受験体験記 その21【蟻路屋さん】 | 東大SPHを目指す貴方へ

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東京大学 公共健康医学専攻 (SPH:公衆衛生大学院)の卒業生有志による、入試対策法・学生生活・キャリアプランについて綴っているブログです。
東大ひいては日本国内でMPH(公衆衛生修士号)取得を目指されている皆様のご参考になれば幸いです。

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東大SPH受験生の皆様より頂いた受験体験記です。


第21弾は蟻路屋さんの体験記です。
(回答日:2020/12/13)

受験年・コース・合否結果
2020年8月入試 (2021年4月入学) 1年コース 合格

年齢
30代

卒業学部
他大 医療系学部 (医学科以外)

東大SPH受験は
初めて

受験時の職業
薬剤師

併願校
なし

東大SPHを受験した理由 (公衆衛生学を志した理由)
現在の医療・社会リソースで、幸福量を最大化したい。そのためには、公衆衛生学的な視点や研究アプローチが必要だと思ったからです。

研究テーマ
未定です。

東大SPHのここがオススメ
入学前に研究室を決める必要がなく、幅広く学べるところ。どの分野も面白そうすぎて、各研究室の個別ホームページを覗いてはワクワクしています。

将来のキャリアプラン
あまり具体的には決めていませんが…
専門と一般、医療現場と社会の間を自由に泳ぎ回って、ボトルネックを発見し、流れを改善したい。そのために、学術的にも社会的にも発信し続ける人でありたいと思っています。

受験勉強法 (勉強期間、推奨参考書、解いた過去問の年数・周数、失敗談など)
受験したいと思いついたのは2019年の暮れ、博士課程の学位審査が終わってからでした。2020年の年始にTootsie Roll様に過去問の相談をしており、手に入る過去問は最低2周するつもりで勉強計画をたてていました。
公衆衛生という分野について自分のイメージが偏っているかもしれないと思い、イチロー・カワチ教授の「社会疫学(上・下)」をざーっと読んでみました。

説明会で受験形式の変更の話を聞き、驚いたものの、募集要項がでるまでは何もしておらず、ぎりぎり最後の1週間くらいで徹夜で仕上げた感じです。文字数制限が厳しく内容を絞るのに苦労したので、もっと早くから準備しておけばよかった…。
しかも、勘違いから、オンライン提出用の書式を印刷して提出すればいいのだと思い込んでしまい、募集要項を取り寄せたのは願書の締め切り日でした。学務チーム大学院担当の方には何度もメールで指示をいただき、問題児な受験生と思われていただろうなぁ…と申し訳なく思っています。でも、取り急ぎは印刷した願書で受理して頂き、迅速に送っていただいた募集要項に同じ内容を記載して後から送付することで受験することができました。
期限に間に合わなそうなときでもダメ元で相談してみると、とても真摯に対応していただけるので、私のような早とちりさんも諦めずに相談してみることをお勧めします!

活動報告書も小論文も、自分で推敲を重ねたものの、誰かに添削していただいたりはしませんでした。合格するまでは家族にも誰にも言わないという願掛けをしており、私が受験した事実を知っていたのはTootsie Roll様ただ一人でした(笑)。

面接で聞かれたこと、受け答えた内容
ヘッドセットはあった方が良いと思い、購入しました。家族とちょっと試してみた程度であまり使い方を知らずに本番になってしまい、設定音量が大きすぎる状況で面接を受けました。耳元で大きすぎる声がすると、思考がシェイクされる気がするのであまりお勧めではありません。適度な音量にすることの重要性を痛感しました。
内容と答えたことは
・「受験の動機、やりたいこと」使い古されたフレーズではなく、自分の言葉で答えられるように準備しました。
・「小論文について、根拠やアウトカム評価」知っている限りの知識と、分からない部分はSPHに入学してから学びたいというニュアンスを伝えましたが、先生方からは厳しい意見をいただきました。
公衆衛生に関する基礎知識については、小論文とからめつつ、過去問レベルの知識があるかどうかを問われた気がして、無難に答えられたと思います。
・「コロナに関して考えていること」臨床で考えていることと社会を見て感じていることの両方を答えたくてとっ散らかってしまいましたが、気持ちは伝わったと思います。
あと、想定質問として「すでに博士課程に行った上でSPHに入学したい動機は?」というようなものを聞かれるだろうと思っていましたが、質問者の先生が他の受験生の方の経歴と混同するというハプニングが起こり、タイムアウトとなったので答えませんでした。用意していたのになぁ…と少し残念でした(笑)
総じて辛口というか、自分の足りない部分を痛感した面接だったので、合格して嬉しいです。点数開示の結果がまだなので、面接でふるわなかったのを他でカバーできたのか、しどろもどろな受け答えでも心意気を組んでいただけたのか、結果が出てから再考察できたらと思っています。



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