手づくりオーディオで聴く JAZZ

1960年代の後半、BEATLESがまだ現役だった頃に、初めてアンプを作った。ときどき火がつく。

EL156ppアンプに再挑戦 その1

2020年06月21日 00時57分34秒 | 真空管アンプ

EL156ppアンプに再挑戦 その1

EL156ppアンプに再挑戦と言っても4回くらいは作ってはバラシている。

最初にEL156を入手したのは、ヤフオクでだった。それは、McIntoshのMC275を模した自作アンプだった。かなり本格的で、シャーシは特注のステンレス製、出力トランスはTANGOのFW-100、電源トランスは同じくTANGOのMS-500。回路はほぼMC275のコピーだった。
ケミコンもシャーシ内部に横向きに置くレイアウトもMC275に近かった。
配線はみごとで、すごく綺麗だった。NHKやNTTの可搬型真空管式トランシーバー(安立電機などが特注で作るプロ用)みたいだった。でも、残念なことにパーツがいまいちだった。
特に配線材がチープだった。ヒーター配線も、B電源系の配線も全て同じもので、単芯のメッキ線で径が1mmも無いくらいだった。抵抗もコンデンサもオーディオ用とは無関係なものばかりだった。音出しをしたのかどうかさえも覚えていない。
暫くして4本のEL156だけ手元に残し、アンプはバラして、シャーシ、トランスはオークションで処分した。その後は、金田式DCアンプが長いこと常用アンプだった。
というのも、その頃はスピーカーシステムが38cmウーファーとJBLの375ドライバに木製ホーンという、もろにJAZZ向けの構成だった。そのスピーカーシステムを全て処分した。

 今は、20cm径のウーファーにJBLのドライバー + 小さなホーンというスピーカーシステムだ。
これが、なかなかに手強いというか、奥が深くてアンプの素性を丸出しにする。
今のところ金田式DCアンプよりも、私的には6384ppアンプの方が「良い」。
これを超えるアンプとして、EL156ppモノ×2を作ってみたい。

ということで、重い腰を上げて取り掛かりました。まず、シャーシ加工です。
昔、地元のアルミ加工の業者さんに説明して2mm厚のシャーシを作ってもらって
いました。これの加工が大変でした。1日がかりで、一応、1台目のアウトラインができました。
外観としては、電源回路の平滑用の扱いが、目下の課題です。EL156は残留ノイズが大きいのでできるだけ電源回路の平滑用コンデンサは大きくしたいのですが、外観上どうするかが目下の課題です。見た目も大事なので。

< シャーシ上にケミコンが1本のみの画像>


< シャーシ上にケミコンが2本の画像>


やっぱり外観上はケミコンは1本だけの方が良さそうです。でも回路的には2本必要なので
内側に配置するように内部のレイアウトの検討が必要のようです。

 


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