押忍!赤井です!
突然ですが「イジメを経験した」人はどれくらいいるでしょうか?
イジメを経験したというのは、イジメられた方だけではありません。
イジメたことがある方もです。
イジメをした人もされた人も、どちらかだけでなく、どちらもしたことがある人もいると思います。
僕は小学生の頃にイジメを経験しました。
される方もする方も、両方経験しました。
人に叩かれたことも、面白半分で叩いたこともあります。
叩かれた人は今にして思えばとても痛い思いをさせてしまったと思います。
イジメを経験した小学校を卒業し、中学校に入ってからイジメる側にならなくなりました。
逆に、イジメられる人をよく見るようになりました。
小学校と比べて中学校に上がると生徒の数も倍以上に増え、色々な人が出てきます。
自分の小学校ではガキ大将だと思っていた人以上にガキ大将質な人も出てきます。
それに伴い中学校になるとイジメの内容もエスカレートし、殴る蹴るなどの勢いも小学校の比じゃなくなります。
いわゆる不良集団のような生徒が出てきます。
そんな不良集団は当然ケンカも強くて、腕っぷしの強い生徒のパンチは見ていてメチャクチャ痛そうでした。
考えてみれば中学校時代が一番身の回りの治安が悪かったと思います。
中学校を卒業し高校に上がると、皆精神的に大人になるからか、イジメの現場を少しずつ見なくなりました。
逆に、イジメなどで粋がる人を皆揃って非難するようになりました。
イジメというのは恥ずかしいことなのだと、自然と理解していったので高校生活はイジメとは無縁の平和な生活を送りました。
やはり、他人にされたら嫌なこと、というのを小中高と通して学び、他人にしてはいけない!と自然と感じていくものだと学校生活を振り返って感じます。
今回ブログがこのような内容になったのも、最近の達真空手の稽古や最近のニュースを見ていて思ったことがあったからです。
学校で生徒ではなく、教員が教員をイジメるというとんでもない事件があったからです。
生徒に対して人としてあるべき姿に導く立場にある人が、人の道から外れることを平気でしていたのです。
人として信じられないことだと思いました。
イジメなんて、されたら嫌だと思えば人にしなくなると思っていたのに、なぜ大人になってもしているのか。
僕にはとても理解できません。
人の痛みを知らないのでしょうか?それとも痛みを知ってて忘れてしまったのでしょうか?イジメられる人を見て何も感じなかったのでしょうか?
達真空手の稽古において、「痛みを知る稽古」があります。
達真空手では組手の前に相手の突きや蹴りをわざと受けて、体に対して痛みに慣らすため「打ち込み」というのをある程度やっています。
受ける際には達真空手で習う受け方もあるのでその稽古にもなります。
僕はダメージの耐性が無さ過ぎて毎度しんどい思いをしています。
しかし、強さを磨く武道において相手に勝つ方法だけでなく、逆に痛めつけられる稽古にどんな意味があるのでしょうか?
宗家は次のように仰っていました。
「痛みを知らなければ人の痛みなんて分からない。痛みを知ることで人がされて嫌なことが分かるようになる。人がされて嫌なことを君はしたいと思うか?されて嫌だと思うならしなければ良い。その分人に優しくしてあげれば良い。痛みを知るということは逆に人に対して優しく親切になるということなんだよ」
武の道において、勝ち負けの追求だけでなく人間性も磨いていく。
ある意味で達真空手の真髄を知ったと思います。
真の意味で強い人間とはどういう人間か?
それは人に対して底知れぬ優しさも兼ね備えた人間なのだと、宗家の言葉で感じました。
僕もまだそのような人間になるため、日々学んでいる立場ですが、今回のこの記事や武道の精神を通して、皆にとっても優しい人が少しでも増える事を願うばかりです。
★こちらもご覧ください
【動画・達真空手演武〜日本刀VS空手〜】
https://m.youtube.com/watch?v=X2cSlqip8T4
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