大根を畑に置いておくとやがて蕾ができる。
この蕾もポキンと折ってサッと茹でるとほんのり辛くて美味しい。
大根のピリリとした辛味。
そのままにしておくとやがて花が開く。
アブラナ科の野菜はたいてい黄色い花。
だけど大根は一寸違う。
清々しい白い花。
大根の別名を清白(すずしろ)というのだけれど、この花からそう呼ばれたのかもしれない。
真っ白ばかりでもなくて、ほんのりピンクを帯びたものもある。
これもまた綺麗。
もっとピンク色が濃いのもあって様々。
どれも華やかではないのだけど清楚な美しさがある。
近づいてみるとやっぱり綺麗。
四枚の花びらが十文字に開いている。
大根の花言葉は、「潔白」 「適応力」。
どんな料理にも、どんな野菜との組み合わせでも合うからだろうか。
この花が咲くとなんだかホッとする。
心安まる清々しい大根の花。