旅の前半は連日荒れ模様に見舞われた今年最後の旅。それでも後半はその分？お天気に恵まれ、訪れたベネチアでもこれ以上ないという散策日和に。ただ街の中心部であるサン・マルコ広場までやって来たらやっぱり！広場は水浸し。天気予報ならぬアクア・アルタ(高潮)予報を見て、この日の最高潮位70cmの数字に安心し切っていましたが、島の中で最も地盤沈下の進んでいる広場周辺は満潮時間も重なりこの通り。
それでもこの程度なら並べられたテーブルを通路代わりに広場の行き来はできるし、満潮を過ぎればあれよあれよという間に水は引いていくので心配はありません。それよりどうです。こんな時でなきゃ見られない逆さサン・マルコ寺院の姿がなんとも素敵じゃないですか〜 ♪
っと、おまけの逆さカモメ〜 ♪
潮の満ち引きだけでなく天候にも左右されるものなので予報通りいかない部分もありますが、これから春先にかけてベネチアを訪れる際はアクア・アルタ予報は必見です。ある程度の心の準備はしておきませんとね。目的地にたどり着くまでに要する時間もかなり変わってきますから。
ところで今回こんな場面に遭遇しましたよ。ただ今島の中央を流れるカナル・グランデ沿いでは潮避け作業？の真っ最中。ちなみにここベネチアの地盤は緩い粘土質の潟。現在の美しい街はこんな風に打ち込まれた無数の木の杭が土台となっています。ただし街のはじまりは今から1,000年以上も昔の、こんなクレーンもない時代。そう考えるとベネチアの街がまた一段と輝いて見えてしまいます。
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