ままちゃんのアメリカ

結婚42年目のAZ生まれと東京生まれの空の巣夫婦の思い出/アメリカ事情と家族や社会について。

ありがとう

2019-12-02 | アメリカ事情

 

 

 

 

先月11月の最初の木曜日は、私の勤める大学では、Day of Givingと銘打って、みなで寄付したいと思う大学団体や学部のために学生、スタッフ、教授、卒業生が24時間寄付活動を行った。恒例行事となって三年目、今年も大いに盛り上がった。早朝暗いうちから、大学のある区画の交差点で、ヴォランティアが、プラカードやビラを配り、通りかかる出勤・登校前の人々に呼びかけ、SNSを駆使して呼びかけたのだった。私たちひとりひとりも、決して大きな額ではないが、できる寄付をした。会議室に本部を設け、そこで刻々と集まる寄付がそれぞれの学部や団体へ行くのを見守り、食事を共にし、元気づけ合った。数字が上がるにつれて、皆高揚とした気持ちで笑顔がお互いにまぶしかった。私は所属する大学院と科学・数学の学部へ寄付をし、寄付した額に応じて学部長や教授たちは見合う金額を寄付していった。


夜中の11時59分に終了し、たったの24時間で55万㌦以上も、40州から、ドイツ、イタリア、英国、オーストラリア、そして日本からは5人の方が寄せてくださった。この日私は、受け取るよりも与えることがどれだけ人々の気持ちをつなげ、活気づけるかに例年だが、大きな感銘を受けた。仕事仲間とあるいは学生や教授陣や学部長たちと一緒になってこの学校をよくしていきたいと頑張ったことで、最後には心から喜びを感じたのだった。そして大金を持っていなくとも、出来る範囲で皆が協力すれば、誰かの必要性を助けられることができるのだ、と確信した。帰宅して夫にそんな話をし、私は皆と一緒になって働けたことを本当に嬉しいと思ったと言ったら、不意に涙がこみあげてきた。


Brittani Morganブリタ二・モーガンさんは、こう話している。


私は10歳くらいで、家族は財政的に困窮していました。 クリスマスの数日前、見知らぬ人がドアベルを鳴らし、父に包まれた箱を渡しました。 私たち全員がテーブルを囲んで座り、両親が箱を開けると現金でいっぱいの封筒を見つけ、私と私の3人の兄弟のためのギフトカードを見つけました。 私の両親は、誰がそれをしたのかを探そうとすぐ隣近所に尋ねましたが、今日まで私たちはそれがどなただったのか知りません。 賞賛を受けるためではなく、真心から人々がこのようなことをするのを知るのは本当に感動的なことです。


クリスマス・キャンペイン、世界を照らす、の第二日目は:

キリストのように奉仕する例のようなどなたかがいるか考えてみる。ソーシャル・ミディアでその方たちのよいお手本を強調する。

その方たちはあなたのオフィスのお手洗いを毎日きれいに磨きあげてくださるお掃除の方かもしれない。いつも行く食堂やレストランの親切なスタッフかもしれない。あるいは毎日おいしく栄養のある食事を作り、あなたの洗濯物を洗ってかたづけてくださる親御さんや伴侶の方かもしれない。あなたの毎日の生活で、あなたが快適に過ごせるように常に気を配ってくださる方が必ずどこかにいらっしゃる筈。

 

 







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