適度な緊張で入試に挑む!緊張を和らげる勉強法のコツと思考

最終更新日:2022/09/26

※この記事は約5分で読めます。

大学入試が近付くと、合格したいというプレッシャーから、だれでも不安や緊張を感じるものです。緊張しすぎると実力を発揮できないまま終わってしまいますが、実は適度な緊張はプラスの効果をもたらすことをご存じです?
この記事では、適度な緊張がもたらす効果と、過度な緊張を和らげる勉強法・思考について解説します。

 

適度な緊張がもたらす効果


試験前の緊張は、すべてが悪い方向に進むわけではありません。
適度に緊張した状態だとむしろ集中力が高まり、実力を発揮しやすくなるのです。
これは「ヤーキーズ・ドットソンの法則」といい、適度な緊張によってアドレナリンやドーパミンが分泌され、脳が覚醒して集中力を高める効果があるとされています。

まったく緊張していない状態は、極端に例えれば寝ているのとほぼ変わらないといえます。
脳が最大限のパフォーマンスを発揮できる状態では、とてもありませんよね。

とはいえ、あまりに緊張しすぎると脳に負荷がかかり、脳の働きが鈍ることで頭が真っ白になったりパニックになったりして、これまたパフォーマンスが低下します。

つまり、入試当日は適度な緊張を維持することで、今までの頑張りを最大限に発揮できるのです。

 

入試で過度に緊張しない勉強のコツ

「当日は適度に緊張するぞ!」

そう意気込んでも、適度な状態に緊張をコントロールするのはなかなか難しいです(そもそも意思の力だけで緊張をコントロールできたら、だれも緊張で悩むことはないですよね……)。

緊張のコントロールには、ちょっとしたコツがあります。
まず、受験勉強の段階で以下のことを実践しましょう。

 

模試を多く受験する

模試は試験会場でテストを受けるため、試験の場慣れに役立ちます。
入試本番を想定し、緊張感をもって模試を受けましょう。
はじめは緊張しすぎたとしても、回数を重ねれば徐々に慣れていき、適度な緊張がどういうものか体感できるようになります。

また、模試を受ける際は解答用紙の使い方に慣れることも重要なポイントです。
たとえば数学の計算問題では、問題を解く過程の計算式は問題用紙の余白に書くしかないため、スペースを考慮しなければなりません。
文字を小さく書く、スペースをあらかじめ区切るなど工夫すると、試験中でも慌てることがなくなります。

 

解答の順番や時間配分を決めておく

模試や過去問を解く際は、ある程度解答の順番や時間配分を決め、それに沿って解く練習をしましょう。
適度な緊張感をもって試験を受けたとしても、時間が足りなくなるとパニック状態になりかねません。

ただし、あまり厳密に解答の順番や時間配分を決めてしまうと、それが狂ったときに動揺してしまい、総崩れする可能性もあります。
解答の順番や時間配分を決めることは有効な方法ではありますが、それ以上に大事なのは臨機応変さです。

たとえば、難しい問題にぶつかってしまい「すぐに解けない……!」となった場面を想像してください。そのままでは時間だけがムダに過ぎていく可能性があります。
そんなときは、簡単な問題や得意な問題を先にやり、難しく集中力が必要な問題は後回しにするのが基本です。
テストが開始したら全問にまず目を通し、どの問題からはじめるかを判断するといいでしょう。
解いてみて分からない問題は飛ばして先へ先へと進めていけば、時間が足りなくなることはありません。

また、10分程度の見直し時間を確保するのもオススメです。
見直し時間があるのとないのとでは、気持ちの余裕が大きく変わるからです。
ケアレスミスがないかチェックする、集中力が必要な問題にじっくり取り組むなど、使い方は自由自在です。
模試を受けるときも時間配分を意識すると、最後までパニックにならず、適度な緊張感を維持できるでしょう。

 

緊張をほぐす入試当日の思考


試験当日に緊張が高まったときは、以下の思考を実践してみましょう。

 

自分の頑張りを信じる

試験本番はライバルの多さに圧倒されてしまい、実力がある人でも緊張するのが当たり前です。
そんな状況で適度な緊張感を保つには「今まで勉強したから大丈夫」と、自分の頑張りを認めて信じることが大切です。
そのとき、勉強した問題やノートを見返すと、自分の努力を実感しやすくなりますよ。

 

解けない問題があっても気にしない

入試は受験生をふるいにかけることが目的であり、過去問にはない問題が出題される可能性は十分あります。
「何が何でも合格しなければならない」と考えると、ミスが許されない状況に自分を追い込んでしまいます。

「解けない問題があるのは当たり前」
「ほかの問題がきちんと解けているからOK」

そのように考え、完璧主義は捨てることを心がけましょう。

 

入試を大きく考えない

大学入試を大きく捉えてしまうと、「この受験で人生が決まる」「受験で落ちたら人生が台無し」といった思考に陥りやすくなります。
大学に合格したいという気持ちも大切ですが、重く考えると緊張につながるので注意が必要です。

大学受験に失敗しても成功した人はたくさんいるので、受験はあくまでも通過点と考え、「失敗しても何とかなる」と楽観的に捉えるようにしましょう。

 

適度な緊張で最大のパフォーマンスを発揮しよう

試当日は適度な緊張状態で挑むことで、集中力が高まり、実力を発揮しやすくなります。
適度な緊張にコントロールするためには、日々の勉強での取り組みや、緊張を和らげる思考が効果を発揮します。

ちなみに以下の記事では、受験のプレッシャーの克服方法を詳しくご紹介しています。
今回の記事と併せてぜひチェックしてみてください。

受験のプレッシャーを克服する方法とは?受験期の親との向き合い方

大学受験合格ブログ編集部

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