行列の出来る法律相談所と言う番組で、

今回はカンボジア学校建設プロジェクトを振り返る番組をしていました。

カンボジア学校建設プロジェクト

去年、カンボジアに訪れた私は2008年に出来た時とは違う思いで見る事ができました。

 

2008年に学校が出来た時は、単に良い事したなぁ。と思って終わりだったのだけど、

カンボジア旅行の後ブログを書いてる中で歴史を見て「嘘やろ・・・」と絶句した事を覚えています。

 

カンボジアガイドの話によると、学校は朝と昼の2回に分けて行われています。

遠くの学生は小学生までは親の送り迎えで、中学生からはバイクで(免許なんてないそうです)登校しているとの事。

理由は「先生が足りない」から。です。

ふうん。で聞き流していたのですが、歴史を知ると怖い事にショボーン

先生は過去独裁者によってことごとく殺されてしまったのです。

学校で少しは習ったかもしれませんがポルポトという独裁者です。

彼は国民は全員農業に従事するべきだ、知識など邪魔だ!という考えの元に、

学者や先生や知識人、果ては本を読んでる人、眼鏡を掛けてる人・・・と理由をつけて捕まえて殺した。

農作業が出来ない老人や障害者や赤ちゃんも殺された。

政権を取った1975年4月から1979年1月の間に200万人もの虐殺が行われたそうです。

1977年の平均寿命はなんと19歳です。

敗退後もポルポトは内戦を続け、死んだのは1998年。クメールルージュが無くなったのが1999年

そして学校建設プロジェクトは2008年。

全然昔の話ではないのです。今でも平均年齢は25歳です。

(今でも40歳以上の人が少ないピラミッドになっています。)

 

でも。ピラミッドを見てふと思った。

もしかしてコロナウィルスには強いのかなキョロキョロはてなマークと思ったら

カンボジア全土の感染者数125名、死亡人数は0。

コロナウィルスの特徴そのままですね。

決して政策が良いとか(中国人の入国を拒否していない)、病院の設備が飛びぬけて整っているという訳ではないのです。

人口ピラミッドによるトリックですね。

それより怖いのがコロナに乗じて一党独裁政権が非常事態法を強化。

これからも言論統制や逮捕など人権剥奪が起こるかもしれません。

国民がそれを知るには教育が不可欠。変える事が出来るのも教育です。

学校問題はカンボジアにとって、今、未来の問題なのです。

 

寺院の入場券をじっと見つめるニコこうちゃんです。平和なカンボジアで良かったね。

去年の事はもう覚えていないかな?

 

日本は大丈夫かなぁ。

#ハッシュタグ政治的発言問題がありましたよね。

#ハッシュタグは一人の人が何回、何百回、何千回も付けることが出来る。アカウント変えたらもっと出来る。

こんなもん世論なはずがない。それをぬけぬけと何百万tweetありました。これが世論ですと言う政党の悪どさ。

情報が正しくてもそれを利用して政権闘争の具にされるのは何か違う。仕掛け人の黒幕はこれだったのかと。

偏った情報だけではなくホンモノを見抜く力は情報過多の社会においてはこれからの日本人にとって必要だと思います。

本当の世論は一人一票の選挙だけです。若者よ。選挙に行こう!。

 

でも政府が言論を統制するのはちょっと待って。。。とも言いたくなる。

人権侵害や嘘、人が傷付くような事を執拗に書くような行為は厳しく罰する事は必要だろうけど。

こんな不快な投稿がありました→訴える→すぐ削除orアカウント凍結みたいな流れの

SNS相談窓口みたいな敷居は低くて、でも強制的にTwitterや掲示板とかを削除とかが出来る力強い組織ないのかな。

と夜中に思っただけです。

日本は本当に自由なのだろうか。