『臨床美術』ってご存知ですか？
絵やオブジェなどの作品を楽しみながら作ることによって脳を活性化させ、
高齢者の介護予防や認知症の予防・症状改善、働く人のストレス緩和、
子どもの感性教育などに効果が期待できる芸術療法(アートセラピー)です。
おはようございます。
カラーのチカラであなたを笑顔にする、
イロカララボの菅野かおりです。
はじめましての方はコチラもご覧ください
自己紹介
伊東勝子さんと小林恵美子さんが主催され、臨床美術士のさとうえみこさんが講師の
『２０１９秋臨床美術体験会』に参加しました。
アートセラピーということで、以前から興味はあったのですが、なかなか体験する機会がなく、
今回念願かなっての初体験です！
| プロセスを大切に 脳が喜ぶ 心が笑う 臨床美術 |
興味があったとはいえ、『臨床美術』がどんな効果のあるアートセラピーか
まったくわからなかった私。
まず、どんなものなのかという説明をスライドを見ながら伺いました。
独自のアートプログラムに沿って描くことで、絵の上手、下手は関係なくリラックスして作品を創ることができ、その過程で五感を刺激し脳も活性化されるそうです。
小さなお子さんからお年寄りまで効果があるというのですから、絵のチカラってすごいんだなぁと改めて感じました。
お子さんの豊かな感性や潜在能力を引き出す、お年寄りの認知症対策、お年寄りを
介護されている方のストレス解消、企業研修、できることは無限に広がっています。
これからますますストレスの多い時代、高齢化社会に向かうにあたり、もっと、たくさんの方に知ってほしいし、体験してほしいと思いました。
先生や先輩方の作品 どれもステキ
この迫力ある大根！
| 褒められる、共感しあえるって嬉しい |
お話の後は、ワークショップスタート。
「いろいろな色とかたちであそぼう」というワークで、はがきの大きさの紙に線、点、色面で
描いていきます。
先生の見本を拝見して、
「どうやったらこんな作品ができあがるんだろう？」
と不思議でしたが、やってみて納得。
色を重ねるごとに、どんどん作品が変わっていって、自分でさえどんな絵ができあがるのかはわかりません。
始まったら、みんな夢中。
それは、点描曼荼羅画や糸かけ曼荼羅、フォーチュンアートにも通ずるところがあります。
それぞれが、無心で色を重ねたり、スクラッチしたり…
私は、色が重なり、混ざり合うのが楽しかったです。
ただ、ただ、色を塗っていっただけなのですが、完成後、遠くから眺めたら、コーヒーカップに見えました。
同じ色、同じ指示でみんな同時に描きはじめたとは思えないくらい色とりどりの作品に
なりました。
皆さんの作品は、爆発するようなエネルギーが感じられたり、どこか懐かしいような気持ちに
なったり、勢いのある流れを感じたり、やさしい色合いを感じたり…
そう思って自分の作品を改めて見ると、最初の線(枠)にとらわれて動きがないなぁ。
完成後はみんなで鑑賞会。
先生が、一人一人の作品について、自分でも気が付かなかったようなことや、
描いている経過の様子など丁寧にコメントしてくださるのに感動しました。
褒めていただけるのってやっぱり嬉しい。
褒めらるという満足感がやる気スイッチにつながるそうです。
ご一緒した方が持って来てくださった道端の草花で作ったブーケ。
ボーっとしていたら気が付かないであろう草花を大切に愛でる感性は見習いたいです。
この日は少し離れた駐車場に停めたので、あちらこちらからふんわりと香るキンモクセイの
香りを楽しみながら歩きました。
香りはするけど、どこで咲いているのかその姿が見えないのがいつも不思議。
その方が作られた藍の葉のたたき染めがとてもステキでした。
ご一緒した皆さん、主催してくださった勝子さん、みこさん、講師のえみこさん、
どうもありがとうございました。
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