ロック探偵のMY GENERATION

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立憲民主党・国民民主党、合流へ

2020-08-14 20:18:32 | 時事


立憲民主党と国民民主党の合流話が進展しているようです。

玉木さんの“分党”ですが、ふたを開けてみると、どうやら合流に参加しないのは10人程度にとどまり、国民民主党所属議員のほとんどは合流するようです。現在無党派となっている中からも参加する議員がいるようで、結果としては衆院で100人、参院で50人ほどの規模になるとみられています。

これぐらいになってくると、そのうちまた方針の違いで分裂といった騒動が起きはしないかという危惧が出てきてしまうんですが……

しかし、よくよく考えてみれば、立・国両党の議員は、もともと旧民進党の流れを汲んでいるわけなので、基本理念にそう違いはないはずであり、そこまで心配することもないんじゃないかと思えてきました。

――と、ここで、旧民進党分裂以来の動きがごちゃごちゃしてるので、ちょっと整理しておきましょう。

民進党が解体にいたったそもそもの発端は、「希望の党」。
小池都知事の国政進出をにらんで作られた政党です。

そこに民進党が合流しようとしたときに、小池都知事の“排除”発言で民進党が分裂し、枝野さんを中心としたグループが立憲民主党を結成。このゴタゴタがたたって、希望の党も'17年衆院選では期待外れの結果に終わり、その後分裂してそこから国民民主党ができました。
つまり、立憲民主党も国民民主党も、もとをたどれば旧民進党に行きつく。それが、「希望の党」という別の政党との合流話で分裂していたということなので、国民民主が希望の党と分離した以上、立・国が分裂したままでいる理由はない……ともいえます。そういう意味では、この合流は考え方の違う二つの政党を無理やりくっつけようという話ではありません。
政権交代がありうるまっとうな政党政治を確立するべきだ――と、私はかねてから主張してきました。
今のところ、政権交代の可能性を期待しうるのは、これから立・国合流によってできる新党しか考えられないでしょう。まだまだ不安要素は山のようにありますが、ひとまずは今回の動きが日本政治正常化の一歩となってくれることを祈るばかりです。




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