二者択一の長い歴史に終止符を | 福祉主義の経済

福祉主義の経済

幸福度が高い福祉国家を目指すのが、福祉主義の経済システムである。
温暖化を加速させているのは、大量消費の経済が原因である。

善か悪かの二者択一ではなくなった。
性弱説の発想の優れた点は、今まで性善説か性悪説かのどちらかという二者択一だった長い歴史の中に、新たな第三の選択肢を生み出したことが斬新である。そして、その発想が、より人間的で、実感に沿ったものだから、真理を言い当てているのである。
 
それは、まるで、資本主義か社会主義か、という二者択一に対して、資本主義と社会主義のそれぞれの欠点を補いながら、双方のいいとこ取りをした「福祉主義」という考えが、第三の選択肢になっているという点で非常に似ている。
 
これからの時代は、二者択一の長い歴史に終止符を打つ第三の選択肢を生み出す発想力が必要とされているのかもしれない。