SoundSpot「KickBox」 – 現代のキックの音を短時間で作ることのできるプラグイン

SoundSpot「KickBox」
Soundspotの「KickBox」は現代のキックドラムのミキシング・プロセスを簡素化するプラグイン・エフェクトです。

セール中にかなり安い金額で購入しましたが、低価格とは言ってバカにはできないキックのミックスのツボが押さえられています。

KickBoxの特徴

KickBoxのEQセクション

KickBoxのEQセクションは「WARMTH」「BOXINESS」「CLICK」の3バンドあり、「WARMTH」と「CLICK」は+3db、+6db、+8dbでブーストでき、「BOXINESS」は-6db、-8db、-12dbでカットできます。

dbでコントロールすることのできる周波数帯は「WARMTH」は 50hz、90hz、110hz。「BOXINESS」は 180hz、320hz、430hz。「CLICK」は 1khz、1.5khz、2khzとなります。

各バンドのQ幅は1、2、4で指定することができ、1が最も広い帯域幅で、4が最も狭い帯域幅となります。

簡単なクリックで操作できる「KickBox」は、目ではなく耳を信頼した作業をすることができます。

KickBoxのコンプレッサー/リミッター

キックがパンチのあるクリアなサウンドになるように設計された「KickBox」のコンプレッサーのコントロールはRATIO、スレッショルド、アタック、リリース、メイクアップです。

多くのコンプレッサーのコントロールと同じですので、まず操作中に迷うことはありません。

リミッターはユーザーが編集できるコントロールはありませんが、入力される信号に可能な限りベストな方法で反応します。

KickBoxの使い道

KickBox プリセット

SoundSpot「KickBox」プリセット
冒頭で現代のキックドラムのミキシング・プロセスを簡素化するプラグイン・エフェクトと書きましたが、近年は再生環境を問わずにミックス時に「見えるキック」を意識します。

数は多くありませんが「KickBox」にはプリセットが用意されていますので、キックのEQポイントがわからない人にも参考になります。

収録されるプリセットは「Acoustic Kick 1」「Acoustic Kick 2」「Acoustic Kick 3」「808 Kick」「HipHop Kick 1」「HipHop Kick 2」「Dub Kick」「Electro Kick」「Trance Kick 1」「Trance Kick 2」です。

キック以外で使用しても発見がある

キックドラム処理用に設計された「KickBox」ですが、ベースギター、タム、パーカッションなど低音がメインであったり、低音を含むローエンド・インストゥルメントに使用しても用途や発見があります。

「KickBox」の前にシェルビングイコライザーをインサートしてEQ調整したり、名機をモデリングしたエフェクターで調整すると言った使い方もオススメです。

SoundSpot「KickBox」はセール中は缶コーヒー1本くらいの価格で売られていることもありますので、気になる人はチェックしてみて下さい。

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