支配され続けた歴史 毎日新聞2016年2月2日 西部朝刊 | ひまわりの散歩道~沖縄&奄美~尼崎在住の奄美3世

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毎日新聞

http://mainichi.jp/articles/20160202/ddp/041/040/027000c

 

◇支配され続けた歴史

 

 沖縄とトカラ列島の間にある八つの有人島(奄美大島、喜界島、加計呂麻島、与路島、請島、徳之島、沖永良部島、与論島)からなる奄美群島。その歴史は苦難の連続だった。

 15世紀、琉球王国に支配され、1609年には薩摩藩に侵略された。高値がつく砂糖を薩摩により年貢として収奪された島民の窮乏は今に伝えられる。一方、薩摩藩は幕末、奄美の砂糖を財源として近代化を進めた。

 敗戦後は日本と分離され、1949年4月には米軍政府から出される食糧の3倍値上げが指示され、ますます困窮。詩人の泉芳朗(ほうろう)(1905〜59年)を中心に断食や集会による復帰運動が盛んになった。復帰が沖縄より早かったのは、沖縄に比べ、戦略的価値が低かったことが理由とされる。