手づくりオーディオで聴く JAZZ

1960年代の後半、BEATLESがまだ現役だった頃に、初めてアンプを作った。ときどき火がつく。

ペルケ氏のラインアンプ(再掲)

2020年02月20日 00時12分19秒 | 真空管アンプ

 数日前に断捨離の一環として手元のMJ誌をかなり処分した。金田式アンプに関しては単行本を残しておけば用は足りるだろう。と言うか、今後、新たに作ることは無いだろう。現に今、金田式パワーアンプが2台あるが、どちらも使っていない。
 もし現用のメインである金田式の電池による「電流伝送アナログEQ」とDACがトラブったときは、もう諦めるしかないだろう。
そのときは、30年ほど昔に戻って、EQアンプはDENONの昇圧トランス103を使って球でCR型イコライザでも作ればいいかもしれない。

そんなことを考えながら、今日は、資料(紙 - 過去の記事などのコピー)を整理(処分)していた。
そしたら 興味深いコピーが出てきた。このBlogの過去の記事だった。
私自身の備忘録を兼ねて、再掲しておきます。


> ペルケ氏のラインアンプ
> 2014年11月30日 00時57分28秒 | プリ・アンプ

>   電流伝送EQ+SATRI-ICの組み合わせは、過去に作った管球式DCプリを上回ったかどうかはわからない。
> ジャンク箱にたぶん定電圧電源の基板は残っていると思うが、やはり残留ノイズの点で、使い勝手は
> こちらの方が上だと思う。現時点では LPレコード鑑賞用としては、しばらくは、今回のアンプが
> 常用となった。というか、他に代わるアンプがもう手元にない。

> この電流伝送EQの真空管版は気になるところではあるが。

> といい気分に浸っていたのも束の間というか、6384ppとC3mラインアンプと並行して 
> ぺるけ氏の発表されている 6DJ8の差動一段のライン・アンプも気になっていたので
> 試作してみた。 というか、以前から金田式真空管DCプリのために集めていた WE-403が
> 結構、余っていたので、使い方を考えていて、球の素性が良ければ 三結でシンプルな
> ライン・アンプが作れないかと考えていた。送り出しにカソード・フォローアを追加してと。
> が、あまり良い結果は出なかった。

> それで、C3m用の電源を利用して、ぺるけ氏の回路を流用して、球を20V管の WE-407を使って
> 差動式のライン・アンプを作ってみた。当初は、素直な音のするアンプだという印象だった。
> が、6384ppが いい感じの音を出すので、WE-407の後に同じく WE407をパラにして
> カソッド・フォロアー回路として追加し、PG帰還を掛けた回路にしてみた。

> これが、え!! というような音を出した。

> C3mの音も、WE-407のカソッド・フォロアーを追加していた。これが なかなか Niceな音を出す。
> CDを掛けると、アナログ・レコードを聴いているような音空間を再現する。

> このあとに ぺるけ氏の回路を模したWE-407の差動+WE-407 CF のアンプを通した音は
> 一瞬、トーン・コントロールで低域をブーストした音に感じた。それほど低域の音が
> すごく感じた。が、よく聴くと 極めて分解能の良い音だ。

> 今井美樹の「PRIDE」を聴くと、まるでスタジオで出る音はこんなものではなかろうかと
> いうような音場を再現してくれる。今井美樹の声が バックの音に埋もれない。音像が
> 大きくならない。モニターSPから出てくるような音だ。
> 山下達郎の「OPUS」で「Down・Town」を聴くと、やたらとオン・マイクかLINEで録ったような
> リズム・ギターの音が SPの前に飛び出してくる。彼のミクシングの音がする。
> あまり好きではない。ついつい大瀧詠一と比べてしまう。

> それにしても、この ぺるけ氏のラインアンプ回路は秀逸かも知れない。WEの音がスゴイの
> かは なんとも言えない。C3mとWE球のカソッド・フォロアーの組み合わせも なかなかいい。
> アナログの音を聴いているように、ものすごく雰囲気がいい。

> TL1601の本領を発揮することは、もう出来ないが、箱を小さくして以降、やっと いい音が
> 出ていると思う。

> そうなると、金田式電流伝送のEQもC3mとかWEの球を導入すれば もっと良くなるのではという
> 気がしてきた。


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