学びのプラスあるふぁ:日常の気付き

人の人生、それぞれが皆オリジナル。街を歩き人に話しかけることから「なるほど」と納得できる発見がある。

ノートルダム大聖堂火災で…

2019-04-19 19:25:25 | 日記

4月17日の朝刊はノートルダム大聖堂の火事が1面トップの記事になっている。実際の火事は現地時間15日の午後7:00頃という話である。誰かの過失が火事の原因である可能性が高い。世界各地で歴史的な建造物や文化財が自然災害や人為的な被害にあって損失する様子を見聞きするたびに心が痛む。自然の力による破壊ならまだしも、他人の過失や故意の破壊には本当に怒りを覚える。何世紀にも渡る人間の歩みを伝える遺跡は大切に保存したいと思うのが人情だとおもっていたら、バーミヤンの大仏立像のようにイスラム国の暴力行為で破壊されるものもある。いくら自分たちの宗教的考え方と違っているからと言って遺跡を抹殺する人達がいることに絶望感すら覚える。今回の火災が人為的なものとして、先ずは補修などの工事にかかわる人の丁寧な仕事を望むことを切にお願いしたいと思う。
マクロン大統領が声明を出した。「フランス国民にとっての悲劇だが、希望は残されている。われわれは一体となって大聖堂を再建しよう」
‘希望が残されている’という言葉に注目したい。人が生きていく道の上には様々な障害が待ち受けている。いろんな障害に諦めてしまうのではなく“希望を持って(前を向いて)そして真剣に希望に働きかけよう( Have a hope and hope for it with all your heart.)”という僕の好きな英語の表現がある。しんどい時に、本気で希望に働きかけるという後半の部分が大好きである。
トートルダムの大聖堂には何百年に渡って、いろんな思いや悩みをかかえて足を運んだ人々の祈りが詰まっている。テレビの中で燃え盛る大聖堂の炎を見ながら、阪神淡路大震災、東日本大震災、などと人の力を試すかのように起こる辛い出来事にいろんな思いを馳せていた自分がいた。

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