間に入るとんちゃんさんの歌が綺麗にリンクしてて、ハンカチとマスクがべっしょべしょです

 これ、本公演で観てたら頭痛いレベル(MNOP本公演、安定の現象)で号泣してたと思う

 

 とんちゃんさんの歌も朗読劇の1つみたいな、彼の心そのままにこちらに訴えてくるのよ

 

 歌がBGMではなく、舞台装置でもなく、上遠野くんと弘樹さんと一緒に「彼」として存在するのが本当にすごい

 つまり鵜飼主水が3人からモッテモテ(吹き飛ぶ情緒)

 

 MNOPの朗読劇は朗読の合間に無声芝居が入るんですが、その時もとんちゃんさんの歌声が、本当に胸にくるのですが、それの生版(言い方)はエグいほど胸にくる

 

 そしてその間の3人は歌の間もしっかりと彼で彼女なのが本当にもう、演劇と歌のコラボってやべぇとかいう語彙力枯渇する感想しか出てこない

 

 生演奏はオペラとかミュージカルではありますし(オーケストラピット見るの好き)、演劇でも生演奏が入っているのを観劇したことはありますが、それとは違う感動があります

 

 心の浄化が進むライブで朗読劇でした

 

 そんなとんちゃんさんの歌声をぜひ!紅白で聞きたい!!

(๑•̀ㅂ•́)و✧

 

 

もろもろと……

 唐突ですが、パーカッションが好きです笑

 今回もパーカッションさんめっちゃ見てました

 なんていうか好きなんですよ色々な音を作り出すパーカッションさん

 1つ1つはとても小さい音だったり、さり気ない音だったりするのにすごく存在感のある音が曲の合間に聞こえてくるのでついついどんな動き(?)をされているのかなぁと気になります

 山下あすかさんめっちゃ可愛くてキュートで音を作るの天才過ぎた

 

 上遠野くん最初からフルスロットルでこっちを泣かしにくるのズルい笑

 手に持つ台本がフルフル震えてて、それにすら涙腺を刺激されてヤバかった

 なんていうか、その震えも彼の悲しみそのものみたいで本当に胸がぎゅうってなった

 

 光があたっている間も動きがない弘樹さん、じっと一点を見つめて無表情なのですよ、彼と彼女の時間の中には居ない彼だからかなとか思うのですが、彼女が居なくなってから時間が止まっちゃったのかなとかぐるぐる考えてしまいます

 弘樹さんの静と動の切り替えと感情の溢れ方がすごくメリハリ(?)があって素敵でした

 彼は生活のあちこち、エレベータに乗る時にさえ彼女との思い出が溢れる中でずっと生きていたのかと思うとそこからのホテルでの喜び様は涙腺殺しに来るヤバさしかない

 

 ステージ上に主水さんが現れた時に「小さくなってる!?」って思ったの、他の人とも話したけど私の見間違いじゃなかった笑

 このライブの2日後から出演する舞台、初日に拝見したら然もありなんな運動量だった

 いや、運動量が凄そうとは思っていたけど、そして初日に拝見して凄い納得したけど、推しが減っていた悲しみ笑(笑っているがな)

 そして、それゆえに彼女の儚さが際だっててヤバかったよね(真顔)

 

 てか、彼女、居酒屋の友人、ドアマンと全部の役で雰囲気変わるの本当に凄い

 特にドアマンは顔の半分を手で覆って右と左で雰囲気が変わるのですが、その切り替えも凄い

 凄いしか語彙がないので凄いです

 

 凄いしか出なくなった所で本日はこの辺で

 MNOPの本公演やイベントに行くと、スタッフとして毎回お世話になっている寺木慧佑くん!

「Toy Late Lie」その他の舞台で役者として拝見している寺木慧佑くん!

 終演後の面会で私の顔を見た瞬間に速攻で成さんを呼んでくれた(笑)寺木慧佑くん!

 成さんにはしっかりサインを書いて貰ったよ、ありがとう寺木慧佑くん!

 ちなみに、私はあなたに面会したかったのよの寺木慧佑くん!(笑)

 

 そんな(どんな?)私です皆様ご機嫌よう!!!!

 

 観劇のブログの時はキャスト様のお名前とかも記載させて頂いてますが、この際に脚本などの項目も入れています

 この作・演出欄に『寺木慧佑』っていれるのなんだか新鮮でした


 そう!万難を排して、ついでに仕事のシフトも排して()四谷に出かけた理由はこちら!

 

先輩、コントしましょうよ。

2023年11月2日(木)〜5日(日)

ブルースクエア四谷

 

 作・演出

 寺木 慧佑

 出演

 鵜飼 主水

 湯本 健一

 五十嵐啓輔

 永石  匠

 大部 恭平

 奥村 等士

 寺木 慧佑

 ※敬称略

 ※パンフレット掲載順

 

 

 けーすけ君が初プロデュースで舞台をするぞ!というので、本当に色々と才能があるねぇとか思いつつ、情報解禁を追っていたわけですが

 

 舞台初日までに辿り着いた結論は「寺木慧佑……恐ろしい子(白目)」でした

 

 ビジュアル公開でのキャスト様集合写真(このブログで貼り付けちゃったヤツ)のコンセプトが「同棲彼氏」って見て「え!?なん股かけてんの!?」っという素っ頓狂なコトを即座に思ったわけですが(お前だけだ)

 いや、だって7人のイケメンが写って同棲彼氏だから、部屋7つも借りて偽装か!?とかなったのよ

 我ながらもしかしなくても頭悪いな?

 

 で!ですよ!で!!

 グッズまで「同棲彼氏」を貫き通しやがったなこのやろありがとうございます!!

 

 ブロマ購入してますが……ケースに入れて鞄につけてますが……

 実はまだしっかり直視出来て無い!!!!!(血涙)

 

 リアコとかでは無いんですが差っ引いて普通に照れるはあんなもん!!!!!

 初日に購入した時は薄目で受け取ってきました、パンフは見た瞬間に萌えました

 

 いやもう、学習して人類に牙を剝くAI的な勢いで、オタクに全力で牙を剥いてきたよあの子

「舞台やスタッフをしながら触れたオタクの 狂気 生態を学習した……だ、と?」

 

 チェキはランダムだけどキャスト様ごとに別なので、購入したチェキはとりあえず全部推しになるという分厚すぎる福利厚生……

 

 「寺木慧佑……恐ろしい子(白目)」

 

 いや、それはともかく(本当にな)舞台の感想とかなんとか……

 

 個人的にお笑い嫌いじゃ無いしコントも観るのは好きです

 吉本帝国のお膝元育ちなんで、漫才も落語も好きです ( ˘ω˘)゛

 だからと言ってお笑いに詳しいわけでは無いんですが笑

 幼少期より触れまくっていた環境だっただけって話で、何せ普通に街中歩いてたら芸人さんをめっちゃ見る環境……そりゃ馴染むってものです

 

 ゲラなのでめっちゃ笑う方ですが、ただスンとする率も高いので真顔か大笑いかみたいになってます笑

 

 今回のこの舞台、顎が疲れるほど笑いました笑

 

『本音と建前』

「コントしましょうよ。」って主水さん達を誘うけーすけくんの話

 湯本君は納得して出演OKするけどって言う中、何かモヤモヤする主水さん

「上辺の言葉じゃなくて本音を語れ」と迫ると溢れ出るけーすけ君の本音

 

 これ、けーすけ君側の本音に関しては方向性的な意味ではオチが読めるんですが、そこからの湯本くんの溢れる本音とえ?え?ってなる主水さんの落差がすごい笑

 

 本音が出るまでのけーすけ君の話し方とかが主水さんのもやもやが解るぐらいお芝居ぽくて、本音が出てからが自然ぽいのとか、舞台だけじゃなくてコント(と言うかお笑い)も台本もだけどそれを演じる人達の技量ってあるよなぁってなりましたまる

 

 とりあえずちやほやしようと思います!(誰を?)

 

『ルームシェア』

 ルームシェア初日のお引越しの風景

 永石くんが誘ったのは学生時代の友人主水さんと会社の同僚五十嵐君

 この3人でのシェアのはずが?っていうネタ笑

 

 いがむーさんの静かな?こう、読めない感じのキャラクタ好き

 

 コント舞台ってそのネタごとにキャラ名があるわけでは無いコトが多くて、この舞台も全員が本名……本芸名?になってますが、主水さんが「もんちゃん」と永石さんに呼ばれている中で、いがむーさんが「いがちゃん」と主水さんに呼ばれていて違和感笑

 主水さんそんな風に呼ばないじゃんって、そう思っって言った時もありました

 

 主水さんの軽いノリに容赦無くツッコミ始めるいがむーさんと、話を聞きながらだんだん泣きそうになる主水さんのMPガリガリと削られている感じの対比以上に他人事感が過ぎる冷静さの永石さんの空気感が好きなお話笑

 

 ジブチ共和国(通称:ジブチ)を初めて知りました

 エリトリアとエチオピア、ソマリアに囲まれている位置なんだな、イエメンと海を挟んでお向かいさん1つ賢くなりました ( ˘ω˘)゛

 ところで私はジブチは知らなかったけどタジュラ(ジブチの都市の1つらしい)は知っていた謎

 

『知らない名前』

 奥村くん、何度か舞台では拝見しているのですが、今回は舞台と客席が近くて間近で拝見

 顔良!スタイル良!だったお目々くりくりで爽やかでした

 

 湯本くんが大部先生にぶつける質問、いじめを止めるか教師を辞めるかという賭けている物のデカさのレートがかなり偏ってますが笑

 

 個人的に質問は簡単なものから難しいものへ変わっていくんじゃ無いかなと思うので、質問の難しさ的には

・お弁当なんかに使われる仕切りのギザギザのやつ『バラン』

・食パンを閉じている四角いプラスチック『バッグ・クロージャー』

・カレーを入れるあれ『グレイビーボート』

・耳かきについている白いふわふわ『梵天』

・視力検査の時の「C」みたいなやつ『ランドルト環』

 の順で難しくなってる感じかなと、最後のバラン一番簡単やんってなった(個人的感想)

 

 ちなみに全部分かった私も語彙力ある方向の人間というコトでOKですか?

 バランは小さい頃に親に「これ何〜」って聞いて覚えた記憶

 食パン閉じるあれはSNSで一時期これを使ったライフハックが流行った時に覚えて、カレーのルー入れるあれは、それこそブログで書くのに調べた笑

 ちなみに、なんでグレイビーかというと元々はローストビーフにかけるグレイビーソースを入れる物だったかららしいです

 あ、カレーポットとかソースポットという名前で検索すると出てくるので購入をお考えの際はこちらの名前で是非に笑

 耳かきの白いふわふわは……多分耳かき欲しかった時に検索したかなんかそんなの

 視力検査のCは何でだったかな?眼科医のランドルトさんのお名前からって知ってる笑

 JISでもISOでも開きの比率が細かく決まっているCです、まぁ、5m離れた場所からは裸眼では全く見えないんですけれどもね、私の視力……

 

 それはともかく、名前を大切にしろ!というネタで、熱く名前について語る大部さん(教師)が

生徒の奥村君の名前を間違えていたってオチ

 

 前楽で奥村君が登場した大部さんを「湯本先生!」ってまさかの呼び間違えてネタに入る前にオチたような状態になったのは大草原生い茂ってジャングル

 

 湯本くんがずっと顔を背けながら笑ってたのもその後のネタでもひたすら笑い取られてた笑

 奥村くん愛されてるなって笑

 

 あと、広辞苑はほぼ鈍器なのわかる ( ˘ω˘)゛

 

『有名人』

 カフェで友人と待ち合わせていると、そこにドラマやCMで活躍する芸能人が入って来たネタ

 

 店員の大部さんが元気過ぎて最前だと耳が痛かった笑

 

 そして何でいがむーさんはああいう役がうまいのか……逆ギレの時のキレ感が大変に良き笑

 

 東京駅とか新宿とかで有名人というか芸能人とすれ違うとき、どうしようあんまり見たら失礼だし……でも顔背けるのは不自然だし!! という微妙な葛藤がある笑

 あと、気づいてますよ的な空気感を出して良いのか悪いのか気になる←

 

 これ、タイトルが秀逸だなって思った

「芸能人」ではなく「有名人」店員の大部さんが気がついてサインを求めたのは?っていう

 

 有名人が2人同じ場所にいた場合、互いの調和が大切だという主張の説得力はいがむーさんの演説力だなぁと笑

 

『ルームシェア』の主水さんの仇をここで永石さんが取ってくれた←

 今度はいがむーさんのMPがゴリゴリ削られてたというかダイナマイトで爆破されてた爆弾

 

 テーブルが2卓あるので1冊ずつメニューが置かれないとダメなのに、最初に2人が座る方の卓に2冊とも置かれていたの、湯本君達が気づいて定位置に置き直したんですが、そのあとで店員の大部さんが出たタイミングでメニュー動かそうとしたみたいで、役者さん達の対応力とか、すごいなという小並感な感想

 これ前楽?千穐楽?どっちでの出来事だったかな??

 

 店長が袖から謝る声が聞こえて面白かった

 

 舞台とか観ていても、衣装とかの装飾が落ちたり、武器を落としたりした時にどう対応するのかなってついつい気になって観ちゃうタイプです(嫌な客だなおい)

 特に落ちてる物があるとどのタイミングで誰が拾うのかなって気になるし、自然な流れで拾っていくと「おおおびっくりキラキラ」ってなる笑

 

 

『顔色〜2023ver〜』

 え?奥村くんスタイル良!!ってなった

 リーマンスタイルの奥村くんと主水さん、企画書を提出してくれないクライアントに会いにいく営業さんの話

 

 主水さんの顔芸回←顔芸言わない

 

 奥村くんのコトは初見ではなく舞台で拝見してましたが、今回の会場だと客席と舞台の距離がめっちゃ近くてですね、奥村くんの顔面の良さとスタイルの良さと体幹の良さが堪能できました

 

 あと演技が上手いなぁって、元々下手とは思っていなかったんですが、今回の舞台で再確認

 悪愛で拝見して以来ですが、あの時よりも上手いと感じたのはキャラクタのせいもあるのかな

 あの時も奥村くんこんなにお芝居上手いんだーって思いながら観てた

 最初に拝見したのが『青春歌闘劇バトリズムステージWAVE』でのバトルパフォーマーとしてなので、セリフなし

  ただただ動きが綺麗で凄いなぁ(口ぽかー)した記憶からの「悪愛」であのパフォーマーの人かって思いながらお芝居を見て「上手いなぁ」ってなってました

 

 まぁ、バトルパフォーマーの時はセリフもない動きだけど表現凄かったし、そりゃそうか?

 スーツ姿でビシッ!とクライアントの五十嵐部長に……ビシッと顔色を伺ってました笑

 

「企画書をくれと言ってやる!」と強気の奥村くんと「いいよ別に〜」と弱気の主水さん

 

 部長のアクが強過ぎて笑うけど「いるいる〜〜」ってなるいがむー部長

『ルームシェア』の時とも『有名人』の時とも違う雰囲気でいがむーホント凄い

 

 結局、なんだかんだ顔色を伺いまくる奥村くんとアクが強くて人の話を聞かない五十嵐部長にキレちゃう主水さん

 

 キレ散らかしたあとだんだん落ち着いていく間が凄い好き、しゃくれちゃった顎を指で押さえながら戻していくの毎回笑った笑い泣き

 

 お客様には今後「綾🦅」をお出ししようと思います笑

 

『身に覚えの無い謝罪』

 奥村くんスタイル良!!第2弾

 奥村くん身に覚え無いどころかあり過ぎ案件で草

 

 同僚?の永石さんがにやにやしながら何やらかしたのって言いつつも「ちゃんと謝ろ?」ってするのいい人だ笑

 

 大部さんイヤホン聴いてるんだろうなっていうオチは判るんだけど、どうしようどうしようっておろおろしている可愛い奥村くんを堪能できる1本←

 

 最初の1人で缶コーヒー持ちながら悩んでる時のそわそわ感と怒られるかなっていう不安感が凄く緊張感と共に伝わってきて、まぁそれなりにやらかしてきた身としてキュッとなった

 

『顔色』もそうだけど、奥村くんの姿勢の良い礼がめっちゃ好き

 ガバァ!とそれなりの勢いで頭下げるんだけど、綺麗のよ揃った両足から背中までが笑

 

 見事なお辞儀

 

 あと永石さんへの壁ドン(語弊)とその時の永石さんのボソボソって感じのツッコミが好き

 基本、淡々とした雰囲気で笑いをかっさらうので永石さんズルい

 

 真顔でボケ&ツッコミしていくスタイル嫌いじゃ無い、というかむしろ好き

 淡々と追い詰めていく感じ?

 

 PCの件は聞くけど、名簿と上着がコーヒーでびちゃびちゃになったのは良いのか優しいなってなった笑

 

『等身大』

「寺木慧佑お主、実は天才じゃな?」(多分知ってた)ってなった

 居酒屋で待ってる湯本くんの席に現れる主水さん、を、案内してくる店員が大部さんなんだけど落ち着いてて、あれ?ここ居酒屋じゃないのかなー?ってなると同時に『有名人』での、元気が過ぎるカフェのウェイターを思い出して笑える

 

 とか思ってたらご本人がカフェをクビになった後に落ち着きを手に入れて居酒屋に再就職

 いや、そこは元の元気さでいこ?笑

 

 待ち合わせしていたらしい2人は自分たちを呼び出したいがむーを待ちながら近況を話出すの

 主水さんは『ルームシェア』してるけど相手が気まづいから引越ししたいと言い、湯本くんは職場の上司と合わないってその上司『顔色』の話聞かない部長だし

 

 大学時代の友人、なので『ルームシェア』の永石「匠っち」を知ってる2人なコトも判るの

 

 で、同じく大学時代の友人が「いがむー」で、ああ!ってなった

 だから『ルームシェア』の彼は「いがちゃん」というあだ名にしたのかって、主水さんにとって「いがむー」は大学時代の友人の彼なんだなって納得

 

 あと、湯本くんは広辞苑を持ち歩いていたで『知らない名前』の不良くんとも繋がる

 3人の関係性が判るのも面白いし、大学生まで持ち歩いてたんか、ってなる笑

 時系列が他のネタでわかるのが面白くて、凄いなーってアホの子みたいな感想しかない

 

 デザイナー兼社長で成功しているっぽいいがむーは海外土産を2人に渡そうと思って、で行き先がジブチ!!

 ここでも絡んできたぞジブチ!!

 

 どこ!?ってなる湯本くんと「ああ」みたいな顔の主水さん

『ルームシェア』で散々ジブチの話しを聞いた我らも客席で「ああ」ってなってる笑

 

 実は会社がピンチで、それでも2人の前では成功している風に見せたかったいがむーと、それに対して等身大でいて欲しいと笑う2人

 

 コントなんだけど、普通に良い話でしんみり

 いや、コントなんでオチはあるんですけれども笑

 

 オチ、湯本くんがカバンから広辞苑取り出したのを見て客席からも「持ってんのかい!」って心中で突っ込んだよね……

 

『漫才』

 いがむーと大部さんの漫才が見られなくて残念

 主水さんと湯本くん、奥村くんと永石さんの4人との漫才は観れました

 

 永石さんがフリースタイル過ぎて笑

 奥村くんも割とフリーダム

 

 東京タワーの下でアイスを売る人、東京タワーのけーすけくんとボ〜っと客を待つ永石さん

 あ〜〜人のいない露天の人そういう感じ、感がめっちゃ出てて無言の時間の間が面白過ぎた

 

 けーすけくんがボケじゃないんだ?ってなるぐらいグダグダに自由な永石さん

 

 奥村くんも元気に自由でした笑

 逆立ちで出てきた時点で漫才の入りとしてインパクトあり過ぎだし、失敗した〜〜!と、一旦はけてからのやり直し

 普通に出てくんのんかい!!面白過ぎだろ!!っていう

 

 この2人との漫才、けーすけくんが大変そうだなってなりました笑

 

 主水さんとのハロウィンネタ

「言って良いんですか?」にきょとん顔の主水さん、そして「言って……まぁ、良いのか?」とドキドキするワテクシ笑

 

 けーすけくんのハロウィンに対する語彙&表現力

 違うなぁ?ってなる主水さんのたまに出てくる高音子供笑

 もんすけコンビは間と掛け合いが自然で聞きやすい ( ˘ω˘)゛

 

 湯本くんとの兄弟ネタ

 けーすけくん1人子なのに兄や姉がいる下の子(弟)の気持ちがめっちゃ解ってる〜と、姉という生き物に対する表現に納得するしかなかった長女が私です←

 弟曰く「姉に逆らってもろくなコトねぇ」と幼少期に学んだらしいよ?笑

 

 皆さんの漫才を通して思うコトは皆さん間が上手いなぁです、永石さんのネタも無言が長いのですが、客席がくすくすしだして、笑って良い?もうこの沈黙無理ってギリギリの塩梅で空気を緩めてくれるので客席のクスクス感がピークになった所でどっとくる感じ

 

 会話のテンポと間の取り方が皆さん凄い上手いな、ってなります

 

 漫才師さんの漫才でも若手さんとかでたまに、笑の間のはずが、ネタ忘れた?みたいな空気になりかける間の失敗?みたいなのがなくて、間の取り方とそこまでの動きとか表情とかの見せ方が上手いんだな〜っていう、お笑い素人の感想笑

 

 

鵜飼主水魔改造計画

 ありがとうございます、ありがとうございます、ありがとうございます、と言い続けたいし、けーすけくんを全力でちやほやしたい笑

 いや、ちやほやするってどうすれば良いの?頭撫でれば良い?(多分違う)

 

 元々、主水さんのツッコミの瞬発力が好きなんですが、今回瞬発力と持久力がUPしてた笑

 

 ビジュアルから鵜飼のオタク抹殺計画でも立てた?成功だよ?ですが、ツッコミマシンへの、主水さんの改造計画も成功だと思いました笑

 

 相手にボケられた瞬間のツッコミ瞬発力と鋭いツッコミから一瞬空気を緩めつつもツッコミはしていく持久力

 

 だんだんとギアを上げていく感じのツッコミまで多種多様なツッコミを観られて嬉かった笑

 

 後、普通に主水さんのストレートプレイも大好物(言い方!)なので観られて良かった

 そういう意味でも『等身大』は見応えあって好きなネタでした

 

 主水さんのストレート好きなのよラブ

 

 セーターで萌え袖だしスーツ姿は拝見できるしで、あれ?実質ただ?(バグるオタク)

 ブロマビジュアルもめっちゃ良いので実質ただ?(違う)

 

 『等身大』での主水さんのお箸の持ち方が綺麗で良き〜箸袋で箸置き作っちゃうのわかる〜、ビールジョッキ(デカマグ)両手で持つの可愛くて卑怯〜()と、舞台眺めて情緒が行方不明

 

 千穐楽カテコで一言頂こうと思います「主水さん」って、けーすけくんに言われた瞬間に隣の湯本くん観ちゃってるの、ツッコミしまくった反動でボケたくなったんやなって思っておきます

 

 前説からカテコまでとにかく笑えた舞台でした

 この作品、三部作らしいので次回作がどうなるのかが楽しみですし、次回も同じメンバーなら今度は主水さんと湯本くん意外とも漫才ではなくコントするのかが楽しみです笑

 

 さて、このブログで寺木慧佑くんとフルネームで何度呼んでるでしょう?

 答えは数えてみてくださいね!

 

 というところで、今回はこの辺で!!

 某ステ(おい)以外ではお久しぶり(だよな?)の六行会ホール!

 相変わらず食べるところが少ないぞ新馬場!だからって品川で食べれば良いじゃなーい!って言うお話でもないんだからねったらね!!

 コンビニはイートインスペースを広く作るコトって法律作ってください!(我儘)

 そんなコトを考えてしまうおちゃめな私です皆様ご機嫌よう!

 

 品川も気軽な感じで入れるお店がすくねーんですよ……そんなこんなで、お店を探して放浪中そんなワテクシが出かけた理由はこちら!

 

劇団シアターザロケッツ第16回舞台公演

うちの担任絶対スパイ

2023年10月18日(水)〜22日(日)

六行会ホール

 

 脚本演出:

 荒木太朗

 出演:

 鈴木つかさ:坂本遼太

 関根ささら:月岡乙女

 佐藤 弘樹:多羅尾光

 若宮  亮:藤堂平

 松田 彩希:剣持悠理

 福原 英樹:蔵田美童

 飯野  雅:鹿島乃梨子

 小川 友暉:松原魅次

 だんしんぐ由依:桜田可憐

 根魏山リョージ:菊田清四郎

 渋木 美沙:藤峰子

 折田ジューン:エレヴァントゥス

 平原 ゆか:上田初芽

 十二月一日絵梨:辻村奈津子

 木村 俊之:白塚イサオ

 大橋  篤:フランク梶原

 ※パンフレット掲載順

 

 ロケッツさんと言えば(?)のワンシチュエーションコメディ

 神社の境内で繰り広げられる『ソフトボイルドコメディ』(え?)

 

 基本的に人情ドラマ?ヒューマンドラマ?的なのが苦手なので、コメディと言いつつ最終的に良い話だなぁ方向になると怠くなってダメな人間なのですよ

 コメディじゃないけど刑事ドラマでも最終最後に刑事が犯人に説教かましてなんか犯人が泣いちゃう的なの……怠くなって苦手

 この感覚わかる人いますかね?

 

 1回物凄いサイコパスみたいな犯人にわくわくしてたのに最後に何故か刑事が色々と語り出しちゃって「この犯人に人情とく必要ある!?この時間なに!!」ってなった←情緒ナッシング

 

 そんな意味でこちらの舞台、最初から最後までゲラゲラ笑って観ていられる舞台でした

 

 ワテクシ洋画民でもありまして「この映画(DVD)はIQを下げて気持ちを明るくして観てね」ってフレーズ?があって、なんていうかそう言う感じの舞台でした

 あれです『考えるなっ!感じろっ!』です

 

 IQ3ぐらいで気軽に観られる(褒めてる)舞台

 

 物語は聖マリアンヌ学園の生徒達が担任の先生達と共に修学旅行の自由時間を使って刀隠神社に来るところから始まります

 

キャラ濃度が凄かった話

 キャラの濃さが凄かったです、海水の塩分並みに濃かったです

 この聖マリアンヌ学園はお金持ちが多い名門校らしく、訪れた生徒達もみんな親が高級官僚や財閥グループ会長、大病院の医院長などなど

 

 修学旅行の自由行動時間に担任の坂本と副担任である月岡と一緒に刀隠神社を訪れた彼らは「スパイ同好会」と言う同好会活動をしていて、自分たちの担任である坂本は学園に潜り込んだスパイではないか?と疑い、その正体を探るべく行動しているわけですが……

 

 神社の境内で坂本についてヒソヒソする生徒達、の後ろにある鳥居の影に「誰かおる!」

 怪しい人影があからさまに居てて、もうこの時点で面白かった笑

 

 癖の強さで言うと刀隠神社の神主&巫女コンビが衣装普通、見た目普通なのにかなりやばい笑

 

 神主の多羅尾はスパイのスの字でも聞こうものならキレる、本当にキレる、すんごいキレる

 理由は彼と巫女の初芽は忍者の末裔で、多羅尾はスパイがしばしば忍者と比較されたり同一視されるのを嫌ってました

 

 そらもう親の仇か?ってぐらいキレる

「はぁ!?💢」って、高校生相手でも容赦無くキレる大人気ない神職者っぷりです

 

 そんな多羅尾を筆頭に巫女の初芽もお金の匂いに敏感なお年頃(お年頃?)だし、神社の2人が神職のハズなのに色々ヤヴァイ笑

 

 学生達もそれぞれにおぼっちゃまとお嬢様のはずなんですが、と言うかそれゆえに?男子ぃはチャラ男だし、女子は3人揃って個性的

 人生勝ち組の余裕とでも申しましょうか……

 

 宝石商の娘である可憐は髪飾りがダイヤ、いや大きいな!?

 ブレザーが制服の学校ですが、可憐だけやんごとない理由でブラウスのみでした

 

 そんな学生の担任でありスパイと疑われている坂本も濃いんですが学生が疑った通りのスパイ

 なにが笑うってスパイあるある(?)の無線イヤホン付けて外部の協力者と通信してた笑

 コードネーム「木兎(ミミズク)」な坂本さんですが相棒が鳥居で隠れてた怪しい人間だった

 フランク梶原……えーっとコードネーム黄昏とか言う人のサポータとはお知り合いですかね?フランキーっていう方なんですけども?

 姿がちゃんと確認出来た時点でズルすぎる個性……笑

 

 坂本が割とまとも(?)にスパイなのにフランクがいい感じにぽんこつでいいコンビでした笑

 

 スパイが潜んでないし、神主は坂本相手に「マジ殺す!」だし、生徒は自由だしとてんやわんやな境内に神社の御神体を盗もうと怪盗キツネ団まで現れてカオス

 ところで怪盗キツネ団はゾロリなのかルパン三世なのか……←そこ?

 

 リーダーは信じて良いような悪いような感じだし、エレヴァントゥスも信じて良いんすか!って確認してるけど、エレヴァントゥスお前本当にそれで良いのか?って心中突っ込んだ←

 

 そんな個性と個性の殴り合いみたいな人達が神社の境内に揃い踏み、それだけでもう面白いよねってなりました

忍とは刃の心

 いや、なに言ってんだ私?(本当にな)


 多羅尾は忍者の末裔にして頭領なんですが、今や初芽と2人だけ

 坂本が堅気ではないコトもキツネ団の存在も気がついてる凄腕さんで使うのは透明のクナイ

 本当に透明でした笑

 頭がよかろうが、心が清らかだろうが見えないクナイ

 ただ耳が良ければ「チャキッ!」「シュッ!」とか「ザシュッ!!」っていう効果音は聞こえる笑

 

 持ってるか持ってないかの判断がこれなの笑うしかないでしょ……

 

 というわけで、坂本と多羅尾は見えないクナイとそれを避ける(武器を使わない)コトで戦うのですが、え?カッコよ!!

 

 無様に逃げ回っているように見える坂本ですがめっちゃ動きにキレがある

 クナイを投げる多羅尾と、それを避ける坂本の戦いですが音響さん凄いなって笑

 

 キレッキレのアクション凄いなって

 坂本さんではなく演じる鈴木さん、ロケッツさんの公演では人情味のあるキャラクタを演じられる鈴木さん、今回も大ベテランスパイ感ありながらも、どこかおちゃめな人物像で良い先生

 

 今回はアクションが凄くガチだった印象

 さすがスパイvs忍者の舞台

 忍者といえば伊賀とか甲賀が有名(?)ですが、根来とか戸隠、雑賀も好きです(なんの告白?) 

 というコトで、刀隠神社の流れは戸隠なんですかね?修学旅行先は長野県?とか考えてました

 

 弘樹さん演じる多羅尾、忍者の頭領でスパイと混同されるのが最高に嫌いな人物で頭領という地位にいるんですが、ちょっと若造感あるのが良かったです

 

 そして多羅尾がそうだから坂本の渋さというか、大人感との対比がいいなと思って

 忍者はスパイと違うんだ!っていう頑固さのある多羅尾に対して、色々な場所にスパイとして潜り込みつつ色々な世界、諸外国というよりも人との関わりとかそういう社会人とかに使う時の社会の方かな〜

 

 柔軟な視野の広さのある大人な感じが鈴木さんの雰囲気と関西弁にあってた感じ笑

 いや、いつも鈴木さんのキャラって頼りなかったり、チャランポランにしてもちゃんと大人な雰囲気のある人物が似合うのよな〜と

 

 プラン9のコントと全然違う(当たり前)雰囲気で実は舞台で鈴木さんを最初に拝見した時に鈴木つかささんご本人だと気がつかなくて、終演後にパンフを見て(開演前に購入しても観劇後に見るマン)びっくりした記憶笑

 

 そんな鈴木さんと弘樹さんのアクションかっこ良かったです

 

 弘樹さんの素手殺陣って久しぶりに観ました……武器なしって「絵画回廊」の時?あれも一応警察官なので銃は持ってたけどそれでいうなら今回の多羅尾も飛び道具持ちですがw

 蹴りとか拳メイン久しぶりな気がしましたが、構えが綺麗!!

 

 あと目つきの鋭さが好きです、本当にヤりそう笑

 

卑怯すぎたあのオチ

 色々と面白い舞台だったんですが、あのね?いやもう最後に「まさかの〜!!」って爆笑した

 「スパイ同好会」高校生組がそれぞれ名乗るの、金持ち学校の生徒ってコトで観てたら「剣持遥理」から始まってうん?見知った音だぞ?ってなってたんですよの笑い泣き

 

「剣持遥理」だけならお金持ちそうな苗字&名前だなで終わるところですが、桜田可憐でもう確信しかなかった笑

 

 男子だけのグループならF4のもじりとかきそうだけど、男女混合でお金持ちならそっちかぁって思いながら名前を聞いて、でも普通に観てたら最後に団体名なのられてダメだった

 

 まさかの団体名wwwww

 

 その名前でおうちの職業それ、つまり元ネタあれだなって思ってたら「ゆうかんくらぶ!」って言われてダメだった

 脳内漢字変換「有閑倶楽部」でしたが作中は「有閑」ではなく「勇敢」でした

 

 ねぇもうwwwwww

 卑怯が過ぎる、名乗るタイミングが最高に完璧すぎた

 油断してたらこれだものwwwwwww

 

 あ、判らないお若い皆様は是非とも一条ゆかり先生の「有閑倶楽部」を!!

 

 徳川家康はちょっと怒っていい

 ぶらーんとぶら下がったまま出てくる徳川家康……

 爪先がつかないギリギリの高さで吊るされる坂本がゆ〜らゆら揺れるの

話が入ってこねぇ!!!!

 シュール過ぎてもう……wwwwwwww

 

 最初にあの装置()が出てきて笑ってたらまさか最後にあんな大活躍するとは思いませんでした

 

 セリフを言いながらも揺れて、なんとか体を安定させようと悪戦苦闘する姿でさらに話が入ってこねぇ!!!!笑

 

 2日目ソワレかな?で前後左右の揺れがまわっちゃって、くるくるし始めた瞬間に鈴木さんが小さく「終わった……」って呟いたの腹筋に直撃したし、片膝ついて頭を下げている多羅尾が、そっとすり足で前に出て、動き止めた瞬間むせた←

 

 あの徳川家康を前に真剣に話を聞ける多羅尾と月岡(憑依済)は強者ですよ……

 

 最初「控えおろう!」から始まって「水戸のご老公やん!」と思ったらフランクが突っ込んでいたので、さすがは相棒

 

 ちなみに「(印籠を出すのは)それ助さん」と聞いた気がして「印籠出すのは格さんでは?」と思った記憶

 伊吹吾郎さんの格さんの印籠の出し方が綺麗で好き(どうでもいい)

 まぁ、助さんも弥七もなんならご老公本人も出してるしなってなりましたけども……

 

 格さん助さん問題は多分私の聞き間違いだなてへぺろ

 

諸々のコト

 だいたい言ってますが、だんしんぐ由衣ちゃん可愛くて好き

 恋カットの時の少し気弱でうじうじした感じの女の子から積極的な肉食女子まで、どの役も嫌味がなくて凄く素敵なのですよ

 肉食女子での貫禄はもはや百獣の王クラスなのに、気弱な控えめちゃんの時は本当に大人しい雰囲気のクラスであんまり目立たない女子クラス

 元気で明るい女の子とかも素敵なのですが、今回の女子高生もぐぅかわでした

 境内で拾った狐のお面を頭に付けてるの可愛かった

 

 神社での祭事は卑怯以外の何者でもなさ過ぎて、我が推しが真顔で言ってるの生温い目で見ていた自信あります

 小学生男子ぃがめちゃくちゃテンション上げそうなシーン笑

 多羅尾と初芽が真剣にやればやるほど「どうすれば?」みたいな心境になる←

 

 刀隠の先祖の霊?と戦うときに坂本と操られた多羅尾が戦って見事にクナイが坂本の胸に!

 ここで最初のクナイを「持っている」「持っていない」「信じるか信じないかはあなた次第」問題が生きてくるとは思いませんでした

 そうきたかぁ!って、こういう細かいセリフとか動きとか設定が後に補完される演出なの好き

 

 霊と戦うときに「十字を切ってください!!」で、戸惑いつつもみんな十字切ったら最終的に「アーメン」って言っちゃうの好きだしそのあとの「ここでやめて!!」ってツッコム多羅尾

 九字を切ってるんですが、十字がだんだん揃ってきてみんなの心が一つに!みたいな展開で、なんともならないのわかってたけど、面白くて

 

 個人的に弘樹さんのツッコミ好きなので大変 おいし 楽しかったです

 

 最後まで笑って、笑って劇場を出る頃にはストレス消えてスッキリしていた舞台でした笑

 

 ぶるぅ〜れぇいで舞台の円盤も販売されるので、おうちでIQ下げられる日が楽しみです

 

 そんなこんなで本日はこの辺で!

 

 

 久しぶりのスペゼロさん

「会場、スペゼロで良かったよね」(チケットを見る)

「今日、17:45開場か」(チケットを戻す)

「いや!会場よ!」(チケットを見る)

「あ、18:30開演か」(チケットを戻す)

「だーかーらー!!」

 この後「特典付きか……」(チケットを戻す)までやらかしまして、無事に会場にたどり着きました

 そんな私です皆様ご機嫌よう

 

 結局新宿駅に着くまで会場をちゃんと確認できなかったわけですが、無事にたどり着くコトが出来ました

 そんなスペゼロまでお出かけした理由はこちら!

 

舞台『新宿羅生門

9月22日(金)〜10月1日(日)

こくみん共済coop/スペース・ゼロ

 

 脚本・演出

 萩原 成哉

 出演

 中島 健 :沖田 洸

 瀬戸 啓太:中沢 楓

 橋本 全一:勝 覚悟

 井坂 郁巳:坂本 旭

 田中 稔彦:勝 聖舟

 田中 尚輝:岡田 零

 市川慶一郎:土方玲雄

 新谷 聖司:沖田蒼空

 塚本 凌生:桂 紫苑

 日向野 祥:西郷拓馬

 鵜飼 主水:山南帝承

 兼崎健太郎:芹沢朱鷺

 金子 昇 :清河堅児

 殺陣衆

 吉田 晃太郎

 池田 彰夫

 清水 優志

 佐野 遥喜

 南部 杏輔

 千秋 満

 堀内 寛嗣

 ※敬称略・公式HP掲載順

 

「滄海天記」と同じALTERGEARから発売されるゲームの舞台化

 ジャンルはADV(アドベンチャーゲーム)前述の「滄海天記」は少年たちの絆ADVなんですって

 ADVは主人公(プレイヤー)がゲーム内で様々な体験をしていく事で経験を積んで冒険・バトル・謎解き・育成の要素を繰り返して進めていくゲームのコトらしいです

 

 RPG(ロールプレイングゲーム)と似ていますが、こちらは冒険しながらバトルやステータスの上昇を重視するゲームでADVは主人公に能力値があるコトがまれでアクション性も少なめ、あとグラフィックやシナリオに凝ったものが多いらしいよ?

 

 RPG(特にアクションRPG)とか苦手な私も出来るかもしれないジャンル、それがADV←

 

 それはさておきハードはNintendo Switch&Nintendo Switch Liteだそうです

 で、ですよ、で、『スーツ×日本刀 現代に蘇る幕末転生奇譚 』が概要

 

     はい!ここ重要です!

スーツ×日本刀

 ここテストに出ますよ!!   

 

 当然舞台も「スーツ×日本刀」そう、わかるね?滾るんだよ……

 そんな舞台の感想を諸々と徒然に

 

面白いなと思った話

 この舞台が発表されて、キャラクタの紹介など詳細が発表されてすぐに「え?おもしろ」って思ったのは主人公が「沖田林太郎」だったコト

 

 幕末転生ものって新撰組隊士がメインになるのが多くて、沖田総司とか土方歳三とか、変わった目線で斎藤一とかが主人公ぽいイメージ

 なんかそんな感じしません?

 

 もしくは坂本龍馬とかが主人公になるイメージあるんで最初に現在の名前を見たときに苗字が沖田だったんで主人公ぽい(舞台では主人公)洸が「総司」で、蒼空が「林太郎」かと思っていたので改めて、ゆっくり読んで「お前が林太郎かっ!!」てなりました笑


 まぁ、それ以上に『山南帝承(舞台オリジナル)』に「オリジナル!!」ってなりました笑

 

 ざっとキャラクタ見たときに「高杉晋作」いないのかっていうのと「清河八郎」いてるやんっていうのも驚きましたが、瀬戸啓太くんが演じるのが「中沢琴」なのもびっくり

 琴は新徴組で唯一の女性剣士で舞台中にもありますが「自分より強い者」と結婚すると決めていたようで、まぁ、ええ、生涯独身です……

 

 写真(姿絵?)の琴はなかなかに美人さん、当時というか今でも高身長の部類にはなると思うのですが身長170cmで男装の麗人というコトで女性からモテたらしいです

 

 他にも勝小吉がいてて、しかも全一さんのビジュアルの治安の悪さにワロタ

 小吉(読みは「こきち」変換する時は「しょうきち」の方が変換楽ですけども)の治安の悪さは史実でも割と悪い()ので、ある意味イメージからして小吉さ満載

 舞台中でも勝海舟(聖舟)は小吉(覚悟)を父親として苦手にしている関係性があってそういうところも面白いなぁと

 

 他にも坂本&西郷が変になまっていないのが面白いと言うか凄い良き

 転生ものでもモチーフものでも、坂本とか西郷って「ぜよ」とか「ごわす」言ってるイメージ(偏見)なんですが、この舞台ではそう言う意味での作りこみが無くて個人的には良き良きでした

 

 「沖田総司主人公の幕末物」ではない時点で面白そうとなり、キャラクタの個性が面白そうだなとなった舞台でした

 

面白かった話

 で、拝見した舞台の話ですが、面白かった

 実際のゲームシナリオありきの舞台なので、世界観のお披露目という感じでしょうか?

 歴史を知らなくても普通に観て面白い舞台だったのではないかと思います

 新撰組と新徴組がいるので人物がちょっと交錯しますが、あとは小学校の歴史で習うぐらいの知識で全然無問題

 まぁ、新徴組を歴史で習ったかというと謎←

 

 なんとなく幕末の辺りで聞いたコトあるなーこの名前、ぐらいで十分に面白い舞台でした

 

 江戸で将軍上洛の警護として募集された「浪士隊」として京都へ上洛した中に新撰組や新徴組のメンバーがいてたわけです

 んで生麦事件が起こって清河八郎の「尊王攘夷」に賛同した人間は江戸に戻って賛同しなかった人間は京都に残った感じ

 江戸に戻ったメンバーが「新徴組」で京都に残った近藤勇や土方歳三が中心で「壬生浪士隊」からの「新撰組」結成です

 ざっくり、ざっくり、ちな新徴組と言う明確な組織結成前に清河は亡くなっているはず?

 

 金子さん演じる清河と中沢、林太郎は新徴組ですね、清河が言い出しっぺ ( ˘ω˘)゛

 

 転生バトルものにありがちな密かに戦うのではなくて一般人も普通に「覚醒者」を知っているというメジャーな現象()『血伝継承』

 

 この血伝継承によって過去の記憶が蘇ったのが覚醒者で、ゲーム設定としては非業の死を遂げた幕末の侍の記憶を記憶が目覚めた人のコトらしい

 ※会場で配られた「楽しく観劇するためのキャラクター・用語集」参照

 

 ……非業とは?みたいな人もちらほら混じってるけども苦笑

 

 とまれ、亡くなった時の死の念に囚われて人を殺す衝動を抑えられなくなる人が多いらしい

 そしてこの怨念に取り憑かれた覚醒者はやがて「修羅」という化物になる、そうだよ?

 

 で、人を殺したくなった危ない覚醒者を取り締まったり、修羅を斬るのが同じ覚醒者で結成されている、清河が率いる「新徴組抜刀隊」って警視庁内の組織

 

 主人公の洸はこの「新徴組抜刀隊」に入隊するコトで事件に巻き込まれて行くのですが、この洸自身にも秘密があるらしく、ゲームで明かされるかもですよ?

 

 洸は両親が離婚して体の弱い母方に引き取られ、弟である蒼空(そら)は父に……おや、資料では父親が蒼空を連れて失踪したコトになってる、実際舞台ではそこまで言及されていなくて、父親に連れられて蒼空は家を出たみたいな話はしてた

 

 沖田父は何者なんだ?回想(?)とかの情報では洸と蒼空に剣を教えた結果、才能がある蒼空に厳しく稽古をつける反面、才能がないと判断した洸を見捨てたクS親父っぽい

 

 生き別れた2人ですが、洸が覚醒者になり新徴組に入隊するコトで再会するコトに

 

 2時間でゲームの全体的な世界観&キャラクタを紹介する感じになるので、細かい用語や設定そういったものがざっくりと説明されるだけなのでそこは判りにくかったかも

 

 キービジュにもあり舞台上でもデンと真ん中にある鳥居の意味とか、用語集を読むに「都弔」(元東京都庁のコト)で死者を弔う社とか造られている中での「逆さ鳥居」なんだそう

 

 何が逆さかな?ゲームビジュアルだとわかりやすいのかな……

 鳥居は大まかに「神明鳥居」「明神鳥居」の2種類の形があって、とりあえず建て方を見ると「明神鳥居」なんだろうなぁと思ってる笑

 逆さ鳥居は「逆さ富士」と一緒で湖面に映る鳥居を指しては言うけどこの場合は呪術的な何かなんだろうなと、気になりました

 

 解りにくいと言えば、新徴組が使う「かたばみ刀」漢字では「片喰刀」

 これは上記でざっくり話した新徴組結成時に彼らを預かった庄内藩藩主の家紋が「丸に片喰」から来てると思うんだけど、この刀から力を引き出すコトが出来るらしい

 その底上げで自分よりも強い相手とも互角(以上)に戦えるのかな?

 これ、他の薩長とか戒援隊、神誠プロの持つ刀もこういう力があるのかな?

 

 でないと、不公平よね笑

 

 舞台では洸がまだ覚醒初期で当時の力が出ないから助力として良いけど、覚悟も楓も片喰刀の保持者と言うこと(で、いいのよね?)はこの力を使えるわけで、そうなると西郷とかと戦う時に有利よね?とか考えてみた

 

 でもゲーム的には刀はそんなに重要じゃないのかな……?

 

ゲームで明かされる?話

 と言うかゲームで明かされたら良いなと言う話

 

 よくある「俺たちは仲間だー!!」って言う一枚岩な感じでもない各団体(笑)

 神誠プロダクションは玲雄と朱鷺が微妙に不穏だし、戒援隊も勝と坂本が不穏、坂本が勝にこぼした「零に何かした?」ってセリフが不穏

 

 この時の坂本の言い方(聞き方)が優しいんだけど凄みがあって凄く好き、てかこの舞台の坂本すんごい好き、このキャラのままならゲームでも1推ししそう

 なんかこう、優しい中の凄みとか好き、演じる井坂くんの佇まいもあってめっちゃ良き

 

 何より洸が都弔の社でみた謎の何か、某鬼が滅しちゃう刃の竹を咥えたあの娘のように口枷をつけてるっぽい……何?

 双眼鏡で確認した感じでは「独鈷杵」を咥えてるのかな、なのですがこの人?神?妖?と勝が関係あるみたいだし、清河も清河でぷん!ぷん!しながらそこら中の組織にいっちょかみだし

 

 ところでぷん!ぷん!してる金子昇が可愛すぎて卑怯でした、なんあれ、可愛すぎやろ案件

 ギルティが過ぎる……いや、某走くんかーわいー照れとか思いながら観てたけど、まさかの今も可愛いとか……なんあれ……

 

 それはともかく←

 

 洸が勝の望む世界を取り戻すキーとうことなのかな?

 まさかのあの白いナニカが上様ではないと思うし、ところで上様と聞くともう、暴れん某様しか浮かばないので、舞台中海辺を白馬で走る上様浮かぶ度に「その上様ちゃう!」って自分でも突っ込んでました笑

 

 ゲームシステムもさることながら、舞台で提示された謎とか関係性が気になって、この気になるモヤモヤを払拭させるためにはゲームをプレイするしか?ってなってます

 

「滄海天記」はそう言う意味では仲間は仲間!と言う感じで裏切りも「絆」で乗り越えていこうと言う、さすがは『少年たちの絆ADV』と言う感じでしたが、こちらは思惑と陰謀渦巻くと言う感じでこれはこれでとても好き

 

 あと、最初の方で『高杉晋作がいない』と、言ってますが、劇中戒援隊の中には居ます

 今回の舞台では殺陣衆の方が演じているので顔も明確には出ないですし、キャラビジュもないので、居ないと書きましたが、気になるのは彼はゲームで出るのか?です

 

 洸の高校の後輩になるらしいのですが果たしてゲームではどう言う立ち位置になるのか気になります

 彼も洸と同じような存在なのかなーとか?

 そもそもゲームでは存在するのか謎なキャラだよ高杉くん

 

 ゲームどうなるかめっちゃ気になるからそう言う意味でもすんごい成功した舞台ですよね笑

 

 

地味だった話

 地味でした

 何がって殺陣が

 

 もうね、本気で殺る動き一択な殺陣笑

 実戦的な刃の運びなんですよ、三成納刀とかしないの笑

 くるんくるん刀を回して納刀とかもしないの、動きが実践的すぎて殺る気満々な殺陣でした

 

 血振りとかもちゃんとあって、構えもキャラごとに違うんですが、それぞれの流派に沿っているらしく、もうね殺陣シーンは「あなたの好みの流派はどれ?」って感じ

 

 主水さんの殺陣での血振りすごい好きなんですが、最初に登場したときの山南が刀を垂直に降る感じで血振りするのかっこ良くて好きでした

 

 個人的には覚悟の抜刀してからスッと両手を広げるの好き、覚悟っぽいのよ

 あと、楓の構える時の足運びも好きでした

 1本足打法(例えが古い)のように片足をスッと上げてから下ろす動きが優雅で琴さすがやってなった

 西郷とか重心を下にする構え好きだなぁとか、個人的に腰を落として構えるの好き

 

 山南の流派は北辰一刀流(小野派一刀流説もあるけど、どうなんだろうか?と言うか、山南は小野派なのか?まぁ、ここでは北辰一刀流で笑)で構えた時に刀をゆらゆらと揺らすんですよね

 なので舞台上でもこの構えは見分けやすかったです笑

 

 ラストの方で殺陣衆が山南の仲間?として現れた時にみんなゆらゆらしてて、これで囲まれるのもしかしてイラッとする可能性……とか考えてしまった

 そしてこのみなさんの中に藤堂とか甲子太郎が居てる可能性!?って別方向で少し滾ったとかナイショ

 

 舞台のDVDが手元に来たら全キャラの構え方をしっかり見直したい

 個人的にはグッと腰が落ちる構え方が好きなんですが、好みを別として桂演じる塚本さんの構え方が表現どうかと思うけどスタイリッシュ()な感じで綺麗だなと思いました

 

 そういえば、この舞台の前に私のTwitterの別垢の方で『剣術流派』の話になってて、熱く(笑)議論を交わしてました

 

 有名な3流派として

・北辰一刀流

・神道無念流

・天然理心流

 になるの、天然理心流が入るのが解せぬ、それなら鏡神明智流だろ?と言う人が出れば、いや現在での知名度でいえばこの3流派だろ?となり笑

 

 新陰流も「柳生一族」が今も有名だから「柳生新陰流」として有名だし、からの天然理心流は新撰組が有名になったからメジャーな名前になったけど、片田舎の1流派(失礼)じゃない?という話を延々と語り合うっていうね笑い泣き

 

 この場合の有名は剣術とかやらない一般人でも名前を知っているかだからねーからの、いや、街中で無作為に声かけて普通に出てくるの?流派……え?言えないの?と言う疑問まで派生したので色々と話すコトって大事

 

 江戸の三大流派となると「鏡神明智流」入るやんね?そうなるとって夜中に何を熱く語っているのかな?ってなってましたが、あなたはどの流派がお好き?

 

 DVDの特典映像で各キャスト様の抜刀、構え、納刀を観せていただきたい、流派の解説付きで

 

 

気になった話

 舞台で気になったコトは諸々あるのですが、中でも気になったのが帝承と坂本の関係

 2人はどこで知り合ったのかなって……

 

 帝承も暗躍するのに色々な組織に接触してますが坂本が「友」って帝承に言うんですよ

 覚醒者としての帝承ならそんなに付き合いが長くないだろうし、とそうなると記憶の元である坂本龍馬と山南敬助というコトか?と、劇中観劇しながら考えてました

 

 龍馬も山南も北辰一刀流だけど、龍馬は「桶町千葉」山南は「玄武館」となっているので同じ道場ではないし、可能性としては龍馬と同じ道場に伊東甲子太郎がいるのでそこ繋がり?

 

 山南の思想は近藤や土方たちよりも龍馬の思想に近かった感じだし、甲子太郎も考え方的には龍馬よりなんよね……多分

 

 なので、同じように新撰組にいた甲子太郎からの紹介で面識がある可能性はあるんだけども、本当に君らはどこでその関係性を築いたかそこ詳しくして欲しい

 

 西郷と桂みたいに幕末の記憶としても馴染みがあるし現代においても学生時代の知り合いとかそう言う関係性をもっている場合もあるから、坂本と帝承も現代でも関係があり、さらに幕末の記憶の中での思想とかそう言うあたりで一層関係性が深まったのか……

 

 なんてーか、坂本は帝承を不憫と言うか憐んでると言うか、なんだろうな凄く哀れみ?でもないなぁ……こう、見守る感じ?なんだけど、この感情の元は現代なのか過去なのか

 でも本当に過去だと甲子太郎繋がりなんか?

 甲子太郎も最終的には新撰組を抜けて「御陵衛士」になったし、3人共立ち位置とか全然違うけど龍馬も山南も甲子太郎も新撰組と揉めてんのよな、そして亡くなってる

 まぁ、龍馬は新撰組ではなく「京都見廻組」説もあるけども

 

 舞台中で一番気になったポイント笑

 そして、「伊東甲子太郎」主水さん演じてたなと……主水さん新撰組に殺されがち?←

 

諸々の話

 芹沢が近藤の覚醒者を完全覚醒する前に辻斬り(言い方)して回っているの、想像すると可愛い(いや、やっているコトは可愛くないよ?)なって

 覚醒者も怖いよね「俺の記憶は近藤勇のものだ!」ってなってたら、あのビジュアル美丈夫がズンズン刀持って追いかけてくるんだよ?ホラーだよ?

 近藤がそんなに嫌いかよ……あ、うん、嫌いだろうね……ってなった笑

 

 芹沢割とあれは自業自得感が拭えないから近藤良い迷惑説

 

 ラスト、沖田兄弟に敗れた山南が倒れてそのままライヴが始まるの、初回に拝見した時の座席が上手側の端よりだったんですが、スモーク焚かれても座席からだと倒れてる山南めっちゃ見えたので、え?はけないの?はけないの?ってなった

 

 スモークとライヴの構成でセンター寄りから見たら背後の山南は隠れるかなー?と考えつつも進むライヴ、倒れる山南、進むライヴ、倒れる山南、気になる私、進むライヴ、倒れる山南……

 めっちゃチラチラと見てました笑

 

 この山南さん倒れてる時左足を曲げているのですが、途中で出てくるダンサー(笑)さん達の動きの中に左足を曲げて床に寝る動きがあるので、このまま何事もないように山南さん立ち上がって踊りながら捌けるのか?と言う大変頭の悪いコトまで考えた

 演出なめてんのか?問題ですね、今度なるさんに会うコトがあったら土下座案件?

 

 ライヴが終わってから山南さん起き上がったのでこの為かーとはなりましたが、はけた上で、どこかに移動した所で坂本に会った感じでも良かったのでは?っと、ちょっと思いました

 

 この後、下手側後方席で拝見し時は山南さんほぼほぼ見えずで、チラッと立った左足が見えた感じで、踊る3人の動きとスモークちゃんと計算されてるなーってなりました

 

 でも、殺陣衆に混ざって踊りながらはけていく山南さんも若干見て見たかったとかナイショ

 と言うか、スモークの量が初日からいうと増えてた?

 

 西郷を演じた祥くんが千穐楽カテコで次があれば3本目の刀も抜かせてくださいって言ってて笑ったのですが、どこの流派なんだろ?

 史実を調べると子供の頃の怪我が元で武士としての剣術はダメだったぽい……

 でも多分「示現流」だと思うのですが、きっと示現流に刀を3本使う技は無いと思う笑

 

 キャラデザ的には大変、癖にぶっ刺さる(やめなさい)スタイル

 体格がガッチリシュッとしているので、構えもめっちゃ好きでした

 

 戦国時代以降、武士の剣術って教養の一環で武士の立ち居振る舞いを学んだり礼節を学ぶとかそう言う側面があったようで江戸の道場なんかはそう言う感じだったらしいです

 そんな中で確実に殺すマンな剣術が天然理心流、おかげで怖がられたそうですが、示現流も実戦的な剣術らしく、これは新撰組も警戒していたとか

 

 その力強い感じの殺陣が重さがあって、全一くんとの殺陣、2人とも良き体格同士の殺陣だったので眼福でした

 前の方でも書いたけど勝の両手を広げる構えが全一くんのキャラ?勝のキャラか、にすごい似合っててカッコ良かったので、2人が戦うシーン好きでした〜

 

 カテコのご挨拶でざっ!とキャストの皆さんが片膝立ちに片手拳を床につけるの、初見の時に

んぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!って心中で悲鳴あげたしなんなら小さく「ンンッ……」て息飲んだ

 

 カッコ良すぎやろ、眼福すぎやろ、あかんやろ、尊死即死案件やろ

 挨拶をあれに決めてくれた人は天才なのでノーベル賞です!

 

山南さんな話

 山南帝承の衣装をあれに定めた人は誰ですか?天才ですか?ありがとうございます

 ごちそうさまでした、満腹です、大変美味しゅうございました(一息)

 ロングコートのひらみが最高なのよ……最高 of 最の高なのよ……

 

 マントとか外套をばさっと翻すように捌くの主水さんの所作が綺麗すぎて好きなのです

 

 そんなこんなで山南さんくるくる頭の山南さん、可愛いよ山南さん

 

 もうね、ラスト山南vs新徴組他組織の時の山南……主水さんの殺陣が凄かった

 この方は本当に刀の止めとそこからの流れの切り返しがなめらか、滑らかで早い!!

 

 ところでなめらかもすべらかも、漢字でかくと「滑らか」なの日本語難しいね!!!

 

 気を取り直して、滑らかで切り結びとかもう美しさしか無いよね

 エンタメ的な主水さんが殺陣振り付けっていうもの(だと理解してる)的な殺陣も大好きなんですが、そこを落としたガチ殺陣も好きです

 今回は太刀筋がめっちゃ観やすいガチ殺陣でしたので、それであのスピード感はヤバかろ?

 どんだけ反応早いの?ってなるし迫力が凄い!

 

 舞台観るたびに最後の沖田兄弟との対決前の1対多数の乱戦で手に汗握ってました

 

 からのvs沖田兄弟

 2人を相手に戦う山南は何を思ったのかなーとか、負けるのであれば殺して欲しかったんだろうか?自分を殺すコトで何かを残したかったんだろうか?

 

 坂本が最後は山南を撃つコトで終わるのですが、坂本と向き合った状態で撃たれるの

 なんか胸がキュッとした

 最期を誰かに見守られて死ぬんだなってふとそう思ったら泣きそうになった

 返す返すも坂本と山南の関係は何!?

 ゲームで明かされますか!明かすためにも山南帝承をゲームに!!!!(無茶振り)

 

 同じように、新撰組に粛清された芹沢との会話がそり合わなさすぎてな……

 会話を聞きいて、ダメだよ山南さんその人はあれだもん、天上天下唯我独尊だもんって思った

 

 山南は近藤とか土方の考え方とか理想とかに疑問と隔たりがあって出奔して、それでも自分が死ぬコトで何かが変わって欲しいとか思っていたのに結局は変わらないままだったコトに裏切られた絶望感というか最後までわかってもらえなかった悔しさがあるのに対して芹沢は「局長は俺!」っていう、ブレない信念の持ち主なのよwww

 

 自分の理想とか思想とかの前に「局長は俺!」なのよ、分かり合えないと思う笑

 

 黒幕というか、黒幕?な山南さんですが、新撰組として近藤達といたものの考え方のズレからなのか行方をくらまして出奔、追手の沖田総司に大津で見つけられて屯所に連行

 そうして切腹を命じられて絶命するわけですが、この時が30代前半?

 

 舞台では新撰組での記憶から鬱屈したものを持って現在で暗躍している感じなのですが、途中途中で挟まれる幕末の記憶、スクリーンに影絵っぽく人物が写って、舞台のキャストさんはシルエットになるので表情は見えないのですが、この時の声のトーンと新宿での声のトーンの違いがすごい

 

 新撰組時代は声のトーンが優しいの、それは沖田総司に捕縛される時もそうなのよ

 厳しいコトを言っているけど、諭すような訴えるような声なのが胸にクル

 

 この山南追跡は沖田総司1人が任されたらしく、理由は山南が沖田を可愛がっていたから、というからエグい

 

 新宿に現れた時にはグレてる(笑)ので声のトーンが低め

 

 声といえば開演前と終演後の影アナも主水さんで、この声もまた山南の声とは違ってですね

 影アナ聴きたくて早めに席についてました笑

 

 主水さんのお声はまじで良い ( ˘ω˘)゛

 

 そんなこんなで、本日はここまで

 ゲームが発売されたらちょっと購入しちゃいそうな舞台でしたというコトで

 

 次の舞台があるなら新たな山南の継承者を……芹沢なみのさらっさらなストレートヘアで笑

 

 それでは!『ドグラ・マグラ』は面白いぞ!!←

 結局BBローダーまで買っちまったよ、っていうかカスタムパーツがあるんだね

 ちょっとうずうずします、だって私はヲタクだもの!!

 そんなこんなで『ひときれのパン、ナイフ、ランプ……』ではなくグロッグ19をカバンに詰め込んで真夏の新宿までお出かけした理由はこちら

 

APPスペシャルイベント

SECRET PARTY

8月23日(木)

Brave Point 新宿店

 

 APPさんのサバゲイベント、今回で3回目の参戦をしてまいりました!

 五十嵐啓輔さんプロデュース『SECRET PROGRAM』とその後の主水さんがプロデュースした『SECRET PARTY』の2つに参加して今回の『SECRET PARTY2』(?)でございます

 

 ちょっと参加費お高め設定のイベントですが、個人的にはその価値ありありだと思ってます

 推しのお話が聞ける、歌が聴ける、ゲームが出来る、色々なイベントは数あれど推しがガチで遊んでくれるイベントはそうそうないと思います笑

 

 この日はサバゲ会場の近くの場所で「Magia Stone」さんのイベントがあったらしくて、推しカラーに合わせた浴衣とかリボンとかで可愛くまとめたお嬢さん達がわらわら

 お友達のヘアスタイルを編み込みにしてあげたり、振り付けをスマホを見ながら練習してたりかわちぃねぇ(ほのぼの)と眺めつつ、良き推し活日になりますように〜とエールを送りながら、私もコレから「推しを撃ちに行ってくる」と大変温度差のあるコト考えてました

 

 おかしいな……同じ推し活のはずなのに、なにこの温度差笑

 

 

 サバゲ素人がやってみた

「SECRET PROGRAM」が発表された時に運動能力の無さは自覚しているし、しかも老体笑

 サバゲとか無理ゲーじゃね?と思いつつも、「案ずるより産むが易し」精神を存分に発揮してえいやっと申し込んでみました

 

 結果「新しいことを始める時には心配事が尽きないが、実際に行ってみると案外たやすくできてしまうこと」という意味の通りに楽しかった〜♪からの、今回で3回目の参戦笑

 

 動きやすい服装とキャップ(又はニット帽)以外は店舗で貸してもらえるので楽チン

 

 ・エアガン

 ・ゴーグル

 ・スカーフ

 ・手袋

 このセットを貸してもらえますので、服装以外のサバゲ品はほぼ手ぶら(?)でOK

 扱い方は最初に教えてもらえますし、ゲーム中もスタッフさんがフィールドを回ってくださるので、エアガンに不備が出てもすぐに対応もらえて自分に対応能力皆無でも普通に楽しめます

 

 弾詰とかガスの注入とか、そう言うコトも全てやっていただけるので自分は本当に撃つだけ

 そんな私は弾詰まりおこして、エアガン分解レベルで直してもらいました本当もう……

 

 更衣室と言うか小部屋?も貸してもらえるので、スカートにヒールとか普段の服装で行って、ゲーム中だけ着替えると言うのもありです

 

「サバゲ・服装」辺りでネットを調べると迷彩服とか、すごい装備を着ている写真が出てきたりして、これを揃えるのかーとなりますがそんなことなくて動きやすければ特に問題なし

 ミニスカートやショートパンツにレギンスで参加しいるかわちぃ系女子力お洒落な方々から、スポーティ系女子力お洒落な様まで色々

 まぁ、私は安定のお洒落ではまったくないけど動きやすさだけはある服装

 黒目の洋服だと目立たないのでいわゆるガチな服がなくても気軽に参加できます

 

 エアガンの使い方、持ち方や撃ち方のレクチャーもあるし1ゲーム5分ほどでチーム入れ替えなので体力に自信のない私でも無問題

 特に今回は2チームだったので1ゲーム終わると一旦戻って休憩してこまめに水分補給してという感じでした

 ちなみに、最初のレクチャー中もスタッフさんにめっちゃ褒めてもらえます笑

 

 ゲーム中も色々かまってちゃんしてもらえるので楽しいですが、参加者全員だいたいこの時点で目つきがハンター笑

 

 セーフティエリアと呼ばれる待機場(受付とかしたりするロビー)では和気藹々としつつ、他チームが終わると「行くか……」と自主的に装備身につけてエリアからフィールドに入った瞬間皆さんハンター

 

 皆さんフィールドに入った瞬間マガジン詰めて歴戦の戦士感出るの何回経験しても面白い笑い泣き

 

 身を隠して相手を探しつつ移動する緊張感も楽しいし、推しの姿を見つけてよっしゃっ!と、引き金引くのも楽しい

 

 そして推しにも撃たれる、悔しい……

 

 相手チームからは狙われるので敵側の誰にでも撃たれるんですが推しに撃たれた時の悔しさはひとしお←

 

 APPさんのこのイベントでしかサバゲは参加したことがないので他の場所でのゲームを知らないのですが、APPさんのスタッフの皆様がとても優しくて親切&丁寧

 

 撃たれちゃうと自分の陣地まで一旦戻らないとダメなのですがその間、撃たれて戻っている途中だと知らせるために「ヒットー!」と周りに声で伝えるんですが「ナイスヒット!」って褒めてもらえるし、フィールド内で自分の陣地探して迷子になっている()と教えてもらえます笑

 

 撃たれると死人判定なので撃たれないための「ヒット」しか言えないんですが、フィールドが複雑なので「ヒット〜〜〜!!(陣地)どこかわからない〜〜!!」って叫んでいるのは私←

 そして迷子で助けてもらう戦場で全く生き残れない系の女

 

 いまだにフィールドの地図が覚えられないんで大体毎回迷子になってうろうろしてます

 そして思うのと違うところから出て陣地にたどり着くっていう……いう……

 

 がっつりサバゲ

 今回は主水さんと成さん『MNOP』の2人と2チーム(1チーム14人)でゲームなので、前回までの4チーム制よりも思う存分遊べたー!!と言う感じ

 

 今回は3つのゲームで遊びました

 特に最後のフラッグ戦は主水さんが「みんなもうサバゲーマーだから!」ってコトで笑

 思う以上に参加者サバゲーマーだったらしい笑い泣き

 

「カウンター復活戦」

 各チーム無限復活で時間終了までひたすら戦うルール

 撃たれたら自陣に戻ってカウンターを回して戦線復帰

 最終的にカウンターの数が少ない方が勝利

「カウンター復活戦」はウォーミングアップ的な位置付けって読んだ記事には書いてありました

 

「攻防戦」

 その名の通りの攻防戦、自陣のフラッグを敵チームに取られたら負け、攻め側は無限復活ありなのに守衛側は無限復活なし

 フラッグが取られたタイムを競って、当然ですが制圧までのタイムの短いチームが勝ち

 自陣側で守りやってましたけどあれ最後逃げ道ないのめっちゃ怖い笑い泣き笑い泣き笑い泣き

 

「フラッグ戦」

「攻防戦」みたいに攻守別れずに、どちらのチームも相手陣地のフラッグを同時に取りに行く

 先にフラッグを取った方が勝ち

 これがサバゲのベターなゲームぽい感じなのかな?

 ※ゲーム名はネットの記事やブログを参考にしているので当日に告げられたものとは違うかもです

 

 今回2チーム共に勝敗の数が本当に拮抗していて、カウンター戦は1人差、攻防戦は数秒差というゲームの結果を聞いても盛り上がる感じでした

 

 和気藹々イベント

 貸し出し用のフェイスマスクがピンクのテーブルがあったのですが、主水さんがそれをみて「メルヘン」って言った後はずっとチームメルヘンと言う呼称が笑

 このチームメルヘンさん私と同じチームだったのですが、皆さん発想力と語彙力が秀逸すぎ

 攻防戦で守るの誰が残る?からのじゃぁ「メルヘンの国」にしましょうってその言葉で、全員通じるのも面白すぎたwww

 

 物陰に隠れてるけど腕の腕章(敵味方を見分ける識別マーク)が見えん!どっちだ!?ってなってもメルヘンさん達は顔を見ればひと目でわかるので「メルヒェンさん(味方)だ」って簡単に識別可能でした笑

 

 普段の舞台やイベントの現場だと顔見知りの方とお話しするぐらいなのですが、これはチーム戦なので、同じテーブルや同じチームになった人達と作戦考えたり、ゲーム中は情報交換したりするので和気藹々と楽しい雰囲気のまま過ごせます

 コミュ障の私も無問題で仲間に入れてもらえます

 

 本当にありがたやーでございます( ˘ω˘)゛

 毎回、同じチームの皆様には本当にお世話に……今後ともよしなに……ホント、オナシャス

 

プロすげい(小並感)

 今回、サプライズと言うコトで当日アームズマガジンさんの編集長さんまでいらしてまして、なんとなんとのMNOPが『アームズマガジン11月号(9月27日発売予定)』の表紙になります

 やんややんや♪

 

 それに合わせて、チェキ会終了後に福島さんが2人を撮影するのをなんと生で見学出来ました

 舞台の情報や出演のキャスト様のアカウントなどでTwitterにブロマなどのヴィジュアル撮影の風景がUPされるコトがありますがガチ撮影風景の見学は本当に貴重な体験でした

 

 カメラで撮影したものがそのままPCに飛ばされるようになっているので(私はiPadでやりたいのよなコレを)撮って出しがその場で見れたのですが、どれをとってもビシッ!と決まっていて、そこにある素人とプロのチョモランマよりも高い壁とマリアナ海溝よりも深い溝を見ました

 

 前回APPで販売された秋葉くん、いがむーさん、主水さんの写真集の撮影も福島さんなんですが、もうね、本当にめっちゃ好き

 ライトのあたり方とか色味とか差し込む光の加減がすんごい綺麗のよ……

 

 背後からの色味ライトと前からのライト、下からも1灯で照らしてあって肉眼で見ているだけでもめっちゃかっこいいライティングがもう天才でしかなかった

 モノクロで撮っても光の差込が綺麗で、真顔で「言い値で買おう」って言っちゃったよね

 

 お金の用意はありますおねがいキラキラ(曇りないまなこ)

 

 そしてプロと言う意味でMNOPの2人も凄かったー

 シャッターが切られる間に表情とか構えるエアガンの持ち方とかを小刻み(?)に変えて行くんだけど、全部絵になってるの本当に凄い

 カメラの画角にどう写っているのか、どう見えているのかしっかり把握してるのすぎょい

 

 福島さんと主水さん達の信頼関係もあるんだと思うけど、2人でいるけどどっちを中心に撮ってるかとか、たまにエアガンの位置の指定が入るもののそれぐらいでサクサク撮影進むし、PCの画面にはもう本当に写真集くださいみたいな写真がくるしで眼福でしか……

 

 見学者という名のガヤ(笑)な我ら(他の方に失礼)はひたすら「かっこいー」「かっこよー」って叫びつつ、写真集のお恵みをー、データ集をーってアームズマガジンさんとかに五体投地してました←え?

 

 MNOPの2人もあんなに外野が喧しい撮影は初体験じゃなかったかと笑

 30人ほどに至近距離で囲まれて写真を撮られるのだいぶん面白い光景だと思うw

 

 そんなこんなで2人が表紙のアームズマガジンですがアメリカとヨーロッパの紀伊國屋さんの店頭にも並ぶのだそうで、MNOP海外でびう!です!!

 

 がっつり遊んで、推しのお仕事風景を見れて、しかも最後に福島さんに写真についてのお話をしっかりがっつり(あれ本当に無料で良かったんですか?ってぐらい)聞かせていただいて……

 

お得感しかないな!?

 

 そしてお話を聞いてカメラをまめに触るようにしようと思いましたまる

 後、今持ってる単焦点レンズよりも、もう少し良いやつが欲しいなぁと思ってみたり笑

 

 あれ?サバゲ行ったはずなのにおかしいなwwww

 

 楽しさと充足感と満足感でほわほわした1日でした

 また、次があったら絶対参加したいです(๑•̀ㅂ•́)و✧

 

 APPさんの定例会も参加したいなと思いつつも、開始時間と終了時間が遅くて最終バス確実になくなりそうで二の足踏み中

 なのでシューティング・バーでお酒飲みつつ1人でエアガン撃っておこうと思います(これはこれでめっちゃ楽しい)

 

 ちょい長ものも欲しいなってなったので、今度バーで良さそげなの探して撃ってみよう

 

 

 吉祥寺、良い町だよ!美味しいお店たくさんあるよ!!

 お洒落な街っぽいよ吉祥寺!!

 実際の地図とTVとか雑誌とかで紹介される場所はちょっと違うらしいよ吉祥寺!

 いや、知らんけども

 そんな吉祥寺は普段からのお出かけ場所なので慣れたものだよ吉祥寺!

 そんな吉祥寺にお出かけした理由はこちら!

 

ENG第14回公演

ヨリソウ重力(ENG改訂版)」

吉祥寺シアター

8月16日(水)〜20日(日)

 

脚本・演出

福地慎太郎

出演

鵜飼 主水:成田修吾

松藤 拓也:影山慧
エリザベス・マリー:立花陽子

竹石 悟朗:田辺誠

水崎 綾 :館野日和

中村 龍介:菊池隆也

椎名 亜音:京野彌

藤堂 瞬 :内藤幸祐

中野 裕理:成田亜希子

氏家 蓮 :内中原虎

守上 慶人:藤原満

今出 舞 :乾愛奈

安達 優菜:福井千鶴

斉藤 有希:新垣千里 - ニッチ -

西間 庭惇:村瀬雅也 - ムラヤン -
新井 雄也:山根翔 - カケル -

柏木 佑太:川野泰之

土田 卓 :デカルトさん
土屋シオン:成田修吾(少年期)

梅田 悠 :河内美羽

石部 雄一:立花学人
HOPPER
小野田唯

上島純也

長谷川裕
高野美幸

岩田レイ

山根悠

駒走志音
大澤雅貴

※敬称略・パンフレット掲載順

 

 消えた時間再び!!

 1年半前、チケットを眺めながらわくわくしていたら突如発表された内容に茫然としたあの日から、そうあの日から!!

 

 来たぞ!やったぞ!皆の衆!!

 

 というワクテカのテンションMAXで吉祥寺で過ごした充実の数日間でした笑

 

 初日、前説で舞台に上がったのぶさんの「ENG第14回公演ヨリソウ重力!」って聞こえて半泣き「もう間も無く開演です」で涙腺壊れるかと思いました

 

 11月にENGさんの公演があるんですが「第18回」なのよ、ねぇ……

 1年半前に消えた14回公演がやっと戻ってきましたよーーーー!!(号泣)

 

 そして千穐楽、会場で半券になったチケットにフォロワっさん達と目を潤ませ、前説に「開演するんだぁ〜〜〜」ってもう普通に泣いた

 もちろん物語を観ても泣いてるんだけど、もうカテコで拍手しながら号泣した

 

 他のキャスト様のファンの方も1年半待った舞台だとは思うのですが、私たちも待ってた凄く待ってた!嬉しい、泣くって千穐楽終わりは号泣

 

 両隣の方はカテコで号泣してるのに引いてたと思うwwww

 

 そんな大号泣の舞台の感想的な(的な?)

 

吉祥寺月代町

 月との距離が近くて、他の場所よりも重力が軽い小さな田舎町

 足に重りをつけることで、負荷を増やして生活している場所

 

 無重力下に行く宇宙飛行士さんなんかは微量重力下では心循環器とか筋力、骨にも影響があるのだそうで、無重力ではないけども人体に影響が出る程度には負荷が少ない町の住人には、短命な人が多く、その原因克服としての措置が両足の重り

 

 薬は高くて買えず、外の人たちには差別されて生きている人たちが集まっている、そんな町が舞台の物語

 

 閉塞的な町で若者達は盗んだバイクで走り出す代わりに、重りを外して跳ねてるわけですが、バイクや車で走るのが暴走族なら、彼らは飛び跳ねるので通称「HOPPER」

 

 主人公の修吾もこの「HOPPER」チームのメンバー

 幼馴染みの5人組+新たなメンバー慧を加えた編成

 

 そして、そんなメンバーの面倒を見ているのがメンバーよりも年上らしい陽子

 町を仕切る立花組組長学人の娘で、かなりつよつよ

 他のチームのメンバーから修吾達のグループの頭だと思われているのがちょっと、かわいそ可愛いです、演じるリズちゃん本当にかわちぃ

 

 月代町の天辺取るために日々、他のチームとの喧嘩に明け暮れている修吾達ですが、京野彌が率いる半グレ集団が台頭してきたコトで事態は思わぬ方向に転がり、チームは自然消滅修吾は独りその場に止まるコトに

 

 辛く悲しい出来事があってもそれを消化して前に進み大人になって(変化して)いく仲間と、その記憶の痛みを忘れられずに自分の中で時を止めてしまった修吾

 

 やがて、立花組と彌率いるチームの全面戦争からの、町を狙う外部組織の存在が

 

 って言うお話

 

「HOPPER」っていうのが、ポジション的には暴走族ぽい感じで、彌の手下でも重りを付けているのは「半グレ」って感じかな

 暴走族上がりで暴力団組織には属さない、でも反社会的な活動をしている、年齢的には30〜40代(らしい)が半グレの定義(?)らしいので、だいたいあっているかと

 

 彌もカテゴリ的には「半グレ」で学人は「暴力団(ヤクザ)」枠ですね

 半グレって今も使うのか?とも思いつつ

「あんのドチンピラが!」とか「半グレがいきんなや!」って普通にチンピラ(三下)と半グレを使い分けていた時代がありましてな…… ( ˘ω˘)゛

 

 半グレとチンピラはちと違うのよ、チンピラはヤクザ組織の三下なのよ、半グレは属してないからね、ここが違い

 

 重りを外すと跳べるけど、その分浮遊病のリスクが増えるので、短い期間(10代後半から20代前半ぐらい?)がHOPPERとして活動する寿命かなと

 

 彌はもう重りつけてるのよね、現在の隆也を引き入れた時点でもう重りはつけていたから、半グレを集めていた時点でHOPPERで活動する年齢ではなさそうよね

 

 そんな亜音姐さん演じる彌さんが月代町を支配しようとしたのは父親のコトがあったりするのだけども……え?それって今は亡きフェSティバルゲート?

 

 治安の悪い月代町で、それでも再生しようと頑張ったのが彌の父親なわけですが、田舎の怖いところで村八分状態になり、嫌がらせを受けるようになってしまう、CMを作ってまで観光客を呼び寄せようとした施設「月代町月面重力センター」

 

 即座に「フェスティBルゲート」が浮かんだ大阪市民

 フェスティバルGート、良い感じに廃墟ってるよね……まぁあれは個人ではなく3セクだった弊害もあるけども、治安の悪さなら俺に任せろ!!()」な某地区の施設のほぼ真横っていう、地元民が「そんな場所に誰が行くんだよ」ってなった施設

 

 別に嫌がらせとかあった訳じゃないんだけど本当に3セクぇ

 最近は開発が進んでますがそれでも日が暮れてから横道入るのはかなり怖いと思うのよ……

 

 それはともかく、昭和感満載のCMの小野田パパのバッティングセンターシーンでの「気持ちよさそぉ〜〜〜」って言い方とトーンが好き 

 あのCMの小野田さんの胡散臭い服装+サングラスと言い方が好きでした

 あとバックダンサーしてる高野のみゆきーちゃんのスタイルの異次元さな……

 そして個人的には「月代町月面重力センター」めっちゃ行ってみたかった ( ˘ω˘)゛

 

 まぁ、そんな感じで父親が事業に失敗、その時の悔しさや何かをバネにのし上がったのが彌、

亜音さんのバタフライナイフ捌きが見られます

 

 この舞台ではHOPPERとヤクザとか重りを付けた人間も入り乱れるので、余計にチーム編成が分かり難い感じでした

 せめてHOPPERチームなら揃いの特攻服でも着ておいて欲しい←

 

絶妙なダサさ

 1年半前に公演の発表がなされた時点では修吾の衣装のパンツは白と黒の市松模様だったのですが、今回パンツがワイドデニムのジーンズに変更になってます

 最初のパンツに関しては、こんなの似合うのチェッカーフラッグ(節子それ人間やない、ただの旗や)ぐらいだろ!?ってなってた(あくまで個人の感想です)

 なので、今回ジーンズに変更で個人的には嬉しかったのですが、実際に舞台でその衣装で動いているのを観て「ぜつみょー」ってなりました

 

 いや、修吾は7年前から動けずにいるんですが、服装も変わっていないんですよ、HOPPERって10代から20代前半ぐらいの子達がやっているイメージ(実際、あまり長い間重りを外していると浮遊病になるので、ある程度で重りを付けるっぽい)で、劇中で修吾はカケルに「ロートル」と呼ばれるんですが、なんていうか絶妙にダサいのよ笑

 

 カケル達は「HOPPER」であのままだと重りを付けたら「半グレ」か「チンピラ」ルートだと思うのですが、修吾は「HOPPER」のままなのよ、服装も「HOPPER」だった頃のまま

 

 若修吾シオンくんの時はやんちゃ感と子どもっぽさがあって、幼馴染み組みの中でも年下っぽい感じがするのに、7年後の大人修吾になると絶妙にダサい

 

 似合ってないわけじゃないのよ、似合っているのよ、似合っているんだけど、スカジャンとかパーカーを脱いでジャケットや作業着、開襟シャツに着替えた仲間達の中に混ざると本当に、絶妙な塩梅でダサい

 

 田辺が「お前なかなかしんどい感じに仕上がってるな」と修吾に告げるシーンがあるのですが本当に「それな」案件

 いや田辺が指摘したのは修吾の言動とか思考なんだけど、外見が絶妙にダサくてしんどい感じなのがなんとも絶妙

 

 やくざ擬とはいえスーツ姿の隆也を始め、HOPPERの時の服装からは変わって落ち着いている3人に囲まれるとダサいのよ、絶妙に残念なのよ

 あの時から動けない修吾の脱げないスカジャンはそのまま止めてしまった時間そのものなんだけど、修吾の外では確実に時間が流れていて周りの仲間は7年分の時間が流れているんだよね

 

 これがストレートデニムとかスキニーデニムとかだとすっきりきっちりで普通に似合ってたと思うんだけど、ワイドデニムなところがぜつみょーさのキモかなと笑

 

 例えばこれで主水さん演じる修吾が高校生とかだとこの衣装でも全然普通に見えると思うの、でもこの舞台の修吾は大人になった仲間の中に混じる「あの時のままの大人」なのね

 それがなんとも言えない絶妙感を出しているのだと思う

 

 本当になんとも言えず絶妙だった

 

 見た瞬間「うわ!ダサッ!」っていうのじゃなくて「似合ってる、似合ってるんだよ、だけどなんと言うかびみょー、何がって言い切れないけどビミョー」って言う感じの絶妙さでした

 

一番大人で一番切ない話

 ふらりと町に現れて美羽の経営するイタリアンバーに居ついたデカルトさん

 みんな大好きデカルトさん(当社調べ)

 

 大人の静かなやりとりと切ない空気感を醸し出すイタリアンバー組

 デカルトさん割とコメディ要因()なのに実は一番大人な人物なの本当にずるい

 

 ファミコンの2コンに関してはある世代以下のお嬢様お坊ちゃまには何のこっちゃでは?ってなった私はガチのファミコン世代笑

 

 舞台中に食べているおつまみ、本当に梅ちゃんが作っていたのうらやましい限り笑

 

 病気で余命を宣告されてから月代町にたどり着いたデカルトさんはお店を手伝いつつ、人の相談に乗ったりしながら日々を過ごすのですが、LINEの「既読」がつく、その「繋がり」が良いという美羽とLINEで繋がるためにスマホを購入

 美羽にLINE登録をしてもらうのに簡単にスマホの暗証番号を言っちゃうんですよ!ねぇ!!

「3839」ですって本当にさらりと!!

 

 いやもう……デカルトさぁん!!!!

 

 本当に何も気負わずに軽いノリで言っちゃうデカルトさんに美羽も軽く返すだけなんですよ、そしてこの暗証番号がもう一度出るのはデカルトさんが町を去る時に田辺に自分のスマホを託す時、田辺に向かってやっぱりさらりと言うの

 田辺も特に言及しないまま会話は進み、デカルトさんは重りを外して町の外へと去っていくの

 

 ねぇもう、デカルトさぁん!!!!

 

 暗証番号「3(ミ)8(ワ)3(サン)9(キュー)」じゃん!!「美羽ありがとう」じゃん!!

 

「はい、既読」ってスマホを眺めて言う美羽のこの一言がラスト物凄く物悲しく聞こえるの

 そしてこのセリフの時の梅ちゃんの言い方が美人何だよ、言い方おかしいけど美人なのよ

 声のトーンとか声の雰囲気とかが凄い美人なの

 

 美羽に「ママーお代わりー」って言いながらデカルトさんに2コン人生相談したい人生だった

 

修吾と慧

 観劇前

「主水さんのブロマとーアクキーとー……」

 観劇後

「修吾の横には慧がいるよね〜〜〜〜」

 ってなるほどのナイスコンビ(そしてブロマ購入)

 

 ユニットバスにこもってた慧の重りを外して外にひっぱり出した修吾

 まず修吾は慧の部屋の窓ガラスに謝るべき笑

 

 7年前は虎と共に窓から侵入した修吾ですが7年後には1人で、背後で揺れるカーテンと青い光がめっちゃ良いのよ、泣く

 

 目が見えなくなった慧への責任を感じて7年間部屋のドアの前には行くものの、一度もノック出来なかった修吾がやっと部屋のドアをノックしたかと思ったら窓ガラスも破られるっていう

 

 このノックするのにシオン修吾と主水修吾が並んで片腕を上げる演出めっちゃ好きだった

 部屋から連れ出した修吾をめっちゃ慕ってて、跳ねるのが上手くてチームのエースにまでなった慧が目が見えなくなったのをきっかけに再び引きこもって、それを修吾のお姉さんも美羽さんも支えているんだけど、実はちょっとここの関係も謎

 

 いや、修吾の友達だから姉が気にかけるのは何となくわかるけど、美羽さんも慧にLINEしてたりとかやりとりしてるの、美羽も面倒見の良さそうなお姉さんだし、田辺と日和のコトもあるし助け合っているんだろうけど、全体的に人物の関係性の説明(?)が薄くて、しっくりこなかった

 

 そんな慧というか松藤さんがエグい身体能力すぎた

 人間は重力下でも身体能力で重力をねじ伏せられるんだと初めて知りました(真顔)

 

 修吾と慧がラスト手を繋いでるの本当にエモいし尊い

 出会った時に修吾は「月が引っ張ってくれっから!」っていうんだけど、慧にとって引っ張ってくれたのは修吾で部屋の外に連れ出して月を見せてくれた人なんだよ

 

 慧にっとっては修吾は月じゃなくて月に連れて行ったアポロ11号であり、人類初月面を人類に見せてくれたニール・アームストロング船長だったんだなって

 虎はバズ・オルドリンで2人は慧にとって月面に降りたヒーローだった

 

 ところで慧のセリフでアームストロング船長が降りたった19分後って言ってたの、何故か私は16分後だと思い込んでいて家に帰ってwiki調べちゃったよね←

 19分後でした、何で16分後だと思っていたんだ私……???

 

 慧には目が見えなくても修吾が月面にいる姿が見えるのよ

 月でありヒーローなの最高にカッコいい

 

 引き合う2人の関係が最高にカッコ良い2人だった〜〜〜(溜息)

 このブログにも載せてるキービジュの慧と修吾のポーズと位置が最高of最の高だよね

 

アンタあの娘(こ)の何なのさ

 月代町のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ〜♪(まてまて)

 

 ガラ悪く出てきて、彌や学人からお金を巻き上げたりして、最終的に虎一派を使って月代町を潰す!って息巻くんですが、いや誰よ?ってなる

 

 月代町1番のミステリアスレディ

 

 唐突な絡みで、なんとなく陽子と仲の良かった人?ってなるんですが、作中で陽子が出ている過去に一度も絡まないし、存在の言及もないから凄い何でこんなに怒ってるの?って混乱する

 

 陽子と仲の良い大親友がいる、と言う匂わせだけでもあればこの人かーってなるかもだけど、そこもないから、千鶴が修吾に「何かあるんじゃないの!?」って語りかけるのも、修吾じゃないけど「知らねーよ」ってなる

 

 客席多分「それな」ってなった人が多かったのではないかと思う

 

 そこまで必死になるあなたは誰?流れ的に陽子の話を聞いているポジだと思うので、妹やお母さんではない(そもそも母親なら学人にはわかるしね)コトはわかる、ぐらいの愛奈

 

 最終的に修吾達HOPPERなんてちょっと怖い(日和目線)子達の世話をして本人もHOPPERとして強い陽子に憧れて遠くから見つめていた修吾達よりも少し上世代の元HOPPERで、陽子を一方的に憧れていたストーカーまで話が進みました笑

 

 だって陽子が亡くなったコトで町1つ潰そうとするんだよ?そこまでする人なら流石に会話が少ない父親(学人)といえど知っているんじゃない?ってなった笑

 

 日和と陽子の方がよっぽど過去のお話とかあって大親友じゃない?ってなる

 心を壊して月代町に戻った日和が田代にしか心を許さなかったの、陽子もいなくなっていて余計に世界が怖くなったのかなって

 だって陽子でさえ離れた世界だもん怖いよね、そういえば日和は何で誠くん呼びから田辺くん呼びに変わったんだろう?

 

 せめて陽子の会話の中とかででも匂わせが欲しかったなーと

 でないと千鶴と修吾の会話が本当に知らねーままで終わっちゃう

 

 2時間超える上演時間って割と長い方だと思うのですが、この時間内に納めるのに削られたエピの中にはあったのかな?

 

 ラストのダンスでは凄い仲がよさそうに踊っているけど、その仲の良さを劇中で!ってなった

 

2時間20分の取捨選択

 Twitterにも感想で書きましたが……それよりも詳しいver.を……

 青春の成功と挫折かといえばそうでなく

 青春群像劇かといえばそうでなく

 喧嘩上等なヤンキー達の対立かといえばそうでなく

 大人と若者の対立かといえばそうでなく

 親や兄弟、仲間の絆かといえばそうでなく

 恋愛かといえばそうでなく

 青臭くなく、堅くなく

 説教臭くなく、道徳臭くもない

 これらのものがいい塩梅に凝縮されてギュッと最適なカタチで作られた優しい物語だった

 

 ただ、ギュッとしても収まりきらないところもギュギュッとしちゃったかな?と

 

 幼馴染み組は修吾は中の人が変わるコトで、他のメンバーも慧はともかくとしてみんな上着とかが変わるコトで7年前か今かが判断できるのですが、他の登場人物に明確な変化がないので、時代の動きが若干分かりにくい感じがして残念

 

 特にデカルトさんがイタリアンバーに最初にくる場面、いつから過去の話になったんだ?って

月面重力センターのCMをスマホで見て懐かしんでいるから今だと思うんだけど、学人が店に来て奥さんのコトとか話してデカルトさん……重りついてない??ってなる

 

 亜希子がバイトの真似事をして、でも亜希子ってバーで働いてないし、え?今町についたの?どこで過去になったのって時間の流れに混乱するコトがこのシーンだけでなく何度かありました

 

 彌の過去でも学人も彌も服装とかに変化がないから一瞬、過去?この話してるのは現在?ってなってから、ああ、過去で学人が代紋背負ってた時か、ってなるけど、咄嗟の判断が付け難い感

 

 過去と現在を行き来する場面の切り替えが判りにくかった、虎が狙われたのも修吾達が慧と出会ったあの時に過剰に蹴り入れてた相手がパーカー着た奴、なんだと思うし、そう言うシーンも入るけど、回想的にそこの(蹴り入れてる)シーンのみを切り取ってるから、現在で普通に襲われた虎が相手を返り討ちにしているように見えて混乱する

 

 考えればわかるけど自然に理解し難い「ああ、そうかあれは回想ね?」「これは現在か」って

一瞬考える間が自分に入っちゃうのがちょっと残念な感じになりました


成田修吾(大人の姿)

 鵜飼主水にこういう役本当に無理、だめ、絶対

 だって全私が仰げば尊死する……

 強くて、脆くて、つっぱってて、ダサくて、泥臭い大人

 ラストのダンス、もう表情がやばい……

 

 一度バルコニー席から拝見しましたが虎に(と言うか満?)に負けた後、雨の中で地面に転がる修吾の表情のやるせなさに胸がぎゅっとした

 

 シオン修吾はダンス中笑ってたり明るい表情なのに主水修吾は泣きそうな切なそうな表情なんだよね、もうねほんともう良すぎて全私がダメです

 

 7年前に時を止めた修吾、周りが「陽子さんがきっと悲しむ」とか「陽子さんだったら」とか多分7年前にも言われたんだと思うけど、その頃から修吾はそれが本当に陽子の気持ちかどうかなんて判らないと、判らないから動けなくなったんだろうなと……

 

 いや、いい感じに拗らせたね?

 

 ぼろぼろになっても抗って反発して自分の芯を真ん中にしっかり立つ、そんな主水修吾ガチで良かったのですよ、声の表現で泣かせにくるのやばくない?

 あと、大楽の時に何かに耐えるように自分のジーンズ をグッて握り締めたり引っ張ったりしながら話してるの、もうそれだけで号泣出来ました

 

 前楽で虎達と対決する為に昔のスカジャンとかパーカーを着るのに、悟朗さんが上着なかなか着られなくて、でも「行くぞおらぁ!」って主水さんのセリフきっかけが田辺くんになるので、待ちからの「上手く着れなかった」って照れたように言うの聞いて口元押さえて顔伏せちゃったのちょっと可愛かった笑

 

 そう言えばこの舞台の主演は「成田修吾」なんだろうなって

 大人修吾要所要所を抑えてくるけど、トータルの出番で言うと少なめでした笑

 

よしなしコト

 みゆきーさんに踏まれたいし蔑むような目で見られたい(*'д`*)ハァハァ←おまわりさーん

 

 虎達を探しつつ、赤服兵隊と戦っている修吾達の所に学人と彌が現れた時、さっさと行けって学人の言葉に去っていくの、龍介さんがバルコニー席の下の部分を片手で持って下手出捌け口に入って行くの地味に好きでした

 

 先にも書きましたが、前楽で上着をうまく着られなくてもたもたしちゃった悟朗さんを待つ、幼馴染み組みの3人が良かった笑

 どうしよーみたいな空気感、笑えないしツッコめないしで口元笑いそうなのに悟朗さん待ってるのに「ごめんね」って悟朗さんがテヘペロってなったのに、3人揃って我慢できなかったのは仲良しさん、ってなったよね笑

 

 演出でHOPPERと半グレの殺陣の仕方が違ったの地味に凄いなって

 HOPPERは軽い感じの重さはないけど速さがある感じなのに、重りを付けている半グレさんの場合は軸足をしっかり地に足付けた、まさに 筋肉バカ ヤスさんがニッチやムラヤンに語ったような戦い方なの細かいコトだけど良いなぁと……

 

 ニッチ可愛いよね、ムラヤンを騙して馬跳びする時の「うっそぴょーん」が最高にかわちぃ

 

 隆也は彌に着いてるけどリスペクトしているのは学人だよね、だって髪型を似せてる笑

 使う武器もワイヤーで一緒だし、彌の下につきながら学人達との関係と距離の手綱を握っている感じ

 

 今回は肉弾戦時々鉄パイプな感じのヨリ重ですが、そんな中で特殊な武器を使うのが学人

 ワイヤーを使って戦うの、当たり前ですがワイヤーを投げている風なわけですが、投げた動作に合わせてSE音が入るんですが投げる学人と投げられた相手の動きがめっちゃ連動してて離れた場所の2人なのに凄いワイヤーがどう繋がっているのか見えるの

 

 隆也も同じようにワイヤーを使うので2人が同じシーンでワイヤーを使って戦うのに、2本のワイヤーがどう動いているのか無いはずのワイヤーがちゃんと見えるの凄い

 

 

 相変わらずの書きたいコトだけ書いているブログですが今回はこの辺で

 

 次回は『第18回公演gagap』こちらも楽しみだ〜い!!!

 

 

 

 

 いえぁぁぁぁぁぁぁ!!!!来たぜ六行会ホールぅ!!!!!!

 もう馴染みが深過ぎて住み慣れた感があるぜ六行会ホール(え?)!!

 そう、ここは私のカタコンベ!!(節子……それ家ちゃう地下墓地や……)

 蘇り、死んでは蘇りする沼堕の民とは私のコトさ!!

 

 と、おなじみ(?)のっけからハイテンションでございます皆様ご機嫌様

 でも観劇に際して使うコマンドは「いのちだいじに」一択だよ!大人だからね!!

 コマンド設定もきちんと終えて、夏の暑さに負けながらもお出かけした理由はこちら!

 

舞台『黎明の王

7月19日(水)〜23日(日)

六行会ホール

 

 脚本・演出

 吉田 武寛

 出演

 磯野 大 :ジェリコ

 二葉 勇 :ニコラ

 輝山 立 :ビクター

 田中 晃平:アイヴァン

 大谷 誠 :セラフィム

 馬越 琢己:マルコ

 武井 雷俊:ドラガン

 服部 武雄:レオネル

 安孫子宏輔:ウラジミール

 高岡 裕貴:ラドゥロヴィッチ

 田中 克哉:ミロサフ

 網代 勝悟:ダニーロ

 佐藤 弘樹:ヴラド

 鵜飼 主水:ヴィンツェル

 サーヴァント :

 菊池 拳心

 芥川 裕真

 中谷 優斗

 長田 泉里

 鶴岡 政希

 水戸 雅

 ※HP掲載順・敬称略

 

 黒の王から始まった王ステの4作品目、厨二漢字検定5級相当の漢字(当社調べ?)「黎明」を冠する王

 

 公式HPでStoryが公開された時点で前作までと色々と変化がありましたね

 

 まず、一番大きいのが主人公、最初に見たときに「誰おま」状態でした笑

 前回までの黒の王、星屑の王、屍の王は主人公が歴史上の人物、その彼らを中心にして正史に沿って物語が進んで行ったのですが今回は「ジェリコ……だ、と?」ってなりました

 それまではヴラド3世が主人公、串刺公いいよね、吸血鬼のお話になるのかな?え?次の王はチェーザレ・ボルジア?きたこれ滾る!屍はまさかの親子三大奮闘期!?80年戦争ダイジェストのまとめ方すごい!と、なって次の王は誰がくるんだ?と思っていたらジェリコ……

 

 返す返すも誰おま?

 歴史上の人物に思い当たらず困惑、歴史の中心人物の側とかに居る人(オリジナル的な?)か?とか色々と考えまくってました笑

 

 そして、もう1つ今回「ヴァンパイア」という単語が出てきましたね、前作までは血を飲む(血液以外は受けつけない)という描写とともに「悪魔の呪い」と言われて、ヴァンパイアという単語自体は出ていなかったので、とうとうヴラドがドラキュラに?ってわくドキしたら本当にお城に住むドラキュラ様登場でした笑

 

 ちなみに、ドラキュラはブラム・ストーカーが書いた小説のキャラクタ名で吸血鬼のコトではなかったりします

 吸血鬼=ヴァンパイアという種族の中のドラキュラさんです

 菊地秀行御大の小説「ヴァンパイアハンターD」においての神祖様ですな、Dは良いぞ←

 

 このドラキュラの元ネタ(言い方)様こそが我らのアイドル(え?)串刺公「ヴラド・ツェペシュ」そうマリアタでございます

 なんか「a」がつくと息子を表すとかで、ドラクル(Dracul)の息子でドラキュラ(Draculea)となるらしい

 ヴラド2世がドラゴン騎士団に所属していたからドラクル=竜、でヴラド・ドラクル

 ルーマニア語でドラクルは悪魔とも言われるとかで後世「悪魔公」と呼ばれた流れで、息子であるヴラド3世も 「 推し 悪魔の子」になったわけで、本来は「小竜公」とかだったそう

 

 ツェペシュは姓じゃなくて、まんま「串刺し公」の意味らしいです

 

舞台のお話

  ラテン系であったかそうな国スペイン(小学生以下の知識)からガラッと変わって、季節は冬、雪に閉ざされたセルビアが舞台

 

 セルビアというとテニスのジョコビッチ選手の国か、とか、コソボ紛争とかで名前を聞くなぁぐらいで、最近はウクライナ情勢とかで名前が出てくる感じ??

 というぐらいの知識しかないんですがルーマニアとかハンガリーとかの近くらへん、ユーゴスラビアのなんかそういう……なんか、そんな感じ(地理も歴史もダメすぎる女)

 

 後、やっぱり出てきたオスマントルコ、いや舞台上は出て来ないんですけどもw

 東南欧は東ローマ帝国とかオスマン帝国とか神聖ローマ帝国だとかがごちゃごちゃしてた地域だよなー?と、ぼんやり思って調べてみたら1459年にヨーロッパに侵攻したオスマントルコにセルビア公国が滅ぼされていた笑

 1459年はヴラド3世がオスマン帝国から要求される貢納金が値上げされて拒否した頃ですね、使者を串刺にしちゃった頃笑

 

 この舞台は17世紀なんで、まだオスマンがセルビアを支配している時代……?

 

 初日を観劇した時に夜が続くというので「極夜」かな?と思っていたのですが、セルビアって東ヨーロッパなので極夜はないよなぁと思っていたんですが、観劇しなおして日照時間が少なく曇りの日も多いから夜のように暗い、というコトかと理解←おそい

 同じヨーロッパでも北ヨーロッパのノルウェーとかフィンランドとかは白夜と極夜がある印象

 セルビアって東ヨーロッパだからロシアとかベラルーシとかの辺、ぶっちゃけていうと旧ソ連だから、めちゃくちゃ寒そうではあるなって笑

 

 そんなセルビアが舞台なのですが客席に入って思ったコトは「舞台セットがある」でした笑

 いや、今までもセットはあったのですが、今回は柱とか具体的(?)なセットがあって、今までが割とシンプルだったので、舞台上からして印象が少し違うなって個人的にはなりました

 

 従者ニコラを従えた男、ジェリコが信じてもらえないかもしれないが……と、タラ山の山中で出会ったソロトゥサの町の住人達に語り始めるところから舞台はスタート

 

 戦争だー!侵略だー!権力だー!独立だー!と血生臭く始まった3作品と違うテイスト笑

 

 いや、ジェリコすごい絶望するやん!糸色望並みに絶望するやん!

 しかも絶望したらニコラの名前も忘れて最終的には自分の名前も忘れる絶望っぷり

 ソロトゥサの人達をがっつり巻き込んで自分を取り戻す(結局ニコラのおかげなので、巻き込まれた人は本当にいい迷惑で大怪我する可能性もある笑)の迷惑すぎて好き

 

 絶望から立ち直らせる儀式(?)千穐楽にはニコラとジェリコ本人も巻き込まれてたの面白すぎた

 

 そんなこんなでジェリコは人間を襲う化け物を見たと語り始め、その話を聞いたソロトゥサの町の面々はそれこそが町を襲っている怪物なのだとジェリコに告げます

 

 お?お?古城に住む正体不明の貴族とか古式床しいヴァンパイア、ドラキュラ伯爵様スタイルじゃマイカとわくわく

 

 怪物の正体はヴァンパイア、タラ山にそびえる古城の貴族が怪しいと語る彼らの話を聞きつつジェリコはソロトゥサの町長ミロサフの邸宅に泊まるコトに

 彼らにしてもヴァンパイアを研究している人間は心強い味方ではないかというコトで歓迎されるわけですが、ニコラはジェリコに何かを告げて部屋を出て行きそのまま行方不明に

 

 居場所はあの古城でしかないとニコラを救うためにミロサフたちも同行して森の中へ、そこで出会うのがビクターとアイヴァンの兄弟、彼らの正体は

 

  ヴァンパイアハンター!!

 

 もう完全に今までの王ステと方向性が変わってますよね、今までにはいなかったキャラクタ

 今回歴史の流れから完璧に外れたストーリになったコトでファンタジー要素が前面に出た感じになって、よりエンタメ感がましたなと思いました

 

 前3作は歴史から逸脱しない流れの中に、ファンタジー要素であるヴラドとヴィンツェルがどう絡むのか?って感じで物語の流れはわかっている(大河ドラマで信長が出てきたら本能寺で敦盛舞っちゃうよ、みたいな)うえでのヴラドと人間である登場人物達の関わりみたいな感じ

 しかしこの歴史から外れたので客席で観ていてもどう話が転ぶのかが分からなくて始終ドキわくしてました

 

 前作品も全部ドキドキわくわくなんですけど、チェーザレとかウィレムとかどんな人物でどんな生涯かはわかった上で、そこにヴラドが関わっていく流れにドキドキしたのとは違うドキドキでした

 

 あとは神官であるウラジミールの発言権があんまり高くない笑

 今までは教会関係者というと権力が有り余る人ばっかりだったので新鮮です(笑)

 

 やがて古城に到着すると4人の人間がお出迎え、そして城の城主が……

 

 マリアタ〜〜〜〜〜〜!!!!!

 もうね、舞台中央に現れる城主の貫禄&神々しさがパーフェクトドラキュラ様でした

 

 いや、わかってたけど城主お前なんかい!!ってちょっと突っ込んだとかヴィンツェルさんに斬られるので内緒

 

 衣装のマントも後ろ襟が立っている作りで、ヴァンパイアというかドラキュラと言われて想像する通りの姿だったのではないかと

 マントの襟が立ってるメディチ・カラーみたいな……あれ、あそこかっこいいですよね!

 やはりドラキュラ伯爵のマントは立ち襟がカッコ良いと思うのです

 

 屍とかも立ち襟マント(というか屍マントジェリコのマントだよね今回)で良かったのですが今回のマントはなんか凄い良かった(枯渇する語彙)

 

 そしてマントの捌き方が綺麗すぎて100億点、毎回お衣装天才ですが今回も天才です

 

 と、ここまでの流れで黒の王から観ている私は「んんん??」です

 ヴラドがヴィンツェル以外の人間を従えているのに違和感

 チェーザレの時もフェリペの時も観察対象というかどこか超越した目線で、コマの1つとして見ていたのにどう考えてもセラフィム達を観察対象にしているように見えないし、80年戦争から後何があった!?ってなりながら見てました

 

 客席にはヴラドとヴィンツェルに見えてるけど実は偽物説とかまで考えた笑

 

 国の中を移動せず国境も越えず、雪に閉ざされた古城で城の秘密と行方が判らないニコラを探して進むミステリ

 

 鏡の間とか罠の部屋とか古城の設定がすごく中世ゴシックホラー感

 映画「薔薇の名前」の舞台になった修道院みたいな雰囲気がずっと頭に浮かんでた


 最初から最後まで謎解き要素も加わってドキドキして物語の展開にわくわくして気がつけばあっという間の2時間

 

 そして思う、これはあれだ、怪獣大戦争だ……

 15世紀から生きるヴァンパイアvs 17世紀産ヴァンパイアふぁい!!みたいな←

 

 2人はペアキュア(黙れ)

 今回はワラキア主従とセルビア主従、そしてセルビアチームの4人とソロトゥサ組み、そしてヴァンパイアハンター組できちんとしたペア感がありました

 

 中でもセルビアチームのセラフィム、マルコ、ドラガン、レオネルが濃かっ……いや、癖がつよ……まぁうん、えと個性的でした笑

 

 ジェリコやニコラも含めて彼らの世界はお城の中だけ感がある

 

 セラフィムは腕にウサギをつけて本人は無感情無機質でウサギのパペットはなんか元気に話すし、マルコは血で興奮してるしドラガンはずっと泣いてるのかな?目元にハンカチをあててるの

レオネルが束役みたいだけど、静かでちょい不気味なんだよね

 

 ジェリコがヴァンパイアへ変貌した原因が語られる過去ではみんな普通なのよ、セラフィムもしっかりと話してて、そのあとジェリコの為に人を殺し初めたあたりでセラフィムとマルコが壊れて行った感じ?

 マルコが何人目かの人間を斬った辺りで笑ってるように見えてたんだよなー

 お料理を作るシーンでもウサギを見ながらセラフィムもマルコもちょっと様子がおかしかった

 

 セラフィムは悪魔に頼るのはいけないコトだと止めていたけど、最後は従った感じがあったので、しょうがないと思いつつもどこかで心を壊したのかなと

 

 最初、ぬいぐるみを持ってるのかと思ったセラフィムですが、あ、ガチのウサギの皮だなって血がついてるのを見て察したし、何があったんだお前ぇぇぇってなった

 

 幼馴染みの6人みたいなのですが、年齢的にはジェリコよりレオネルとドラガンは年上でマルコとセラフィムは年下、ニコラは同い年ぐらいかな?って、お兄ちゃんと弟よりも同年齢でより近い関係だった感じ

 

 レオネルはジェリコに黎明の王になれと言った本人だし、悪魔召喚も正しいかどうかは判らないと言いつつも止めずにいてた人なのよ、仲間内ではジェリコを除いてみんなのリーダー格的な位置にいてた様子なので、壊れちゃったマルコやセラフィムの為にもより冷徹に物事を進めたり考えたりするようになった人という印象

 

 主人を人の死骸から血を啜るようなモノにしてまで生きたくないと、ジェリコと一緒に牢に閉じ込めて欲しいとニコラが訴えたのにソロトゥサの民に今まで守ってきたコトに対する還元をと進言までしてる、この人も世界はお城の中だけだったのかなと

 

 あと、マルコやセラフィムをこうしてまで守った、守ろうとしてるジェリコとニコラだからこそ何がなんでも生きてもらわないと困る的な

 

 ドラガンは……うるさいのよ笑

 表情筋ってそんなに動くんだーっていうぐらい、黙っていても顔がうるさい笑

 レオネルがリーダーならドラガンはサブリーダー的な感じかなぁ?

 食事の席で語りたがるドラガンのロミジュリ、スペインに行ったらフェリペという背がすんごく高くてかっこいいそれは素晴らしい王様とその横にはレルマというこれまた背が高くてかっこいい従者がいたらしい笑(23日ソワレ)

 って話し出して、ヴラド様に「よく知ってる、ドラガンお前より良く知ってる!」って止められてたし、ヴィンツェルは身長?って首傾げてた

 

 ムードメーカー的な所があるだけに無表情になると怖いよね

 

 ソロトゥサはミロサフ&デニーロの町長主従と神官のウラジミールと狩人のラドゥロヴィッチ

 ウラジミールは臆病で小心者でいつもビクビクしつつ、神に祈っては泣き言を言うのに対してラドゥロヴィッチは喧嘩っ早くて粗暴な感じながらも、ちゃんとみんなを守るって信念がある感じが良き

 戦闘能力0みたいなウラジミールは逆に神官としての優しさでラドゥロヴィッチを諫めるの、いいコンビなんだよな

 

 お育ちが良さそげと思ったら血筋が良い、やっぱりお坊ちゃんだった

 デニーロはきっと幼少期からそんな彼に仕えて、我儘に振り回されたりしながらも見守ってきたんだろうなと思うと、特に「ソロトゥサに帰ろう」って話したミロサフの言い方というか、表情というかが最初に出てきた時のこんな時に町長なんて〜〜と嘆いてラドゥロヴィッチに食ってかかっていた時と違って落ち着いたいい雰囲気になってたんだよなー

 セラフィムじゃないけど「いい町長になりそうじゃねぇかー」でした

 

 なのに……L知ってるか?これは「誰も救われない、誰も報われない物語」なんだぜ?

 

 そして、兄弟

 ビクターが「過去にヴァンパイアに親兄弟を殺されて」と語る時にお兄ちゃん死んでるやん?となり、その後で出会った年上の人だから「兄貴?」とか実はもう1人兄がいてて町の外に出ていたとかで助かったとか?と思っていたら兄は幻でした

 

 7人がお城に辿り着いたあと、部屋に案内した後の様子をヴラドにレオネル達が報告するのにちゃんと「独り言が多い」と報告されてるのよね

 初日はえ?どゆこと?ってなった

 

 で、意味がわかった上で観てみると、登場した時にはアイヴァンも銃を持っているんだけど、構えた銃が全部ビクターと同じ向きで同じ高さぐらいに銃口が合わせてあるんだと思う

 絶対にビクターの銃がある方に銃を構えていて、聞こえる発砲音も1つなのよね……

 

 ロタの山中でジェリコとあった時や、鏡の間の仕掛けを解いた後に現れたヴラドとヴィンツェルの目線とか視線が初見は背後の兄を見ているんだなとか、意見が分れている兄弟の言い争いでどちらに決着がつくのか少々呆れつつも待っているんだなっていう風に見えるのよ

 

 実際は誰も居ない空間を見上げて話すビクターを見て戸惑ってるんだよ、意味がわかると視線とか表情の意味がころっと「困惑や戸惑い」に見えて来るんだから役者様の演技力すごいってなります

 

 ああ、だからジェリコは恐々というかえ?後ろに何が?みたいな顔と視線が一緒に動くような表情だったんだなとか、ヴラドとヴィンツェルが視線を交わしてるのは報告にあった「独り言が多い」はこう言うコトかと互いに納得した視線かなとか

 

 ソロトゥサの面々やジェリコ達と城にいるうちに何かしら心情に変化があったようにも見えたビクターですが

 

 返す返すも、L知ってるか?これは「誰も救われない、誰も報われない物語」なんだぜ?

 

セルビア主従

 この古城の一族がよくわからないんですが、守ってきたのにソロトゥサの住人がその人を化物というなら、命を還元してもらおうとお城組によるソロトゥサの人間の殺害が始まるんですが、ソロトゥサの人みんな誰が住んでいるかわからない、知らないってコトなんですよ

 

 人知れず守ってきた一族ってジェリコが言っていたから、何百年も昔にはソロトゥサの町とも交流があったのが途切れて、そのうちにお城の一族を知る人も伝える人もいなくなったのかな?

 

 そして交流があるとかないに関わらず、ソロトゥサを守るコトを命題にしてきた一族的な?

 

 ソロトゥサからタラ山を見ると見える古城ですが、行こうとすると5日ほどかかる場所

 しかも話を見る限りでは強固な砦になっていて城の中へと敵を誘い込んで一網打尽に出来るようになっている部屋とかあるんで、その城を越えてソロトゥサまで来た敵はいなかったのかなと

 

 運よく城を出られても険しい山道を5日でしょ?

 砦よりも後ろに敵を通さないという考えのもとに築かれたお城なのかなぁ?

 ジェリコはともかく、レオネル達は人間なので生きているコトから、ジェリコの父親が死んだ戦争って少なくとも20年か30年ていど前のコトだと思うのよ……

 

 その戦争の時に鏡の間に隠れて生き延びたのが子供だったジェリコ達でそのままお城で大人になって、やがてニコラが黒死病で死亡、悪魔召喚の流れ

 

 その間、ソロトゥサとは交流を持たなかったんだな?と

 お城の灯は見えるだろうから誰かいる、お城だから貴族が住んでる、という認識しかないのがソロトゥサの住人で戦争もあったらしい、ぐらいだから今までの王ステみたいな大掛かりな戦争ではなくてジェリコの一族も王というよりはセルビアの1領主、ぐらいの感じかな

 領土戦を繰り広げているような、ワラキアは小国であろうと国でヴラドは間違いなくその国の王だったけど、ジェリコはセルビアの小さな領地の一族で国民というか領民がソロトゥサの人達という感じなのかと

 

 ソロトゥサを守れと言い残して死んだお父ちゃんが割と悪い笑

 父親の遺言に疑問を抱きつつも疑わず、それが自分たち一族だと言い聞かせて城に住んでいたジェリコがニコラの死をきっかけに変わるの

 

 ニコラの言葉も割とジェリコへの呪いだよなと思ってみたり

 頼る親がいなくなった幼いジェリコにずっと側にいるって、ジェリコにとって他の4人以上に大切な正に「光」になったニコラ

 

 故にニコラを生かす為に悪魔を召喚するのよね……

 セラフィムやマルコ、レオナルやドラガンだったとしたら死を悲しみこそすれ悪魔を召喚してまで生かそうとはしないで、静かに眠らせようとしたと思う

 

 他の4人が嫌いとかじゃなくてニコラが特別すぎた結果よなぁ

 

 そうして主従でありながら主>従ではなく主=従もしくは主>従みたいな関係が生まれたのは歪なんだろうなと

 何ていうかジェリコがニコラに執着&依存してて、ニコラもそんな主人をわかって見捨てられずにいる共依存みたいな感じ

 

ワラキア主従

 セルビア主従に比べてベテラン主従、何せ15世紀からの付き合い笑

 

 王ステではワラキア主従以外にも主従が出てきて、それぞれ自分の君主に仕えているわけですが、今回は主従の「主」が「従」を身を呈して救えるか?という問いかけ

 

 今までの主従はあくまで主に仕えるスタンスなんだよね、それこそ主が望むなら地獄へでも!という感じ

 

 ジェリコは幼馴染みであり友人でもあるニコラの為なら悪魔召喚さえ出来る人

 

 ヴィンツェルは主人の為なら自分の人生もかけられると答えると同時に、主人であるヴラドが自分のために何かをする必要はない、そもそもそれはおかしいと答えるのに、ジェリコはそうではないのだと反論

 

 ヴラドとヴィンツェルとのそれは「忠誠」であり、自分とニコラの関係はそれではないと言うジェリコなんだけども主従関係としたら一番あかんやつ

 戦争で部下を見捨てられずに自分が死んだら国が滅ぶやで?ってなるわけですが

 

 王座に座り国を治め、国を背負たヴラドとただ友人達と城の中で過ごしていたジェリコの感覚の違いだよなと

 黒の王でヴィンツェルがヴラドの前に現れて「マリアタ」そう呼んだ時から明確な主従なのよ

 

 ヴラドが人間と共存したいと話した時に守ろうとした人間に裏切られ殺されたのを忘れたのですかと声を荒げようとマリアタが望むものがそれなら膝を折るのがヴィンツェル

 

 レオネル達にしても、城主らしい城主と従者らしい従者を見たの初めてじゃない?って笑

 ヴラドという城主がいてて、その下にヴィンツェルがいてて、ヴラドの指示はヴィンツェルを通ってレオネル達に伝えられる、きちんと統制が取れた明確な関係

 

 ジェリコ達はどこかで共犯者みたいな関係なんだよねニコラをそういう風に生かしてしまった

 生かされてしまった、そこまでやらせてしまった、だから互いに否定できないの

 毒をくらわば皿までみたいな笑

 

 幼馴染みの従者なら星屑の王のチェーザレとミゲルがいるけどミゲルも友人ではあるけども、どこかできちんと主としてのチェーザレと線引きはしてたし、チェーザレもミゲルを部下として扱ってはいないけどジェリコ達よりは「主従」の線が曖昧にはなってなかったなという印象

 

 ジェリコ達の関係が微妙に歪んでいるから余計にワラキア主従の主従が主従でだからもうあのあれでそれで

 

 うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!

 

強火オタク大優勝

 あ、ここからテンションおかしいんで覚悟してもろて……

 

 演じた主水さんがもう『マリアタ強火オタク同担拒否』と言い切るヴィンツェル

 屍の王では思う存分に強火オタクとして活躍、我ら観客側の人間にもガチで煽りとマウントをとってくる男ヴィンツェル、いや誰も勝てると思ってねぇのよ、勝とうとも思ってねぇのよ笑

 

 今回もTwitterで他のキャストさんがマリアタと写っていると圧かけてる強火ぶり

 そして「黎明の王」千穐楽後のキャスで、ばしばしに勝ち誇られる我ら笑

 

 もうスマホから聞こえるお声のトーンがあまりに幸せそうすぎた(笑)

 聞いていたこちらは大変幸福でございました、終バスだったのに途中で降りて無人のバス停で虫除けスプレーばっしゃばっしゃ振りかけて最後まで聞いちゃったわよ←

 

 それはともかく、もうね、あのシーン観た時点でこっちが幸せでしたありがとうございます!

 

 初日はたまたま横の席がよく知るフォロワさんだったので、無茶苦茶相手の肩をバシバシ叩きたかった(いい迷惑)

 もう、口元に手をあててハンカチ握り締めた、ガチで声上げそうになったもの

 

 だってねぇ?ジェリコの問いへのアンサーあれよ?あんな盛大にアンサーきたらもう……

 前回の屍の王で「神か悪魔かお前は俺をなんと呼ぶ?」というヴラドの問いへのアンサーが「人間」だった時に湧き上がった「そう言ってくれるのありがとぉぉぉぉぉぉ!!」っていう、一挙にぶわりと湧き上がった感情と同じぐらいのテンションで「マリアターーーー!!!」ってなりました

 

 ジェリコの問いにヴラドは答えていなくて「ヴィンツェルはどう思う?」って聞いて、ヴィンツェルが主人の為なら命もかけられるって答えてるの、ジェリコはそれを「忠誠」であるとして自分とニコラのそれではないと否定するんだけど……

 

 ジェリコさん!ご覧になったかしら!?これがワラキア主従ですわよ!!!と全私がスタオベしつつ謎にジェリコに勝ち誇るっていう笑

 

 崩れる城の中でヴィンツェルが閉じ込められてたら助けに来るのよ王子様(ヴィンツェル談)が

 

 黒の王で暗闇の牢獄にいてたヴラドのもとに駆けつけて来るのはヴィンツェルなのよ、そして今回、暗闇の牢獄に閉じ込められていたヴインツェルを助けにヴラドが来る

 

 しかも、ヴラドは中央の階段から登場するけどヴィンツェルの横に来たときの並びが、黒の王の時と同じ、下手にヴラドなのもうね、ありがとうございます!!

 しかもヴラドが現れるまでの歌パートのヴィンツェルが 美人 気弱なのよ、何ていうか寸前までガンガンに戦っていた人とは思えない憔悴っぷりなんだけど、主水さん曰くの「ヤンヤン」になってるヴィンツェル笑

 

 「ヤンデレ」でも「メンヘラ」でもなく「ヤンヤン」それもう闇落ちでは?ってなった笑

 

 このシーンを観れただけで浄化されそうです、黒の王からずっとマリアタの側にいて、地獄へでもお供しますって言っていてですよ?

 黒の王のラストで「お前は地獄へ道連れだ」っていう(言ったよね?)ヴラドの言葉に頷いたヴィンツェルだけど、この時点ではヴィンツェルの中でマリアタの為に人生もかけられるけど、その逆はあってはいけないコトで、その考えはずっと続いてるのよ、だから独りになってもマリアタは助けにはこない前提なんだよ

 

 それがですよ、中央から背後に照明背負ってバーン!ですよ「お前を逃しはしない、地獄へ道連れだ」ですよもうね滾りますわ

 黒の王の時ヴラドはヴィンツェルに「地獄へ道連れだ」って言った後はマントを翻して、もうヴィンツェルが後ろに着いてくるのを気にしてないし、ヴィンツェルも返事して付き従うだけなのよ、なのにですよ奥さん!!

 今回は手を差し伸べているのですよ!!ねぇもう!!!!

 

 逃さない為に助けに来るのカッコ良すぎてやばい、さすが王子様

 

 客席で歌詞を噛みしめまくった

 あ、ヴィンツェルの「どこまでもお供します」は確定なのでうんうんそうだねっていう気持ち

 

 もうね、4作品観て来て良かった感が凄かった(ため息)


 祝杯ものですよ「Živeli!」ビール(ズィヴィリ!)ですよもう

 ※「Živeli」はセルビア語

 

黒の王と黎明の王

 黒の王で化物と呼ばれ、星屑の王では悪魔と呼ばれ神となり、屍の王で人間になったヴラドですが、今作のヴラドは黒の王の頃のヴラドっぽいの

 もう一度人を信じてみようとしているの、これは屍の王で「人間だ!」とそう言われて、人であるなら負けるコトもあるだろうと身を引いたのがきっかけなのかなぁと

 

 黒の王の頃にあって屍の王では完全に消えていた人間性というかヴラドの柔らかい部分が揺さぶられた結果なのではないかなぁとか

 

 神でも悪魔でもない、人間だからこその感情、逆に黎明の王へと至ろうとしたジェリコが消そうとしたモノ

 

 人間にはなれずとも、人間と共生はできると考えたヴラドと人間を支配して人間を従える種族として君臨しようとしたジェリコ

 いやもう、ジェリコまんま神祖になろうとしてるやん、ヴァンパイアハンターD案件やん

 

 15世紀から世界を見て周り歴史に介入しつつ観測者を続けてきたいわばヴァンパイアのプロとまだまだひよっこなアマチュアの違い的な

 

 そもそも領主として王座についた男と、親がそうであっても城主の座に明確にはついたことがない(よね?)ジェリコでは見てきた世界が違うよなーって

 

 幼馴染みの5人とお城の中で引きこもっているうちに黒死病でニコラを失って、取り戻すために悪魔召喚したジェリコって悪魔にしたらチョロかったのではないかと笑

 

 しかもそこまでして掴んだ契約がジェリコが血を吸って生きている間はニコラも生きているというニコラ的にも「え?」ってなるしかない条件っていうね

 

 ヴァンパイアとしてひよっこなジェリコはまだまだ「人ではない存在」である自分のあり方が曖昧でとりあえず新しい種族という位置づけのもとにヴァンパイアの国を作るって野望を持つ、というか持たされるわけですが、そういうギラギラした時期を過ぎたのがヴラドかなと笑

 

 

パパ以外間違えた可能性?

 みんな大好き「悪魔召喚」4作品中3作品でバズビってますが、星屑の王では呼ばれて飛び出たのはマリアタだったので、本当に悪魔を召喚したのは3回

 黒の王でヴラドがワラキアを取り戻すために行う前に、ヴラド2世つまりマリアタのパパ上が召喚の儀を行なっています

 バズビる:バズビ バザーブ ラック レク キャリオス オゼベッド ナ チャック オン エアモっていう悪魔召喚の呪文、黒の王でも星屑の王でも唱えられてる、同義語に「エアモる」がある←

 

 でね?

 ヴラドはワラキア(王座)を手に入れる為に、ジェリコは亡くなった親友ニコラを生き返らせる為にとそれぞれの立場や思惑で悪魔を呼び出した結果その代償として血を飲みながら生き続ける呪いにかけられるんですよ……そう、召喚者が呪われている

 

 ヴラド2世呪われてなくない?呪われたのヴィンツェルじゃん?

 からの正しい悪魔召喚には「生贄」を用意するのが鉄則だったのでは?って笑

 だいたいの悪魔召喚ってなんかそういう感じじゃん?的な

 

 マリアタもジェリコも捧げ物を用意してなくて、自分の腕をナイフで切って血を垂らしてるのよねぇ

 黒の王の中ではパパ上は猫をぬっころさんしたりしているのを子供の頃弟のラドゥが目撃している描写があるの

 つまり、猫が捧げ物で悪魔と何かしらの取引をしていて、最終的に人間を捧げたのではないかと思うのですよ、それがヴィンツェル

 そのものというか「血」?

 

 実際の人物が出まくる中で主要キャラというか主人公ヴラドの隣にしれっといるオリジナルな人物笑

 小動物から始まり、より大きな力の為にはより大きな捧げ物をって感じで「生贄」を用意していたからパパ上は呪われず、逆にヴラドやジェリコは願いの代償に自身が呪われたのかなと

 

 ただ、そうなるとマリアタの場合はヴィンツェルが止めそう(正しいやり方を教えそう)だよなとも思うのですが、そうなると自分の正体がバレる可能性もあるし、あの頃のヴラドだと生贄を用意するまでの割り切り方は出来ないから、逆にヴラドを殺されずに生かす方法としてのあれでそれかなとか考えると延々と語れそうです笑

 

 黒の王の時の悪魔は不親切でしたが、今回はジェリコに「生きた人間の血を吸うと呪いが伝播する」と呪いに関してちゃんと教えてますが、これ、ニコラやマルコ達を吸血鬼にしてしまえっていう悪魔の囁きだったら面白いなと

 

 呪われたらみんなで永遠に一緒に生きていけるんだもん、ジェリコ的にはすごい魅力的な誘惑になりそうだし、実際にみんなの血を吸おうとしてたしね

 

 ヴラドの場合は悪魔に呪われた直後、血の渇きと飢えにそのまま人間を襲って血を吸っちゃうのに、すぐにヴィンツェルが「いけません」ってその相手を殺してるの、呪われる前に殺すことで呪いの広がりを防いだとしたらヴィンツェルはちゃんとそこら辺を把握してたんだなって

 

 ヴラドには最強の保護者ヴィンツェルがいてたから防がれたけど、もしも不用意に血をすってその相手が不死者になったのを目撃したら、自軍の人間を不死者にしたら勝てるんじゃね?っていう誘惑に負けるかもしれないそれを狙ってヴラドにあえて教えてなかったとしたら、悪魔……恐ろしい子……ってなる笑

 

 ヴィンツェルはこの後、ヴラド2世の姿でヴラドに誘惑をかける悪魔を退けているというか、ヴラドをそこからひっぱり出しているので、本当にヴィンツェルは最強の保護者 ( ˘ω˘)゛

 

 まで考えてふと気が付いたんですが、パパ上猫さんぬっころしてたやん?生贄とするのにそうしていたとしたら……ヴィンツェル?

 

 それはそれで 性癖に刺さる 好きな設定だなぁと、観劇後にビール飲んで焼肉食べながら思いました←

 

 

照明がさ……

 会場に入って舞台セットを見て、そのまま視線を上にあげたわけですよ「つってるな……」っていう安定の感想

 

 王ステは後方から舞台全体を見た時にめちゃくちゃ照明がすごいのですよ

 いやよく言うてますが、最高に狂ってる(褒めてる)

 

 今回、シャンデリアが2基あるんですが、もうね、シャンデリアがキラッキラなのキラッキラ

 みんなで集まって宴だ〜ってシャンデリアが照明を受けてすんごい綺麗に光の

 玉ボケ見えそうな勢いでキラッキラ(え?私の視力の問題?)

 

 初日のアフタートークで主水さんがそれこそ、ヴラドがヴィンツェルを助けに来るシーンの登場がすごいかっこいい!!(何故か観客にも同意を求める、いや大きく頷きましたけれども)と褒め称えておりましたが、本当にライトの当たり方が綺麗でヴラドの登場カッコいいのよ

 

 お城で城主として現れた時とか、ジェリコが中央でその両脇に従者チームが控えてる時とかの照明とか本当に天才でしかないので天才です

 

いろいろ

 今回の斬られたりした時に血の表現で赤い薔薇の花びらが落ちる演出がすごく好き

 なんというかヴァンパイアというゴシックホラーの代名詞みたいな生き物が主人公で、古びたお城と閉鎖された空間という耽美感にすごいあっている気がして素敵だなぁって

 

 今回はヴァンパイア大戦争なので、もう正体隠す必要ないっすねとばかりに戦ってますが

 ビクターが使う銃の弾丸に毒が仕込まれていて、撃たれたヴィンツェルがマリアタに庇われるという、屍の王でヴィンツェルが殺された時でさえ傍観していたヴラドがですよ

 今回が今までの王ステで一番ボロボロで苦戦していた感じがする

 

 屍の時なんか、最後こそヴラドも出て来ましたが中盤はヴィンツェル1人で楽しくお仕事してるので、だんだんと倒し方の研究とか進んでくる、何より重火器が出てくる時代に突入な感じが良きでした

 

 あと、ヴィンツェルが今までも庇う時とかに「マリアタ!」って叫ぶことはあったけど、今回みたいに本当に切羽詰まったように「マリアタァ!」って叫んだのなかった気がする

 それと同じ意味で瓦礫に飲まれるお城からヴラドを押し出したときの「ヴィンツェルー!」っていうヴラドのあのなんだろう名前を呼ぶのあれほんともう黒の王からのワラキア国民としてはクルものがあった……

 

 残ったミロサフの胴体を「美味しかったですよ」って煽るヴィンツェル好き笑

 

 あと、ラドゥロヴィッチが腕を切り落とされて本体()の方が行方不明になった後に駆けつけたヴィンツェルがチラッと落ちた手首を見てて、拾い上げると傷口から血を飲んでるの

 やっぱり血が力を与えるんだなーと、この時点でラドゥロヴィッチ生きてるけど、切り落とされた腕の血を飲んでるだけなので呪いにはかからないのね

 

 飲んだ瞬間ヴィンツェルの立ち姿が荒々しくなってそこからまたシュッとした戦闘態勢に入る切り替わりが凄い好き、血を飲むコトで体を回復させるあの一瞬だけ本能が優位になった感じ

 

 ニコラが誘拐された妄想()を語るジェリコのシーンでローブ姿のヴラドとヴィンツェルが姿を表して、ニコラを襲うのあれ、身長180オーバーの成人男子かつガチで身体能力高い故の跳躍力でこられるの、毎回ニコラというか二葉さん怖くなかったかなって笑

 

 弘樹さんも主水さんもめっちゃ綺麗な体勢で飛んでくるんだもん

 好きなシーンだけどあんまガチで人外みたいな素早さでこられたら本気で悲鳴でそうだなって思いながら毎回観てた笑

 

 地味な話、ヴラドとヴィンツェルを罠のある部屋に誘い込んで串刺にするシーンで、ドアが重い音で閉められたタイミングで串刺にされてるヴィンツェルの首がかくって落ちるの好きというか、細かい動きだけど罠にかかって一回ちゃんと(?)死んでいる描写があるの良いなって

 

 サーヴァントの皆様がテーブル?みたいにそれぞれ料理を持ってるシーンでお一人すんごい綺麗に開脚してて毎回みちゃってた

 階段上ですごい綺麗な動きで踊っていたサーヴァントさんと同じ人だと思う、鶴岡さんかな

 動きが素敵でした

 

 基本私が弘樹さんか主水さん出演の舞台を観いているので、らいしゅんさんも共演された時に拝見するので、今回で3本目かな

 初めて拝見したのは主水さんが出演した別の舞台の時で、あとは王ステの2回

 

 屍の時はとにかく歌が凄いお上手でコミカルかつ凄みのある、コミカルから人格が変わるのではなく、人の持つ二面性的な切り替わりが自然で凄いなと思っていたのですが、今回の黎明の王では、悪魔召喚からの、ジェリコに語りかける為に周りの従者達に取り憑いていく最後、話しながらゆっくりと階段を登っていくらいしゅんさん、というかドラガンの歩き方がめっちゃ綺麗

 

 ハーフパンツにタイツなので足の運びが綺麗に見えるんですが、気づいた時に「え?カッコよ」ってなりました

 

 普通に歩いているだけなんですが、本当にしなやかなんですよ王ステ「アラブの王」の主演がしたいとか言ってる人のくせにずるい笑

 

 まぁ多分、この後もあれも書けばよかったとかいろいろ出てくると思いますが、とりあえずこの辺で……

 

 次回「蒼穹の王」も楽しみです!

 大塚、大塚、知っている、知っているんだ!!

 南口なら!!

 安定の地図を見てても会場まで迷う、スキルを発動しました

「初めての会場」のカードが場にあるとき、私は何かしらんが迷うを発動!!

 

 スキル発動しながらも、うろうろとしていたら見つけましたぼんごさん(え?)

 

 おにぎりぼんごさん、憧れのぼんごさん、お噂はかねがねのぼんごさん、そうかここにあったのねぼんごさん、長蛇の列を噂どうりだ〜と若干感動しながら眺めました私です皆様ご機嫌よう

 

 そんなぼんごさんを訪ねて(違)大塚に降り立った理由はこちら

 

SUMMER FREESIA EXPRESSION

2023.06.14〜18

萬劇場

 

 脚本・演出

 伊藤マサミ

 出演

 五十嵐圭介:山崎匠(レオ)

 高橋明日香:会田麻美(タタミ)

 平山  空:木島花(委員長)

 橋本 全一:井澤之紀(ゴクウ)

 水崎  綾:川口萌子(モーコ)

 加藤 真央:宮坂俊樹(メロス)

 沢田 美佳:神宮夏生(ムサシ)

 浮谷 泰史:鳩山孝太郎(おにぎり)

 松木わかは:服部真由美(ナイチンゲール)

 鵜飼 主水:國東柊(ジョー)

 野口オリジナル:諸星聖也(ガリ)

 梅田  悠:天谷美園(ミッチー)

 ※パンフレット掲載順・敬称略

 

 萬劇場さん何気にお初でした

 劇場の名前だけは知っていたのですが、実際に行ったのはこの舞台が初めてでした

 

 見やすい劇場さん

 

 そんなこんなで、舞台のお話

 

 物語

 

 あの日、

 僕らはクロノスの目を閉じた。

 そこに冷たい花が咲いた

 

 というめっちゃカッコいいコピーがついているのですが、クロノスの文字だけで「ティターン神族のクロノス」が頭に浮かびましてですね……

 農耕神……え?農業高校的な?と、一瞬混乱、だってあらすじに農業関係ないんだもの……

 からの「あ!時の神の方のクロノスか!」まで、一応はすぐには切り替わりましたが、本当に農耕神がポッと浮かんだ時には混乱したとか内緒

 

 高校時代の思い出と現在のお話なんだからそりゃ時間の方よね……

 

 出演のキャストさんが全員同じ年齢で同級生の役をするという舞台

 舞台って年齢に関係なくキャストが与えられた配役を演じるので、年下の方が父親とかで、年上の方が子供とか同じ年でも片方は大人で片方は子供とか、そういうのはありますが、この舞台では36歳という実年齢の役から思い出の中の高校のクラスメイトに

 

 年下でも年上でもなく同年齢の役者さん達なのにそれぞれが全員36歳と言ってもさすがというか皆様お若い!36歳には見えん!!

 特に女優陣の皆様の美しさよ!!

 Twitterでも書いたけど、平山空さんの高校生、ぐぅ可愛でダンス萌え萌えキュンした

 

 ともかく、廃校になった母校に集まる12人の男女、都会に出た人間もいれば地元に残った人間もいてて、仕事も様々

 同窓会をするというので集まった仲間はすぐに思い出話に花を咲かせていくわけですが

 

 何故クロノスの目を閉じたのかっていう意味がわかった時には涙腺崩壊です

 

 いやもう何この展開!!

 

 違和感はありましたよ?ありましたけどもまさかの「がっこうぐらし」だとは思わないじゃないですか!!(この例えどうよ)

 

 舞台中に微かな違和感はあるんですが、それを動きやセリフで上手く隠して、観ているこちらも小さな違和感があるような無いようなあるような……からの暗転からの……

 

 もうね、ゾクゾクした

 

 真相が語られる前の委員長からタタミへの言葉に「やっぱりそういうコトかぁ」となりつつも机の上のキャンバスに「そうきたかぁ!」ってなった

 

 演出凄かったなって話

 初見の時は気づかなかった登場人物達の動きとか視線とかが、真相をわかった上で観る2回目からは物凄い緻密すぎない?ってなった話

 

 学校に集まり始めた仲間達、そして最後にガリが呼びに行ってたレオが登場するわけですが、初見ではガリが呼び込んでレオを演じるいがむーさんがにこにこ現れて、みんなが笑い合う

 これから高校時代の思い出話が始まるんだなぁっていうほっこり感というか舞台が始まるワクワクする感じがあったのに、2回目からここですでに涙腺にきます

 

 だって連れてきたよってレオの肖像画をもってきてるんでしょ、それを普通に受け入れて会話するクラスメイトたち、優しいけど悲しい世界

 

 同時にあのレオが現れる瞬間にみんなの視線がちょっと緊張してたりタタミを見てたりするのがあからさまじゃなくてさりげなさすぎて、俺じゃなきゃ見逃しちゃうね、ではなく初見ではその意味深さに気がつかない、普通の友達が集まった風景にしか見えないのよね……

 

 レオはタタミにしか姿が見えないし、声に関してはガリにも聞こえるけど他のみんなには聞こえないから、ガリとタタミ以外の人たちが反応しているのはレオの言動にではなくタタミの言動を受けて、タタミの話に合わせているんだけど、それが自然ずぎて違和感がないの

 作中考えたらレオに答えているのはタタミだけなんだけど、高校生の頃の思い出シーンに入るとレオと他の人たちも話てるから、その流れで現在に戻ると気づきにくいのよね……

 

 レオが会話に入っているように見せつつ、実はそうじゃない、タタミの頭の中ではレオもみんなと会話しているように見えているだけという状況下で、2回目に見て、すごいなと思ったのがレオが高校生時代にみんながピリピリし出すと描いた絵

 

 タタミが「なんだっけー」と悩み、他のメンバーも「あったね、なんだっけ?」状態の中で、レオとおにぎりが声を合わせて「「パラダイムシフト」」って答えるシーン

 

 答えは同じだから2人の声が揃うコトもあるしタタミにとっても不自然でない状況になる演出かつ、レオの声が聞こえないメンバーはおにぎりの言葉で、タタミはレオの言葉でそのまま会話に齟齬が出ずにスムーズに進んでいくの

 

 2回目見た時にレオの声も姿も見えない違和感を客席側に悟らせない構成なのが凄いと思った

 

 小並感満載に「凄い、凄い」連発ですが本当に凄い

 

 あとは高校生時代にレオが描いた自分の絵を見たタタミが「中心がずれている」という違和感に質問をし、それに対してレオが「アシンメトリー」であり「教室も描きたかった」というコトで、ラストのレオの自画像がアシンメになっている=他にも描きたいものがある(あった)って伝わるの良いなぁと

 

 そして何よりさりげなさすぎて、全く作中で触れられないけど凄いなってなったのが担任席に置かれる花

 

 3年C組の教室内だけで話が進むワンシチュ舞台で衣装は2種類、現在時の服装と高校生時の制服

 

 途中上着を腰に巻いたりと薄着になってる感じはあるものの基本、制服は変わらないままの流れで季節が移っているのを示すのが、教室の掲示板の掲示物が変わっているコトと、もう1つが机の花

 

 掲示板は席によっては見えなかったり、見え難かったりもすると思うのですが、花はどの席からも見える位置にあったのではないかと

 

 作中で花について誰も触れないんだけど、思い出話の中でこんなコトもあったね、あんなコトもあったねと舞台が高校生時代になる度に季節の頃合いが花で表現されてるの

 

 チューリップ→アジサイ→ひまわり→コスモス→フリージア

 

 かな?記憶力乏しいので取りこぼしあったらごめんなさい

 

 からのフリージアが止めなのよ!3月頃からの花なので卒業シーズンにある花なのよね

 フリージアはカラーバリエーションもそれなりにある花なのですが、飾られていた花の色が「黄色」1色なのも意味があるのかなと

(造花だからバリエが一番(多分)メジャーな黄色しかなかった説もありそうだけどあせる

 

 フリージアの花言葉は「あどけなさ」「親愛の情」「期待」で、黄色のフリージアの花言葉は「無邪気」

 

 レオのコトが無意識のうちにでも鎖となった11人が「無邪気」を卒業した日かなとか考えると泣ける、いや、花の真相は知らんのでただの妄想ですが……

 

 制服といえば、どの制服もバリバリ変則カラフルで個性的になってるんだけど「レオ」の制服の襟元って……と、考えてえ?まさかね?ガーンってなりました……暗示的な……まさかね?

 

 

 あだ名、気づくの遅れたよって話

  萌子でモーコ、美園でみっちーという名前由来のあだ名はともかく高校生の発想力!?ってなるあだ名が秀逸

 

 委員長だから委員長(これあだ名というか役職?)、お米屋さんの子だからおにぎりとか、ジョーはボクシング部だし明日のジョーのジョー、ゴクウは強いからドラゴンボールからゴクウ

 剣道部で竹刀持ってて、剣豪宮本武蔵のムサシ

 

 陸上部を事故で走れなくなって辞めちゃっているらしい相手に「メロス」は果たして?とは思うけど、あの人生3周目ぐらい感ある大人びたメロスなら受け入れてくれそう笑

 

 柔道をやってるから、で「ヤワラ」ではなく「タタミ」にいく感性は素晴らしいと思う

(どこ目線からの物言いだ?)

 

 そして、優しくて癒し感あるからナイチンゲールってあだ名だけど長いから基本「ナイチ」ってなってるの『ンゲール』可哀想

 

 そうなんですよ、レオの由来がレオナルド・ダヴィンチからでレオナルドの「レオ」なのに、ナイチンゲールはナイチンゲールというあだ名から、さらに省略されて「ナイチ」なの

 クラス全員『真由美のあだ名はナイチンゲール』という認識の元で「ナイチ」

 レオみたいに最初からナイチにならなかったのはきっと「優しいナイチンゲールみたい」から呼ばれ始めてそのうち略されたんだろうなと

 遠くから「ナイチンゲール!!」って呼ぶのも呼ばれるのも恥ずかしい気がする笑

 

 ガリ、ガリ勉のガリ?ヒョロいガリガリって意味のガリ?お寿司についてるピンクのあれじゃないよね……?ってなってたんですけど、ガリレオ・ガリレイのガリ!?って初日見終わって、家に帰って気がついた私は高校生の柔軟な発想に完敗です……

 

 レオナルド・ダヴィンチでレオがありならガリレオ・ガリレイのガリもありじゃんって笑

 

 天文学部だしね、気づいた瞬間のすっきりさを私は忘れない←

 そしてレオとガリがありならナイチンゲールで最初からナイチも有りだったんジャマイカってなります笑

 

 ところでガリ、ガリレオ・ガリレイで本当にあってますかね?(ここまで書いて?)

 

 癒しキャラでしかないなって話

 おにぎり、気のいいオタクキャラなんですが、ネタが細かすぎて好き笑

 特におにぎりワンマンショーは毎回爆笑してたら千穐楽、とうとうガリまで参戦してて、隣に立ってたみっちーというか梅ちゃんが「ブルータスお前もか」みたいになってた

 

 おにぎり君、ガンダム好きだな「ZZ」までいくのか、とか、キャラ名をちゃんとフルネームで言うの律儀だなとか

 

 「(キャラフルネーム)のごとく!」って言うの、保科智子のみby To Heartって付け加えたの彼女だけマイナーだと思われたからかな?

 まぁ、彼女だけゲームキャラだしな

 

 智子ちゃんゆるふわ三つ編みにメガネで委員長なんだよね、ちなみに To Heartって言いながら隣のジョーの胸のところにハート描く時のおにぎりの表情好き笑

 

 他にも「猪熊柔」「ハマーン・カーン」「総流・アスカ・ラングレー」と豊富

 アスカの件は梅ちゃんの「あんたバカァ」が聞けてご褒美でした←

 

 あと、とにかくツッコミキャラ笑

 犬が20匹いると言うムサシの言葉に「20匹!?ブリーダーかっ!!」て言う勢いの良さ笑

 

 ジョーとも仲が良く、良い感じにジョーに弄られてるんですが、ジョーにポケモンの名前を全部おにぎりに変えられたのは可哀想?(千穐楽マチネ)

 

 あの物語においてはナイチよりも私には癒しだったよおにぎり……

 

 そしてもう1人の癒しキャラがガリ

 野口オリジナルさんのあの飄々とした雰囲気と話かたが癒し

 

 風の声も聞けるなら魂になったレオの声も聞けるよねってなります

 そして、同窓会を計画したと言うかみんなを集めるコトを計画したのはレオだって言われてもみんなが信じるぐらいの信頼感

 

 ガリのふわっとした優しい感じ、同じように見守る系でもメロスとは違うの、メロスは一歩引いてクラスを眺めていて、手が必要な時にスマートに手助けできる感じで、ガリは寄り添うようなイメージ

 

 でもガリも人生1周はやってそう、メロスは3回目ぐらい笑

 

 みっちーに寄り添って見守る姿勢が本当に素敵なのよ、今回本当にキャスト様が演じる役柄がどハマりしていて、コジロウをいじめたオラオラ3もドハマりでした()

 ジョーの綴りは実はJOEじゃない

 ヘボン式記入が正式なのでJOEではないです、以上

 

 ゴクウが不良枠なのに、元気でやんちゃ枠にカテゴリされてるジョー笑

 主水さんのおらおらキャラ好きなんですが、ジョーも良き良きでした

 

 普段はナイチに押され気味だし、やんちゃで子供っぽい感じなのに要所要所でキリッとした優しさを見せるのは卑怯……

 

 ゴクウと張り合って喧嘩している犬猿の仲かと思ったらめっちゃアミーゴでした

 後輩が他校の人間にカツアゲされたと知った2人、午後の授業サボって速攻取り返しに行ったゴクウと、授業は受けて放課後に取り返しに行こうとしたジョー

 

 これが不良とやんちゃの違いか……ってなりました笑

 

 36歳になってもおにぎりときゃっきゃしつつ、ゴクウとも良い感じに付き合えてて、メロスと地域の付き合いが出来る、立派な大人に成長してました

 反面みっちーが差し出したお金を素直に受け取ったり、ムードメーカーとして秀逸

 

 レオが居なくなったあの日の事件で教室のドア付近にいてたのにチョッパやで窓に近寄って身を乗り出してる身体能力よ、ってなると同時にあれ?落ちてるの確実に見てません?

 ってなる

 

 手を伸ばして掴めなかったと後悔してるの、自分の身代わりになった感じになったタタミ意外で一番トラウマになりそうって言うか、なってね?大丈夫?ってなりました

 

 窓に駆け寄りながらも携帯取り出して救急に連絡入れてるメロスはさすがの落ち着き

 

 クラスみんながショックを受けたまま迎えた卒業式でタタミとみっちーが出て行ってナイチと2人きりになった教室でナイチの「(立ち直る時間は)どれぐらい」に「少なくとも明日じゃない」って答えた、このシーンのジョーのこのセリフすごい好き

 

 特にジョーは明るくてちょっとおバカさんキャラ(言い方)からの卒業式の表情がねぇほんとねぇ涙腺にきましたよ……

 

 そして全一さんとは一度ばちぼこの殺陣を遣り合う役をやってくださらないかと……

 

 ゴクウとジョーの殴り合いの喧嘩、全一さんも主水さんも上背あるし迫力ありすぎて、舞台の1シーン、しかも少しの時間(そのままアミーゴタイムなので)なのに、ガチ過ぎて迫力

 

 あと、2人で椅子や机を蹴り付けたりしながら綺麗に移動させて行きながらもスピード落とさずに喧嘩してるのすごかったので、本当に是非とも全一さんと戦ってほしい笑

 

 

四方山って話

 DVDにならないの辛み……

 もうね、あのシーンは全部無音でもいいです、曲はこちらで準備しますのでって言いたい

 

 自分で曲用意してシーンきたらかけるからDVDください(真顔)

 

 ダンスシーンは手拍子してるんですが、最後のみんなで絵を探しにいくあそこは涙腺崩壊してるので、目をハンカチで抑えるのに必死で手を叩いている余裕なんかない!!

 

 特に千穐楽はもう感極まりすぎて声を殺すのに必死で最終的に劇場でた時には頭が痛かった

 

 毎回スマホの明かりを頼りにレオの絵を探す11人の姿に目頭熱くなりすぎて、涙でボロボロになります

 何よりそんな11人の間をスイスイと抜けていくレオというかいがむーさんの表情と微笑みが、もう無理しんどいなんとかして……

 

 レオのピュアさ加減が尊いのですよ、時間とお金に余裕があったら何回でも観たい舞台でした

 

 この後は配信でリピートするしかです

 

 そんなこんなで、まだまだ書き足りないけど、書いてると泣きそうになるのでこの辺りで……

 

 

 

 

 川から歩くのにはちょうど良い距離だよ六行会ホール、健康にいいね!

 六行会ホールの墓職人とは私のことさ!!

 さぁ来たぜ!六行会ホールぅ!!!!!

 のっけからフルスロットルでブイブイ言わせるよ!そんな私です皆様ご機嫌よう

 

 そんなこんなで六行会ホールに新たな墓を建てに行った理由はこちら!(ここまで一息)

 

舞台『屍の王

六行会ホール

12月14日(水)〜18日(日)

 

 脚本演出

 吉田 武寛

 出演

 米原 幸佑:ウィレム / マウリッツ/ フレデリック

 上仁  樹:ダグラス

 成松 慶彦:フェリペ

 足立 英昭:オルデンバルネフェルト

 大谷  誠:バッシュ

 馬越 琢己:アドルフ

 高岡 裕貴:エイトン

 武井 雷俊:レルマ

 澤田征士郎:バルタザール

 坂口実成夢:フェリペ(後継者)

 田中 克哉:レオノール

 服部 武雄:アルフォンソ

 佐藤 弘樹:ヴラド

 鵜飼 主水:ヴィンツェル

 サーヴァント

 天戸拓磨

 中谷優斗

 峯考仁

 一斗

 ※敬称略

 ※HP掲載順

 

 コロナ下での対処、入り口での消毒&体温確認、毎回『Lo』判定で初日は最終的に「LoなんでOKです」って通してもらって、それ以降も手首も額も『Lo』4回目ぐらいでやっと出る体温が32度とか34度で色々やばかったです

 

 この舞台の前に主水さんがゲストというコトでお邪魔したある方のBDイベの時も、係のお姉さんも笑っちゃうぐらい体温が測れなくて、場所変えたりなんだりと入り口でめちゃめちゃ手間取ったんですけど、今回もこの様

 

 私の体温ちゃんと仕事して

 

 屍の王に通っている間の密かな目標は1発で体温(平熱)を出すコト!

 

 無理でした……唯一、千穐楽ソワレでLoではなく数字が出たものの34.3度でした

 私の体温ちゃんと仕事して(2回目)

 

 って、そんなこたどうでもいのですよ、いやぁ、王ステですよ

 OPからすっごい王ステでしたし、最初から最後まで王ステ

 徹頭徹尾王ステ、どこを切っても王ステ

 

 星屑の王の感想でも書きましたが照明がまずやばい、本当にやばい

 今回もやばい、今回もすげぇな狂ってんなと思ってたら今回は音響も気が違ってた笑

 

 J席ドセンで観劇したら真横に亡者がいたwwww

 背後からかぶさってくる亡者の声、六行会ホールの響きも良いんだろなと思うのですが、あの亡者の声を浴びる気持ちよさ(え?)

 

 このホール、ドルビーアトモス入れてるんだっけ?とガチで思った洋画クラスタです

 

 あと大砲の音が正面からドン!と客席にくる感じとか、どんな音響組んだんだよおかしいよ

 

 今回はもう照明も音響もおかしい、いや照明がおかしいのは黒の王の時から知ってた

 

 ヴラドとフェリペが出会うシーンで「手を貸しましょう」そう言って手を差し出すヴラドと、その手を取ろうとするフェリペ、その後方、真ん中で「やめろ!」って叫ぶウィレム

 

 この時の客席から見て見事にシルエット演出になるヴラドとフェリペ 見た時にため息が出た

 

 後方席と前方席の両方で観ましたが見事にシルエット

 光の色と強さもだけど、ライトの設置位置もめっちゃ計算されてるなと思った

 

 あと、オルデンの処刑シーンの背後からあたってる白ライトがダグラスのシルエットを綺麗に浮かび上がらせつつ表情も見えるの凄い

 

 オルデンがゆっくりと歩いて、杖をエイトン渡して台に膝をつきてからの「ネーデルラントに栄光あれ」ってセリフの時のだっちくんのある意味で満足そうな表情を客席に見せてかーらーの赤ライトでの処刑

 

 背後からのライトが物悲しいというか、不穏な感じに見える演出からの、客席からダグラスの苦渋の表情とオルデンのすっきりしたような表情という対極のような表情をはっきりと見せてくるライトとかもう……

 

 背後から人物を縁取るように漏れる光がいい具合に薄暗くダグラスの表情を見せる中で、オルデンの表情はしっかりと紗幕の向こうで微笑んでるのが見えるの

 

 どんだけ計算した照明演出だよ〜〜

 頭おかしい(褒めてる)

 

 毎回王ステは後方席から舞台全体を観てるけど、本当に照明映えが大渋滞してるなと思う

 舞台上でそれぞれの登場人物がそれぞれの場所に着いた時に、その人物がめっちゃ映えるようにライトが照らし出すの、最高ですよ……ライトの数は伊達じゃないぜ状態

 

 あと、黒の王からのフラッグ演出、今回物凄く綺麗&カッコ良かった

 王ステ3作品で一番好きな演出は今回かもしれないぐらい好き

 

 サーヴァントさんたちの捌き方がみなさん綺麗のよ

 バサァ!と翻る大きなフラッグが綺麗に靡いて回されていくパフォーマンス演出凄い

 

 ただ、今回はスペイン軍が赤でネーデルラントがオレンジだったので、イギリス海峡での海上戦(ボウリング大会の後の戦い)の時に旗の色が一瞬、見分けにくい

 

 綺麗に照明がつくと、ネーデルラントのオレンジがはっきり見えるんだけどね笑

 ネーデルラントの象徴がオレンジ色(現在オランダでもオレンジは推しカラー/推し言わない)なので、これはしょうがない ( ˘ω˘)゛

 

 スペインは赤(血)と黄(豊かな国土)を表す国旗で赤は国を守るために流された血の色(諸説有)というコトで、黄色の旗の方がオレンジとわかりにくかったかもだし、そもそも物語的にも外敵を撃退した時に流れた血の色の赤が象徴的かな

 

 旗の使い方が効果的でかっこいいの、オラニエの旗を掲げろ!!って最後の戦いの時にフレデリックが言う時に翻るオレンジがガチでかっこいいのはそれまでに、掲げられ蹂躙されたシーンがあるからだよね、あと本当にこのシーンからの照明が綺麗過ぎて照明だけで泣けた

 

 あとフラッグのパフォーマンスじゃないですが、ヴィンツェルがフラッグを奪って戦ったあと床に旗を落としてるんですが、それを持ち上げてポールの後ろを押し出すように下手の幕の中に旗を飛ばすの、紐でもついてんのかなってぐらい綺麗に飛んでて地味に毎回見ちゃってた

 

 ウィレムの最初の戦いの時からずっと掲げ続けられたオラニエの旗

 それを最後に息子が掲げるの胸熱過ぎて、泣く

 

 いや、基本泣いてばっかりです←

 千穐楽後に入った居酒屋で号泣しました、犯人は鵜飼主水……(ダイイングメッセージ)

 あのTweetはずるい(わかった人は察して、号泣したの察して……)

 

 とにもかくにも、黒の王からのシリーズ3作品を観続けた民にとっては、ワラキア主従の長い長い旅の果て、救いはないけど、小さな救いのある物語でした

 

 泣いた


 そして、初見の感想が「まさかの80年戦争完走!?」でした、感想だけに(本当に黙れ)

 

 今回、ウィレムが主人公だし80年戦争なのはわかっていたので、その80年のどこまでをどうするのかな?って思ってた 

 ウィレムが暗殺されるまでをやって後はどうなるでしょう的な感じかと思っていたのですが、まさかの米原DNA100%の息子2人までの80年戦争ダイジェストでした

 

 彼の死後、この後を継ぐマウリッツですが、初日は「え?ここでウィレム死んじゃうの!」とびっくりΣ(゚д゚;)

 

 いや歴史的には正しいんですが、舞台的な意味でここ!?ってなった

 もう2時間たったっけ?って思うぐらい驚いた

 

 からの退場した米原くん、マウリッツとして再登場

 

 そら、マウリッツとフレデリックが産まれたシーンで「ウィレムにそっくり」と、強調されるはずです、ママ上のDNAどこに行ったの?っていう息子達

 

 黒の王でもいましたね、ママ上のDNAを全く受け継がなかった息子様がwwwww

 

 次男のマウリッツと末子のフレデリックは異母兄弟で他にも異母兄弟姉妹がいてたんですが、圧倒的に女子が多い、あと時代的に幼少期に亡くなっているお子様もそれなりに

 

 ウィレムは4回結婚してそれぞれの奥様との間に子供がいてるので、次男のマウリッツと末子であるフレデリックは13歳ぐらいの年齢差があって、長男とはマウリッツが17歳差になるので、フレデリックとなら親子ぐらいの差かな

 

 長男はウィレムの死後にオラニエ公を継いでいますが、80年戦争には一切関係がないのでこの舞台では出番なし

 史実で重要な場所を抑えつつ、端々で舞台袖に現れてヴィンツェルが時代の流れを説明、そうして80年戦争が語られていくの、考えたら長いよね80年

 

 あの壮大なシリーズを生み出した機動な戦士ガnダmの最初の戦いですら1年なのに……←

 

 間に休戦を挟んでいるとはいえ、70年ぐらいは戦争してる結果になってる

 

史実

 ウィレムが最期に呟く言葉「神よ、わが魂と愚か者たちにお慈悲を」も、本当に今際の際に言った言葉だと言われてます

 

 他にもフェリペがヴラド達と出会った時に言った「異端者に君臨するくらいなら、命を100度失うほうがよい」(劇中のセリフでは100回)って言うのも実際にフェリペが言ったらしい

 

 あと『サンバルテルミの虐殺』のシーン、俺は今心の底から笑っているぞ!も、史実通りらしくてですね、これはこの虐殺の報告を受けたフェリペが「生まれて初めてこの報知を聞いて笑ったし、それ以後は笑わなかった」と伝わっているんですって

 

 同じようにこの報告を受けたローマ教皇グレゴリウス13世は、サン・タンジェロ宮から祝砲を撃たせ、ローマ市民にお祝いの松明をかかげさせて、記念のメダルを鋳造させたり、画家のヴァザリに命じて大虐殺事件を絵に描かせたりしたと伝えられているんだから凄い笑

 

 ちなみに、この虐殺ですがヴラドが示唆して、フェリペが実行したようになってますが、こちらは80年戦争ではなく、ユグノー戦争の中での出来事です

 フェリペも介入はしてますがカウント的にはユグノー戦争

 

 もう、この時代はカトリックとプロテスタントがぐっちゃぐちゃに争ってた時代ですね

 隣人を愛しなさいよ……(とかいうと、双方向から怒られる案件)

 

 このシーンでフェリペが争いを止めてくれ!と演説するとなりで、うんうんと同意を示し、なぜ止めてくれないのかと悲しむフェリペには「可哀想に」的な表情を見せてるヴィンツェルが好きです、物凄い芝居がかっているフェリペ に合わせて茶番タイム笑

 そんな動きが細かいヴィンツェルの横でスンてしてるマリアタ最高に素敵です

 

 からの「やれ」の成松フェリペの凄みと、その一言で微笑みながら虐殺に加わるヴィンツェルの底知れなさが怖い

 

 ともかく、こちらのユグノー戦争もなかなかの長さです

 フランスでカトリックとプロテスタントが休戦を間に挟みつつ40年ほど戦ってる

 

 まぁ、この戦争自体がカトリックとプロテスタントの戦いなので、カトリックの代表(おい)スペイン王フェリペとプロテスタントの代表イングランドの女王エリザベス1世との代理戦争という面もあった模様です

 

 この戦争はなんやかんやあって最終的にアンリ4世がナントの勅令を出して終わりを迎えます

 

 てかアンリ多くてここら辺は本当にわかりにくい、すんごい居るので混乱する

 ブルボン家のアンリ、旧教側のアンリ、ギーズ公アンリが争って「3アンリの戦い」

 って知るか!!難しいねん!!!(盛大な逆切れ)

 

 ともかく、史実を守りつつ、舞台として最っっっ高のエンタメを魅せる吉田さん凄いなぁって最終的には語彙力0な感想を呟く

 

チーム屍(言い方)

 屍の王、ウィレム他(おい)を演じるのはメフメト様(違)

 1作目黒の王の時にあんまり強すぎて、わんちゃんメフメト様も悪魔と契約してるってオチを想像するぐらいには強かった

 米原さんが「今回ヴラドにばちぼこにやられてる」みたいなコトをおっしゃっていましたが、ま〜じで、今回は米原さんの方がばちぼこでした笑

 

 ワラキアの仇をネーデルラントで打つ、的な

 

 米原くんの歌声と歯の白さと歯並びが良かった(待て)

 フレデリックが歌うラストの『死して永遠となれ』の本当に最後のあーげーろー!!が最高に胸に来たのよ

 

 無敵艦隊とヴラドやヴィンツェルを前にがむしゃらに戦ってあげる雄叫びのような歌い上げ

 歌なんだけど、何ていうか、戦っている最中の叫び、絶叫に聞こえた

 

 ウィレムが歌う最初の『死して永遠となれ』は、戦いに勝つぞ、独立するぞ!っていう、こう希望とか想いが詰まっている感じ

 そしてOPアクトということもあって舞台始まりのワクワク感もある感じ

 まぁ、そのあとはばちぼこですが笑
 

 3代のオラニエ公全員ちゃんと性格とかが違うのが判る話し方というか、フレデリックは末っ子だなっていう若々しい感じがあって、マウリッツはインテリな感じ

 自分の能力に絶対的な自信があって、あるが故にだんだんと傲慢な感じになっていったような雰囲気でウィレムの時にあった、優しいふわんとしたまるい感じがないの

 フレデリックはその2人の丁度いいバランスの元にいる感じ

 

 3人とも全部、雰囲気が違うのは凄いなぁと思って米原くんを観てた

 

 マウリッツまで禁忌の部屋が青い照明なのに対して、ここは呪われた部屋ではなかったのか、ってなった瞬間に黄金の部屋に変わるのすごく素敵なの

 

 呪われた部屋の呪いが、宝に変わる瞬間、ホントもう照明ぇ

 

 腐臭がする部屋が嫌いで、悪夢を見るといっていたウィレムも死者の声は聞けたマウリッツも受け継ぐことができなかった禁忌の部屋の力

 

 ある意味では呪いなんだろうなとは思う、あの場所に想い(魂)がずっとあるんだなって

 

 隊長の上仁のたつきち君、今回は主水さんの兄(だったんですよ)でもなく弟でもなく、敵

 主水さんと共演も多い彼、学生服か和服で戦っているイメージが強いのですが、洋装で日本刀ではなく両刃の剣で戦っているのがなんだか新鮮でした笑

 

 白髪がある役の彼っていうのも、もの凄く新鮮でしたし何より、澄ました佇まいのダグラスが似合っていました

 

 海賊たちとの出会いのシーン、酒場でウィレムの側までいって腰を落としつつ、剣をクルンってするのが素敵でカッコ良かったのよ、彼の殺陣好きだなってなる ( ˘ω˘)゛

 

 そして何より、たつきち君は泣きの時の演技が最高に切なくて良いと思うの

 ウィレムが亡くなったときの絶叫が本当に胸にくる、普段クールな彼がなりふり構わずすがる所からの『主の名は』の歌い出しの切なさよ……

 ウィレムが最後の言葉を呟いた時に伸ばした腕に触れようとしたらパタッと落ちて結局掴めないの本当にもう(号泣)

 

 3代のオラニエ公に仕えた騎士団長さんラストにヴィンツェルと戦うシーンかっこ良いんだよ

 クールで強いの本当にカッコよかった

 

 足立のだっちくん(ん?)が演じるオルデンさん、股下10kmでした(真顔)

 スタイル良すぎじゃないだろうか?最初の戦いの時に上手と下手にダグラスとアドルフが立ってる間をウィレムと共に歩いて行くシーンの歩き方の美しさですよ

 

 どこのパリコレのランウェイかと思った、後オレンジの旗を持って下手側で真っ直ぐ立つの、ヤバすぎまいか?

 

 OPアクト時のダンスの美しさ眼福以外の何者でもないし足が長すぎて辛い、よく絡ませないで歩けるな、などと真顔で考えてみる

 

 マウリッツがもう用済みなのかと嘆くシーンで近づいて来る屍たち、最後マウリッツの前で大きく両手を広げて何かを飲み込むような仕草になるオルデンの背後も隙のない綺麗さっぷり

 

 そんな彼は白髪の晩年の落ち着きと枯れ方が凄く素敵なイケおじだった

 ラストの「ネーデルラントに栄光あれ」の時のやりきったような微笑みが好き

 

 後、バッシュとダグラスの謝れ謝らない論争の時のオルデンさんが日数重ねるごとにダグラス止めに行くのが苦労性な感じで良い笑

 しかもウィレム様笑うけど助けには来てくれないしねw

 何気にバッシュくんとも仲良くて、航路の開拓とか商売の関係で一緒にいてるコトが長かったのか、マウリッツと争うシーンでバッシュが心配そうにしてるの好きだったぁ

 

 そんな海賊団『乞食党(ワーテルヘーゼン)』滾るしかないよね

 最初の楽曲のダンスからの『ワーテルヘーゼンヨーソロー』ですよ、あんなん滾る以外に何をしろと?いや、何も出来ない!!何もする気はない!!ガン見一択!!

 

 武雄くんのアルフォンソのしっかりと党首なんだけど、海賊らしい無作法さ?もあって、バッシュの兄貴分としての優しさというか、懐の深さが滲んでるの好き

 禁忌の部屋で話す時、凄いアルフォンソの語りが優しいの

 

 今回はそんなに戦うシーンがなくて、ヴィンツェルとのバチバチの殺陣もちょっと観たかったなとか思ってみたり

 武雄くんの殺陣も綺麗で好きなの ( ˘ω˘)

 

 バッシュの大谷くんは今回が初めましての役者さんですが「かわいい」

 なんというか『かわいい』ヤンチャ感がある登場からのマウリッツやフレデリックの時代には名前を呼ばれて胸に手をあてるの好き

 使う武器が短刀と銃なので、さっとナイフを逆手で構えるのカッコいいし戦う時のアクションが本当に多くて多彩「おい!」とか相手を振り向かせて撃つとか最高にかっこよーでした

 他にも滑り込んで撃つとか、アクションの1つ1つの動きがとにかく綺麗だった

 

 後、カテコの片手を胸に片手を上げているあの礼の仕方がカッコよくて素敵だった

 

 アドルフの馬越くんも初めましてですが、かわいい

 かわいいしか語彙力ない自分が悲しいですがかわいい

 お帽子姿がかわいい ( ˘ω˘)゛

 兄を慕って信じている感じがなんともいいのです、なのにヴィンツェルにあっさりと(泣)

 禁忌の部屋で死者と語らうのだ〜とかとぼけた感じでいうの、本当に兄が好きだったんだろうなぁって、そう思えるから本当に回を重ねて見る毎に泣ける

 可愛い弟っていうだけじゃなくネーデルラントの為に戦っている強い意志を持つ人でした

 

 エイトン、いやかわいいかよ……(枯渇しきった語彙)

 ヨーソローしてるあの登場の仕方が小動物かな?的な可愛さでにこにこしてるあの最初の新人さん感から後輩のレオノールが入って来た時にはしっかりした顔つきになってるの高岡くん凄いなぁって小並感満載の感想

 後、あの軍事強化の時の訓練、某オスマントルコの隊長がやってたのじゃないっけ?って思ったけど、黒の王のDVDを見返す時間がなさすぎたw

 

 王ステのもう1人のひろきくんですが、歌の途中でぴょこっと出て来て、真ん中で楽しそうに歌って踊ってるあの笑顔が、作戦が上手く行っているコトを伝えて来るし、若い時に入団(?)したんだなってよく分かる演出であり演技でした

 

 隊長もめっちゃカッコ良くて好きだったけど、エイトンくんも凄い成長していく工程が見える感じで凄い……可愛い(語彙が仕事を放棄)

  

 今回の舞台で一番とばっちりで可哀相なのレオノールじゃないか説

 隊長がやべぇ!!と側にいてたら急に『暗闇の牢獄』(別名:馴れ初めソング)が始まって、しかも一方的に聞かせられたのに「正体を知られてしまいました」ってトラウマ植え付けられる勢いでワラキア主従にこられて可哀相笑←わろとるがな

 

 素直で、一直線だからこその最後の禁忌の部屋の発想の逆転があったの凄い、長い間戦い続けたからこそ疲弊した人達と、短いからこそ柔軟な発想が出来た彼

 

 レオノールくんの真っ直ぐな言葉が凄く伝わってくる素直な言葉が素敵だった

 

 チーム太陽の国

 太陽の国の所以はこの時期のスペインは領土が広くて、必ずどこかは陽が照っていたから

 スペイン領の全土が夜にならなかったから、常に太陽が輝く国だったんですって

 まぁ、こちらは日出処ですけれども(何マウントだよ)

 

 それはともかく無敵艦隊を誇るスペイン

 フェリペが治める国ですが、フェリペは「書類王」だし子フェリペは「怠惰王」だし、ろくなあだ名が付いていない笑

 

 カトリックでの統一を目指して強硬策に出るフェリペ側

 考えたらワラキア主従以外に戦える人間(?)がいねぇ笑

 

 成松さん実際に生で拝見したらでか!ってなって調べたら、ヴラド182、ヴィンツェル180、子フェリペ178っていう、高身長揃ってるスペイン軍の中でもフェリペ188とデカかった

 

 ちなみにバルタザール168、レルマ156、調べたらこんな感じでした身長

 

 本当にスペイン軍でかいのよ、背後に立って絵になるデカさなのよ、黒の王と オタク 従者と太陽の国の王が……

 

 なんなら180のヴィンツェルが小さく見える謎、というかヴラドとフェリペの体躯が良いんだよねぇ、肩の厚みがマント映えする

 成松さんの若フェリペ時のマントなし姿の腰のきゅっ!さよ(伝わらない表現)、からのもふもふに縁取られたマント姿

 

 もふもふマントを着て絵になる体躯は流石の号(おい)

 あの重量ありそうなマントを重量感じさせずに着こなすのすごくない?凄いよ?もふもふよ?

 

 成松さんの衣装が優勝すぎて……もっふもっふしてて厚みがあるので暑そうではありますが、凄い似合ってたので優勝です

 

 そんな中でバルダザール役の澤田くんの狂信者っぷりが本気で良かった

 ウィレムを撃つ時とか虐殺の時の爛々と目が輝いている感じが最高に狂ってました

 

 本当にもう神の為、カトリックの為にっていう、思いが滲み出るイっちゃった感が凄い

 あいつめぇ〜〜って本当に憎々しさ感満載で、ウィレムを暗殺しに行く前のレルマとの会話で「死んでしまえばいいのに」っていうの「お……おう、ガチだな」ってなる凄みがあった

 

 フェリペのコトは敬愛していて笑顔を見なくなった、って心配するぐらい良い子な狂信者←

 

 亡霊になってからの静かな口調も良かった、死んでもカトリック万歳な感じが滲んでるのが最高でした

 

 そんなバルダザールが死ぬ元になったレルマのらいしゅんさん凄い小悪党だった

 あ、そんなキャラなんだ!?っていうぐらいガチで憎まれっ子世に憚りまくる人だった

 

 凄い悪党なの、小悪党

 でもフェリペを純粋に敬愛してて、黒死病(ペスト)が流行った時にフェリペ から移されるのなら本望ですっていう、どこぞの団扇も作る黒の従者並のガチさを覗かせてます

 

 バルダザールに銃を渡す時の白々しい話っぷりにキィッ!てなるwww

 心にもないコト、ないコト言いよってからに!っていうね

 

 このシーンで銃を持ってバルダザールがいなくなった後に、バルダザールをフルネームで呼ぶ時の言い方がめちゃ好きでした

 ちょっと片頬をあげる感じで言うの

 

 怠惰王フェリペの統治下でバルダザールの亡霊に神はフェリペ様を選ばれたって言いながら、杖を見るの好き

 

 フェリペが持っていた杖を持っているのよね、次のフェリペがあれで、でも託されたスペインと言う国を守らなきゃいけない、そうなった時に縋ったのが前フェリペの杖なのエモい

 

 彼も子フェリペは選ばれた器じゃないと認識してるのがよく判るシーン

 それでも政権を取ろうとか反乱を起こそうじゃなく忠実に息子を頼むと言われた言葉を守ってるだけの忠義がある小賢しい悪党という感じ 

 

 後これはもう本当に、全登場人物合わせても優勝できる馴染みっぷりのスペイン貴族でした

 

 応援用のビジュアルポスターがらいしゅんさん椅子に座ったポーズで縦だったので実際に劇場で飾られているのを拝見したらすっごいどこかの貴族のお城とかに飾られている肖像画みたいでなんか、推しのビジュアルポスターというか、肖像画枠で飾りたいやつでした

 タケイブルグ家ライシューン1世みたいな(みたいな?)

 

 子フェリペはヴィンツェルに疑惑を植え付けていく恐ろしい子笑

 ぽやっとしたレルマに頼りきりの怠惰王ですが、最後の「神はスペインを選ばれた!」って言うあの流れの迫力

 坂口くんのあの体躯からくる迫力、お前たちがして来たコトは戦争に他ならないのだから!って老いてヨボヨボになったフレデリックを嘲笑うの強国の君主にふさわしい迫力があった

 それまで頼りなさが目立つのにレルマが死んで、1人になった時に変わったのかなってぐらいに声に重みと厚みがあるフェリペが出て来て、でも父フェリペよりは経験値低めな厚みなの好き

 

 後、スペインは歌声が低いっ!!

 弘樹さんは自分で「五線譜の下」って言ってるけど笑

 いや、みんなして五線譜の下

 

 成松さん重低音!とか思ってたら、レルマのらいしゅんさんがこれまた低音の良い声だしで、スペイン側が歌うの重低音なのwww

 

『主の名は』のスペインver.フェリペが生まれてそれを抱き上げながら歌う成松さんの重低音ボイスにらいしゅんさんの歌声がかかった時に「くっそ……しゅき」ってなるほど綺麗で萌えた

 

 らいしゅんさんがまた凄い良い声でお歌が上手くて、いや、らいしゅんさんってそんなキャラだったんだ……ってなりました(失礼)

 

 でも謎のカレー屋さん爆誕で、ああ、うん、私の思うらいしゅんさんだなってなりました

 

十字を切る人、切らない人

 カトリックとプロテスタントの戦いでもある80年戦争ですが、フェリペはカトリックの教義に統一したいんだよね

 

 ウィレムもそうですが、みんな十字を切ってから手を組むカトリックなんですよね、で?

 フェリペ様〜〜〜しれっといてますけど1人十字切らない人がおりますが?

 

 はい、ヴィンツェルです笑

 

 フェリペが亡くなった時にレルマを初めみんな十字を切るんですがヴィンツェルは額のほうに片手を上げるだけで十字を切らないんですよ

 

 細かい話、ヴラドは1474年に正教会から改宗しているので、カトリックなんですよ

 これはまぁ、力を貸してもらうためなら改宗でもなんでもするさ!的な感じなんですが、結局正教会が多かったワラキアで人気が落ちたんですよ、この改宗の影響で

 

 そんな『黒の王』でも作中で十字を切るシーンはいくつかあるのですが手を縦に動かしたあと、肩を繋ぐ横の動きは左→右(カトリック)と右→左(正教会)でちゃんと違っていて、正教会の人物とカトリックでみんなちゃんと十字を切るのを違えていたの演出が細かくて好きでした

 

 あと、屍の王で言うと「サンバルテルミの虐殺」のシーンでもローブが茶色のプロテスタント側は十字を切らずに手を組んでいるだけで白いローブのカトリック側は十字を切ってます

 

 と言うところを踏まえてヴィンツェルは改宗していない又はプロテスタントの可能性が微レ存

 

 正教とカトリックとプロテスタントで動きをちゃんと変えてあるお芝居でヴィンツェルの動きに意味がないわけがないよなぁって

 

 後もう一つは十字を切る動きの縦は額から胸で父と子、なんですよ

 父なる神とその子、キリストでありあるいは自分を表す動きなんですが、ヴラドより前にすでに不死者になってるヴィンツェルってヴラドよりも孤独だったんじゃないかなって

 そんな中で、神の子ではなくなったと信仰を捨てた可能性もあるのかなぁと

 

 そうして神は信じる、でも自分は子(神の庇護下)ではなくなったから、額にだけ手をやることでフェリペの死を神にのみ祈る感じかなって

 

 ヴラドが十字を切るのは幼少の頃からの習慣みたいな感じかなと、神社とかお寺に行くと自然と手を合わせる感じ笑

 

 いくらカトリック強硬派のフェリペでもヴラドやヴィンツェルの価値を天秤にかけてまで、教義に忠実であれとは言えないだろうなと、それに主人であるヴラドがカトリックなのはわかるから当然従者もそうだろうと思っている節もあるしね

 

 このヴィンツェルの動きについてめっちゃ議論した笑

 

 個人的には自分は神の子ではない、神から見放された存在だから胸には手をやらない、が理由だと萌える

 

 もしくは神?神は我が主ヴラド様ですしおすし説

 ただ、これは主人であるヴラドが神か悪魔か自分はどっちであるのだろうと懊悩してるのを見ているハズなので、そんな中で唯一側にいる人にまで『神』にされるのは嫌だろうし、ヴラドがまずそんなコトをヴィンツェルに望んでは居ないと思うので、これはないかな?という気がする

 

 そもそも「マリアタ(my load / 主)」って呼んでるから神じゃない

 

 あとは単純に不死の存在になり、人では無くなった時に信仰そのものを捨てたのでとりあえずのポーズで拝んだ振りしてただけ説

 

 ヴラドが割と神の教えを揺るがないとしてた節がある『星屑の王』でもヴィンツェルはあんまりそこら辺は自分の言葉で語らないので謎なんですが、おかげで議論のやりがいがあります笑

 

ワラキア主従

エモがエモくてエモ尊すぎて

全私が尊死!!!!!!

 

 はぁはぁ……もう一回叫びましょうか、いや何度でもっ!!!(やめろ)

 

 まず持ってお二人おもお衣装を翻すの本当に綺麗に捌いていて大優勝

 マントばさぁも綺麗し、ヴィンツェルの戦う時にくるんした時のコートの後ろのひらみよ

 ヴィンツェルは3作品ともに背後のひらみが天才なんですが、今回の黒のロング、ジャケットの襟下あたりを持ってばさっと翻すのも天才で大優勝

 

 舞台端で時代の流れを語って捌ける時にバッてコート翻して去るのめちゃ綺麗だったのよ

 

 王ステでは黒の王や星屑の王でも、墓が建つ〜〜〜〜と、叫んでましたがもう、カタコンベのスタンドが背後に出現しましたは……(いや、ジョジョ知らないんですけど『バオー来訪者』と『ゴージャスアイリン』は好き / 誰も聞いていない)

 

 だってフレデリックが生まれるシーンのあの部下とのやりとりそのまんま黒の王でのヴラドの誕生するシーンなんだよ

 

 ウィレムがそうしたように、ヴラドも父であるヴラド2世に誕生を喜ばれて優しく抱かれて、幸せになるように祈られたんだよ……

 

 フェリペもそうだけど、マウリッツやフレデリックも父親に愛されてるんだよね、ヴラドもそうではあるんだけど、13歳ぐらいでオスマン帝国で弟のラドゥと一緒に捕虜になり、ヴラド2世の暗殺をうけてワラキアに戻ってみれば小国故に周りに常に狙われて、領地内は領地内で貴族が幅をきかしていて、自分に権威がない状態

 

 まぁ、この時点で16歳ぐらいだからあれだけど、そのあとも侵略にあい、反乱に遭い、捕虜にされと苦労の多い人生を歩んで、最終最後は家臣の裏切りで命を落とすんだよ

 

 この時点で呪われてるから、このあと復活するんだけども

 

 子フェリペが仕事部屋に来る時が丁度8歳(疑惑は晴れない)で、人質にされた時のラドゥと同じぐらいの歳なんだよ

 

 そんな子が親の庇護下で大事に大事に育てられてるのを見るのって複雑な気がする

 

 フェリペが笑ったのは息子が生まれた時と語って始まる『主の名は』

 頭を撫でられて笑ってるフェリペ親子をジッと無表情で眺めるヴラドが何を思っているのかなと思うと勝手に想像して切ない

 

 あとヴラドが短い人生をなぜネーデルラントの為にかけられるかって、絶望を教えてやろうって言うの、あれはヴラドがワラキアでやれなかったコトであり、やりたかったと言うか、夢見たことではないかと思うの

 

 ヴラドはディミトリエ達に最後の最後に裏切られて、結局ワラキアの玉座を取り返せないままワラキアを離れるわけですよ

 

 そんな自分の前にネーデルラントの為に!って諦めずに戦い続けるオラニエの人間が立ち塞がるんですよ、自分みたいに不死でもないのに息子も跡を継いで足掻くの羨ましさもあるんじゃないかなと思うんだよ

 

 だからこそ、絶望を教えてやりたい、自分は諦めたって気持ちになる気がする、弟も結局は敵対したわけで、マウリッツの跡を継いでフレデリックが戦いを仕掛けて来るのは本当にヴラドには苛つく光景ではなかったのかなと思う

 

 父の跡を継ぐコトが叶わないで玉座を失った自分であり弟とも分かり合えず敵対した自分

 父親の夢を継承して戦いを続ける息子とその息子が死んだら、その跡を継ぐ弟

 

 ヴラドがワラキアにいた時に欲しかったと言うか夢見たものではないかと思うの、だからこそわからないし、無意味だと教えたいに行き着くのかと

 だってこれがあればヴラドは黒の王にはならなかったと思う

 

 3年で終わる簡単な戦争、気楽な人間(駒)を使ったチェスのはずがウィレム達が食らい付いて来て、倒しても起き上がり挑戦して来るの、飽きたならさっさと他の国に行けばいいのに、観測を続けるように留まっているのはネーデルラントにワラキアを重ねたのかなと

 

 ヴラドも改宗してまで後ろ盾を手に入れたり、伝手を頼って反旗を翻したりと足掻いたから

 

 そこからのあのラストはやばい

 ただ少し変わった人間だ!ではないのよ!!少しではなのよ!!と、密かに突っ込んだ←

 

 それはともかく、血脈を残して戦い続けたオラニエの人間に神でも悪魔でもなく「人間」と言われて取り乱すヴラドと初めて焦るような仕草を見せるヴィンツェルが良い

 

 黒の王では「化け物」と呼ばれ、星屑の王では「悪魔」と呼ばれ、見る人間が変わった瞬間に「神」となり、それ以降は各所で「悪魔」か「神」と呼ばれて、人ではないと受け入れて来たのにここに来ての「人間だもの」ふれを(やめろ)

 

 人間は俺を悪魔と呼ぶ、神様と呼ぶ、お前はどちらで呼ぶ、答えをいずれ聞かせておくれ、と言う最初の歌詞からのアンサーが「人間」なの本当もう、本当もう、フレデリックありがとう!ってハンカチ握り締めて泣いた

 

 あの「これまでの71年か」に込められた想いと、ヴラドの「構わないか」に対して「マリアタの言う通りに」って答えるヴィンツェルの声が優しくてだから号泣

 

 しかも黒の王と同じ構図で刺されるのやばい!!

 71年のオラニエの血の歴史の集大成、71年の想いに押し返される2人のあれがそれで泣く

 

 あのシーンの照明が鬼良いのよ、オラニエの黄金を表すような、天上の光を表すような、暗闇の中にいた黒の王に差し込んだ光のようなそんな照明にも刺激されて涙腺ボロボロです

 

 今回はウィレム親子の前に圧倒的な強さでもって立ち塞がる2人

 OPで舞台センターに立つウィレムとその後ろに2人で立つ主従がかっこいいのよ……

 

 最後、ヴィンツェルが前に出ようとするのを止めて、ヴィンツェルの剣も受け取ると2刀流になるのめちゃくちゃかっこいい

 圧倒的な強さを見せつけるヴラドの2刀流でフレデリック達が押し負けてるの凄く好き

 

 エイトンがヴラドの背後に回った時にヴィンツェルがいてて、剣を向けるのにヴィンツェルが楽しそうに「手は出しませんよ、あなたの相手はあちらです」みたいに手の仕草でヴラドを指し示すのかっこいいし、素直にヴラドに向いちゃうエイトン可愛い

 

 マウリッツが謎の騎士もすでに力はないだろうと戦争を再開した休戦明け

 年を取らずに戦場に出て来てダグラス達に絶望しか与えないラスボス仕様

 

 マウリッツの元に逃げ帰って来たレオノールが奴らは死にません!って報告している背後で、一番高い場所に立つヴラドとその1段下で、ヴラドの立つ台に片足を乗せているヴィンツェル

 この主従がもう本当に鬼強ラスボス感しかなかった

 

 この時にずっと笑ってるヴィンツェルと真顔で見下ろすヴラドがいいの

 

 黒の王から流れて屍の王まで色々な土地を回って面白そうなコト、戦争や紛争に介入しては歴史の観測者になっている2人

 

 黒の王の時は感情が表に出てたヴラドが星屑の王では少し感情が出なくなってて、屍ではほぼ無表情なのに反比例するかのようにヴィンツェルがにこやかなの怖い
 

 串刺しにした兵士を笑って眺めながら「ウィレムさんあなたが死ねば」とか微笑んで語りかけるの最高にサイコパスじゃん笑

 

 ダグラスが死を覚悟してまで動きを止めて仲間にヴィンツェルを斬る隙を与え、そのおかげでなんとか倒せたと喜んだ瞬間に一挙に絶望を感じさせる動き

 

 このシーン本当に動きが早いしゾクリとする凄みがあるの

 

 やったぞ!!って歓声をあげた瞬間に物凄い速さで動いて切りつけたかと思ったらぱたりと倒れてそこからの、グッと手が持ち上がって何かに引っ張られるように状態が持ち上がるの

 

 ドセンでみてごらんなさいよあーた!!お綺麗人外が過ぎて全私が毎公演死亡してた

 主水さんの人外本当に綺麗で人外が過ぎるから好き

 

 感情のない目が見開いたまま起き上がってしばらく動作が荒いの、立ち方とかが普段のヴィンツェルと違うんだけど、徐々に戻るんだけど、その前にダグラスを見て笑うのあれは狩猟本能全開の姿かなって

 理性とかが飛んだ状態

 

 後、ヴィンツェルが戦うのを背後で見ていたヴラドがヴィンツェルが動きを阻害されたのを見てほぅって感心したように両手を広げて、ヴィンツェルが倒れた時には「えらいえらーい」みたいな感じで、やる気ない拍手してるの凄い好き

 えらいえらーい、でもそこまでだよ〜っていうすまし顔のヴラドがホントもうラスボス

 

 手を何かに引っ張られるように生き返る悪魔の呪いでの生き返りと、フレデリックが最後の戦いで「呪いにかけられた死ねない呪いだ」っていう時の立ち上がり、こちらは剣に力がある丸長にして引っ張り上げられるんだけど、どちらも外部の力で死ねない呪いとなってるの素敵

 

 闇属性の呪いに対して光属性の呪い

 

 ヴラドにウィレムの首を獲れって言われた時に「承知しました」って答えた後、邪魔しに入ってくる人間を切り伏せてるのに視線はウィレムに注がれてるの、ヴラドの命令に忠実に従っている感じがでまくってるし、その視線が人外

 

 薄く笑ってるのほんともう人外

 

 フェリペとヴラド達が初めて出会った嵐のシーンでは船にあった死体の多さに腰を抜かしたようなレルマにちょっと膝を曲げで優しく諭すように「殺すしかありませんでした」とか言うの

 

 最高に狂ってるよね

 

 あと、最初の海賊との戦いの時か、サンバルテルミの虐殺の時かに、混戦の中を微笑みながら動いて「あ、切れる相手見つけた〜」みたいな嬉しそうな笑顔で向かっていくの最高に狂気

 

 サンバルテルミの虐殺ではテーブルでチェスをするヴラドが「チェック」って言った途端に、テーブルに倒れ込んでた相手をぬっ殺すヴィンツェル最高かよ

 

 そしてそれを驚きもしないで見ているヴラドの凄みな

 

 そんなヴィンツェルですが子フェリペに出会った時は8歳という年齢はマリアタに言われてゴックンしつつも普段は何を?って言いながら膝をついて目線を下げてるし、絵を描いてるって見せられたら、「これはなかなか、将来は画家ですかね」って優しく言ってるの

 

 フェリペが黒死病で亡くなったときは側に駆け寄ろうとするフェリペをグッて抑えて、止めてるんだけどその間、掴んだフェリペJr.の腕をさすってたりするの

 

 黒の王でラドゥも言ってたけど、いつも側にいて褒めてくれた人って彼なんだよね

 頭を撫でて褒めて、めっちゃいい人

 

 星屑の王でもダヴィンチのズボンの砂を払ってあげたり、基本的には面倒見の良いキャラ

 卒なく人間関係を円滑に回す人

 

いやだからお前は何者だよ!

 

 ヴラドがワラキアの君主となる時に現れて「マリアタ」と呼んで付き従った従者で、星屑や屍で他の従者が主が亡くなった時に、地獄まででも一緒にと願っても叶わない思いを持つ中で地獄でもどこでも一緒ですしおすしとマウントが取れる男

 

 実はヴラドが悪魔召喚によって呪われる前から呪われていて不死なんですよね

 歳を取らないから、一旦幼かったヴラドやラドゥの前から姿を消して、黒の王の開始時に戻って来るんですよ

 

 黒の王では生き返ったヴラドが悪魔に手を伸ばそうとするのを止めたり、星屑や屍でもヴィンツェルは悪魔とヴラドの間に立って悪魔を蹴散らしてる描写があるのでますます、立ち位置!ってなる

 ミステリアス同担拒否オタク従者……設定が強い笑

 

 黒の王の時からカテコの時も半歩下がってヴラドが先に動くのに従ってたの今回も健在でした

 

 カテコ終わりにはけていくのに、弘樹さんがそれが自然とばかりに主水さんの手の仕草に沿って下手に消えていくのもう、最後まで主従で……

 

 黒、星屑、屍の3人の王の中で一番王らしく従者を従えているんですよ笑

 ああ、本当に楽しかったなぁ王ステ、屍の王、まだずっと観ていたい感あるし、このシリーズのヤバいところとして、楽曲が流れ続けるところですね……

 

 これを書いている現在、頭の中は「契約をーむーすばん♪」と悪魔召喚中です

 

四方山話

 今回、キャスト発表があった時に「俺らのだてちゃんがいねぇ!」って真っ先に思いました笑

 勝手に呼んでる「俺らのだてちゃん」コト南舘優雄斗さん

 だてちゃん呼びは主水さんがそう呼ばれていたので真似っこ笑

 

 前2作品のサーヴァントのお一人ですが、舞台にいるとまぁ顔がウルセェ笑(褒めてる)

 拷問シーンとかで出てくると「うわ、痛そう!」みたいな顔をすごいするの、表情で語る方

 毎回舞台上にだてちゃんがいる時はその表情をめっちゃ見てたので、今回ちょっと寂しかった

 

 表情筋ってそんなに動くもんなんだ、って毎回思ってた笑

 本当に、表情で見せに来るから、拷問のシーンとかみんなが冷静な時に1人ぐらいは痛そうだなって痛みに顔をしかめる人とかいてるよねきっとって思ってた

 

 なので今回ちょっと残念とか思っていたのですが、俺らにはまだ峯くんが居た!!

 

 フレデリックが産まれる時のくだり、同じやりとりを1作目「黒の王」でもやってるんです

 あのやりとりをへて産まれるのがヴラドだったんですが、今回はフレデリック

 

 そして黒の王でも屍の王でもにこにこ笑顔で生まれました!って報告するのは峯くんです

 

 初日に観て泣いた……

 

 あああああこのシーン!このくだり!!しかも峯くん!!!!んあああああああ!!

 って、心中で転がってました

 

 吉田さん、吉田さん、ああ吉田さん、吉田さん……ありがとうございますってなったよね

 

 ちなみに、多分一番最初の禁忌の部屋で屍が動くシーン、峯くんの落ち方好き

 あと手を落とす屍さん(一斗くん?)ちゃんと手首から先を隠したままウィレムにすがってて腐敗臭のする霊廟という場所の感じが良かったのん

 

 実は女王ステでも3作『赤の女王』『楽園の女王』『純血の女王』を1stシーズンとして1つの区切りみたいになっていたので、王ステも『黒の王』『星屑の王』『屍の王』で1stシーズンとして区切りがつくのかなーとも思っていて……

 

 したら、このシーンで生まれたフレデリックをダグラスが受け取ってるから、このあと、悪魔召喚、契約からのフレデリックとダグラス主従の新シリーズかと初日におもた

 

 だって黒の王の時に生まれたばかりのヴラドを受け取ってるのヴィンツェルなんだもん

 

 でも、屍の王ではそもそもバズビらなかった←

 バズビる:バズビ バザーブ ラック レク キャリオス オゼベッド ナ チャック オン エアモっていう悪魔召喚の呪文、黒の王でも星屑の王でも唱えられてる、同義語に「エアモる」がある←

 

 王ステで重要なキーアイテムの1つがチェスだと思っています

 マリアタがチェスを指すシーンも多いのですが、何よりも『駒』がキーワードかなって

 この前の「星屑の王」の感想で間違えてるんですが、とあるシーン、私はヴラドが持ってるのはカンタレラ(毒)の小瓶だと思ってたんですが、実際はチェスの駒でした

 

 お恥ずかしいてへぺろ

 

 自分の間抜けさは置いておいて、今回もウィレムが暗殺された後、オルデンが上手に現れた時にもしっかりとその手にはチェスの駒、白のキングが握られているし、最初の『死して永遠となれ』の歌詞で「全ての駒は出た さぁゲームを」って歌われてるの

 

 最後の戦いの時には手駒も減って終局ですと言うセリフが出てくる

 

 これ凄い考え尽くされてて凄いなぁって、最初に駒が出そろってゲーム(戦争)が始まって、駒が減ってチェックメイト(終戦)なの

 

 そのどちらも言うのがヴィンツェルなの考えると滾る(語彙崩壊)
 

 そんなヴィンツェルについて、らいしゅんさんがキャスで出会った頃のレルマはまだまだ若くて、フェリペの側近としての立ち振る舞いにヴィンツェルを見本にしていた、って自分の中でのレルマというキャラクタについて考えたって言っててちょっとそう考えると楽しい

 

 ヴラドの背後に静かに立っていて、いつもクールで微笑みを絶やさない優雅な所作でいる人を見本にしよう!ってレルマは頑張っていたらしい

 

 ヴラドの忠実な従者であり、最初に出て来た時はフェリペの前にスッと割って入って守ってい 

るし、同じシーンでヴラドがフェリペから借りて使っていた剣をヴラドから受け取ってうやうやしく捧げてフェリペに返したり、お酒を差し出す時も半歩控えて優雅に差し出すそう言う従者に俺はなる!ってなってたのが若い頃のレルマだったらしい

 

 レルマがフェリペ同担拒否オタクとかにならな……まさかバルダザールは同担拒否だから?←

 まで考えたところで

 

 次回作『黎明の王』(オタクだいたい読めるよね感のある漢字『黎明』笑)

 こちらも楽しみです♪

 

 と、言うところで終わりっ!