杉の山里に残してきた家の様子を見に帰った。
何事も無く、鹿に荒らされても無くホッ。
お掃除して、草取りして、懐かしいひとときを過ごして帰ってきた。
お土産に杉の香りの羊羹。
杉山の里らしい包み。
杉を紙のように薄く削った経木(きょうぎ)で羊羹を包んである。
水分を程よく吸ってくれる優れもの。
昔はお肉屋さんに行くと経木に包んで渡してもらった。
スーパーの時代になって発泡スチロールの白いトレーになってしまったけど。
開くと杉の香りがふわっとする。
中にはツヤツヤの練り羊羹。
竈に薪をくべて豆を炊いて練り上げるそうだ。
使っているのはうずら豆。
大きいなトレーに流しこまれて固まった羊羹。
それを包丁で切って一本ずつ小さな経木に包んでくれる。
お皿代わりにもなって便利。
杉の山里の暮らしを思い出させてくれる、懐かしの羊羹。
味も素朴で大好き。