さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

さっちゃんはコーヒーを僕と僕のPCに向かってぶっかけました! 少しそれて無事でしたが・・・・

2020-04-05 23:07:13 | 生活の一場面
昨日土曜日は暖かく好天でしたから、さっちゃんとハイキングして来ようかなとも思っていました。
でも、新型コロナウイルスのこともありますし、結局は家でじっとしていました。
遅い朝食を済ませ、さっちゃんは薬もなんとか飲んでくれました。

僕はテレビを観ていましたが、さっちゃんはテレビを観て楽しむことが出来なくなっていますから、何もすることがありません。
テレビも観飽きたので、さっちゃんの音楽CDを流しました。
さっちゃんは流した音楽にも興味はないみたいです。

そのうち、さっちゃんは落ち着きがなくなり、何度も何度も玄関の方へ行くようになりました。
どうやら玄関から外へ出たいみたいです。
玄関で靴を履いて、そのままダイニングの板の間まで歩いて来たりします。
僕は「こんなところで靴履いちゃぁダメでしょ」と叱りつけながら、靴を急いで脱がせます。
脱がせ方が少し強引だったせいか、さっちゃんは怒ります。
「どこか行かないの?」みたいなことを、さっちゃんは僕に聞いているようです。
「今はどこにも行かないよ」と僕はさっちゃんに言います。
さっちゃんはまた玄関へ行きました。
そして、右足には運動靴、左足にはサンダルを履いて、ダイニングに戻って来ます。
僕はまた叱りつけて、すぐに脱がせた運動靴とサンダルをダイニングの一隅に置いておきます。
玄関に戻したら、また同じことが繰り返されそうだからです。

CDも全曲終了し、僕はテーブルでPCチェックを始めました。
先ほどからずっと不満そうな感情を載せて、さっちゃんは何やら喋り続けていたのですが、
マウスパッド代りに使っている今日の新聞を引っ張ったり、PCに手を伸ばしたり僕の邪魔をします。
そのうち、さっちゃんはコーヒーカップの中のまだ少し残っていたコーヒーを僕とPCの僅か左にひっかけるようにこぼしました。
「なにをするの!」と僕は大きな声を上げ、急いで濡れたテーブルや床を拭きます。
(ちなみに、さっちゃんのコーヒーカップはまだ見つかっていません)
さっちゃんがなおも不満を口にするので、僕は両手の平をテーブルに思い切り叩きつけました。
バ~~~ン
さっちゃんはそんなことでは怯みません。
僕への不満ばかりではなく、こんなことをする僕への怒りも加わって来たようです。
僕自身も瞬間の感情に任せて、大きな音を出してしまって申し訳ない気持ちになってしまっています。
さっちゃんとの間ではこんな幼稚なことをしてしまっては、その時点で僕の負けだということは何度も体験しているはずなのに。
何故に学習できないんでしょうね?
そもそもさっちゃんに勝つこと自体が不可能なことは明白なことなのにね。

少しずつ僕も冷静になって来て、それとともにさっちゃんの様子も次第に落ち着いてきました。
3時くらいにはお風呂の湯船にお湯をためて、さっちゃんと二人で湯船に浸かって温まりました。
さっちゃんはお湯につかるだけで、体を拭いてあげ、着替えさせるとそれで終了。
僕はもう一度お風呂に戻って、体と髪の毛を洗いました。

夕方には買い物に出かけ、さっちゃんの外に出かけたい望みを叶えてあげました。
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« さっちゃんと一日中一緒にい... | トップ | 夜中3時と朝7時、さっちゃ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

生活の一場面」カテゴリの最新記事