さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

2020年9月21日/ほぼ100%、さっちゃんと手を繋ぎっぱなしで歩きました

2020-09-25 23:50:08 | 山登り
猛暑や雨の影響で2ヶ月以上も山から遠ざかっていました。
さっちゃんがまだ元気なころなら、朝涼しい時間帯に家を出て、標高が1000mを越す山へ行けば、暑さは避けられるものです。
あるいは、沢歩きならば標高が低くても涼しさは抜群でした。
朝早い出発が難しく、標高が高い山に登る体力も不足しているさっちゃんですから、あまり無理はしないように自粛していました。

ようやく気温も下がって来たので、久し振りに山を歩いて来ました。
またまた青梅丘陵です。
青梅丘陵の最高地点は西の端にある雷電山の494m。
東に行くにつれて少しずつ標高は下がり、青梅丘陵の東の歩き始めの車止めゲートの辺りで250mほど。
歩き始めになる青梅線の駅の標高も東端の青梅駅で200m、西端の軍畑駅でも250mほどです。
ですから、標高差50mで青梅丘陵主稜線に届くコースもありますし、最大でも標高差240mも登れば主稜線に届くのです。

この日は一番楽なコースを歩くことにしました。
このコースは3ヶ月前にも歩きましたから、同じコースですが前回の逆で歩くことにしたのです。


▲10:22。青梅駅前です。ハイカーの姿も見えますね。


▲10:27。青梅駅の東の最初の橋を渡ります。青梅駅のホームが見えています。


▲10:35。空が見えているあたりが青梅丘陵の主稜線です。登山道は尾根に出て左にあります。


▲10:39。向こうに見えているのが車止めのゲート。手前は駐車場になっています。


▲10:42。小さな子供も歩く易しいコース。


▲10:56。この日のさっちゃんのファッション。


▲10:57。シラヤマギクかな? この日見た花はこれだけでした。


▲10:58。朝食は食べずに家を出て来ましたから、この写真の階段を登ったところにある第二休憩所で朝食にします。


▲11:03。第二休憩所の東屋には先客がいました。数家族が一緒に来ているようです。小さい子供たちが5、6人。さっちゃんはそんな子供たちが可愛くて仕方ないみたいで、すぐそばに寄って行きます。そして話しかけます。僕は東屋から2mほど離れたベンチで休もうと、さっちゃんの手を引こうとすると、さっちゃんは東屋の柱を掴んで動こうとしません。もっと強く引くと、怒り始めました。そんな様子を見ていたお母さんたちが僕たちのために小さな東屋の一角の荷物をよけて空けてくれますが、狭いので互いの足がくっ付くほど。遠慮なくそこに座らせてもらおうと、さっちゃんの手を引きますが、その時もさっちゃんは強烈に抵抗しました。しばらくはさっちゃんのしたいように放っておくしかありませんね。僕は若いお父さんと二言三言話を交わしました。そのうち、さっちゃんの気持ちも落ち着いて来て、「先に行こうか」との僕の誘いに従って、歩き出してくれました。


▲11:14。東屋から10mほど離れた場所にもベンチがありました。そこで朝食の休憩タイム。子供たちの声は聞こえますが、姿は見えません。さっちゃんは子供たちのことはもう忘れちゃったんでしょうか?


▲11:27。休憩したベンチの場所からすぐ、下の林道へ降りる道もあったようですが、しばらく尾根筋の山道を歩きました


▲11:36。その山道は叢雨橋手前に降りていました。最後は岩場の急下降の山道で、さっちゃんは苦労していましたね。


▲12:15。左斜面の樹々はみな桜の木です。いつか満開の時に歩いてみたいのですが、今年はコロナで駄目でしたね。


▲12:18。青梅丘陵主稜線は真っすぐ。この日の僕たちは左へ下って行きます。


▲12:23。この下りの道もなだらかな山道です。写真では僕とさっちゃんは手を繋いでいませんが、ここまでずうっと手を繋いで歩いて来ました。この山道も僕が谷側で手を繋いでいました。写真を撮るので、手を離してさっちゃんを前に行かすんですが、さっちゃんはすぐに立ち止まって、こちらを振り返ります。


▲12:32。2度目の休憩をとりました。最初の休憩でもそうですが、さっちゃんはほんの少ししか食べ物を口にしません。


▲12:43。なだらかに下って行きます。手は繋ぎっぱなしです。


▲13:09。だいぶん降りて来ました。


▲13:14。さっちゃんは何を見つけたんでしょうね。何かに興味を示すのは珍しいことです。


▲13:21。登山口です。本当はこの写真のすぐ右に山道があったのですが、この林道をそのまま降りて来てしまいました。真ん中に鎖のチェーンが張ってありますけれど、さっちゃんはこの通過に苦労しました。足はこの高さを越えられるほどには上げられず、くぐるにも這うようにしなければくぐれません。自分で試行錯誤したりはしませんから、最終的には僕がさっちゃんを押さえ付けて下をくぐらせました。


▲13:24。宮ノ平駅到着です。およそ3時間のハイキングでした。

前回は同じコースを(逆コースですが)休憩1回で2時間半かかりました。
今回は休憩2回で3時間。
ほぼ同じペースで歩くことが出来ました。
林道はもちろんのこと、山道も広めのコースでしたから、ほぼ100%さっちゃんと僕は手を繋いで歩きました。
手を繋ぐと僕にとっては思いの外疲れるんです。
腰回りとか、普段は疲れない筋肉が疲れますね。

最近のさっちゃんは排尿の回数が少なくて心配だ、という話はしたと思います。
もちろん心配なのが第一なんですけれど、山歩きでは逆に心配が減ることになります。
朝、家で排尿があると、ハイキングしている時間帯にはまず排尿がないことは確実なんです。
昨年までは、ハイカーの多い青梅丘陵などでは特にそうなんですけれど、
もし急に尿意をもよおしたらどの場所に行って用を足してもらおうかと、常に考えながら僕は歩いていました。
ここのところはその心配がないだけでも、気分は楽ですね。
普通のパンツに尿漏れパッドだけとも考えましたけれど、結局いつも通り尿漏れパッドを装着する専用パンツを穿いて行きました。
帰宅してから見ても、尿漏れパッドはもう1回使いたくなるほど綺麗なままでしたね。

山歩きの中で笑顔を見せることは本当に減ってしまいました。
かと言って、楽しんでいないわけではないと思います。
歩き続けると疲れてくるはずですが、そのことに文句を言ったりはしません。
山道を歩くこと自体はやっぱり好きなんでしょうね。
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