「水商売の人専用」の不動産屋について書いた記事でわかった、水商売の人の多くが歌舞伎町からタクシー1500円圏に住みたいということ

歌舞伎町に住むために

お水の賃貸の需要は確実にある

東洋経済ONLINEに、2019年8月27日に『「水商売の人専用」の不動産屋の大きすぎる意義』という記事が出ました。歌舞伎町あずま通りにある「みずべや」(不動産店)が採り上げられています。

https://toyokeizai.net/articles/-/299114

この記事によれば、同店は水商売に特化している。水商売側から見て「保証人がいない」「借金がある」などのいわゆるワケアリの場合もあり、そういうニーズを拾って支援している業態なのだ。経営者自身も、過去に歌舞伎町で水商売をしていた経験があるという。現在は、ルーズな人ともとことん向き合うスタンスを貫いている。

同店は歌舞伎町まで1500円以内の物件を多く扱っているが、ツイッターではこんな意見も見られた。

たしかに、タクシー1500円以下=4キロ圏内という需要であり、しかもまだまだ安い街はあると。その通りであるし、水商売の方は多分にそのエリア外には住まないのかもしれない。ただし、それは歌舞伎町をベースとした場合であり、吉祥寺に行こうが中央線郊外に行こうが、水商売自体はあるのである。そこまで毛嫌いしなくてもいいと思いますよ。

歌舞伎町の不動産屋さんが歌舞伎町エリア内物件だけをすすめてこない理由



さて、歌舞伎町の賃貸のお店が、なぜ歌舞伎町物件だけを勧めないのか。疑問に思うかもしれませんが、そもそも住居物件が少なく、またお水の方の歌舞伎町からの受け皿にかつてなっていた新大久保エリアが、さまざまなブームにより、近年需要がだいぶ変わってきたことがあるのですね。まあ新宿仕事場の人が比較的集中する街というのはあって(例えば中野新橋とか)、そのくらいの距離感のエリアを勧められるのもわかんないでもないです。