元農協職員Dの儲かる百姓への道

元農協職員が東京都立川市の農家で修行後、伊勢の国三重県にUターンして儲かる百姓になるまでを書くブログです。

夏作の今後について(メモ)

2021-07-11 15:33:46 | 作付けメモ
◎露地トマト
自社直売所でのみ販売が好調。どんどん新規お客さん増える。1袋3個入。

生産量は、30m×3本が妥当。
大玉過ぎると、株が崩れやすく管理作業の手間が増える。中玉の桃太郎がベスト!

◎露地ナス
ぎゅーとらやイオンの直売コーナーにナスが溢れかえり、安売り競争に。市場で1袋(500g)100円で取引した方が効率良し。

生産量は、30m×5列だとさすがに多すぎて、収穫及び管理作業が祖父任せになってしまった。30m×2列へ減らす。代わりにトウモロコシと秋枝豆を増やす。

◎促成キュウリ(ハウス)
5月どりハウスほうれん草をやめて、2月播種ハウストンネル育苗で5~6月どりを目指す。

◎ピーマン、ししとう、オクラ、ミニトマト
作るのをやめる。もしくは家庭菜園のみ

◎玉ねぎ、じゃがいも
作るのをやめる。もしくは家庭菜園のみ

◎さつまいも
梅雨前の忙しい時期だが、コツコツ苗を植え付けるべし。収穫体験へ。

◎とうもろこし
10aでは少なすぎる。20aへ。
6/1~7/15までの一斉収穫を目指す。
収穫体験を増やす。

◎枝豆
梅雨明け直前(6月末)~9月収穫を目指す。
ナスの代わりに秋作のメインに。

◎小松菜
8~10月どりをハウスでずらし蒔きで栽培。
秋作のメインに。

◎キャベツ、ブロッコリー
6月蒔き10月どりはやめる。
7月蒔き11月どりを確実に。2000粒で充分。

◎まとめ
1~2月どり:ほうれん草、白ネギ
3~4月どり:ほうれん草、スナップエンドウ
5月:促成キュウリ、露地ほうれん草
6月:促成キュウリ、露地トマト、露地ナス、とうもろこし
7月:露地トマト、露地ナス、とうもろこし、枝豆
8~9月:露地ナス、枝豆、ハウス小松菜

以上メインの作付



2021.4月の失敗と対策

2021-04-28 17:11:30 | 作付けメモ
☆ナス
①接木苗の育苗をする準備を忘れた。2週間前から、育苗ハウスの囲いからシートの準備、潅水用の温水の準備(ハウス内の桶に水を貯める)、ミニジョーロを出しておく。
②定植前の畑の準備(元肥、堆肥、微量要素など)
③マルチ&トンネルの設置
④GW入る前までは、トンネル被覆を外さない。(換気のみ)

☆トマト
①~③は同じ
④幼苗への液肥は樹を暴れさせるので、基本やめる
⑤花の向きを考えて定植する。また、定植後に伸びる方向を一方向にするのを忘れずに!!

☆水稲
①代かき前の雑草のすき込みは丁寧に!後の雑草の生え具合に影響する。
②代かきは念入りに。回り方を事前にイメージする。


2021.3月の失敗と対策

2021-03-28 05:51:59 | 作付けメモ
☆トウモロコシ:
①種の発芽揃いが悪い→
セルトレイ播種1回目2/10(10枚)、2回目2/28(10枚)、3回目3/20(10枚)、4回目以降2週間毎(5枚?)。
播種は培養土を湿らせてから、種の向きを気にせずパラパラ蒔き、種が土と接するように指で押さえる。最後に土を被せる。
ハウス育苗の際は、トンネルをするなどトマトやナス苗と同じくらいの防寒を!

②定植後の生育が悪い→
3月中は、マルチ+不織布+ユーラックトンネルで!
津市は全国的にも桜の開花が遅い。そのくらい3月はまだまだ寒いってこと。
定植前の元肥は多めに!

☆枝豆:
①種の発芽揃いが悪い→
トウモロコシと同じセルトレイ一粒蒔きで!
移植に強く栽培期間の長い中生の品種を使う(味風花など)。
できるだけトンネル栽培を避けたいので、4月からは、極早生の露地栽培に切り替える。

②定植後の生育が悪い→
トウモロコシと同じ。
元肥はほぼ無しで!

☆ほうれん草:
6~10月出荷は、遮光システムが出来上がるまでやらない。

11月出荷は、9/24播種で。まだまだ暑いのでハウスではなく露地で!
台風や秋雨で水害があるので、必ず水捌けの良い畑を使うこと!万が一水没したら、翌日にホストップを散布する。
品種『オシリス』。マルチ無しの30m4列位。

12~2月出荷は、スーパーの単価が安いので出荷を減らし、学校給食向けに注力する(1棟目を10月中旬、2棟目を10月下旬に播種するハウス栽培。40㎝ほどのサイズにする)。
品種『福兵衛』。

3月出荷は、新鮮で艶のある露地ほうれん草を出したいので、栽培期間の1~2月中はトンネルとマルチをやめて、不織布のみでじっくりと栽培する。播種は、正月明け。
品種『福兵衛』。

4~5月出荷は、2月末播種のハウス栽培。
品種『タフスカイ』。
忙しい時期なので、短時間勝負の学校給食がベストだが、無理せずスーパー向けにしてもOK。

上記の対応で、ほうれん草だけで年間100万円は可能。

☆人参
トンネル栽培の4月採りはコストの無駄。やめる。7/7播種を守り、11~1月に良いものを安定して市場へ出荷。スーパーは売れない。

☆白ネギ
10~3月まで安定して出荷できるように品種を分ける。
品種『関羽、夏扇4号』3月上旬に播種。
品種『羽緑一本太』3月下旬に播種。
3月下旬からは露地育苗(新ハウスの脇の日陰で)。
特に、2~3月の出荷は白ネギがメインになるので、羽緑は多めに作る!
5月採りの品種『春扇』は、トンネル栽培が必須のため、やらない。

☆じゃがいも
2月中に芽出し、3/3のお雛様に定植。
3週間後には出芽する!
キタアカリ、シャドークイーンなど。

☆スイスチャード、リーフレタス
2月中に播種。3月中旬に定植。
4~5月の葉物不足を補うため、必須。











就農4年目始まってます

2021-02-10 21:31:02 | 日記
2018年9月に就農していよいよ4年目に突入!

2棟目のハウスを新築する以外は、今年は大きな投資はないので、今までの設備投資や培った技術を発揮すべき年になりそう。

うちの販売の三本柱は、以下。
①学校給食向け
②地元スーパーへの委託販売
③自社直売所での直売

特に③は自分のお客さんにリピートしてもらうために、あれやこれや考えるのが楽しい。

野菜セットとか単価の高いものを定期的に買ってもらうのも一つの考えだけど、

今日はどんな野菜があるのか選びたいとか、野菜のレシピの交換をしたいとか、お客さんもそれぞれ。

なので、うちは対面販売を定期的にしつつ、小さな畑でも旬の野菜をリレー販売できるような緻密な作付計画が必要。

例えば、キャベツやハクサイのわき芽とり、カブ・サニーレタス・青ネギなどのずらし栽培、大根葉の加工品など。

いわゆるプロ農家のように、綺麗な野菜を一斉収穫するのが効率的だけど、

うちのような小さい農家がそんなことしても儲からないし、まずもってワクワクせずモチベーションが上がらない。
いろいろやりたい!だって、うち百姓だし。


効率重視で食味は二の次のような品種は使わず、直売所向けの味が最優先のようなものを今後は取り扱いたい。

土作りも、これまで高度化成ばかりのカリ過剰→他の要素の飢餓→補填のための肥料やり、という悪循環を理解していなかったので、この点も今年は見直していく予定。

あまり多くの事をやり過ぎて倒れないように自己管理するのも目標!

最後が一番重要かも(笑)

だいこーより。

苗半作

2020-08-25 20:34:36 | キャベツ(自作)
昨年にも増して、キャベツやブロッコリーの苗の出来が良くありません。

7月植えのキャベツ(しずはま1号)は、何とか持ちこたえて生き返ってきました。
↓草ボーボー


生育のバラツキは否めないけども、直売所に出すなら良しとしないと!

苗が作れないなら、まずは手本を買って見てみることにしました。
↓近くの農協さんの育苗センターで購入



農薬の履歴ももらえたので、今後の参考に。

鉄骨のハウスに、可動式の黒い遮光カーテンの育苗施設。

128穴セルトレイ一枚で2000円とお高いですが、勉強代も兼ねているので。

やっぱり覆土は大切みたいですね。これなんだろ?

少し苗小さいけど、明日は久方振りの雨予報なので定植しちゃいます!

雨降らなくても、お盆過ぎて明らかに気温が下がって夜露が期待できそうなので、思いきって植えちゃいましょう。

ブロッコリーも待ったなしですね。
人参は籾殻撒いて放ったらかしだけど、雨降って発芽してくれないかな?

今日も1日お疲れさまでした。
だいこーより。