GEL-KAYANOとHOKA ONE ONEの違い

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朝霞花火

今回はアシックスのフラッグシップモデルであるGEL-KAYANO(以下ゲルカヤノ)とHOKA ONE ONE(以下ホカオネオネ)の厚底シューズの違いをまとめてみます。両シューズは性質は違えど、比較されることが多い気がします。足を守ってくれるシューズというコンセプトが共通だからでしょうか。

ということで両者を履きわけている自分も比較してみたいと思います。

自分的な結論、というか大きな違いは、ゲルカヤノは柔らかく、ホカオネオネ(自分のモデルはCHALLENGER ATR 3)は反発力がある、ということです。

レースで履くならホカオネオネが良いし、まったりと長距離を流すのであればゲルカヤノを履きますが、通常時のランニングは気分で履きわけています。

と、これだけではアレですので、4つの視点で両者を比較してみたいと思います。(なお上記の写真は彩夏祭の花火です。本エントリーの内容とは全く関係ありません)

見た目対決

カラーリングは別として、カタチはホカオネオネのほうがかっこいいと感じます。全体的に細めでシュッとしているし、目立つ厚底が良い意味で目を引きます。一方、ゲルカヤノは少し横幅もあり全体的に分厚い感じがあまり好みではありません。Asicsのタイガーラインとかはカッコいいと思うのですが。アシックスは車に例えるなら日本の高級セダンって感じで、ホカオネオネは輸入車のSUVって感じです。

カラーリングは好みなのでしょうけど、どちらもWomanモデルの方が素敵な色が多いような気がします。両者ともオールブラックなどの流行りは取り込んで来ていますしね。

履き心地よさ対決

断然ゲルカヤノです。ホカオネオネの厚底は、何と無く不安定な部分があります。モチロン走っている分には安定しているのですが、普段使いには向きません。固すぎるというかストイックすぎるというか。高速で走る分にはバネが効いて心地よくなりますが。

ゲルカヤノはフカフカし過ぎているけど、ゆっくり歩き続けても疲れないです。ただし、紐をきちんときつく結ばないと逆に歩きにくくなります。グニュグニュして安定しなくなるのです。なので普段使いするには、一々紐を結び直すために着脱が面倒だけど、ゲルカヤノのほうが向いています。

速さ対決

断然ホカオネオネです。高い反発力を武器にかなりのスピードを出せます。ホカオネオネの方が軽いのも速いと感じるポイントでしょう。

一方、ゲルカヤノだってスピードが出せないわけではありません。他のシューズと履き比べると重さは感じますが、クッション性とのバランスが良いので単独で履いた時には重量感は感じません。でも4:00/kmとかのスピードを出すと途中で疲れてしまいそうな気がします。

プロテクト対決

自分はふくらはぎを痛めてから、地面からの衝撃を緩和してくれることもランニングシューズに期待しています。両シューズとも衝撃を緩和してくれるのですが、アプローチが違います。

厚底にして衝撃を伝わりにくくしているのがホカオネオネです。厚底の分、地面から足が離れるので、慣れるまで少し違和感を感じるかもしれません。

ゲルなどの緩衝材で衝撃を逃しているのがゲルカヤノです。グニュグニュ感は好みがわかれる感触です。

何を守るかにもよると思いますが、ランニングフォームなどがしっかり固まっていない初心者にはゲルカヤノ、足の故障に悩まされているランニング経験者はホカオネオネって感じがします。

まとめ

ランニングをより気軽に楽しむために、プロテクト系のシューズは大いに役立つと思います。自分のようなふくらはぎの痛みに悩まされているランナーにとっても素晴らしい効果を発揮しています。

ホカオネオネもゲルカヤノも個性があるので、一度履いて走ってみることが一番なのですが、それができない場合は上記の違いを参考に選択してみてください。

レースシューズしか履いていないようなランナーへも、普段のトレーニングにホカオネオネはお勧めできます。これからランニングしようと思っている人にとっては、ゲルカヤノは心強いパートナーとなるでしょう。

なお、良いことづくしのプロテクト系シューズですが、欠点もございます。値段がレースシューズより高いところです。それでも型落ち品やセール品を狙えば、手が届かない値段でもないですよ。

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おまけ

GEL KAYANO 24のBLACK/PHANTOMカラーのグレー部分が気になったので、油性ペン(マッキー)で黒く塗ってみました。

GEL KAYANO 24 BLACK/PHANTOM

左足がマッキー、右足がオリジナルです。完全なる自己満足の世界での差でしかなかったです。その後、両足とも塗りましたけど。

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