今回は見るもおぞましいクモの中から、ゴケグモ種の『スパイデス』についてレビューしていきたいと思います。
アニメ版での活躍を観ていないと、これが主人公の仲間のゾイドであるとは信じられないでしょうが、本レビューを通して少しは身近に感じられることを期待して、今回も記事の方、書いていきましょう!
※ネタバレにはなりますが,アニメ版の活躍シーンも紹介しています。
機体紹介
名称:ZW18 スパイデス【ゴケグモ種】
本能解放技名:スパイダーポイズン
発掘地域:ワイルド大陸 密林地帯
機体説明:反射神経の鋭い小型ゾイド。8本の鋭い足ヴェノムスパイクで俊敏に移動する。本能解放すると勢いよく飛びかかり、刃物状に尖ったヴェノムスパイクと鋏角を敵ゾイドに突き刺し、毒を注入する。
通り名は『8本の飛苦無』。
スパイダー+死(デス)=スパイデスという命名です。
本物のゴケグモと同じように、糸で罠を張って敵を絡め捕る攻撃が得意だということで、8本あるヴェノムスパイクで敵ゾイドに毒を注入し、金属組織を溶かすことができるよう。
ゴケグモ種と言えば,外来生物として危険なセアカゴケグモがニュースで有名になりました。
そんな本種が,お尻部分にあるジェット噴射口を使って勢いよく敵に飛び掛かっては、牙と脚の毒を突き刺してくる設定なわけで、想像すると気味が悪いですね。
セット内容は以下↓↓
- 復元の書
- パックS
- 発掘パックA・B
なお、スパイデスは小型ゾイドでゼンマイ駆動のため、電池は必要ありません。
組み立て手順
パッケージは月が卵嚢のように見えてしまい、まったくもって不気味な感じです。
日本とは異なり、ヨーロッパで月といえば、「何か良くないことの象徴として捉えられている」なんて話をふと思い出しました。
気を取り直して作っていきますが、小型ゾイドですので発掘見取り図に全部出して載せてみましょう。
発掘パックBのカラーリングは藤色で優しい色合いなんですが、B7のパーツが骸骨のように見えますね、これは顔パーツなんでしょうか。
脚のパーツはスコーピアのレビューなどでもみてきたパーツと同じようです。
にしてもキャップの大きさからもわかる通り、パーツ1つ1つが小さいですねぇ。
手順は全部で15あるようです。
S1の小さいパーツもさることながら、アーマー部分であるはずの発掘パックBのパーツ(普通は最後に組み立てる)も早速組み立てに使用します。
これまでにない展開です。
そしていきなりこのような腹部が完成しました。
2つ前の画像でもギアが複数かみ合っていましたが,スパイデスでは複雑に関わりあうパーツが他にも結構多いですね。
そしてここからは毒を持つパーツの紹介になりますので,どうか心してお読みください。
どうです、この牙?
どうです、この脚?
ぞわわ。
前から2つ目と4つ目の脚のみが可動するとのことですが、やっぱり見た目が気持ち悪いですねぇ。
しかしそんなこんな騒いでいるうちに、骨格形態の復元が完了していました。
時間にして11分ちょっと。
お尻に取り付けたジェットアンカーが、ゼンマイに差し込める作りに今回はなっています。
動かしてみましたが、ちょっと想像と違い、滑るように動く感じでした。
小型ゾイドはゼンマイがうまく巻けないことも多く,そもそもギミックはあくまでおまけみたいなものですが、このスパイデスの動きを見る限り,小型の中でも面白みの点でやや劣ってしまっているように思えて残念です(私の個人的意見ですが)。
とはいえ、まだ本能解放時のギミック(動作)が残っていますので、このまま完全形態の復元までやってしまいましょう!
12分20秒で完成です。
うん、確かにクモです(笑)
前から見ると複眼のイエローが目立ちます
本能解放すると身体はこれだけ『くの字』に曲がります。
そして、こんな感じで近づいてくるわけです。
その辺にいるハエトリグモも、自分より大きな敵に遭遇すると身体を立体的に大きくみせようとしてくるものですが、それに近いものを感じましたね。
見た目のインパクトはあります!
アニメ版のスパイデスをレビュー
それではスパイデスのアニメでの活躍を見てみましょう!
登場回は35話。怪しげな風貌の男に風邪薬の代金を立て替えてもらったアラシたちは,見えないゾイドに乗る盗賊ヨウカンからお宝を守ることになり,その撃退に初めて成功します。
ですが,実は最初に会った怪しげな男が曲者で,ワイルドライガーは彼に密告されてデスメタル帝国に捕まってしまいます。
そんなアラシを助けたのがまたしてもヨウカン。
デスメタル専門の盗人だったんですね!
同じ施設内で,ふるさとを滅ぼした相手に出会ったヨウカンは,ついにその仇を討ちます↓↓
この後,ヨウカンはフリーダム団に加わり,サポート役として奔走してくれるようになりました。
41話はペンネとヨウカンのガールズ2人回でしたが,お姉さん的な役回りのヨウカンが観られます!
2人のタッグ技,「ジェットストリームワイルドスイングレディースコラボレーションフロージョン」が観られるのもこの回だけ(笑)
フリーダム団のガールズに興味がある方はぜひ!
下はスパイダーポイズン(毒液注入)が決まったときの図です↓↓
相手ゾイドは毒で紫色に侵され,何もできないまま倒れます。
まとめ
以上、ゾイドワイルドから18作品目となるスパイデスのレビューでした。
腹部の丸みや頭胸部の目・牙・脚の作りが、とにかく不気味だと感じてしまうゾイドです。
なお、小型ゾイド全般に言えることですが、ゼンマイが非力すぎてすぐに動きが止まってしまうのは何とかしてほしいと思います(フルで巻いて20秒ちょっと動いてはくれますが、もっと元気なゾイドが見たいです)。
また、このスパイデスに関しては、スコーピアのわちゃわちゃした動きや、グソックのまさかの本能解放の姿と比べると、やや物足りない感が出てしまっているように感じましたね。
本能解放のシルエット自体はインパクトが強くてGoodですけど!
我が家ではモニターにピタッと張り付いて離れない姿に若干の愛らしさが芽生え始めていて、なんとも不思議なゾイドであります。
一方アニメでは,巣を張るクモ特有の糸により攻撃と逃走のどちらもこなす便利なゾイドでしたね。
アニメ版を観た方であれば,フリーダム団のサポート役として,またはペンネのスコーピアのお供に揃えておくと楽しめるでしょう!
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最後までお読みいただきありがとうございました。