墨出し開始
捨てコンクリートの打設後は建物の墨出しをしていきます。
上記写真にあるトランシットという光学機器でまず、点と点を結び直線を出したら建物の矩(直角)を出して、トランシット角度(デジタル表示で270度が見えています。)を90度に合わせてその点と点を結んでいきます。
これを矩を振ると言います。
木造住宅の場合最近ではナビ機能のついたレーザー墨出し器が高性能で便利なので普通はそれで用は足りるのですが、この建物の規模が大きすぎて今回はトランシットの出番となりました。
トランシットで直線を出して矩を振って通り芯の逃げ墨を出していきます。
以前いた現場では通り芯から一メートルの逃げ墨を出してそこを基準に壁や建物の詳細を造る為の墨出しをして居ました。
それと同じ作業となります。