こちらのつづきです
>>実家売却で得たお金は結局いくら?残高がペイオフ範囲を超えた〜
実家の売却にかかった経費をまとめてみました。
家を売る時の必要経費って結構大きな金額になるので、手元に残るお金に影響してきます。
この経費が〝売り方〟によって大きく違うことを、今回の経験で初めて知りました。
ご参考までにお読みいただければと思います。
実家を「中古住宅として売った」経費
築35年の実家は宅地33坪程度にある木造2階建て住宅です。
高齢な父が独り暮らししていたので、家具や物がそのまま残っていました。
その家を売却するまでにかかった経費がこちらです。
実家を取引価格1,950万円の中古住宅として売った場合の経費です。
【中古住宅売却の必要経費〜実家の場合】
残置物仕分・撤去処理作業 | 347,820 |
瑕疵保険の家屋調査(注1) | 0 |
建物表題部変更登記(注2) | 253,000 |
仲介手数料 | 709,500 |
その他、印紙税・振込手数料 | 50,000 |
合計 | 1,360,320 |
経費は合計1,360,320円でした。
細かい話ですが、この金額の他に実家に行く交通費やガソリン代、昼食代、職人さんへのお茶代などがかかっています。
(注1)瑕疵保険の家屋調査が0円の理由
中古住宅として売る場合はこんなデメリットがあります。
売却後3ヶ間は売り主側で「重大な瑕疵についての補償」をしなくてはならないのです。
こちらにも書いています
>>古い家を売るにはこんなリスクがあった!
このリスクを回避する為に〝瑕疵保険〟があります。
実家の家屋調査を受けたら、残念な事に審査基準を満たしておらず加入できませんでした。
その家屋調査には6万円位かかっています。
でもうちの場合は「専属選任媒介契約」をしたら、家屋調査費用を負担してくれるという不動産仲介会社と契約を結び、この費用を払っていません。
仲介不動産会社のホームページに載っていたので、事前に知っていて節約できたのは良かったです。
(注2)建物表題部変更登記ってなに?
中古として売れることになってから、初めてこの経費が浮上してきました。
実家は建て増し部分が、登記されていなかったのです!
買い主さんがローンの申請に必要だそうで、これは売り主側の負担となるものでした。
この費用は253,000円でした。
20万前後のケースが多いそうですが、手間によっては50万位かかることもあるそうです。
作業としては、測量、製図、申請手続きなどです。
確定測量はしなくて済んだ
確定測量を求められるかどうかは、その土地の状態と取引相手次第みたいです。
うちの場合は敷地が塀で囲まれているので何ら不都合がありません。
現在の測量技術で多少数値が変わっても暮らしに影響もなく、そういった分は値引きに回す形となったのです。
ちなみに確定測量をするとしたら、約60万かかる見積もりでした。
事前にお金が必要だったのは残置物処理代金だけだった
実家売却にかかった経費は全部で(1,360,320円)でした。
この金額のうち、残置物処理代だけは作業終了後に支払いました。
その他の経費は、引き渡し決済時の支払いなので、お金を用意する必要はありませんでした。
実家をもしも土地として売却取引したら、経費は違っていました。
こちらにつづきます
>>【古家ありの土地の売却経費】実家じまいの経費はいくら?
実家じまいのお話はこちらにまとめています
>>【体験談】築35年の空き屋になった実家を売却するまで
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