『こんにちわ、翁さん。まだ天高くではありませんが秋めいてきまして、一雨ごとに気温が下がる感じで、ストーブを出しましたよ、ホホホホ。この頃はしばしば息子さんが出かけてきて、あれこれと作業をされているようですね』
『おや、初子さん、ささら獅子舞が無事に終わって、準備が大変だったろうね。この時期はあちこちで鎮守の秋の祭礼など、関係者は行事を伝えていく苦労をされてわ。・・・・倅たちも家のことが気がかりになってきたようで』
『お孫さんも一緒に榛名富士(群馬)に登られたようですね。標高は1400Mですか?、上りはゴンドラで、歩いて下られ榛名湖畔を半周して、頑張りましたね、ホホホホ。紅葉は如何でした?、やっと色づいた程度ですね』
『湖畔の周遊路は荒れていて、足がもつれて幾度も湖に落ちそうになって、ハハハハ。伊香保温泉の石段、神社まで365段を何とか上って。孫娘の初体験、温泉街で射的をしたり、温泉饅頭や焼き饅頭を立ち食い、札所の鐘楼で鐘を撞いたり(有料)、ハハハハ』
『何となく和やかな雰囲気が分かりますよ。お孫さんも翁さん似で茶目っ気がありますね、ホホホホ。・・・・今日は澄子さんにトミさんとこれからボーリング、レーンを傷つけに出かけます。その後の食事が楽しみにですが』
あとがき==爺も婆も “みんなみんな 生きているんだ 友だちなんだ”、てのひらを天国にね、ガハハハ==放念の翁
有難く受けることにしましょう
日頃の生活態度を見ていて、親が老いてきたことを
実感し始めた、そう思いますね。
しかし財産を管理するのは大変な事でして、生半可
な考えでは出来ることではありません。
教え込むのに難儀をしていますが、ハハハハ