そんな昼食いいですよねー。
まさにそれを現実に。
宝石と言う意味の通り、素敵なランチが楽しめそうです。
ワインのペアリングもお願いできるようですので、一緒に注文。
このペアリングは三種のワインがいただけるそうです。
クレマンド・ブルゴーニュ・ブリュット
シャルドネとピノノワール種。ピノノワールは飲み口が柔らかく好きなんですよね。
青りんご、 柑橘類といった果実味が感じられます。
「牡蠣と柿のクロワッサン」
フランスには柿はないらしいのですが、フランス料理に柿は合うとシェフのアイデアの一品。
一番上がクロワッサンのあわ、その下に、柿のスライス、そしてその下が瀬戸内産の牡蠣。
一番下ジャガイモのピューレが敷かれています。
ピューレが舌に非常に滑らかで程よい甘み。
この四重奏(カルテット)はすばらしい。牡蠣の味が後からじわっと出てきて余韻が長く楽しめます。
「鰆の炙り黒オリーブソースとレフォールクリーム」
それと辛味大根は非常に良く合います。
レフォールは『ツンっ』という感じでなく、やわらかな『ピリっ』とした刺激。
赤と白のラディッシュが色鮮やかです。
岡山の鰆の炙りはさっぱりくせがなく、黒オリーブが美味しさを引き立ててくれています。
花の香りを感じるまさに華やいだ感じのフレッシュな酸味の白ワインです。
「人参のヴルーテ ベルべーヌの香り」
ベルベーヌはハーブの一種。よりリラックスした気持ちになってきました。
人参と牛乳のこの甘みのハーモニーにはただただビックリ。
甘さ控えめ、そこに、ほんのりしたハーブの香りが心地よいです。
スプーンで、ソースと魚を一緒にいただきます。香りがすばらしい。鯛はしっかりした身ながら、適度に柔らかい。
ブロッコリーもさくっとした食べごたえもいいです。
その中に小さなナッツが入っています。
柔らかい食感の中に、カリッとした食感で驚かせてくれます。
意外な発見。お客様のその驚きの表情は、シェフの会心の瞬間でしょうね。
いただいているワインは料理の素材をひきだし、素晴らしいマリアージュ。
メルロー、シラー、プティ・ヴェルド、カベルネ・ソーヴィニヨン
といった多彩な品種を称しています。
深みのあるルビー色。プラムやチョコのような果実の甘味が口の中に広がります。
肉料理
「羊肩ロースのロティ ジュのソース」
口の中では肉汁がじわっと充満してゆきます。
妻に教わりましたが、ジュはフランス料理の肉の焼き汁を利用したソースのことらしいです。
素材を焼いたときに出るジュを水やワイン、塩こしょうな どを加えソースにするんですって。
道理で、このジュのソースはお肉に非常にマッチしている。
ひつこくない肉、だからいくらでも食べれそう。
添えられているのは質実剛健なゴボウ!
ジャガイモを食べたあと、もう一つジャガイモと思ったら、これがサツマイモ!
この組み合わせは意外。だけど、ちょうどよい距離感を保ち、味の対比はすばらしい。
ルッコラもアクセントを奏でるよう。
デザート
「苺とマスカルポーネ」
香りと味付けは素晴らしい。
すっきりしていながら、多重奏のような工夫が凝らされている味。
レ ピエール プレシューズ (フレンチ / 西大寺町駅、県庁通り駅、田町駅)
夜総合点★★★★☆ 4.3